裁定の堕天使 凍結中   作:ツキタマ(サブ)

8 / 10

掛け持ちし始めた影響か進まなくなった!!
頑張って書くからキャストリアで和んで!
(唐突なもう1つの方の宣伝)


前回出てきた██の██ですが、
書きにく言ったらありゃしないので
今後は“あの大杯”と書かせていたきます。
答えがほぼ出てるぅ!!


冥府の悲劇(笑)再来!!
そしてまさかの魔獣登場!!


少年期 第5章 加速する物語

「…うむぅ…ここは…」

 

 

 

目を覚ますギル。そこはいつもと変わらな

いシルリのいる教会の天井だった。

 

どうやら、最後に使った██の…“あの大杯”

の余波で気絶していたらしい。

 

戦いの影響なのか動かしずらい体に鞭を

うってベットから起き上がる。

 

 

 

(…うん?…目線高くない?もしかして

数年寝ちゃったパターン?でも、外で

工事してるみたいな音がしてるから多分

経ってても数日なはず…)

 

 

 

「…まさかな…」

 

 

 

そう言うとギルは近くにあった姿鏡の前

まで移動した。

 

そこには全ての答えがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにはFGOの弓ギルの姿があった。

(本人は未プレイだから知らない)

 

 

 

「ふむ…王が夢から覚めると

その体は成人並みに大きくなっていたと…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「などと言っている場合か!!

本当にデカくなっているでは

ないか我ェェエ!!!!」

 

 

 

 

この後、シルリがなだめるまで騒いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、起きたら体が成長していたの

ね?不思議ですね。所でその口調はどうし

たの?」

 

 

 

「口調は恐らく体に持っていかれたのだろ

う。体の方は知らん。我が知りたい!!」

(アレ使わなきゃよかった…助けて…。)

 

 

十中八九“あの大杯”の影響だろう。

しかし、それが世に知れ渡れば大惨事所の

騒ぎではなくなってしまう。

それだけは、避けなければならない。

ギルは心の中でそう結論づけた。

 

 

 

「…分かりました。応援をくださった天聖様

に事情を話して使いを向かわせてもらって

今回の事態の会議をここで開いてもらう

ようにしましょう。

貴方は、天聖や大天使長様が来るまで

部屋で休んでなさい。

まだ疲れが残っているのでしょう?」

 

 

 

「…うむ、そうさせてもらう。すまぬな。」

 

 

 

そう言ったギルは戦闘の疲労と精神的疲弊

の激しい体を引きずり自分の部屋まで行き

布団に飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、彼処までやるとは思わなかった

君って実は思い切ったら凄いよね!流石の

僕も関心d(((」

 

 

 

「ブローズ!貴様ァどうゆう事だ!!

この身体は!!訳を話せ!!さもなくば

貴様も先程の魔獣共と同様に串刺しにし

てやるわ!!そこになおれ!!!!」

 

 

 

言葉をまくし立てるやいなや、ギルは

空中に何十何百の黄金の波紋を浮かべる。

 

 

 

「ち、ちょっと待って!待ちたまえ!!

君の体に僕は関与していない!!

君も分かっているだろう!?

八つ当たりにも程があるy(((((」

 

 

「えぇい!!言い訳は冥府で聞いてやる

わ!!覚悟するがいい!!」

 

 

 

「王の財宝!!!!!!!!」(ゲート・オブ・バビロン!!)

 

 

 

「乱暴だな君はーーーーーーー!!!!」

 

 

 

半狂乱になったギルを止めるのに

また数十分掛かったそうな。

 

 

 

「いたたた、君実は本気だったよね!?

不死殺しとか神殺しとか平気で飛ばして

来たよね!?恐ろしいんだけど!?」

 

 

 

「なに、日頃の恨みを晴らしたまでよ。

笑って許せ。

それと給付金に頼らざるおえなかった者共

に謝罪を述べるが良いわ。←」

 

 

 

「それは僕関係ないよね!?!?!?」

 

 

 

一区切りしたのか、ギルの目線が鋭く

なり、目の前のブローズを睨みつける。

 

 

 

「それより、丁度良い所で来たな。

我もお前に聞きたいことがあった所だ。」

 

 

 

「おっと、それは好都合。

じゃあ、君から先に質問をするといい。」

 

 

 

お先にどーぞ、とこれまた腹の立つ笑顔に

耐えつつギルは自身の現状の疑問を投げか

ける。

 

 

 

「我の体はどうなっているのだ!!

