無限の空を飛ぶ妖精   作:北方守護

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第5話 白と青

アキが生徒会役員になってから数日後、第1アリーナでは1組のクラス代表決定戦が行われようとしていた。

 

始まる前、アキは楯無、虚とともに特別室にいた。

 

「楯無さん、俺がここにいて良いんですか?」

 

「えぇ、ここは私達生徒会役員用の部屋だから ん、ありがとう虚ちゃん」

 

「いえ、これ位はいつもの事ですから、アキ君もどうぞ」

虚は楯無に紅茶とお菓子を出すとアキにも同じ様にした。

 

「ありがとうございます、虚さん……あ、西ピットから青い機体が出てきました」

 

「彼女はイギリスの代表候補生のセシリア・オルコットと言い、機体名はブルーティアーズです」

アキがアリーナを見てると長髪の金髪で青い機体を纏った女生徒が出てきたので虚が説明した。

 

「そういや気になったんですけど……なんで、操縦者はあんなスク水みたいな物を着てるんですか?」

 

「アレはISスーツと言って機体を効率的に運用する為の物でバイタルデータを検出するセンサーと端末が組み込まれているんです」

 

「いや、そう言う事じゃなくて……ISって元々は宇宙空間の活動用に作られた物じゃないですか、機体の下があんな薄い奴なんかで大丈夫かなぁって……」

 

「あぁ……そう考えてたのね……」

楯無はアキの言葉に何処か気の抜けた表情を見せた。

 

それと同じ頃、何処かの研究室で……

 

「仕方ないじゃなーい!私が研究を始めた時はそんなにお金が無かったんだからぁー!!」

機械のウサミミをつけた女性が叫んでた。

 

そう話してるとセシリアが出た反対のピットから白い機体を纏った一夏が出て来た。

 

「彼も出て来たみたいですね……機体名は白式(びゃくしき)と言うみたいですね……おや?」

 

「虚さん、どうかしたんですか?」

 

「えぇ、どうやら織斑君の機体は一次移行(ファーストシフト)がまだ終えてないみたいです」

 

「ふぇっ?なんで、そんな機体で出て来たんだろう〜?」

 

「多分だけど、アリーナの使用時間があるから、決定戦の最中にでもしろって出されたんだと思いますよ……(冬姉なら、そう言うからなぁ……)」

アキは千冬の事を考えていた。

 

そう考えてると一夏とセシリアの決定戦が始まった。

 

その結果……

 

「まさか戦闘の途中で一次移行が終わったから反撃をしようとしたら……エネルギー切れで負けるなんてな……」

 

「どうやら織斑君の武装はあの剣だけ、そして名前は【雪片二型(ゆきひらにがた)】と言うみたいです」

 

「雪片二型?確か織斑先生が使ってた武装が……雪片(ゆきひら)だったわね」

 

「はい、それと……単一仕様能力(ワンオフアビリティ)が発動してます……」

 

「えっ!?そんな事があり得るの!?」

 

「多分だけど……俺達がISを動かせてるのが関係してるんじゃないんですか?なんで、俺達が動かせるか未だに分からないみたいですから……(束姉も、そう言ってたからな……)」

 

「けど……なんでおりむ〜のエネルギーが無くなったのぉ〜?」

 

「どうやら単一仕様能力が関係してるみたいですね零落白夜(れいらくびゃくや)と呼ばれていて、能力は対象のエネルギーを全て消滅させる物です……」

虚がタブレットに送られた情報を見ながら説明する中アキはある事に気付いた。

 

「それとエネルギー切れって、どういう関係が……もしかして、その能力が発動してる間は自身のエネルギーを使ってるですか?」

 

「えぇ、アキ君の言う通りです。零落白夜を発動すると自身のシールドエネルギーが使われてるのです」

 

「そっかぁ〜 IS同士の戦闘は先にシールドエネルギーが無くなった方が負けだもんねぇ〜」

 

「そんなルールだったか……ん?虚さん対象のエネルギーを全て消滅させるって事は……一歩間違えたら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ですよね?」

本音が言ったルールを聞いたアキはある事に気づくと虚にソレを聞いた。

 

「えぇ、もしもあのまま織斑君のシールドエネルギーが無くならないでセシリアさんに攻撃してたら、そのまま搭乗者に傷を負わせてたかもしれません……」

 

「恐ろしい武装ね……まぁ、その辺りは織斑先生が説明するだろうけど……どうやらセシリアちゃんの方は機体の修理が間に合わないから次の試合は棄権するみたいね」

そう話してると一夏と添誠がアリーナに出て来た。

 

 

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