1月も終わり、2月がやって来たデス。この日はなんとぉ!!
「節分デェス!!!!!」
「早く豆を用意するデスよぉ!!!!!」
「えっと……うちのきりちゃんがごめんなさい」
「こっちこそ、なんかごめんなさい」
節分の日になってあたしは今日違う世界のあたしと調に初めてあったデス。マリアから連絡があって何事かと思ったらまさかもう1人のあたしに出会えると驚きデス。世の中不思議な事がいっぱいあるデスね〜。
「……あの、何故私も呼ばれたんでしょうか」
「もう1人の私だぁ……」
実は今日は違う世界のあたしと調だけじゃなくてセレナもいるデス!!違う世界のセレナの目がキラキラしてるですよ!!
「フッフッフッ……今日は節分デスからみんなで鬼を退治するんデスよ!!」
「退治……ってきりちゃんその鬼は誰が……」
「それは!!」
「あたし達デス!!」
「「きりちゃんが?」」
そうなんデスよね〜。昔は良くおとーさんにやってもらってたんデスけど、実際にはあたしもやってみたかったデスし、もう1人のあたしもやってみたいって言ってたから決まったデス。
「それじゃ準備するデスから待って欲しいデス!!」
「すぐ戻って来るデスからね〜」
* * * * *
「きりちゃんが遅い……」
「確かに……いつもなら早く着替えてる筈なのに……」
「これが豆で鬼に投げるんですよ。私もよく姉さんとやりました」
「いいなぁ……」
私達はきりちゃんが着替え終えるのを待っていた。まぁ、正直目の前にもう1人の私がいる事自体が驚きなんだけど、でも……
「ねぇ、私」
「何?」
「そっちの世界のきりちゃんってどんな感じ?」
「こっちのきりちゃんはバンドとかしてるかな?そっちは?」
「こっちの世界では私ときりちゃんは何もやってないけど同居してるかな」
「同居……同居!?え、ちょっと詳しく……」
「いいよ。きりちゃんを嫌いな私なんていないから」
そして私達は硬い握手をした後にきりちゃんが現れた。こ、これは……
「フッフッフッ……どうデスか調……」
「これが鬼デス!!」
「あの……これが鬼なんですか?」
「違うよ私。あれは絶対に違う」
「……きりちゃんが鬼についてよく分かってなかった」
「うん……きりちゃんそれはなまはげ」
「「なんデスとぉ!?」」
きりちゃんが着て来たものはなまはげだった。確かにこれなら着替えるのに時間が掛かるのが分かる。
「うぅ……違ったデス」
「でもこれ以外の衣装は1つしかないデスよ……」
「とりあえず着替えて来ませんか?」
「私達もその衣装でいいですから」
「……分かったデス」
そしてきりちゃんはすぐに着替えに行って、今度はすぐに戻って来た。私は正直この時にカメラを持参すべきだと思った。何せきりちゃんは……
「こ、この格好……は、恥ずかしいデス……」
「だ、大丈夫デス!!水着だと思ったらセーフデス!!セーフ!!」
黄色と黒のシマシマ模様の水着みたいな物を着ていて、そして何故かシマシマ模様のタイツを履いているのがもうなんか……最高だった。
「……なんかうるせ〇やつらのあれに見えるんですけど」
「それってなんですか?」
「えっと……アニメです」
「きりちゃん……ナイス」
「同じく……」
「うぅ……は、早く始めるデスよ!!」
「そ、そうデス!!」
そして豆まきを始めようとしたが、私……いや、私達はきりちゃんに豆を投げる事が出来なかった。……うん。無理……この鬼は無理。
「きりちゃん……ごめんなさい。私投げれない」
「私も……」
「「な、なんでデスか!?」」
こうして私達の節分は終わった。……いいもの見れた。
《マッカーサ軍曹の一言》豆は投げる人によっては凶器になる。……銃はあかん。
次回甘々ミルクチョコ