【スタジオ】
というわけでAfter growが使っているスタジオへついた訳だが
「あ、いたいた、おーーーい」
早速メンバーを見つけた山吹さんが声をかける
「お?さーやじゃん!久しぶりだなー」
「本当久しぶりだね、武道館以来かな?いろいろ忙しくてさ〜」
「それはこっちもだっての、期末試験とか期末試験とか期末試験とか…特にあこに教えるのが大変でさ…」
「あはは…でもあこちゃん無事に進級できたんでしょ?よかったよかった」
「まあな」
早速メンバーの赤髪の少女と山吹さんが話し込んでいた、めっちゃ仲ええやん………
「あっそうだスタッフさん、この人は宇田川 巴って言って、私たちと同じ高校3年生です。After growのドラム担当、ちなみに私たちは同じ商店街に住んでいるので昔から知ってるんです」
少々会話に入りづらいそうな自分を察してくれたのか山吹さんが話し掛けてきた、いい人だ…
「どうも、紹介に預かりました宇田川 巴です。ところでその人は?」
「この人は最近入ったCiRCLEの新人スタッフさん、私たちも最近知り合ったんだ」
「そうだったのか、って事はあの人もついに先輩になった訳か」
「あの人?」
まりなさんのことだろうか?でもあの人が一番古参の先輩だったような…はて…
「あ、スタッフさんはわからないですよね、実はスタッフさんが来る前にもう一人スタッフさんがいたんですよ、今はちょっと出張で函館にいってるんですけど…」
うーんと、考え込んでいるところに山吹さんが説明をしてくれた、なるほどそういう事か、俺の前にも一人いたのか…
確かに求人の欄に人員補充の為って書いてあったな…うん納得した……って…ん?函館?それって確か…
「ちょっと待って、函館ってどう言う事?」
「あ、蘭ちゃーん!久しぶり!」
そんな話を聞いていたら奥の部屋から黒髪に赤メッシュのクールな少女がラウンジに出てきた
「香澄久しぶり、それより函館ってどう言う事?」
「やっぱり蘭ちゃんも何も聞いてなかったんだね。あっそうだ、その前にスタッフさん、この子がAfterglowのギターボーカルの美竹 蘭ちゃん!私と同じパートです!」
「初めまして、最近入ったCiRCLEの新人スタッフです、よろしく」
「あ、はい…よろしくお願いします、美竹 蘭です…それで香澄、その話詳しく」
「うん、実はね」
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「という訳で、今スタッフさん函館に行ってるんだ」
細かいことは色々と省くが
香澄さん達が件のスタッフの説明をすること数十分
「へぇ…そうだったんだ…なんか大変そうだね…」
極々普通の相槌を売っている茶髪の大人しそうな子は羽沢つぐみさん、アフロ(勝手に略した)のキーボード担当で喫茶店を経営しているらしい
どこかでみたと思ったら就活中に入ったあの喫茶店の子か…なんかもう1人外人っぽい子にツッこんでたから印象に残っている
「にしても私たちに連絡もなく言っちゃうなんてひどい!スタッフさんめ…帰ってきたらお説教だ!」
「まあまあひーちゃん、そんなにやけ食いしてるとまた太っちゃうよ〜」
「今それは関係ないでしょ!!?」
そして漫才のようなやりとりをしている片方の発育のいい…ゴホン…ピンク髪の少女は上原ひまりさん、アフロ(勝手に略してる)のベース担当でこのバンドのリーダー、ファストフードでなんかテンパってたあの子か…その時はもう1人隣の子も一緒にテンパってて青っぽい髪の子にフォローされていたのが印象に残っている
「あ、ちなみにわたしはたまたま会ってその話は聞いてたよ〜」
「「なんで言わなかった!!?」」
「いやあ〜」
そして今みんなから総ツッコミを食らっているえらくゆるい口調が特徴的なこの子が青葉モカさん、リードギター担当、てかこの子あの時に入ったコンビニ
の店員の子だ……なんか蘭さん以外全員見たことある子しかいないんだけど……
というか段々その以前のスタッフの人の話がメインになっていって本題から脱線してきている…そろそろ戻さねば話が一向に進まないと思ったので俺は
「あの、それよりそろそろ」
「「???」」
半ば無理やりこの話を切る事にした
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「いやーすっかり忘れてた」
「ありがとうございますスタッフさん!本題を忘れるところでした」
「まだ会ったばかりでこんな事言うのもアレなんだけど…市ヶ谷さんの気持ちが凄く分かった気がした…」
「あれ?もしかして私バカにされてる??」
というわけでライブイベントの参加をお願いした帰り道、俺と戸山さんは帰る方向が同じだった事もあり山吹さんを送ったあと2人でそんなやりとりをしながら歩いていた
ちなみにスカウトの結果は二つ返事でOKだった、一体これまでの時間はなんだったのか…休みじゃなかったら俺の身体が死んでいたところだった…
あそこまで話が長引くなんて…例の先輩、一体何者なんだ…
そういえばうちの姉もいま函館にいるって言ってたな…元気でやっているだろうか…
「あ、着きました。ここ私の家です。スタッフさん、送ってくれてありがとうございました!」
「いえいえ、それじゃあ俺もこれで、またね戸山さん」
「はい!おつかれさまでしたっ」
後ろで手を振っている香澄さんを背に俺は家へ入る
そう、すぐ隣の家に
「え…?スタッフさんの家って…」
つまり隣の家に住んでいた