10月の始め……この日は中学校で体育祭がある日だった。そして私は今日家族と一緒に中学校に向かっているとクリスに会った。
「ん?鈴か。お前も応援しに来たのか?」
「響が今日誓いの言葉をやるらしいからビデオで撮らないといけないから……」
「そうだな。後キャロルとエルフナインも撮らないといけないからな」
「確かに。あれはちょっと流石に罪悪感が……」
本来なら私とクリスと秋で応援するのだが、この前違う世界の私達が戦う時に使うシンフォギアで秋を殴ってしまって2週間絶対安静だった。医師からは「君トラックにでもぶつかった?もし、そうなら君の体かなり頑丈だね」って言われたらしい。そして秋も「いやぁ技をかけられる事はしょっちゅうなんで」って言ってた……なんか腹が立ってきた。
「秋は今病院で安静だからな……まぁ文化祭までには間に合うから大丈夫だろ」
「……まぁそうだね」
やがて中学校に着くとそこには沢山の家族が自分の子供の写真やビデオを撮ろうとグラウンドに集まっていた。
「こりゃすげぇ人数だな……ってあれ先輩じゃねぇか?」
「マリア先輩もいるね」
私達はそのまま2人に近づくと2人は後ろの気配に気がついたのか振り返った。
「あら?クリスに鈴じゃない」
「お前達も応援しに来たのか?」
「まぁな。……所で先輩達の家族は……」
「あぁ。それならあっちで写真とビデオの準備をしている」
向こうにはナスターシャと風鳴訃堂が話しながら準備をしていた。
「もうじきお父様とお母様も来る」
「そうね。……ってそろそろ始まるわよ」
マリア言った時に行進の音楽が流れ始めて最初に1年生…次に2年生…そして最後に3年生が出てきた。
「あらセレナってばちょっと恥ずかしそうね」
「椿ななんだか楽しそうだな……」
「アリスは……おっ、いたいたってなんか不安そうな顔してねぇか?」
クリス達はそれぞれの妹達を見つけていた。私も響を探していると1番前にいる事が分かった。しかし、私は響の顔を見て少しおかしな所を見つけた。
「どうしたんだ鈴?」
「いや、なんかちょっと響の目が……」
「目?……確かに。なんか覚悟したような目してやがるな」
「……嫌な予感がする」
そしてしばらくして行進が終わった後、先生の話とPTAの会長挨拶があった。
「あれって長いのよね……」
「でも言っている事は確かだぞ」
「いや、確かにそうなんだけどよ……あれを聞くとなんつうかボーッとするんだよな」
やがてそれを終えると次は誓いの言葉で響の出番だった。私はそれをずっと嫌な予感が脳をよぎった。
「……なんかやらかしそうだな」
「鈴。昨日は響は何してたの?」
「昨日……昨日は確かスマホで未来と電話してたような……あっ」
私は気づいた時には既に遅く、響はみんなの前で誓いの言葉を言った。
「私は今ここに改めて宣言する。ああ、神よ。貴様を切り刻んで豚の餌にでもしてやると。くそったれの神に、我らが戦場は不似合いだ。今こそ神の仕事を肩代わりしてやろうではないか。我ら学生であるうちは我々が神にとって代わるのだ。傲慢な神とやらを失業させてやれ!では戦友諸君、戦争の時間だ!!!!!」
「「「「「「「「「「わあああああああああああああああああああ!!!!!!」」」」」」」」」」
私はその光景を見て絶句する……
「……これは」
「あぁ……これは」
「いやこれは」
「「「おかしい……」」」
「」
「……鈴?」
「」
「あっ、こりゃダメだ。身内の恥ずかしさのあまり現実逃避してやがる」
こうして中学校の体育祭が始まった。
《マッカーサ軍曹の一言》話が長い中の直射日光はやばい。
次回響と未来の賭け