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近くの基地への直通通路まで行くと前方には迅がいた。
「ようこそ、ネイバーフッドからの来訪者さん達、俺は実力派エリートの迅 悠一よろしくな」
「ハイハイ質問です、実力派エリートってなんですか。それと私は春日 アリア、おばあちゃんの護衛やってますよろしくです」
元気よくアリアはそう答える。
「実力派エリートってそのまんまさ俺は頼りになるぞ、とりあえずウチのボス達があんた達の事待ってるから案内人として俺が来た」ニコリと彼の顔は笑っていた。
「なるほど実力派エリートって何でも屋みたいなもんですね、勉強になります」
そんな話しをしていながら迅は珍客者らを軽く観察していた、そして彼のサイドエフェクトで珍客者らの内情を知ろうとしていた。
ハガネ達は太刀川がベイルアウトしたにしてはボーダーの連絡が速いなと感じていたがボーダーはまだ謎の組織、通信システムなんかは意表をついて速いんだなと考えていた。
まさかサイドエフェクトでの先読みだとは彼らも思っていなかった。
彼らは迅の案内によって会議室に通されたそこに行くまでボーダー隊員達とはすれ違いはなかった。戒厳令が本部司令から出ていて隊員達は1ヶ所に集められていた、これもボーダーの望んだ未来を叶える為だと言われればこそである。
ハガネ達は別に不思議がることもなくすんなりと通り会議室の前の部屋にトリガーを置いていく事になった、これもボーダー側からの提案である。そこはハガネ達もうなずき部屋の前の小部屋にトリガーを置いていった。
会議室に入る前にアリアに迅は言う俺が居る、だからそんな気を張るな大丈夫俺のサイドエフェクトがそう言ってるから千雨さんの目的は達成されるよ。そう言うとアリアはなんだか不思議そうな人だと思いけれど憑き物が落ちた表情をしていた。
会議室の真ん中中央上座に城戸司令、入って右側に林藤玉狛支部長、忍田本部長。左側に鬼怒田開発室長、根付メディア対策室長、唐沢営業部長と続いて待っていた。
迅はそのまま彼らの横に座った。
入ってすぐに城戸から詰問が入る「我々はネイバーとは交渉はしないが君が三門市から連れ去られた人間なら保護する用意はある、そちらのご老人も同じくな」といつも通りの堅い顔を見せている。
それを真っ正面から受けてたつハガネは言うそんなの決まっている俺はネイバーですよ、フェーゴの人間そうあの時決めたのだと。
だったら私は三門市の人間でよろしくさ、と千雨は答える。私も私も生まれはネイバーフッドだけど心は三門市民でとアリアは答え。残されたアレックスは私はフェーゴよと短く答える。
四者四答の答えで帰ってくるので根付は「答えは纏めて起きた前君達」と返事をする。
と忍田が手を挙げて答える「とりあえず唐沢さんの所に
唐沢がそれで君達の目的はなんだい?交渉と言うからには何かボーダーにもメリットがあるのかいと聞いてくる
それに対して「そうですね、とりあえず一騎当千の戦力を増強が出来るとは思います、何せうちらフェーゴは傭兵集団なんでそれとさっきの質問ですが俺たち四人の目的は別個にあると考えてください、俺はフェーゴを代表して窓口になる考えです」と返す。
次は順番的には千雨さんでと話を渡す「私はねえまあアチラに行ってから自分の惑星国家で夫を作り子供もでき孫もでき夫も亡くなり後は自分の始末だけなのさだから生まれ故郷で骨を埋めたいと考えているよ」
次はアリアかねとまたさらに話を渡す「私はフェーゴでの生活も楽しいですけどやっぱり冒険心を信じているんですよ、だからミデン?三門市?ボーダー?なんか良くわかんないですけど楽しそうですしとりあえずおばあちゃんを支えながらボーダーに入りたいです」
ラストはアレックスさんでと話のボールが彼女にやってきた「私の目的は安全、安心ですかねこのお腹にはハガネとの赤ちゃんがいるんでそのためにも安心して育児が出来る環境が必要です、フェーゴではやはり無理があると考えてこのメンバーに入れてもらいましたからまあ以上ですよ」
四人の言葉に絶句する城戸、根付、鬼怒田の三人。
忍田と唐沢は少し納得している、林藤はハッハハハと笑っている。
ボーダー上層部もこの案件で頭が痛くなっている様である。まず口を開いたのは根付だ「ネイバーがボーダーに入るこれは一部の例外を除いて例がないことですね、ましてはネイバーと連れ去られた市民との間に子供が出来るなんてことは今までなかったことです。これは情報統制を全力でしなければボーダー全体の問題になってしまう」
その言葉を続けて鬼怒田が言う「フェーゴとか言ったかそれらのトリガーが解析できばボーダーの新しいトリガーを作る事も出来るだろうがネイバーを雇うなんてのは倫理観として許容できない者達もいるだろう」
しかしと忍田が反論する「こうしてやって来たのは戦力としては比較的少ない人員ましては身重な女性まで入っている彼らの言を信じる事から始めなければ何も始まらないだろう」
城戸が林藤くん、君の意見も聞きたいのだがと珍しく玉狛の話を聞く耳を持っているふうな様子をしている。
林藤は俺は彼らの話も聞いてやっても良いと思いますがと気楽に返事をする。でも最終決定権は城戸さんが持っていると思っていますと付け加える。
傷を擦りながら城戸は答える「君達がボーダーで役にたつなら居場所を作るのも出来るだろうが現状は無理だ、根付くんメディア対策としてはどう彼らを役にたたせる」
それに対して「そうですね、ハガネくん君の体験をテレビや本で語る事は出来るかな、もちろん台本はこちらで用意するがね」
「そのぐらいなら様はインタビューとかですよね、講演とかは生の物なので余計な事話しちゃうかもしれませんが」と口は笑っているが目は笑っていなかった。
鬼怒田くん君はどう思う、城戸派の人々に話を通す。
「司令私としては預かってるトリガーの解析をやりたいと思っています、あれが未知のトリガーである事は必然でありこれによってボーダーの新しい戦力になると考えています」
忍田くん君はどう考える。
「私としてはネイバーを雇う事には反対ですですがハガネ君と千雨さんをこのまま放置する事にはもっと反対です」
沈黙が落ち数十秒、城戸は深く考え言う「私が反対した所でボーダーとしては利益になる事が多い様だ、千雨さんは捕虜として一級の待遇を約束しようまたアリアくんはその補助としてまたハガネくんとアレックスくんには所属しているフェーゴに付いての聞き取り調査を実施する。そして肝心なのは君達4人は特別教導部隊に任命する、これがボーダーとしての妥協点だと考えたまえ」
それは俺達フェーゴを雇うって事で良いんですね。
そうだと城戸司令は肯定する
それを聞いて安心しましたよと言ってからハガネは言う
「タイマー零発動トリガーオン」と同時に「風刃起動」ここから先は数秒間に行われた事であった。
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