【出張版】CiRCLEスタッフ   作:スタ

1 / 13
細かいことは置いといてとりあえずパパッと始めます


さよならCiRCLE

それはある日突然訪れた

 

「いや〜本当よかったね、武道館ライブ」

 

「ええ、本当に…いい歳して泣きそうになりました」

 

 

ここはCiRCLE

 

 

ではなく、とある居酒屋

武道館ライブの後始末諸々で大変忙しく

ようやく全て片付いたとある休日

 

私ことスタッフとまりなさんは

ちょっと遅めの打ち上げでこうして呑んだくれていた

 

 

「いやー最後全員で歌うのは反則だよね〜」

 

「ええ、全く…思い出したら興奮してきましたね」

 

「ていうか、飲み過ぎですよまりなさん」

 

「細かいことはいいの!あ、すいません生追加で!」

 

 

やれやれ……これは朝までコースですね…

まあ連休だしいいんですけどね

 

「あ、すいません、私はハイボールで」

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

「うへぇ…呑み過ぎた……」

 

「そりゃそうでしょうよ」

 

 

そして休み明け、私たちは今日もCiRCLEでお仕事中

約1名使い物にならなくなっている先輩を除いて

 

「ねえ、もう今日君一人で回せるよね…帰っていい?」

 

「寝ぼけた事言わないでください、二の腕引きちぎりますよ」

 

「」

 

 

新人スタッフと言われていた私も今ではそれなりに仕事をこなせるようになり、我ながら成長を感じている今日この頃、まりなさんはすっかりあの頃の素敵なお姉さんという私のイメージも物色され、ただのポンコツなかわいいお姉さんと言う印象に変わっていた

 

まあ実際仕事は本当に出来る人なのでいつも頼りにしてはいるのだが、たまにハメを外してこうなる日がある

 

 

「というか、前から薄々思ってたけど、君ホントお酒強いんだね…意外…」  

 

 

「まりなさんが弱すぎるだけだと思いますが…」

 

 

「可愛くないなあ……キミ最近生意気だぞ〜」

 

「作者の趣味ですからこればっかりは…」

 

「何言ってんの?」

 

「こちらの話です」

 

「というか…」

 

「なんでしょう?」

 

 

「最近…みんな来ないね…」

 

 

「………」

 

 

みんなと言うのはポピパ、Roselia、アフロ、パスパレ、ハロハピ、RASの事である

 

あのステージ以来、彼女たちとは一切会っていない

と言ってもこの時期は学生側もテストやら卒業式やらで忙しいので私は特に気にしていなかったのだがまりなさん的にはなかなかにダメージが大きいようだ

 

 

「とはいえ気持ちはわかりますよ。けどまあそろそろ落ち着く頃でしょうし、今日辺りふらっと遊びに来たりするんじゃないですか?」

 

 

「だといいんだけどねえ…はぁ…」

 

 

ガチャリ

 

 

「あ、ほら、来たんじゃないですか?」

 

 

話をしているところに不意にドアが開く音がした

 

 

「いらっしゃいま…」

 

 

「邪魔するよ」

 

 

香澄さん辺りが来たのかと思ったらドアの先には思いがけない人物が立っていた

 

 

「お、オーナー?」

「都築さん!??」

 

 

そう、そこには元SPACEのオーナー、都築詩船さんが立っていた

てっきりあの子達だと思ったのに…

 

 

「期待外れで悪いけど、ちょっと話をしにきたよ、あと何回も言ってるけどアタシはもうオーナーじゃないからね」

 

「あ、ハイ」

 

 

そしてここからが今回の本題である

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

「えええええーーーーーーーーー!?函館!!!!!???」

 

 

「そ、ちょっと手貸して欲しくてね」

 

 

端的に言うと、函館で新しいライブハウスが出来るらしく

そこの人手が足りず開店準備が大幅に遅れているとの事だった

そしてそのライブハウスと言うものがCiRCLE系列の店らしく、無事にしわ寄せが回ってきたという訳だ

 

ちなみになぜオーナー、いや、詩船さんがそんな事を知っているのかと言うと、お察しの通り詩船さんの名前はこの業界ではとても有名らしく、その辺に関してはかなり幅が利くらしい

 

 

「店が安定するまではけっこうかかると思うからしばらく帰ってこれないと思うけど、まあ向こうでの衣食住は安心しな、話つけといた」

 

 

「って言っても…そんな急に…うちのオーナーはなんて」

 

 

「二つ返事でOKだってさ」

 

 

「あの野郎…」

 

 

あの野郎とはCiRCLEのオーナーの事であるのはお察しの通り、姿は見せないくせにこういう話は知らないうちに平気で進めて振り回す、まあもう慣れましたが…

 

 

「でもここもそこまで人手は足りてないのですが」

 

 

と、まりなさん

 

 

「ああ、そこは追々。とりあえず1人早急に欲しいって事だ、まあ長期出張だと思って申し訳ないがそこは諦めてくれ、で?誰が行く?」

 

 

「そんな急に言われても…」

 

 

「私は立場上ここは離れられないし……」

 

 

「どうしましょう…」

 

 

しばらく私たちは話し合いをしたが一向に決まらず、痺れを切らした詩船さんが

 

 

「じゃ、あんただね」

 

 

そう言って私を指差す

 

 

「え、私…ですか?」

 

「ああ、まああんたなら大丈夫だろう、消去法だけど」

 

「」

 

 

正直しばらく彼女達に会えないのはなかなかに寂しい…が、これが社会というやつだ、戸惑いはあるがまあこれも経験

 

 

 

 

こうして私は函館へ赴く事になった

 

 

これから一体どんな出会いが待ち受けているのだろうか

 

 

 

 

不安半分、期待半分の中、スタッフの新たな物語がはじまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アルゴナビスもっと流行れ!!


ではまた次回
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。