夏休み……これを聞けば誰だって何かしらのイベントや風物詩の物を考えるだろう。海、祭、そして……。
「森だ!!川もあるぞ!!結構いいんじゃないか翼!!」
「見て欲しいデス調!!カニがいるデスよ!!」
「未来魚だよ!!これは釣るしかないよね!!」
……あの3人は置いといて僕は……いや僕達はこの夏休みにキャンプに来ていた。いや勝手に計画されていたの方が正しいのだろう。あれは3時間前に遡る……。
* * * * *
「8月は暑いな……ふぁ……」
僕は朝起きてそういいながら1度パジャマを着替えてリビングに向かう……すると妹達が何やらゴソゴソと何かを準備していた。何してるんだ?
「キャロル兄さんの服準備出来ました!!」
「こっちはまだだ、なんで兄貴は大会用の水着しか持ってないんだ……ええい!!全部入れてしまえ!!」
「……入りましたね」
「……あぁそうだな。後は立花が言ってた迎えの人が来るのをま「何してるんだキャロル、エルフナイン?」あ、兄貴起きたのか!?」
「まぁ夏で暑いしね……って何この荷物?」
「お、おいエルフナイン何とか時間を稼げ!!」
「え!?え、えっと……」
ピーンポーン……
するとこんな朝早くからチャイムが鳴った。こんな朝から珍しいな……。
「……来たな。兄貴ちょっと出てくれ」
「分かったよ。後で話は聞くからな」
そう言って僕は玄関に向かいドアを開けた。
「はーい。どちらさ」
「よし。来たな」
すると誰かが僕の腕を引っ張って車の助っ席に無理やり座らされた。だ、誰だ!!僕をこんな誘拐見たいな事をする奴は!?
「よし。乗ったな秋の妹達荷物は車に乗ったら後ろに突っ込んでくれ」
「わ、わかりました」
「了解だ」
「って天羽先輩かよ!?」
そんな僕のツッコミをスルーしてキャロルとエルフナインが後ろの座席に座り、そして天羽先輩は運転席に座った。……ん?運転席?
「さてキャンプ場に行こうか!!早くしないとみんなを待たせるからな」
「ちょっと天羽先輩理解が追いつかないんですが」
「ん?大丈夫だってちゃんと運転免許証は持ってるよ」
「え、まぁならいいですけど……ん?天羽先輩の誕生日確か……」
「7月の28だ。そして昨日免許取れた」
「なら安心し……な訳あるか!!不安要素しかないわ!!」
「安全運転ギリギリの速度でいくぞ!!」
「話をきって早い早い早い!!!!!」
* * * * *
……とまぁこんな感じで僕は何も知らずにキャンプ場に連れて来られて、着いた時に先に着いていたマリア先輩に話を聞いてみんなで集まってキャンプをするらしい……。
「うぷっ……は、吐きそう……」
「貴方大丈夫なの?」
「……無理」
「え?ちょっと!!もう少し耐えなさい!!ほら袋!!」
「気持ち悪いです……」
「大丈夫ですか?」
「ぼ、僕も耐えてみせま……す」
「今出てきそうでしたよ!!」
妹達はどうやら天羽先輩の運転でダウンしたようだ。……さて、マリア先輩から聞いてこんな風に連れて来させた元凶をシバくか。
「おーい小日向」
「なんですか?秋吉さん」
「今回も響ちゃんが企んでるの知ってる?ある程度シバきたいんだけど」
「……分かりました。私から響に良く言っておきます」
そして小日向は響がいる方に向かい、そのまま木の影に響ちゃんを連れて行った。……響ちゃん今回は自業自得だよ。
* * * * *
「響……また何かやった?」
「い、いやあ……私お姉ちゃんと秋吉さんをくっつけたくて……」
「そうなんだ……でも流石にやりすぎはダメって前注意したばっかりだよね?」
「だって奏さんがあんなあっさりOKしてくれるなんて思わなかったし……や、やっぱり私が悪くない……なんて……」
「……やっぱりOHANASIしかないかな?」
「ご、ごめんなさ〜い!!!!!」
そして、その後やつれた響とスッキリした未来が戻って来たとゆう……。
「……また未来が暴走でもしたか」
「どうした幸奏」
「……いやなんでもないサンジェルマン」
「2人共飲み物はいるか?」
「甘いフルーツもあるけどいる?」
「「もらおう」」
《マッカーサ軍曹の一言》キャンプ……水着……肝試し……何も起こらない筈がない。
次回Summerキャンプ【2】