そのまぁ……その……前座でござる。
私があの後、椿と翼先輩とお姉ちゃんを探して中々見つからなかったから私はとりあえず1度家に帰っていた。するとしばらくして玄関のドアが開いた音がした。
「……ただいま」
「あっ!!お姉ちゃん何処に行ってたの!!あの後、椿と翼先輩と一緒に探したんだから!!」
「……あぁ…すまねぇ……」
「……お姉ちゃん?」
お姉ちゃんは中に入るとリビングに行ってお茶を飲み始めた。よく見たらお姉ちゃんの服は少し土で汚れていた。
「……お姉ちゃんはあの時何処に行ってたの?」
「……お前には関係ない」
「……そんな言い方はないんじゃないかな?」
「あたしの勝手だろ?」
私はお姉ちゃんの言葉に段々苛立ってきた。そして私はつい腹が立ってお姉ちゃんに言ってしまった。
「お姉ちゃんはいつもそうやってひとりで抱え込むよね」
「……」
「どうせ秋先輩となんかあったんでしょ?」
「……るせ」
「またあたしが悪いんだ〜とか考えてるんでしょ?あっ、もしかして秋先輩と立花先輩が」
「うるせぇ!!!!!」
するとお姉ちゃんは手に持っていたガラスのコップを地面に投げた。するとその破片がお姉ちゃんの指を切って血が出てき始めた。でもお姉ちゃんはそれを気にしないで私にただ叫び続ける……
「さっきからいちいちうるせぇんだよ!!分かってんだよそんな事!!」
「お、お姉ちゃん……」
「あたしだって見たくなかった!!知りたくなかった!!」
「……」
「どうせアリスだってあたしの事馬鹿にしてんだろ!!笑えよ!!無様だって!!」
その時、わたしはお姉ちゃんの言葉にキレた。
「……さっきから心配してたらなんだよ!!わたしに八つ当たりか!!ふざけんな!!人が心配して聞いてんのになんだよその態度は!!」
「別に心配して欲しかった訳じゃねぇよ!!」
「ッ!!この馬鹿!!」
そしてわたしはお姉ちゃんに思いっきりビンタした。そしてわたしはお姉ちゃんに決定的な事を言った。
「そんな事だからあの時からいつまで経っても子供なんだよ!!」
「あの……時……」
「そうだ!!転校して来た時から友達出来なくていつも1人で部屋で泣いて……」
「あ、あたしは……」
「あの時からお姉ちゃんは何も変わってないんだよ!!」
「……なら……あたしは…この気持ちをどうしたらいいんだ……」
お姉ちゃんはその場で座り込んで目から涙が溢れて来た。
「……あたし…は……秋が好きだったんだ」
「……お姉ちゃん」
「ごめ…ん……あたしは……アリスに……酷い事言って……本当に……ごめん……」
「お姉ちゃん……私もごめんね?」
「ごめん…なさ…い……ごめん…なさい」
「ちゃんと話を聞くから……今は泣いていいんだよお姉ちゃん……?」
私はそのままお姉ちゃんをぎゅっと抱きしめてただひたすらに泣き止むのを待っていた。私はきっと、お姉ちゃんのその姿が表情がとても寂しいように感じたのだろう……
《マッカーサ軍曹の一言》血の味はやはり鉄の味がする……
次回あたしの決意(後)