7月の初め、この頃はあたしのあまり好きじゃない授業が始まる……。それは水泳の授業だ…別に泳ぐのが嫌いって訳でもないし、日焼けが嫌って訳でもないが……あたしが1番嫌だったのは男共の視線だ。
「クリス早く着替えないと授業始まるよ?」
「ちょっと待て!!この水泳水着ちょっと胸がキツいんだ!!」
「……また大きくなったの?」
「う、うるせぇ!!!!!」
そしてあたしと鈴は学校のプールの更衣室から出て、プールの方に向かった。向かうとやっぱりとゆうか男共があたし達を見て喜んでいた。
「立花さんと雪音さんの学校水着だ!!」
「ありがたやーありがたやー」
「やばい鼻血が……」
「……最低」
「雪音さん、立花さん気にしなくていいからね」
「……そうだな」
「私もなるべく気にしないようにする……」
そんな状況の中、あたしはある人物がこの場にいない事に気がついた。
「なぁあの変態はどうした?」
「確かに、いない……」
「神原くんならさっき先生と準備してくるって言ってたよ?」
準備だぁ?一体何を……あー……あれか。って来たな。
「……先生今日は僕は先生に勝てる気がします」
「……いいだろう。授業が終わる10分間は対戦にあてよう」
「ありがとうございます先生」
やって来たのは秋とおっさんだった。……やっぱりあの水着で来たか。
「なぁ鈴。あれって……」
「大会用の水着だね。秋はいつも夏の水泳やプールとかはガチで泳ぐから遊びってゆうより水泳選手みたいだよね」
「……それは分かるが、なんか今日の雰囲気ちげぇよな」
秋は中学の時からあたし達を水泳の時とかはエッチで見てないから毎年あたしはなんとも言えない気分になる。
「お前達!!授業を始めるぞ」
「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」
そしてあたし達は水泳の授業を始めた。
* * * * *
私達は授業が始まってからそれぞれ男女に分かれて授業を行っていた。……適当に泳いどこう……。
「な、なんだあの速さは!?」
「田村が追い抜かれただと!?」
「神原くん早い……」
あー……秋はやっぱり授業中に泳ぎの練習してるのね。ちょっとぐらい話しかけてもいいかな?
「ぷぁ…はぁ…はぁ…僕の勝ちだ」
「はぁ…はぁ…お前早くない?」
「一応水泳選手だったからな。あとバンド」
「そうか……俺ちょっとクールダウンしてくるわ」
「……さてと僕もあと3セットして」
「秋」
「ん?立花かどうしたんだ?」
……いつも通りだ。ちょっとクリスみたいなのを想像してたのに……小学の時からずっと見てたけど秋はやっぱり細マッチョなんだ……。
「別に……せっかくだから私とクリスにバタフライ教えてよ」
「え、いや僕はちょっとこの後先生と勝負するから練習したいんだけ「いいからくる!!」いでででででで分かった!!教えますから!!引っ張らないで!!」
「先生。秋にバタフライ教えて貰っていいですか?」
「ん?あぁそれならいいぞ。俺は男子の泳げない奴を教えるからしっかり教えて貰ってこい」
「ありがとうございます先生」
そして私は秋の腕を引っ張て女子達がいる方に連れて来た。
「な!?鈴!!なんで秋を連れて来るんだよ!!」
「……バタフライを教えて貰う。もちろんクリスも」
「あたしもかよ!?」
すると周りの女子達が秋の方に集まって来た。
「あ、あの!!私も教えて貰えませんか!!」
「あっきーあたしにも教えてー」
「……まぁいっか。とりあえず立花からでいいか?」
……むぅ。なんだろ……秋に腹が立ってきた。
「とりあえずバタフライの泳ぎか…いでででででで!!何するんだ立花!!」
「……別に腹が立っただけ」
「理由が軽い!!!!!」
* * * * *
鈴が秋にバタフライの泳ぎ方を教えている時、あたしは泳ぐのをやめて2人を見ていた。
「……あいつって意外と筋肉あるんだよな……」
すると向こうの女子達が秋の事を色々話していた。……なんの話しだ?
「神原くん細マッチョって意外だよね〜」
「はいはい!!私触ってみたい!!」
「落ち着いて……後で自然に触らして貰いましょう」
……は!!べ、別にあたしも触りたいって訳じゃねえぞ!!……いや何心の中で言い訳してるんだあたし……。
「そうそう普段は雪音さんばかりに色々してて、水泳の授業でも他の男子と同じかと思ったけど意外と紳士なのかな?」
「私ちょっとあっきー狙って見ようかな〜」
「…おい」
「ん?雪音さんどうしたの?」
「あいつはやめとけ」
「いやで「あたしが言うんだ!!絶対やめとけ!!いいな!!」……あぁなるほど……ふふっ分かった。貴方神原くんの事が「好きな訳あるかあんな奴!!」」
「呼んだか雪「な!?来るんじゃねぇ!!」ゴフッ!!」
そこからあたしは秋にバタフライ……はキツいから平泳ぎに変えて貰って練習を始めるのだった……。
* * * * *
僕は今日はなんだかんだ痛い思いしかしてない気がする。
「どうした?まさか泳いでないのに降参か?」
「ふ、先生、僕は泳ぐの速いんですよ?勝てる気しかしませんよ」
今の状況は授業を先生が早めに終わらせて、僕と先生の100メートルで勝負する為に飛び込み台の上で準備をしていた。
「田村後頼むな」
「了解〜」
そして笛の音が3回なって長く笛が鳴ると同時に構える。
「む、調整が難しいな」
「先生。今更台の故障とかいいませんよね?」
「よーい」
「いや……俺は飛ぶ時の力の調整が必要でな」
「飛ぶ時の力の調整?」
「スタート!!」
そして、この後僕は先生との勝負で大きな差で負けた……。僕はその時の記録は57.56秒に対して先生は28.34秒だった。最初に先生は飛んだ……だがその距離は20メートルまで飛び込みで行ったのだ……。そしてタイムを測っていた山本は先生の事をこういった。
「あ、あれは泳ぐってもんじゃねぇ……あれは泳ぐとゆうよりミサイルに近かった……いやロケットだったかもしれない……」
そして僕は……いや僕達は改めてこの人は人類最強なのかもしれない……と改めて思った。……そして僕は泣いた。
「えっと……秋お前は頑張ったよ……な?」
「……うん」
「頭撫でてあげるから泣かないで」
「ありがと……」
《マッカーサ軍曹の一言》水泳の授業の時必ず泳ぐの得意な奴か水泳部の奴がプールの真ん中でガチの練習してた……まぁ俺もしてたけど……先生が言ったらやるしかないよね……。
次回佐藤は見た。