「第1回肝試し大会〜!!」
「いや大会ってほど大きな事しなあだだだだっ!!!!!」
「秋は強制参加な」
「はぁ…はぁ…別にいいけど……」
僕達はさっき天羽先輩のあの一言により肝試しをやる事になった。……しかし、僕にはある気になる事があった、それは……。
「キャロル……僕怖いです」
「だ、だ、だ、大丈夫だ……オレは怖くない」
「……説得力ないわね」
「……お、お姉ちゃんだ、大丈夫?」
「……だ、大丈夫…最悪私の我流・撃槍衝打で殴るから」
「し、調絶対に離れないで欲しいですよ〜」
「大丈夫だよきりちゃん」
まぁこんな感じでかなりの人数が怖がっていた。……それで肝心の1番不安な人物は僕の傍から離れず、ずっと僕の服を掴んでいた。
「……」
「……はぁ。雪音お前別に参加しなくてもいいって言ったじゃん」
「……」
「雪音?」
「……」
「あ、ダメだ思考放棄してやがる……」
「とりあえずくじ引きでペア決めだな」
みんなはくじ引きをして出た結果は響・切歌・キャロルペア、椿・エルフナイン・調ペア、アリス・エルザ・ミラアルクペア、ベアトリーチェ・鈴・セレナペア、未来・クリス・プレラーティペアだった。……あれ?僕は?
「あの僕は?」
「ん?あぁ秋は1人で最後だな。勿論あたし達が脅かすから楽しみにしとけよ?」
「なるほど……って僕1人なの!?」
「仕方ないわ秋、諦めなさい」
「そうだぞ。私とマリアは脅かす係だからな」
「2人共楽しそうですねぇ!!!!!」
そうして第1回肝試し大会が始まった……。ルールはこうだ。最初、森の奥にあるトンネルを抜けてまっすぐ行くと神社があり、そこにあるコップを取って来たら終わりらしい……。
「それじゃ最初は響ちゃんと切歌ちゃんだな」
「だ、大丈夫デス…怖くないデス……」
「へいき、へっちゃら……」
「立花響!!そんなに寄るな!!いざとなった時逃げれないだろ!!」
最初に響、暁、キャロルが行き5分が経った……。すると奥で悲鳴が聞こえた。
「……すげー悲鳴だな。ほら行くぞ」
「が、頑張ります!!」
「大丈夫……私達がいるから」
次にまた5分が経ち、椿、エルフナイン、調に続いてアリス、エルザ、ミラアルクが行く事になった。
「さっきから響さん達の悲鳴しか聞こないね……」
「まぁあの3人だから大丈夫なんだぜ」
「あの、手を握ってもいいでありますか?」
そして、また5分が経ち、今度はベアトリーチェ、鈴、セレナがトンネルの中に入って行った。
「現れたら突き……躱されたら蹴り……」
「……物騒ね」
「だ、大丈夫ですよ。響さんのお姉さんですから」
そして僕を除いての最後、クリス、未来、プレラーティが行く事になった。
「……もうヤダ」
「クリス。諦めが肝心だよ」
「足掻いても無駄なワケダ」
そしてクリス、未来、プレラーティはトンネルの中に入って行った。……本当に大丈夫か?
* * * * *
あたしは後輩の未来とプレラーティで懐中電灯を持ちながらトンネルの中に進んでいた……。だ、ダメだ……やっぱりあの時あのバカの挑発なんて乗るんじゃ無かった。
「クリス大丈夫?」
「あ、あぁ……大丈『ベチャ』きゃああああああああああああああああ!!!!!!」
「落ち着くワケダ!!ただのコンニャクだ!!」
はぁ…はぁ……な、なんだよコンニャクかよ……。
「ちょ、ちょっとび、びっくりしただけだ!!!!!」
「この不器用な作り……多分翼さんだね」
「先輩……食べ物は大事にしろよ!!全く……『ベチャ』なんだ?またコンニャクか?」
「いやクリスそれは……」
「見ない事をおすすめするワケダ」
「はぁ?それってどうゆう意……」
あたしが見た物は手だった……。女性の手が血まみれの状態であたしの肩の上に乗っていた……乗っていた?あたしの肩に?血まみれの手が?……………………い
「いやああああああああああああああああああああああああああああ手ぇええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!」
「クリス大丈夫!!これは作り物だから!!」
「お、落ち着くワケダ!!!!!!」
「ヒッグッ……グス……もうやらぁ〜怖いのやぁ……」
「……」
「……今虐めたいなんて思ってないか?」
「……だってギャップ萌えって最高じゃない?」
「幽霊よりお前が私には怖いワケダ」
「……ヒッグ…もうやだよ……こわい……」
「クリスもう少し頑張って……ね?」
「グス……も、もう少し行ったらもう終わるのか?」
「勿論」
「……」(あ、悪魔がいるワケダ……)
* * * * *
とりあえず時間が来たので僕はトンネルの中に入った。しかし、その時に限って何故か濃い霧がトンネルの中から出ていた。
「クリスの悲鳴が聞こえたから近くにおどかす罠があるんだろな〜」
そう言って僕はそのトンネルの中を進んで行くと霧の中に人影が見えた。
「ん?あれは……誰だ?普通はクリス達3人がいるはずだよな?」
そう思いながら僕は進んでゆく……やがて見覚えのある顔がそこには見えた。
「あれは……立花?」
《マッカーサ軍曹の一言》真っ暗の電気のついてないトンネル……中にはスプレーで落書きしており、道の端にはネズミの死骸やカラスの死骸が……あの時に上の蛍光灯が落ちてきた時は本当に怖かった。
次回へ#@、∬っち¿♬ッ!!