千冬との朝練を終えたアキは朝食を食べる為に食堂に来ていた。
「さてと、朝から動いたから腹が減ったな……おっ簪も朝飯を食いに来たのか」
「あっ……アキいたんだ……それにしても朝から、そんなに食べるの?……」
アキに声を掛けられた簪はアキの持ってるメニューを見て軽く引いていた。
「ん?そうか、これ位ならいつもより少なめだぞ」
「えっ?……それだけ、あって……少なめなの?……」
簪が見たアキのメニュー。
[カツ丼の特盛5人前 フライドチキン5本入り3P 叉焼麺大盛3人前 烏龍茶2ℓのジョッキ10人前]だった。
「あぁ、朝だからな、それよりも簪はそれだけで大丈夫なのか?」
アキが見た簪のメニュー。
[野菜サンド2つ 牛乳200ml 1つ]だった。
「う、うん……朝はあんまり食べないし…。」
「まぁ簪が良いなら構わないけどな、じゃああそこで食うか」
2人は空いている席を見つけるとそこで朝食を食べ始めた。
「そういや簪は自分で専用機を作ってるって言ってたけどどう言う事なんだ?」
「ゴメンねアキ……その事は話したくないの……」
「そうか……まぁ簪がそう言うなら俺は何も言わないけどよ何か手伝える事があるならいつでも言ってくれ」
「うん……ありがとうって……え?もう食べ終わったの?……」
簪はアキが自分より先に朝食を終えていた事に驚いていた。
「あぁ、昔から食事は早いんでな……そうだ俺からアドバイスだけど…簪が何を思ってるか分からないけど
「え?……それって……「そろそろ時間じゃ無いのか?」え?……あっ!」
簪が時計を見るとちょっと危ない時間だったので慌てて食べ終えて食堂を出た。
それから、その日の放課後 アキは生徒会室に呼ばれていた。
「ごめんね急に呼び出して」
「いえ特にやる事も無かったから構いませんよ それにこんなに美味しい紅茶も頂いてるんで」
「ありがとうございます、自己紹介が遅れました 私の名前は
「あっ、ご丁寧にありがとうございます。俺の「大丈夫です、もう知ってますので」そういう事なら」
「さて互いに自己紹介が終わったから、アキ君を呼んだ理由を話すわね 実はアキ君に生徒会に所属してほしいのよ」
楯無がアキに呼んだ理由を話した。
「生徒会って……俺みたいな奴でも簡単に入れるんですか?」
「それは大丈夫よ 生徒会役員は その時の生徒会長が決めていいの それで私は虚ちゃんと
「もう1人?って……「ハァハァハァ……ごめんなさ〜い、遅れ……キャッ!」おっと危ない大丈夫?」
アキが誰か聞こうとした時に誰かが入ってきたが転倒しそうな所をアキが支えた。
「うん大丈夫だよ〜 ありがとう〜」
「はぁ 本音 時間は守りなさい」
「ごめんなさい お姉ちゃん……」
「この子は布仏先輩の妹なんですか?」
本音と言われた少女は虚に言われてシュンとなっていた。
「はい、私の妹でアキ君と同じ学年の……」
「
「そうか、俺はアキ・ドレアー1年4組だ」
「そうなんだぁ〜
「ん?そのカンちゃんと言うのは……もしかして簪の事か?」
「うん、そうだよぉ〜私はカンちゃんのお付きなんだよぉ〜」
「そうか、まぁ何かあるみたいだけど詳しくは聞かない事にするよ」
「えへへ、ありがとう〜」
「それで話を戻すけど、アキ君は生徒会に入ってくれるかしら?」
「えぇ、俺は構いませんよ……そういや他の男性操縦者の2人は入れないんですか?」
「それなんだけど……織斑君の方は織斑先生から言われてて、もう1人の子は何か変な感じがするから勧誘しないのよ」
「そうでしたか……(イチは分かるけど、アイツは何かあるな……)」
アキは紅茶を飲みながら何かを考えていた。
「それじゃ、アキ君は今日から生徒会役員で副会長よ」
「え?そんな上の役員で良いんですか?」
「えぇ、ちょうど空いてたのが副会長と庶務なのよ」
「なら俺は庶務で良いですよ」
「良いじゃない、私が副会長に決めたんだから【会長権限】」
楯無が出した扇子に、そう書いてあった。
「分かりました、それで構いませんよ……さてと、それで俺は何をすれば良いんですか?」
「今は特に無いわ、だから今日は帰って構わないわ」
「そうですか、じゃあ失礼します」
アキが出た後室内では残された3人が話していた。
「それで虚ちゃん、彼の事は何か分かったかしら?」
「名前と年齢以外に分かった事は彼が
「そのある企業って……何て言うのかしら?」
「はい、その企業の名前は【ニュムパ・カウダ】と言います」
「変わった名前の企業ね……どんな意味なの?」
「はい、調べた所ラテン語でニュムパは妖精、カウダは尻尾と言う意味でした」
「日本語にすると妖精の尻尾って意味なのね……なんで、そんな名前なのかしら?」
「詳しく調べたのですが……分かりませんでした……」
「そう……今分かってるのはそれだけって事ね……いいわ、取り敢えずは調査はここで一旦やめておきましょ」
「良いんですか?」
「えぇ、アキ君も言ってたけどこちらから手を出さない限り彼は敵対する事は無いわ……(それに、あの気配は……)」
楯無は自分がアキを見張っていた時の事を思い出していた。