12月の中旬……そろそろ寒くなって来て冬休みが近づいて来た頃、私はいつものように学校に登校していた。そして学校に着いていつもどうり教室に入るとクリスが私の所にやって来た。……何かあったのかな?
「どうしたのクリス?」
「秋が来てないんだけどよ……もしかして休みか?」
「秋?……確かにそろそろ来る頃なのに来ない……」
すると私のLINEに1つの新しいメッセージが届いていた。そして私はLINEを開いて内容を確認する……あー……
「誰からだ?」
「秋から……風邪引いた。ちゅらい……って」
「あいつが風邪ねぇ……まぁ確かに最近は寒いからな。……で、見舞いに行くのか?」
「まぁ一応……クリスも?」
「あたしも行きたいけど、アリスが今風邪引いてんだ」
そっか……クリスは今日秋のお見舞い行かないのか……
「……抜け駆けなんて考えてないよな?」
「……そんな事…にゃいし」
「…隠すなら噛むなよ……今回だけ見逃してやる」
「別に秋はクリスのじゃない」
そんな事を話ていると学校のチャイムが鳴った。私達は席に戻ってHRを受け始めた。
* * * * *
「……頭痛ゲホゴホ……あ〜……」
僕は今自分の部屋で安静にしている。何故風邪を引いたのかは多分この前の雪の日からだろう……あの時からだるかったしなぁ。
「…み、水……よいしゴホッ…ヴ…ゲホッ……」
正直、この日は月曜日で親が帰って来ないのは分かっているが、今日はキャロルとエルフナインは帰ってくるのが遅いらしい……
「やばい……起きるの辛い……」
僕が時計を見ると時間は16時37分で既に夕方に近づいていた。……かなり寝てたな……
「あー……辛い……頭痛い…ゲホッゴホッ…飲み物飲み物……」
すると玄関のチャイムが急に鳴った。僕は冷蔵庫から水のペットボトルを取って、玄関に行ってドアを開けた。
「は…い……どなた…って立花……」
「……お見舞いに来た」
「そうか……ありがとう…じゃ…ちょっと限界…だから」
「えっ……ちょっ、秋!?」
僕は立花に身を任せるように倒れて、意識を失った。
* * * * *
私はあの後、秋を何とか受け止めて秋の部屋のベッドに横にしたてとりあえず保冷剤を少し濡れたタオルで巻いて秋の額にそっと優しく置いた。
「秋……」
秋が急に倒れたから私は正直かなりびっくりして今も不安だった。しばらく様子を見ていると秋が目を覚ました。
「……あれ?……立花…あっ……ごめん……」
「気にしなくていいよ。それより大丈夫?」
「あぁ。少し良くなっゲホゴホ……」
「……全然なってないじゃん。お昼は何か食べた?」
「……昼は何も」
「ちょっとお粥作るから待ってて」
「いや…そこまでしゴホッ…ヴ……」
「いいからそこで大人しくする」
そして私は1階のキッチンの方に向かう。昔から家の中にはよくお邪魔してたからお米とか調味料とかの場所は大体分かっていた。
「お米は……うん。1合ならあるかな?野菜はネギと玉ねぎ……人参…あっ、鶏肉もある……よし」
そして私はお粥を作り始めた。お粥は意外と簡単で響も風邪をひいた時はおばあちゃんと一緒にお粥を作ってたなぁ……あっ……
「そういえば私の手料理を食べるのは秋が初めて……そ、そのわりゅくにゃい…………私…浮かれすぎ」
やがてお粥が完成すると私はそのお粥を持って2階に上がった。私がドアを開けると秋が起き上がってだるそうな顔をしていた。
「お粥出来たよ……食べる?」
「食べるよ……それじゃ……」
「……」
「えっと立花。そのスプーンを頂けないでしょうか?」
「…………」
私は秋の言葉を聞かずにお粥をスプーンですくって秋の口に近づけた。……別に私がやりたい訳じゃない。これは看病……うん。
「あの…立花さ「あーん」いやで「あーん!!」……分かったよ」
そして秋はあーんと言いながらお粥を食べる。すると秋はびっくりした顔で言った。
「美味しい……立花美味しいよ」
「ならよかった」
「それじゃそろそろスプ「あーん」……」
私はそこからの事はあまり覚えてない。ただ秋に美味しいって言われて嬉しかったと同時に頭が処理しきれないぐらいに恥ずかしかった。食べ終わった秋は少し恥ずかしそうにしていて、私もきっと顔が赤くなるぐらいに恥ずかしかった。
「その……改めて今日はありがと立花」
「いいよ。私も秋が元気になってよかったし……」
「「……」」
「ぼ、僕はちょっと眠くなってきたからちょっと寝るよ。立花はその……どうする?」
「私は……とりあえずキャロルかエルフナインが帰ってきたら、私も帰る」
「そっか。分かったよ……それじゃおやすみ」
「うん。おやすみ」
そして秋はしばらくして静かに眠り始めた。私は秋が眠ったのを確認してしばらくスマホで漫画を読んでいた。……でも。
「……」
私は秋の事が気になって漫画に集中出来なかった。そして私は秋に近づいて顔を見る。秋の顔を見ると私の心はキューとなってとってもドキドキしていた。私は秋の髪がかかっていたのでそれを顔が見えるようにした。そして私は秋の顔を手で触って秋の見ていると私は無意識に呟いていた。
「キス……しちゃってもいいよね」
そうして私は段々と秋の唇に近づいていってそして……
私は秋に唇を重ねた。
《マッカーサ軍曹の一言》お粥は自分は1番好き(*^ω^*)
次回引き返せないai