7月になり暑くなってきた頃、私……いや私達はこの日、調理実習の授業があった。
「調理実習楽しみデース!!」
「あまり騒ぐんじゃない……」
「だ、大丈夫でありますかね?」
「……多分誰かが見てたら大丈夫だと思う」
やがて先生がやって来て今日の作る料理の内容を黒板に書き始めた。そしてその中で2人1組に分かれて授業を行うらしい……。大丈夫かな?
「あたしはエルザとデス!!頑張るデスよ!!」
「ふ、不安であります……」
「私は……ラーティだね」
「よろしくなワケダ」
そして調理実習が始まって私達は調理を始めた。……始めたのはいいんだけどきりちゃん大丈夫かな?
「とりあえず始めるワケダ」
「うん。今回はシホンケーキだから結構簡単だよ?」
「分かったワケダ。まずは……牛乳だな」
私達は順調にシフォンケーキを作って行く中、私はきりちゃんがちゃんと作れているか心配になりちょっとだけきりちゃん達の方に目を向けた。
「し、しまったデス!!間違えてグラニュー糖じゃなくて砂糖を入れてしまったデス!!」
「ど、どうするでありますか!?いきなり間違るなんて……」
「だ、大丈夫デス!!砂糖は甘くなるだけだからセーフデス!!」
きりちゃん……それってセーフなの?
「月読と一緒でよかったワケダ」
「きりちゃん……ちゃんと作れるかな……」
そしてクラスのみんなが準備出来るとそれぞれが電子レンジにシフォンケーキになる予定の物を入れた。
「とりあえずあとは待つだけだ」
「きりちゃんとエルザちゃんのほうはどう」
その後私は言葉を失った……。何故かきりちゃんとエルザちゃんの電子レンジの中のシフォンケーキはどんどん膨らんでいたのだ。
「や、ヤバいデスよ!!なんかさっきよりも大きくなって来てるデス!!!!!」
「小麦粉や蜂蜜とか入れ過ぎなのであります!!!!!」
「は、早く止め」
その瞬間電子レンジが爆発した……き、きりちゃん!!!!!
「きりちゃん大丈夫!?」
「う、うぅ大丈夫デス……」
「エルザ大丈夫か?」
「だ、大丈夫であります……それよりシフォンケーキは……」
「「粉々デス(であります)」」
「……先生」
「……なんですか月読さん」
「次から4人グループにしましょう」
「……そうですね」
最終日にきりちゃんとエルザちゃんに怪我は無かったけど、その後は片付けだけで授業が終わって出来たシフォンケーキは持ち帰る事になった。あ、残ったシフォンケーキは知らない内にHが持ち帰ったらしい……絶対に響さんだよね……。
「これしか無かったデス……」
「いやそもそも美味しいかどうかも疑わしいであります……」
「私は月読と同じでよかったワケダ」
「次はきりちゃんは絶対に私とだからね?」
「デース……」
そして放課後……私ときりちゃんはエルザちゃんとラーティと別れた後2人で一緒に帰っていた時だった。
「はぁ……」
「きりちゃん今日は仕方なかったんだよ……」
「うぅ……調ありがとうデス……」
「お?暁と月読じゃないか」
「え……あ、秋先輩!!」
「秋さんこんにちは」
気がついた時には後ろに秋さんが私達の後ろにいた。すると秋さんはきりちゃんの少量のシフォンケーキを手に取った。
「これなんだ?」
「そ、それは!?」
「きりちゃんが爆発させたシフォンケーキ」
「し、調ぇ!!!!!」
「ふーん……暁食べていいか?」
え、食べるの!?爆発した奴だよ!!
「え?……だ、大丈夫デスか!?」
「ん〜大丈夫なんじゃない?」
そう言って秋さんはきりちゃんの爆発させたシフォンケーキを食べた瞬間動きを止めた。
「あ、秋先輩?」
「……」
「……きりちゃん秋さん気絶してる」
「あ、秋先輩戻ってくるデスよ〜!!!!!」
その後、秋さんはエルフナインとキャロルに連れて行かれて行った……。そして次の日、あの爆発したシフォンケーキを食べた響さんとエルザちゃんのお姉ちゃんのミラアルクさんがお腹を壊したらしい……。
《マッカーサ軍曹の一言》調理実習の時だいたい仲のいい人と料理出来る人がいたら何とかなるよね……
次回やがて夏休み