公爵様の遺伝子は最強の遺伝子!?   作:ディア

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今回は短めです。

ウェディングケーキの行方についても追記しました。


ドイツ公爵の結婚

~某所某室内~

クロムウェルはかなりイラついていた…というのもトリステイン魔法学院の風の魔法教師であるギトーがノルマンディーに捕まったからだ。

「総帥!」

そう言って1人の男性がクロムウェルの前に現れた。

「何のようだ…つまらんことではないだろうな…?」

クロムウェルはドスの効いた低い声を出し男性を脅した。

「いえ…そんなことではありません!シャルル・オルレアン公がカルロス・スペインと会談しました!」

男性がそう言ってクロムウェルに報告するとクロムウェルは少し考えた。

「…そうか。してその内容は?」

「その内容はおそらく我々レコンキスタ対策のものかと思われます。」

男性の報告は曖昧なものだがこれでもまだマシな方でひどいものだと内容も話せないようなものだ。それだけ二人の会談の内容は知られていなかった。

「…そうか、こっちへ寄れ。この任務は聞かれてはマズイからな。」

そう言ってクロムウェルは男性に耳を寄せるように指示した。

「わかりました。」

男性はクロムウェルの指示に従ってクロムウェルに耳を貸そうとしたが…

「がっ!?総帥何を…!」

クロムウェルは片手で男性の首を持ち上げた。男性ももがくが万力のような力で離れない…

「よくも下らんことを報告してくれたな…」

クロムウェルは不機嫌だった。それ故に先程の曖昧な報告を許さなかった。

「そ…う…す…い…」

徐々に男性の身体から水分がなくなりついには死んでミイラとなった。

「全く下らん奴だ。」

そう言ってクロムウェルは窓を開け、男性のミイラを部屋の外に投げてそれをファイヤーボールで焼き、風を吹かせると男性のミイラだったものは肉がなくなり骨に、骨から粉末となり、クロムウェルはそれを見届けると窓を閉じた。

「総帥!?今の音は…!?」

そう言って先ほどとは別の男性が駆けつけた。

「なんでもない。気にするな」

クロムウェルは何事もなかったかのように自らの席へと座り、入ってきた男性を部屋から出るように促した。

 

~トリステイン魔法学院~

そして選挙の日がやってきた。なぜかシリウス、ルイズ、タバサ、そしてエンペルは不在である。

「皆の者、選挙を始める前に重大発表がある。」

オールド・オスマンがそう言うと全生徒はどよめいた。

「一年生唯一のスクエアにしてノルマンディー王国の公爵、シリウス・ドイツ公爵がこの場で結婚式を挙げることになった!」

その場は騒然…誰もが驚いた。

「そしてその花嫁はヴァリエール公爵嬢のエレオノール嬢じゃ!」

さらにその場は騒然となった…というのもエレオノールは気が大変強いために折り合いがつかず、すぐに婚約破断となってしまうからだ。このことはトリステイン貴族全員が知っていたのでシリウスと結婚するとなれば騒ぐのは当然だった。

「静かに!そしてさらにもう一つ驚くべきことがある!」

オスマンはそう言って全員を黙らせた。

「神父代行の仲介者として…なんとノルマンディー王国国王…カール大帝がこのトリステイン魔法学院にやってくる!」

そして全員が驚きのあまり声すらもあげなくなった。それだけカールの名声は高かった。

「以上じゃ!全員拍手をして花婿と花嫁を迎えよう!」

オスマンがそういうと全員が拍手してシリウスとエレオノールを迎えた。

 

そして先導に出てきたのはタバサとルイズだった。

「(なんで私がこんなこと…)」

ルイズはエレオノールの妹という理由と学生であるという理由で先導役を命じられたのだ。

「(羨ましい…)」

タバサもルイズと同じような理由だがタバサは自分から買って出た…タバサとて人間だ。それだけ結婚というのに興味はあった。

 

次に出てきたのはシリウスだった。

「(エレン…お前は可愛いな。)」

相変わらず、シリウスはエレオノールにぞっこんで顔を紅く染めてエレオノールを見ていた。

「(ああ…これが結婚なんだ。私も素敵な人が見つかってよかったわ。)」

エレオノールもシリウスの顔を見て顔を紅く染める…ちなみにシリウスとエレオノールの年の差は13であり、シリウスの年齢も13である。

 

そして最後に出てきたのはカールだった。

「(まさか…シリウス×エレオノールができるとはな…)」

カールは転生者である。そのためエレオノールがどれだけ結婚するのに向いていない性格か把握していた。しかしまさか自分の弟があっさりと攻略してしまったことに未だに驚いていた。

 

そしてそれぞれがそれぞれの位置についた。

「では新郎、そちは新婦との永遠の愛を誓うか?」

カールはそう言ってシリウスに聞いた。

「誓おう…兄貴達には当然、エレンの親父さん、お袋さん、そして妹達にも、俺の魂にもな。」

そう言ってシリウスは永遠の愛を誓った。

「では新婦、そちらは新婦との永遠の愛を誓うか?」

カールはエレオノールにそう聞いた。

「誓います。」

当然ながらエレオノールは即答で誓った。

「では愛の証として接吻をして貰おう。」

カールはそう言って二人を向き合わせた。

「行くぞ…エレン。」

「結婚してくれてありがとう…」

二人はそう言って愛のキスをした。

「ミスタ・ドイツ、ウェディングケーキを持ってきました!」

 

マルトーがケーキを持ってくると二人はウェディングケーキに入刀し、結婚式を行った。そして二人は退場し、タバサとルイズ、そしてカールが残った。

「さて…学院長。私もこの選挙見てもよろしいかな?」

カールがそういうと教員たちも含め全員が騒ぎ出した。

「まあこのような選挙であれば構わいませんよ。」

オスマンは敬語でそういった。

「では今年の生徒会長…誰がなれるのか楽しみですよ。」

選挙に出ていた生徒達は全員プレッシャーがかかった。ここで生徒会長となればカールも認められたことになりシリウスも迂闊には手が出せないと思ったからだ。

「「「「(絶対に負けられん…!!)」」」」

数名の生徒が燃え、絶対に生徒会長になろうと意欲が増した瞬間だった。

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