公爵様の遺伝子は最強の遺伝子!?   作:ディア

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今回は短いので気をつけてください…


ドイツ公爵と雪風の休暇…

~放課後~

「よし!帰るぞ!」

シリウスの放課後の指導は終わり、ルイズを連れて帰ろうとしたら…

「おや、ミスタ・ドイツじゃありませんか?」

頭の寂しい火の魔法教師コルベールと出会った。

「!」

ルイズは咄嗟に顔を伏せ、コルベールに見えないようにする。

 

「これはこれは…ミスタ・コルベール。私に何用で?」

シリウスはそんなことをお構いなしにコルベールに話しかける。

「いや、自動車を少し見せて貰いたいんだが…それの許可をお願い出来るかな?」

コルベールは研究家で、シリウスの持ってきた自動車が気になって仕方なかったのだ。ただ無許可で変なことをすれば間違いなく地獄送りになるので探していたのだ。

「断る。」

「何故ですか?」

「あんたのやろうとしていることはノルマンディーの技術を奪うことになる。そんなことをされたら俺は殺される。」

「!!」

殺すというキーワードはコルベールのトラウマだ。そう…コルベールは自分がやった罪を再び起こそうとしたのだ。

「…見せられる許可を得る方法があるといえばあるが…それはあんた自身だ。」

シリウスはそう言ってコルベールに提案する。

「どういう方法なんですか!?」

「ノルマンディー王国に行って工場見学の申請する。」

「はあ…そんなこと出来るのでしょうか?」

 

「まあ他国人から工場の見学する場合、一次面接、小論文、二次面接、最終面接を通過してようやく見学者としての権利が得られる。」

「…それはノルマンディーの技術が盗まれることを考慮してのことでしょうか?」

「ああ…一次面接、小論文で人柄を見て、二次面接は身元について追及され、最終面接だと超強力な自白剤を飲ませてその技術をどう使うのかを調べる。」

「自白剤!?何でそんな物を!?」

コルベールは驚く、何しろ面接でそんな物が出てくるとなれば大問題だからだ。

「ここまでやんないとノルマンディーの技術は守れない。…もしスパイ見たいなことを言ったら即死刑となるからこれはやめた方がいい。」

シリウスはそう言って目を瞑り、コルベールに諦めさせようとした。

 

「では他に方法は?」

コルベールは諦めず、代案を求めた。

「さっきよりか死亡率が上下するがガリアの城に行くことだな。ガリアにはババアがウザいからな…気をつけることだ。」

死亡率とか言っている時点でノルマンディーもガリアも死ぬことを考慮しないとならないのだが…コルベールはとある単語が気になった。

「ババア?」

そうババアと言う単語だ。

「ババアはババアだ。あんな年遅れの女がヤンデレとか誰得だ?旦那様に対する不敬だ!とかで一回殺されかけたけど返り討ちにしてやったぜ。がははは!」

コルベールの質問に対し、シリウスは曖昧な返答をして大笑いした。

「ははは…」

コルベールはその事に乾いた笑いしか出ない。

「まあ、ノルマンディーよりもガリアの方がマシだろうが死ぬ覚悟をすることだな…タバ子にでも案内して貰いな。」

シリウスは真顔になりコルベールに伝え…ルイズとともに立ち去った。

 

「生徒に頼ってまでいくとなると…やはり自動車に縁はありませんか…」

コルベールは自動車の事を諦め、トボトボ歩いて行った…

 

~翌日~

「ミス・ヴァリエール。」

金髪のデブ…もといマリコリヌがルイズに話しかけた。

「何よ…」

ルイズは不機嫌そうに返事をする。

「ミスタ・ドイツはどこに?」

マリコリヌは意外な質問をした。

「はあ?」

ルイズはシリウスの従者として働いたがマリコリヌとシリウスの接点はどこにもない。それゆえにルイズは驚いた。

「だから、ミスタ・ドイツの場所だよ。」

「あ~…ミスタ・ドイツなら今日認欠よ。」

「認欠!?なんでさ?!」

「ミスタ・ドイツは闘技場に行って遠征しているらしいわよ。」

「そうか…それは残念だな。」

 