整理する時に“あの大杯”を鑑定したが、

あのような機能一つもなかったぞ!!」

 

 

 

「なーに、それは大杯じゃなくてオーブの

魔力量に問題があるのさ。

君は、“あの大杯”に魔力を取り込ませ完全体

にした。

アレは完全体にしないと意味が無いからね。

しかし、彼処で起きるはずだった爆発は

浮島の街を跡形もなく吹き飛ばすほどの

大爆発だ。

魔力の大きさもマナよりオドの方が正しい

位のね。

そこで、それを察した“あの大杯”は恐らく

莫大な魔力の一部を君の体に移したのさ!

所持者の生存を第一に考えてね!

驚くばかりだよ!

その魔力が、君の体を急速に大きくして

しまったのさ!!」

 

 

 

「…なるほどな、前世のように人間で

あれば耐えられないだろうが天使の身

であったからこそ、その魔力に耐える

事が出来た。

代償に我の身体はその魔力に比例し

大きくなったと…。」

 

 

 

「どうかな?理解していただけたかい?」

 

 

 

そういう事かとギルは納得した。

多少今までとの違和感はあるが、それは

自分があの時“あの大杯”を使用することに

した我の判断ミスかと割り切ることにした。

 

 

 

「うむ、少々言いたいことはあるが

取り敢えず理解はした。

それで、貴様の要件はなんだ。

何の要件も無しにここまで呼んだ

訳ではなかろう。」

 

 

 

「おっと、そういえばそうだった!」

 

 

 

 

「…貴様ァ…」

 

 

 

ブローズの忘れてたとでも言わん顔に

怒りの色を滲ませるが、ここでまた攻撃を

行なってもブローズ(ロクデナシ)の思うつぼだ

と考え頭を切り替える。

 

 

 

 

「…コホン、ではコチラの要件を

言ってもよろしいかな?」

 

 

 

 

「さっさと話せ、話さねば貴様を

我が財宝で塵にしてくれるわ。」

 

 

 

「なんだかその体になってからが酷いな!

まぁ、その体なら仕方ないかもしれない

けど!!

ふぅ、よし僕の要件を言うとしよう。

僕の要件はだね、君に天使団の部隊に

入って欲しいんだ!!」

 

 

 

「…なんだと?」

 

 

 

ギルは耳を疑う。

今まで、君の物語を進むといい─と

こちらの行動には文句を付けなかった彼が

急に何をして欲しいと明確に示して来たか

らだ。

 

 

 

「…それには何か訳があるのか?」

 

 

 

「…君の物語のハッピーエンドのため…

じゃダメかな?」

 

 

 

ブローズはこちらを穏やかな目で見て微笑む

 

 

 

「…まぁ、その理由であれば協力は惜しま

ん。

 

我も、第二の生を絶望で彩りたくはない

からな。

例えそれが、どんな道であろうと

それがお前の思惑通りであろうが

進んでやろう。癪だがな。」

 

 

 

「…それは良かった。

では、入る為に一つ助言をしてあげよう。

 

本来、君はこの世界には居ない存在だ。

そのせいか、最近君の世界では本来

君の世界で生息していない生物が増えて

いる。

パラドクスという奴さ。

 

恐らく、君が入隊したいと言えば…

いや、言わなくても「入隊しろ」と言って

くる可能性は大いにある。

その時に、君の実力及び信用の為に

彼らはそのパラドクスによって生まれた

モンスターの討伐を要求してくる筈だ。

君にはその要件を呑んで欲しい。

そのモンスターは恐らく、君でなければ

討伐は不可能のはずだ。」

 

 

 

「…我でなければ討伐不可能……?」

 

 

「それは見てみれば分かるさ。

では、呑んでい頂けるかな?

