12月31日の23時45分。私は……その日神社の鳥居の前にいた。まぁ新年のお参りだ。私は響と一緒にやって来ていた……うん。
「いやーお姉ちゃんもう少しで新しい年だよ!!」
「……うん」
「なんだかんだ短いようで長かったね〜……」
「……うん」
「あは、あ、はははは…………はぁ〜」
「……」
私はあのクリスマスイブから少し経って立ち直れるかと思ったけどそんな事はなかった。この日の休みの間はずっとやる気も起きなくて心がポッカリと空いたような気分だった。
「……お姉ちゃん」
「……えっ?あ、うん大丈夫……」
「…そ、そうだ〜……私ちょっとお守り見に行ってくるね!!」
「えっ?どうして……」
「……1人になりたいんでしょ?お姉ちゃん」
「……ありがと」
そして響はそのままお守りを見に行った。しばらく私は1人で神社の辺りをウロウロしていたが、段々寒くなって来たから自動販売機に暖かい飲み物を買いに行った。
「……寒い」
辺りも段々冷え込んできて、私は時計を見る……時計はもうすぐ0時を指そうとしていた。私は近くにあった自動販売機に近づいてあったかいカフェオレを買おうとしてお金を入れてボタンを押そうとした時に、声が聞こえた。
「立、花?」
「ッ……秋……」
「……た、立花はお参りか?」
「そう言う秋こそ……」
「「…………」」
「……その…少し話さないか?」
「えっ……あ、……うん」
そして私と秋は近くのベンチに座ってただ何も喋らずに座っていた。その時にはもう0時を過ぎていて新年を迎えていた。
「0時……あけまして、おめでとう」
「えっ、……あ、うん。あけましておめでとう……」
「「…………」」
私は正直この状況に嫌な気持ちはなかった。私は振られて吹っ切れたかどうかはどちらかと言えばまだ吹っ切れていない所はあったけど、それでも私は秋の事がまだ好きだからそう考えると私はきっと未練たらしいんだろうな……
「……秋は1人で来たの」
「……まぁ…その、クリスと合流するんだ」
「……なら早くいった方がいいんじゃない?」
「いやぁー、ハハ……後6時間は待たないと行けないからさ……」
「秋…もしかして浮かれてる?」
「まぁ……うん」
「もし、私が彼女だったらそう、してた?」
「……そうだね」
「……そっか」
こんな事を聞くと私はやっぱり秋の事を忘れようと出来ない。誰にでも優しくていつも傍にいてくれた人……それでもやっぱり私は……
「……立花…僕「それ以上は言わない」どうして……」
「私は秋が大好きだから……この思いだけは忘れたくない」
「…………」
「未練たらしいとは思ってる……でも、私はまだ諦めてないから」
「…………へっ?」
「クリスと別れるならいつでも私は待ってるから……」
「い、いや……僕はクリスの事が好きだから」
「知ってる。だから言ってるの女たらしさん♪」
「お、女たらし!?」
そして私はベンチから立って響の元に向かおうとする。クリス知ってる?私って意外と諦めが悪いんだよ?
「じゃあね、秋。……今年もよろしくね」
「……うん。今年もよろしく……」
そして私は神社に向かう。すると私は響に出会った。
「あっ!!お姉ちゃん!!やっと見つけたよ〜〜……」
「響…ありがと」
「えっ?……そっか。どういたしましてお姉ちゃん!!」
「うん……」
「あぁ〜〜〜!!そうだったお姉ちゃん!!」
「何?」
「新年あけましておめでとうございます!!今年もよろしくね!!お姉ちゃん!!」
「……うん。今年もよろしく響」
《マッカーサ軍曹の一言》人は失敗するほど強くなる……それは次の目標となる。
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