「しかしミスタ・ドイツになんの用よ?あんたとミスタ・ドイツの接点はないはずよ。」

「あ~実はだね…僕は恋しちゃったんだよ。」

「恋!?」

「そう…いつも朝と放課後に現れるシリウスのメイドにね…」

 

その言葉にルイズの顔が一気に赤くなる。

「(な、な、なんで私なのよ!?)」

「そう!僕はその子のハートをゲットする為にミスタ・ドイツと交渉しに来たんだ!」

「ば、馬鹿なこと行っているんじゃないわよ!そのデブの体形じゃミスタ・ドイツはおろか、そのメイドに却下されるわ!」

「そうかな?」

「そうよ!」

「う~ん…少し痩せてみるかな。」

「やめときなさい!絶対に死ぬ思いをするから!」

ルイズは知っていた。シリウスの性格は真面目な人間をみるとうずうずして、夜には禁断症状も現れるくらいお節介な性格だ。事実ルイズがシリウスに師事出来るのもその性格のおかげである。

 

またシリウスはやる時は徹底的にやる主義でドSである。昨日の放課後や今朝にしてもルイズがひいひい言っていると口調を厳しくして笑いながら魔法とは関係ないトレーニングを追加する悪魔である。

 

そんな性格の持ち主がマリコリヌがダイエットすると知れば真っ先に地獄を見せ、相撲部屋的な意味での教育をするだろう…

 

「もしかしてルイズ…僕がダイエット失敗すると思ってそう言っているんだよね?」

その事を知らないマリコリヌはルイズにそう言った。

「いいえ、絶対に成功するわ。断言してもいい。」

ルイズは諦め顔でそう言った。どれだけ厳しい特訓をしたんだ?というツッコミはなしだ。

「ははは…それじゃ期待に答えて痩せてやろうじゃないか!!」

マリコリヌはルイズの心境も知らずに笑って余裕そうにそう答えた。

「(マリコリヌ…あんたのことは忘れないから死ぬんじゃないわよ。)」

「それじゃルイズ。また会おう!」

マリコリヌはルイズと別れ早速ダイエットに励んだ。

 

~ノルマンディー領闘技場~

「(よし、行け!タバ子!)」

シリウスはタバサの出場する闘技場の解説者と呼ばれ、内心タバサを応援していた。

「エアトルネード!」

タバサはエアトルネードで決勝の相手にトドメを刺して二度目の重賞を制した。

「決まった~!!優勝は…雪風のタバサ〜!」

『うおおぉぉぉっ!』

タバサの優勝が決まった途端、会場は湧き、大声で大地が響いた。

 

「いや〜凄いですね。あんな少女なのに優勝してしまうなんて…そんな歳で優勝出来るのはシリウスさんくらいのものかと思っていたのですが…世界は広いですね。」

\タバサちゃん〜!俺と結婚してくれ〜!/

「まあ…あいつはまだ成長するぞ。最も俺に敵うには100年早いがな!」

\貴様ぁ〜!抜け駆けとは良い度胸だ!!我らタバサ親衛隊全員が相手しよう!/

「なるほど…つまりそれはシリウスさんはこれから100年間は引退しないと言うことですか?」

\えっ?ちょっ…待っ…ぎゃぁぁぁぁ〜!!/

「比喩だ。引退する時はするさ…」

\正義は勝つ!そしてタバサたんも勝つ!わっはっは!/

「と…なると、やはり歳には勝てないからと言うことですか?」

\おおっ!タバサたんがこっち向いたぞ!/

「馬鹿言っちゃ行けねえ。俺は弟子を育成してやるのさ…」

\サイレントをかけろ!タバサたんの声だけを聞き取れるようにしろ!/

「そしてその弟子達が優勝して自分がその弟子に勝つことで自分が最強だと言わせたいんですね…」

\ブシャァァァッ!タバサたん最高!!/

「ま、そう言うことだ…」

\これ鼻血か!?汚ねえな!!/

「はい…以上風女記念賞の実況を終わりにします。ありがとうございました。」

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