私は佐藤和則42歳の何処にでもいるサラリーマンだ。今日は私が見たある光景を語っていこう。あれは私がラーメン屋の三〇に行った時だった……。
「……いらっしゃい」
「1人で」
「……空いてる席にどうぞ」
その日の時間帯は私だけしかいなかった。その私は普通のこってりラーメンを頼みラーメンが出来上がるまで待っている時だった……。
「最近またお腹が……はぁ」
「……いらっしゃい」
「大将いつものネギ多めの大盛りラーメンだ」
「……あいよ」
扉から現れたのは外国人の制服を着た中学生だった。その中学生はカウンターの真ん中辺りに座るとその顔は何処か嬉しそうだった。……ってさっきスルーしたけどあの子大盛りラーメンって言わなかった?
「……こってりラーメン」
「あ、ありがとうございます」
どうやら私のこってりラーメンが出来た様だ。そして私はいつものようにこってりラーメンを食べる……やはりこの店のラーメンは美味しい。おっと?あの少女もどうやらラーメンが出来たらしい……。
「……やはりこれに限るな。この前は家にラーメンがないとゆうハプニングがあったが次はそんなヘマはしない……食べるか」
な!?……あ、あの量を食べるのか!?そのラーメンは君の顔よりも大きくて野菜が山盛りじゃないか!!
「いただきます。……ん〜うまい……」
その少女は1度ラーメンをすすり始めると1度クールなイメージが崩れる程に幸せそうな表情をしながら麺を食べていく……。
「はぁ〜この麺とスープの絡み具合が最高なんだ〜」
私が見る限り、少女は幸せな表情をしながら大盛りラーメンを食べ進めていた。その少女は私から見る限り只者ではない……そう感じた。そして普通の女子ならあまり見ない事をし始めた。
「……ふぅ…やはりうまいなこの店のラーメンは……まぁオレだけしか知らない名店だからな。……さて、そろそろシメのスープを全部飲むか」
い、今この少女はあの高カロリーのスープを飲むと言ったのか!?わ、私には無理だ!!病院でまた何か言われそうな気がして無理だ!!
「……んく……んく…ぷはぁ……ん〜」
気がついた時にはその少女はいつの間にかラーメンのスープを全部飲み干していた。その時の少女は何処か熱を帯びておりラーメンを食べたせいか女子の額からは汗が少し見えてそれを拭う姿は何故かとても綺麗だと……そう感じた。
「……大将お会計だ」
「780円……」
「今日のラーメンも美味かった……また来る」
「……どうも」
そしてその少女は嵐のように去って行った……。気がついた時には私のラーメンは既に伸びておりあまり美味しくないように感じた。やがて私はこってりラーメンを食べ終えてお会計を済ませようとした。
「あの…お会計」
「600円……」
「あれ?メニューと料金が違う気が……」
「……あの子の食べっぷり見ただろ?」
「え……まぁ……」
「また来たくなっただろ?」
「……そうですね」
そして私はお会計を済ませて店を出た……。しかし、私はこの店に来る時は前よりも楽しみで次は1度痩せる努力をしてあの少女が食べていたラーメンを食べて見よう……きっとそれはとても美味いだろう。
「次はいつ行こうかな……」
この日から私はラーメンが好きになり、週に1回あの店に必ず行くようになった。
* * * * *
「キャロルおかえり〜」
「ん?あぁ、エルフナインかただいま」
「……またラーメン食べに行ったでしょ!!」
「いいだろ……オレはラーメンが好きなんだ」
「……別にいいけど体重大丈夫?」
「……まぁ大丈夫だろ」
その後、10分後にエルフナインのダイエット計画が始まる事をキャロルは知らない……。
《マッカーサ軍曹の一言》ラーメンってスープを飲みきるかそのまま残すか少し悩む時あるよね。
次回調理実習ハプニング