あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『○違い』◆
『初見です。いま何してるんですか?』
燦
「初見さんこんばんにゃー。今は子作りしてるよ」
『えっっっ!?』
『子作り!?』
『言い方ぁ!』
『ポ○モンに無理やりタマゴを産ませてるって言いなー』
『それはそれで問題だけどね』
『色違い出ないね』
燦
「はぁー、ちゅらい。もう止めていい?」
『だめ』
『耐久から逃げるな』
『苦労してゲットした3Vが無駄になるぞ』
『ニックネームをサンとアスカにしたら出るよ』
『草』
『アス猫で子作りするってこと!?』
燦
「は? いやいや、そんな訳ないじゃん。はいワ○ップワザ○プ」
『え、ほんとだよ』
『俺もそれで出た』
『騙されたと思ってやってみな』
『確率6倍って噂』
『出なかったら赤スパ投げる』
燦
「言ったな? じゃあ仕方ないかー。もし出なかったら連帯責任で赤スパな」
『連帯責任!?』
『お、俺は言ってないぞ』
『あいつが言いました!』
『僕は無実だ!?』
『頼む、色違い出てくれ!』
燦
「あ、さっそく産まれそう。お前ら、赤スパの準備はできて……え、まじ? 白いの出ちゃった……」
『え、マジで!?』
『白いなぁ』
『だから言い方ぁ!』
『これは配信者だわ』
『ねぇ、俺らに言うことあるよな?』
燦
「……疑ってごめーんね!」
『いいよ!』
『許さない』
『傷ついた。那○ちゃんのファン辞めてナ○ジャモちゃんのファンになります』
『なんでや!? ○珂ちゃんは関係ないやろ!』
『ま、実際は嘘だったんだけどね』
『そう言えば子供の名前はどうするの?』
燦
「あー名前。名前ね、ぜんぜん考えてなかった。うーん、……どうしよっか?」
『黒猫とアスカの子供だから……サンカ?』
『アンにしよう』
『アサ』
『あすねこでいいよ』
『アスカちゃんに相談したら?』
燦
「せっかくだしそうしよっか。じゃあえっと……、子供できちゃったからいい名前ない? 送信っと。これでよしっ!」
『よし、じゃないが?』
『これは勘違いするやつ』
『???「だれとの子供ですか?」』
『アスカちゃんとの間にできた子供かもしれないだろ!』
『せっかくだし結ちゃんにも送ろう(ゲス顔』
『おい止めろ!?』
『黒猫サスカ』
『この流れだとニックネームじゃなくて黒猫刺すかって言ってるみたいだな』
『ポ○モンVのVはバイオレンスのVだったのか』
『だれが上手いこと言えとwww』
◆『心地よさに包まれて』◆
アスカ
「燦ちゃん、朝ごはんの用意ができましたよ。起きてください」
燦
「うにゃ~ん。今日は寒いからお布団の中で食べる~」
アスカ
「もぉ、そんなことしたらお布団汚れちゃうよ。ほら、ごはん冷めちゃうから。ね?」
燦
「……こたつ。そう、冬と言えばこたつだよ! 私猫だもん。こたつがあれば頑張れそう」
アスカ
「こたつですか? ごめんね、しまってあるから今すぐには無理かな」
燦
「え~。じゃあお布団から出ない」
アスカ
「あはは、困っちゃったな……。こたつの代わりに電気ストーブではだめですか?」
燦
「だめじゃないけど……。ん~、もう一声」
アスカ
「くすっ。じゃあ、燦ちゃんが寒くないように、温まるまでぎゅ~ってするオプションもつけちゃおうかな」
燦
「……よし、そろそろ起きるか」
アスカ
「あは、良かった。はい、ぎゅ~っ」
燦
「むぎゅ~っ。……えへへ、お布団よりこっちの方が心地よくて好きかも」
アスカ
「え? も、もぉ。……燦ちゃんのえっち」
◆『答えでけーき』◆
燦
「よし、たまにはマシュマロに届いた質問に答えようかな。なにか質問ある?」
『どうしてゲーム配信しないの?』
『今日はゲーム配信の予定だったよね』
『だからゲームのダウンロードは先に済ませておけとあれほど……』
『なんでそんなにぽんなの?』
『いつになったら成長するのか教えて』
燦
「あーあーあー、マシュマロ以外なにも見えないし聞こえなーい」
『コメント欄見ろ!』
『歳かな?』
『猫で1○歳はもう……』
『黒猫おばあちゃん』
『今ならなに書き込んでも大丈夫そう』
『黒猫の胸はパッド入り~』
燦
「は? 本物なんだが???」
『黒猫、きさま見てるな!?』
『で、マシュマロは届いたの?』
『コメント欄で質問いいですか?』
『悪い、宗教上の理由でマシュマロで質問できないんだ』
『もうコメント欄から選んだら?』
燦
「あっあっ。コメント流れるの速っ!? あーもぅ、だからマシュマロで募集するって言ったのに! じゃあ一つだけ、一つだけコメント欄の質問に答えるからそれでいい?」
『はーい』
『クリスマスの予定は?』
『今日のぱん2は何色?』
『お家にクリスマスツリーある?』
『クリスマスにケーキ食べる?』
『クリスマスはだれと過ごしますか?』
燦
「んーっと、じゃあこれ! えと、なになに。ケーキはケーキでも食べられないケーキはなーんだ? って、これ質問じゃなくてなぞなぞなんだが!?」
『なぞなぞは草』
