公爵様の遺伝子は最強の遺伝子!?   作:ディア

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大帝、予定を組む。

ノルマンディー公爵ことカールの父は領民に対して遠慮がなかった…重税や平民を平気で殺すことはまだマシな方だ。他の貴族もやっているからだ。

 

アルビオン(当時のアルビオンはハルケギニア最強クラス)に戦争を吹っかけて自らの力を示し…他の地方の貴族を脅したりして金や農産物などを集ったりした。

 

少しでも気に食わないなら息子であろうがお構いなしに殺す…それがノルマンディー公爵だった。

 

当然、ノルマンディー公爵に脅された貴族が良く思わないのはわかりきっていた…がノルマンディー公爵には逆らえなかった。

 

その理由はノルマンディー公爵が宗教国ロマリアに大金を寄付して自分のイエスマンを推薦し…彼の大半のイエスマンがロマリア教の教皇をはじめとした幹部衆となり…事実上ロマリアを乗っ取ったことになっていたからだ。

 

その事実に気づいた貴族達はもう手遅れ…貴族達はロマリアに異端扱いされ…歴史の泥となり消えた。

 

そして…ノルマンディー公爵の悪行に終止符を打ったのが…カール大帝である。

 

彼は平民を使い、農作物を供給を止め…ノルマンディー公爵やロマリア教皇に兵糧攻め、最新機械の戦闘機での空中戦、虚無を思わせる核爆弾…とにかく色々な方法で攻めた。

 

だがノルマンディー公爵はなんの突然変異か全くわからないが魔力が馬鹿みたいにずば抜けていた。その魔力を使いノルマンディー公爵はカールに対しての策を打った。その策というのが…砂嵐だ。

 

ノルマンディー公爵は砂嵐を使い、戦闘機に騎乗しているパイロットの視界をなくし、核爆弾はノルマンディー領内の砂漠を使って防いだ…が流石に全て防げる訳もなく放射能汚染してしまった。そして…彼の行く末は知る通りである。

 

~トリステイン魔法学院~

 

「今日はここまで!質問のある奴は質問して来い!」

水の魔法教師エンペルことカールが歴史・地理の授業を終え、解散させた。

「ミスタ・エンペル。」

ルイズがエンペルの話したことに疑問を持ち、質問をする。

「ん?ミス・ヴァリエール?先程の授業で質問でも?」

カールはルイズの質問の内容を聞いた。

「放射能で汚染された砂はどうなったんですか?」

…カール達の元の世界でも大問題となっている放射能汚染についてルイズは聞いたのだ。

 

「それはカール大帝一同が土メイジを使って放射能汚染をなくしたそうだ…」

カールは自分の知識と魔法を応用し放射能汚染を無駄なく無くすことに成功し、それを土メイジ達に伝えて放射能汚染の浄化をさせたのだ。

「そんなに速く治るんですか!?」

ルイズの疑問は最もである。もしもそんなことがカール達の元の世界で出来たらリスクのない原子力発電ができるからだ。

「理論で言えば不可能ではない。前々からカール大帝派はそういった研究者たちを使って研究していたからだ。」

カールは自分の知識だけではどうしようもなかったので妹たちに知識を借り…現在に至る。

「はぁ…ノルマンディー王国の人達って。カール大帝といい、ミスタ・ドイツといい…余りにも凄過ぎてトリステインが本当に衰退していると実感出来ます。」

ルイズはノルマンディー王国の技術の高さ、カール大帝という誰もが知っている偉人、そしてシリウスというハルケギニア最強のメイジがいることに羨む。

「まあノルマンディー王国にはカール大帝以外にも優れた人達がいたからそうなったんだ。トリステインも有能な者がいるが…ヘンリー王がなくなって以来有能な者は皆この国を見限り…私利私欲に走ってしまった。」

「…どうすればトリステインを豊かにさせられますか?」

「アンリエッタ王女に帝王学を学ばせ、女王にさせますな。マリアンヌ妃は女王になりたがらない以上はそうするしかありません。」

「…」

 

「そう言えばミス・ヴァリエール。」

「?何でしょう?」

「貴方には病弱の姉がいると聞きましたが…?本当ですか?」

「どうしてそれを知っているのですか?」

「いえ、一年前に私のメイドから聞いた噂話ですよ。その様子だとやはり本当でしたか。」

「ええ…私の姉、カトレアは生まれつき病弱で数々の水のスクエアメイジにどうしようもないと匙を投げられました…もしかしてちい姉様を治してくれるんですか!?」

「私は出来る限り…いや不可能でも可能にしてみせますよ。その病気を治すことをね。」

「先生…次の虚無の曜日です。その日に迎えが来ますので正門でお待ち下さい。」

「わかりました。では時間も時間なので失礼するよ。ミス・ヴァリエール。」

「ええ…ミスタ・エンペル。」

二人は別れ、教室を出て行った…

 

そして…教室を出ると…

 

「おい…もうそろそろあのお方が帰ってくると情報が入ったぞ。」

生徒同士の会話からそういう声が聞こえ、カールはそれを聞いた。

「(あのお方?)」

カールは少なくともそんな人物はやってくる予定はなかったと思い首を傾げる。

「なんだと!?準備とかしないとまずくないか!!?」

「急げ!生徒全員に伝えろ!」

生徒の反応は様々で、共通して言えることは慌ただしくなったということだ。

「…?(アンリエッタ来訪はまだ早いしな。二年の使い魔召喚のコンテストも終わっている…カルロスやルドルフが来たとか?…まさかな~)」

カールは必死で考えるが時間が迫り、ついにそのお方が学院に到着した。

「「「お疲れ様です!!」」」

生徒全員は腰を15度曲げ、声を上げた。

「(そういうことか…)」

カールもそのお方を見て納得した。

 

「疲れているのはタバ子だけどな…」

そう…帰って来たのはシリウスだった。いつの間にかシリウスは生徒のトップになっていたのだ。

「…」

そしてその後ろをついていくのはタバサである。彼女はシリウスの嫁などと生徒に言われている。

「まあいい…帰って来たぞ!諸君!」

シリウスは全生徒にそう叫んだ…すると…

「「「おおおぉぉぉぉーっ!!」」」

シリウスのカリスマが生徒に炸裂し、生徒の歓声で学院が響き渡った。

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