【出張版】CiRCLEスタッフ   作:スタ

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正直に言うと呑んだ勢いで書いたので頭使わず読んでいただけたら幸いです


4人目

本日は午前中で仕事が終わったということで函館観光へ勤しんでいます

実は兼ねてより函館へきたらずっと行ってみたいと思っていた店があったんですよね

 

 

「ここですか」

 

 

TVでも宣伝していた函館の有名な和菓子屋.その名も

 

 

「菊花亭」

 

 

とても趣きがあって良い老舗ですね…では…

 

そう言って店に入ろうとしたら

 

 

「時間の無駄だね、僕は帰る」

 

 

おや?聞き覚えがある声ですね

 

2回の窓から何やら揉めているような会話が聞こえてはいましたが…

そう言って店から出てきた声の主は

 

 

「おや、的場さんではないですか、おーーい的場さ…」

 

 

声を掛けようとしたのだが気づいていない様子でそそくさと道を歩いて行く的場さん

ふむ、何か怒っていたように見えましたね

これも青春ってやつですか

 

 

「おい航海!おーーい」

 

 

続いて出てきたのは五稜さん、そしてその後に続いて姿を見せたのが七星さん

おやおやみんないたんですね

 

 

「五稜さん、七星さん」

 

 

「ん?おー、あの時の」

 

「スタッフさん」

 

 

2人は私の呼び掛けに答えてくれました、うん、いい子達ですね

 

 

「こんにちは、何かあったのですか?二階から揉めているような声が聞こえたのですが」

 

「耳良いなあんた、まあそういう事なんだ、すまん、ちょっと急いでるからまた今度!」

 

「あっ待ってよ結人」

 

 

軽く会釈をして七星さんも五稜さんに続いて走り去っていく

 

 

「何かあったのでしょうか…」

 

「凛生ぼっちゃんのお友達が訪ねてきたのですが…何か揉めていたようですね」

 

「やはりそうでしたか」

 

 

店の前で立ち止まったまま考え事をしている私を見兼ねてか菊花亭の店員さんが話しかけて来た

 

 

「ん、凛生ぼっちゃんとは?」

 

「この菊花亭の御曹司様です、大学に上がったばかりでして…」

 

 

ということは彼らと同じ大学1年生ですか…

 

 

「すまない、うるさかったか?」

 

「い、いえっ!そんな事は」

 

 

少し店員と話し込んでいると店の奥から1人の若者が顔を出す

おそらくあれが凛生ぼっちゃんという御方なのでしょう

 

 

「あ、お客様でしたか、申し訳ありません」

 

 

「いえいえ」

 

 

視線に気付いたのか凛生ぼっちゃんが私を見てそう言った

というか…身長デカいですね…五稜さんより少し下ぐらいでしょうか…

ってそうではなく

 

 

「先程的場さん達が出て行きましたが…何かあったのですか?」

 

「なんだ、彼らの知り合いだったのか、まあ…ちょっとな」

 

「面白そうなのでよろしければお話、聞かせていただいても?」

 

「そう言われて話す奴がいると思うか?」

 

「まあまあそう言わずに」

 

「…ふっ…素直な人だな、少し話し込むが、いいか?」

 

「やった」

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

バッティングセンターのベンチに座り込み、凛生ぼっちゃん、いえ、桔梗 凛生さんから事のあらましを聞いていた

 

 

「キーボード、ですか」

 

 

桔梗さんの話を要約するとこうだ

 

夜に五稜さんが大学を徘徊していたらピアノを弾いている桔梗さんを発見

これは4人目見つけたかもしれない

改めて自宅を訪ねたところすんなりOKした桔梗さん

しかし桔梗さんにはサークル荒らしという噂があり的場さんが問いただす

結果、本気でやる気がないなら迷惑だと激昂

そして現在に至る

 

 

え、なぜここまで聞き出せたかって?私、こう見えても人の話を引き出すのは得意なんですよ、ふふふ

 

とまあそれは置いておいて

 

 

「なるほどー、それは桔梗さんが悪いですね」

 

「ははっ、だからそう言ってるだろう、変わった人だなあんた」

 

「よく言われます」

 

「ま、そういう訳だ…俺にとって野球より熱くなれるもの…あるのかな…」

 

桔梗さんは野球をしていて甲子園へ出場した経験がある

しかし甲子園1回戦、打たれた打球が肩を直撃、当たり所が悪かったのかそのまま選手生命を断たれたらしい

 

うん…これは……思ったより重い話ですね…しかし

 

 

「桔梗さん、ピアノは弾けるし即席で作曲もできるなんて…五稜さんはいい人材を見つけたと思うのですが」

 

「俺は天才だからな、まあその事で揉めたりするのはもう慣れてるさ」

 

「なるほど、的場さんとつくづく合わないわけですね」

 

「おいおい…きっぱり言うんだな」

 

「デリカシーがないとはよく言われます、けど…」

 

「?」

 

「野球より熱くなれるもの…野球は私も好きなのであまり言いたくはありませんが、それはバンドかも知れない可能性もあると思いますよ」

 

「……」

 

 

「そうだ、確か的場さんは作詞ノートを持ってましたよね、それを借りて、その歌詞に作曲をつけて見るのはどうでしょう?」

 

「貸してくれるわけないだろ、それに、俺たちの話はもうあそこで終わってる」

 

「いやいや、それはまだわからないかも知れませんよ?それに、私は桔梗さんの作った曲、とても聴いてみたいですね、ええ」

 

「あんた…」

 

「では私はこれで」

 

 

「あ、おい…!…」

 

 

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

「全く…変わった人だったな…」

 

 

 

「ねぇ!」

 

 

 

「っ!、君は確か…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺はこの後作詞ノートを持ってきた蓮に思いをぶつけられ…新しい自分の居場所を見つけた…

 

 

今思うと、俺はあの人に上手いこと誘導されたのかも知れないと後になってから思う

 

 

熱くなれるものを探し続け、気がつくとサークル荒らしと呼ばれていた俺の人生はこうして変わったんだ

 

 

俺はこいつらとバンドをやりたい…これが今の俺の熱くなれるものだ

その事に気付く最初のきっかけをくれたのはあの人かも知れないな…

 

 

これから長い付き合いになりそうな予感に少々心を躍らせながら

俺はこのメンバーのキーボードとなったのだった

 

 

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ…菊花亭の和菓子…買うのを忘れてしまいましたね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




誰か早くガルパ×アルゴナビス書いてくれぇぇ!!



では次回
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