暁の空にて   作:ボロニアル

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嵐の前触れ<②>

巡回のパトロールに出た太刀川隊の隊長太刀川 慶はご機嫌だった隊員の唯我 尊が心配するほどに。

 

「太刀川先輩なんでウキウキしてるんですか?」

 

「唯我それはな出る前に迅と会ったからだ」

 

「それで、なんですか?」

 

「あの表情はこれヤバイ予知来たわって表情だな」

 

「殺生なーー!!」

 

「了解、警戒します太刀川さん」と出見 公平が受け流す。

 

そんなコントを繰り広げているとオペレーターの国近 柚 宇から<正面手前からトリオン反応増大警戒してね~>と緩い反応が返ってくる。

 

それは初め白い点だったそれが上下左右に動く板の様に滑らかに動きだし徐々に大きくなっていく最終的には大きな車庫ぐらいなっていた。その車庫から一台の細長い流線型をした潜水艦のような物が出て来た、潜水艦と違うのは甲板に帆があり下から足の様な棒が出てきたのが決定的な差異であった。

 

太刀川隊に緊張が走る、そんな中潜水艦の中央下から丸く円盤が下に投下してきた。円盤の上に乗っているのは4人であった。太刀川と同年代の男女とまだ少女の域を出てない子供それと背はシャンとしているが老女が1人である。

 

不振人物である青年が円盤から降りて太刀川に気づく、その顔は驚愕であるのと泣きそうな笑みであった。

 

「も、もち、餅川!!」

と太刀川に向かって良く通る声で声をかけてくる。

 

「えっーと餅川って俺の事か確かに餅は好きだが俺は太刀川なんだが」

場が氷りつくが老女だけはハッハハハハと体を二つに折り畳む様に笑っている。不審者である青年は「すまん忘れてくれゴホッゴ、ホッン太刀川俺だハガネだ、ムラサキ ハガネだ覚えてないのか一緒に遊んだだろ 」

 

太刀川の返事は誰?であった。個々に両者の隔たりが見えてきた。片方は十数年ぶりに故郷に戻って来た、片方は定時の哨戒任務。隔たりは大きく横たわっていた。

 

だかしかしハガネはめげなかった感動の抱擁はできなかったがまだ握手は出来ると信じて距離をジリジリと縮めていくが太刀川は後ろに後退していく。けれど2人の間は少しずつ縮まっていくハガネが前に三歩行き、太刀川が後ろに二歩後退する。そんなコントのやり取りを遠巻きに見つめる不審者三人笑っていた老女が話し出す「餅川って変な名前だと思ったのよね~こっちにそんなヤツがいたら見てみたいよ」

 

少女は呆然としながら「えっいないの!!」の反応し、女性はいないんですか?では何故ハガネはそう覚えていたんですか?と不思議がる。

 

老女が言う「元々餅って言うのは、米こちらの主食の一部であるものを潰してこねた物なのさそんな名前いないでしょ、まあ私も幼い時にミデンからネイバーフッドに行ったからあってるかどうか不安だったけどね。そちらのお二人さんそれであってるかい?」

 

出見は一応話を振られたので答える「まあそれで一応あってるけどウチの隊長とそちらさんは知り合い?」

 

そうなんじゃないかしらと女性は返事をする。

 

そんなこんなをやってるといつの間にか太刀川の間合いに入っていた剣先が延びて旋空狐月が繰り出されるハガネはそれを無意識で武器である槍の矛先で受け止める。

 

「なんだ昔みたいに遊びたいのか?一緒に遊ぶか!!」

 

とハガネと太刀川は戦いを始めてしまった。それをどうしたら良いのかわからない人型ネイバーとボーダーの二つのグループ、そっちも戦う?イヤ私らは交渉したいんだよ?

 

ボーダー側の通信

<交渉で戦いを始める人はどうかと僕は考えますがね。出見先輩はどう考えますか?>

 

<その辺は同じだが出だしが餅だしな、一瞬ギャグかと思ったぜ>

 

ネイバー側の通信

 

<ハガネがあれじゃあね、アレックスあんたがまとめな>

 

<春日さん年長者なんですしそれに依頼人じゃないですか交渉もお願いしますよ>

 

<イヤだよ、依頼人命令で交渉をあんたに任すアリアはこう言うのに疎いからね>

 

<わかりましたよ、めんどいけど頑張りますよとりあえず合図したらトリガーオフでお願いしますね>

 

<わかったよ>

 

<了解です>

 

 

女性がパッンと拍手をしてトリガーオフと言う、すると不審者2人もトリガーオフした。

 

「ゴホッン私の名前はアレクサンドラ・フェーゴ短くしてアレックスと言ってください貴殿方の名前はなんて言うですか?」二歩、三歩と歩き手を前に出して握手の形に持っていく。

 

「僕の名前は唯我 尊です、お姉さんイヤアレックスさんこれからゴホッ!!」そんな中出見のドロップキックが唯我の背中に激突する

 

「自己紹介は良いがウチの隊長とバトってるあの男止めろよな」コッキコッキと首と背中を鳴らせて何時でも戦闘態勢に切り替わる様に出見は油断はしてなかった。

 

「まあ、まあ幼なじみに戦士として顔見せしたからテンション上がってるだけだと思うのでそんな怒らないでください」アレックスはとりあえずなあなあな形で終わらせる様であった

 

「まあ良い、俺の名前は出見 公平。所でなんであんたらはトリガーオフなんてした。本当に交渉したいのか?」出見はまだ真意を探っているみたいでありアレックスの言葉を信じてなかった。

 

「本当ですよ、ちなみにこちらの若いのがアリア、護衛はこの三人でやっていてこちらの方が今の雇い主である

春日 千雨【かすが ちさめ】さんです我々は停戦と交渉をミデンに求めます」

 

 

 




かわらず姓から春日姓に変更
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