『で、答えは?』
『黒猫の手作りケーキ』
『あっうん。それは食えないな』
『食べれるぞ(ただしお腹を壊さないとは言ってない』
『黒猫料理やめろ』
『あ、アスカちゃんが代わりに作ってくれるから……』
『クリスマスはチョコレートケーキと苺のショートケーキ、どちらがいいですか?』立花アスカ✓
燦
「じゃあ別の質問を……あっ、クリスマスケーキ!? もちろんチョコレート!」
『え、もしかしてこれでリスナーの質問タイム終わりなの!?』
『あ、アスカちゃんも黒猫のリスナーだから……』
『いや、そのやり取りは裏でやろうよ』
『でもクリスマスを一緒に過ごす相手が分かったから、よしっ!』
『アス猫てぇてぇ』
『で、なぞなぞの答えは?』
『答えでけーき』
『なるほどデケェ木か。質問の答えもチョコレート(ケーキ)だったし上手いな』
『ケーキだけに?』
『草』
◆『いやして欲しい』◆
燦
「ふにゃ~。ただいま~」
アスカ
「お帰りなさい燦ちゃん。……お疲れですか?」
燦
「うん、ちょっとね。生誕ライブに向けたダンスレッスンが大変で、……あいたたっ」
アスカ
「だ、大丈夫ですか!? どこか怪我してるんじゃ……」
燦
「あっあっ、だっ大丈夫! ただの筋肉痛だから、うにゃぁ!? 服を脱がして確認しなくても大丈夫だって!」
アスカ
「ほっ、それなら良かった……」
燦
「もぉー、心配症なんだから……。じゃあはい」
アスカ
「??? えっと、お手ですか?」
燦
「あっいや、お手じゃなくて……」
アスカ
「あれ? あ、それならマッサージですね! そうだよね、燦ちゃん疲れてるんだもん。私も燦ちゃんのために頑張らないと!」
燦
「えっえっ!? あ、アスカちゃん。その、違っ、そうじゃなくて。さっき脱がした服、寒いしそろそろ返して欲しいな、って思って……」
アスカ
「……え? あ、あはは。そっ、そうですよね!? ごごご、ごめんなさい!」
燦
「う、ううん。こっちが先に勘違いさせちゃったのが悪かったんだし。それに……、迷惑になると思って言えなかったけど、ほんとはアスカちゃんのマッサージで癒して欲しいって思ってたから……すごく嬉しかった」
アスカ
「さ、燦ちゃん……」
燦
「えへへ、アスカちゃん……」
アスカ
「身体、冷えちゃったよね? お風呂沸かしてあるので、もしよかったら、その……、お風呂で……」
『ぐぅ~』
燦
「あっ」
アスカ
「……くすっ。激しい運動の後だもんね。先にごはんを食べましょうか」
燦
「……いや。して、欲しい。……だめ?」
アスカ
「ううん、全然そんなことないよ。あは、じゃあ……しよっか」
燦
「うん!」
◆『一緒に見るでんとう』◆
燦
「うわぁ、すごっ!? 見て見てアスカちゃん! 噂通り綺麗なクリスマスイルミネーションだね」
アスカ
「はい。イルミネーション、すごく……綺麗です……。はぅ、こんな素敵な場所で告白されたら……、とてもロマンチックなんだろうなぁ……」
燦
「アスカちゃん? 最後声が小さくて聞こえなかったけどなにか言った?」
アスカ
「あ、ちっ違います!? 今のは決して催促している訳ではなくて、個人的な感想と言いますか、えっと、つまりそれだけイルミネーションが素敵ってことなんです!」
燦
「え? あっうんそうだね。……でも、アスカちゃんも、その……イルミネーションに負けないくらい、ううんどんなイルミネーションよりも、その、えっとね……綺麗だよ」
アスカ
「は、はぁう!? さ、燦ちゃん……あは、どうしようすごく嬉しい」
燦
「えへへ、……改めてこういうこと言うの、なんだか照れくさいね。……あーもう。恥ずかしさで身体がぽかぽかしてきちゃった」
アスカ
「くすっ、たしかに。燦ちゃんの手、ぽかぽかしてる。それに、顔も火照ってて……」
燦
「あ、アスカちゃん!? はっ恥ずかしいから! 私じゃなくてイルミネーション見ようよ!」
アスカ
「あは、すみません。燦ちゃんが可愛くてつい。けど、イルミネーションもちゃんと楽しんでますよ。燦ちゃんはどうですか?」
燦
「……うん。私も、私も楽しいよ。イルミネーション綺麗だし、それに……アスカちゃんが一緒だから」
アスカ
「さ、燦ちゃん……。私も……、私も燦ちゃんが一緒だから。一緒にイルミネーションを見ることができて、すごく……幸せです」
燦
「えへへっ、……一緒だね」
アスカ
「あは、一緒だね」
燦
「…………でも、このあと配信があるから、帰りたくないけど……そろそろ帰らないと」
アスカ
「……うん。そう……、だよね。帰らないと、だよね」
燦
「アスカちゃん……。やっぱ今日はこのまま一緒に……」
アスカ
「……来年」
燦
「え?」
アスカ
「今日はすごく楽しかったです。だから……来年。来年、また一緒に見に来ましょう」
燦
「……分かった。絶対に来年も、ううん。来年だけじゃなくて、再来年も、その先もずっとずーっと。毎年恒例の伝統行事になるくらい何度だって一緒に見に来よう。ね?」
アスカ
「っ、はい! 約束ですよ」
燦
「うん、約束!」