僕の要求に。」

 

 

 

「…良かろう。

その程度の要求であれば軽く受けて

やる。感謝するがいい。」

 

 

 

多少引っかかる言い方はあったが、

その程度の要件であれば自分でもできる。

そう考えたギルはブローズの要求を呑んだ。

 

 

 

「ありがとう。

では、そろそろ帰りたまえ。

恐らく、そろそろ天使の隊が君のいる

教会に到着する頃だろう。

…君の幸運を祈ろう。」

 

 

 

ブローズがそう言った瞬間、

ギルの意識は現実世界に引き戻されて行く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わって協会の一室。

ここでは、ギルの意識が戻る前にシルリと

天聖“ケテル”によって派遣された大天使長

の対話が始まっていた。

 

 

 

「…では、今回の一件でギルには

隊に入って欲しい…という事ですね?」

 

 

 

「…えぇ、大群を一人で相手どれる実力、

オーブの埋め込まれていたモンスターを

相手に殆ど被害を出さずに討伐したその

驚異をケテル様は野放しに出来ないと考

得ているようです。

出来れば、ギル………くん?さん?には

ケテル様の管轄である隊のどこかに

入って頂ければと考えています。」

 

 

 

2人の対話は、淡々と進む。

シルリの不安を滲ませる目を見て、

“金色の美しい髪”の大天使長は安心させる

かのような優しい笑みを浮かべている。

 

 

 

「…しかし、モンスターの大群を相手に

したと言っても理解は中々されないでしょう?

一体どのようにギルを入隊させるのですか?

何より、彼が入るか否かも分かりません。」

 

 

 

「彼の意見はともかく、こちらとしては

入る前に彼が我々の驚異になるかならない

か、どれだけの実力を持っているかを

“煉獄”に行って調べます。

丁度、“未確認のモンスター”が各地で発見

されているのでそれの討伐をしてもらい

彼の実力を測ろうと思っております。」

 

 

 

討伐─その言葉を聞いたシルリの顔は

更に不安を煽る。

 

 

 

「その未確認のモンスターは大丈夫なのでしょうか?

もしもあの子に何かあれば…」

 

 

 

「大丈夫だと思いますよ?

偵察が今も監視をしていますが、本来

モンスターが気付くような距離まで

近づいても、まるで

“こちらなど興味がない”

とでも思わせる程に危機察知能力の低い

モンスターだとの報告が来ています。

ケテル様も「その程度なら警戒はせずに

例の彼に討伐させても大丈夫でしょう。」

と判断されました。」

 

 

 

その言葉を聞き、シルリは安堵の表情を

浮かべホッと息をつく。

 

 

 

「…そう言えばそのモンスターは一体

何と言うのですか?

いつまでも名前が無いのでは少し

言うのに手間がかかるのでは?」

 

 

 

シルリはふと考えた疑問を天使長に

投げかける。

 

 

 

「あぁ、それなら先程ケテル様が神への

儀式を終わらせて名前を聞いたそうです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルの物語はこの先…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「個体名は“フンババ”それが彼の

討伐する予定のモンスターだそうです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更なる加速を見せる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…フンババ…だと…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブローズ貴様ァ!!!

確かに我にしか倒せんとは

言ったがフンババとは

どうゆう了見だ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とうの本人を置き去りにして←

(この後、大天使長とシルリ二人がかりで

ギルの暴走は収まったそうな…)

 




本当にデカくなっているではないか我ェ!

この小説を書き始めてから、いつかはネタ
にしたいな〜と考えていたやつ。




やけにロクデナシに似てきたブローズ

やっぱりネタ元がアレだからどうしても
似てきちゃうよね…おのれ花の魔jy(((((




みんな大好き()天聖ケテル

今作の被害者第一号。
原作ほどではないにしても、神の創造
した獣を“その程度”と誤認する
頭の弱い人。

今後は胃痛に苦しむでしょう。
いいぞギル!もっとやれ!!←




金髪の大天使長

アニメ第7話で勝手に赤と緑を
死んだ事にしているうっかり天使。


紫「赤と緑をよこす前にするんだったな」

光「殺したのか!?」

紫「?!」


いや、紫の人も金髪やん(´・ω・`)
そう思った人。大丈夫です。
私も間違えました。←



軽く見られたフンババさん

原作のように神性やらなんやらは持って
ないにしても扱われ方が酷い人。

(…相手にするまでもない奴がこっち見てる)
とか考えてたら雑魚モンスターと
同列の扱いをされている。
“興味が無い”じゃなくて
“相手にするまでもないゴミ”だと考えてる。

神性が無いにしても普通に強い。
大天使長が総出でかかれば倒せるんじゃね?
位の強さ設定です。

悪いフンババ…ギルの犠牲になってくれ。

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