救えなかった少年 改訂版 作:ニック
「……ただいま。」
俺は学校から帰ると返事は返ってこない
当たり前だ。ここには俺しか住んでいないのだから
俺の家は簡易な被災者支援の為に建てられた仮設住宅であり、そして家の中には布団が敷かれているだけだ。
三門市は2年前に大きな災害ネイバーという生物からの進行を受けた
俺はとある事情で回避していたんだが両親は違い今だに死体も見つかっていない
ボーダーの人曰く俺の両親は連れ去られたことが有力らしい
その担当の人がいうのはトリオン能力が高かったのが災いしたのだろうっということだった
トリオンは俺はその当時はあまり知らなかったのだが、ボーダーから詳しく聞くにはトリオンは俺にも多く持っているらしい
何故だか分からないがそのトリオンを多く持っているものが
そして、祖父や祖母は早死したらしく俺は身寄りがなく、施設に入るかボーダーの用意した仮設住宅でくらす選択しかなかった
お金がない
簡単にいうならば、今まで支援で暮らしていたのもありさらに行方不明ってことで保険が下りなくて、さらに財産の付与すらできなかった。
というよりもこのままだったらガチで餓死してしまうので中学生でもできるバイトを探し、先週。採用通知が届いたのだ。
採用通知には仮入隊期間が設置されていて人数はおよそ50人ほど
ボーダーと呼ばれる組織に入隊することとなる
というよりも中学生の俺が採用をもらえるのはそこしかないのだ
ぐぅと腹の音がなり俺はため息を吐く
腹が減ったのでとりあえずもやし炒めでも作るか
とりあえず、これからは学校よりもバイトだ
学校はボーダー推薦という奴があれば大学まではきちんといけるらしい。学歴は大事だし支援金とB級直後の防衛任務という奴をほとんどの時間入れれば大学までの資金はどうにかなるだろう
そして買ってきたもやしと八百屋のおっちゃんから頂いたキャベツを炒め始める
最近節約を決意してからはもやしと豆腐を繰り返し食べている
こんな日常を送っているとやはり体重も減ってきている
昔はスポーツチャンバラという日本ではマイナーなスポーツをしていたのでボーダーにも活用できるだろう
今は150cmで体重は40kg。昔は55kg近くあったので本格的にまずい
調味料は塩こしょうと醤油。それさえあればなんとかなると思っていたんだが食事に関しても手を加えないと飢餓まっしぐらだ
炒め終えると皿に盛り付け食べる。
というより俺の場合焼く、茹でるくらいしか調理のレパートリーがない
明日からは仕事だからな早く寝るのに越したことないか
家計簿をつけ終え、そして宿題を終えると布団に入る
無駄に体力を減らしたくはないのとお腹が減るのを備える為に寝ることが多くなっていた
そして俺は夢の中に意識を落としていった