あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

11 / 142
あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(31~35)

◆『必ず殺す技、すなわち必殺技』◆

 

アスカ

「燦ちゃんの必殺技って何ですか?」

 

 

燦

「え、必殺技? 急にどしたの、アスカちゃん」

 

 

アスカ

「えっと、質問箱にあなたの必殺技ってなんですかというのが来まして……」

 

 

燦

「あぁーうん。あるよね、返答に困る質問」

 

 

アスカ

「あはは……、私がアニメのキャラや特撮のヒーローなら良かったんですけどね」

 

 

燦

「だね。ま、同じVtuberでも、我王ならノリノリで、紅蓮の炎に抱かれろ! って言えるんだろうけどさ」

 

 

アスカ

「えっと、それは必殺技ではないと思いますが……」

 

 

燦

「いいのいいの。それで話を戻すけど、アスカちゃんの必殺技って何なの?」

 

 

アスカ

「私の必殺技は、えっと、本当に聞きたいですか?」

 

 

燦

「聞きたい!」

 

 

アスカ

「で、では。……パワー燦々、キラッとレイン……」

 

 

燦

「うにゃーーーっ!? 痛いっ……、痛い……! 胸がいたいぃぃぃ!」

 

 

アスカ

「さ、燦ちゃん?」

 

 

燦

「そ、それはもう止めて! でないと、でないと傷がうずいて、……ぐふっ」

 

 

アスカ

「燦ちゃん!?」

 

 

燦

「アスカちゃん、私の、ピ〇……、〇ノを取っておいてね。ばたり」

 

 

アスカ

「燦ちゃーーーーーん!!!」

 

 

 

 

 

◆『ひまわりの日』◆

 

アスカ

「はい、今日のおやつはこれです」

 

 

燦

「……ねぇ、アスカちゃん」

 

 

アスカ

「なんですか?」

 

 

燦

「ひまわりの種はおやつに入らないと思うな」

 

 

アスカ

「???」

 

 

燦

「そんな不思議そうな顔されたら、逆にこっちが困るんだけど」

 

 

アスカ

「あ、分かりました。そうだよね。この大きさじゃお腹いっぱいにならないもんね」

 

 

燦

「いやだから、そうじゃなくって」

 

 

アスカ

「でも、こんなこともあろうかと、燦ちゃんのために、とっておきのひまわりの種をちゃんと用意してますよ」

 

 

燦

「デカっ!? いやいや、これはひまわりの種じゃなくて、ラグビーボールでしょ!」

 

 

アスカ

「あ、間違えちゃいました」

 

 

燦

「いや、間違えるにも限度があるからね!?」

 

 

アスカ

「本当はこっちでした。はい、どうぞ」

 

 

燦

「なんかつぶやいたーで見たことあるよ、これ! お菓子で作った巨大なひまわりの種だよね!?」

 

 

アスカ

「いえ、ラグビーボールに色を塗ったものですよ?」

 

 

燦

「食べ物ですらない!?」

 

 

アスカ

「あは、冗談です。ちゃんとしたお菓子だよ」

 

 

燦

「ぶぅーっ。今日のアスカちゃん、いぢわるだね」

 

 

アスカ

「ふふっ、すみません。頬を膨らませた燦ちゃんが見たかったので、つい、いぢわるしちゃいました」

 

 

燦

「私はハムスターじゃないけど!?」

 

 

アスカ

「今日はとっても楽しかったですね。明日はも~っと楽しくなるといいね、サン太郎」

 

 

燦

「へけっ、って違う! サン太郎じゃないし! もうっ、アスカちゃん!」

 

 

アスカ

「あは、ごめんなさい。お詫びに、はいあ~ん」

 

 

燦

「むぅ、……あ~ん」

 

 

アスカ

「おいしいですか?」

 

 

燦

「……おいしい」

 

 

アスカ

「あは、良かった。たくさんあるので、いっぱい食べてくださいね?」

 

 

 

 

 

◆『にゃんじゅうにゃん話目』◆

 

 

 

1から40まで順番に数えて、

 3がつくときと3の倍数のときに猫になってください

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

燦

「あぁー、懐かしいね」

 

 

アスカ

「みなにゃんも恐らく知っているであろう、あの芸人にゃんのネタですね。懐かしいです」

 

 

燦

「一時期すごいブームになったよね」

 

 

アスカ

「そうでしたね。それでは猫になるということなので、まずはいぐに”ゃんぷるとして、にゃんちゃんが挑戦するということでいいですか?」

 

 

燦

「えと、私がやるのはいいけどさ。さんがつくからって、アスカちゃんまで猫にならなくてもいいからね」

 

 

アスカ

「そうですか? に”ゃんねんです」

 

 

燦

「もう、残念にもさんがあるのは分かるけど! それは今から私がやるんだってば!」

 

 

アスカ

「あは。私もにゃんかしたかったので、つい」

 

 

燦

「もぅ、仕方ないなぁ。今回は可愛いから許すけどさ」

 

 

アスカ

「にゃんきゅーベリーマッチです」

 

 

燦

「あーうん。……それじゃあ始めるよ」

 

 

 

 

 

燦、猫になりつつ数え中……

 

 

 

 

 

アスカ

「すごい! 可愛い! 最高です! 間違わずに最後まで言えるのは称にゃんに値します」

 

 

燦

「えへへ。そんなに絶にゃんしなくても……、あっ」

 

 

アスカ

「あは、あははっ! にゃんちゃん、今のは、ふふっ」

 

 

燦

「い、今のなし! もーっ、にゃんに”ゃんだよ!?」

 

 

 

 

 

◆『胸に手を当てても無』◆

 

アスカ

「さて、ここで問題です。今日は何の日でしょうか? もし正解できたら、正解に因んだご褒美を燦ちゃんにプレゼントします」

 

 

燦

「アスカちゃんのご褒美欲しい! えっと、今日は7月16日だよね。祝日じゃないし、えっと……」

 

 

『分かった!』

『俺も分かった』

『簡単だな』

 

 

燦

「え、マジで!? ヒント、ヒントは!」

 

 

『それが人にものを尋ねる態度か?』

『土下座! 土下座!』

『にゃーって言ったり言わなかったりしろ』

 

 

燦

「ぐぬぬっ、……お願いします、ヒントを教えてくださいにゃ」

 

 

『仕方ないにゃー』

『胸に手を当てて考えてみろ』

『先生、当てる胸がありません!』

『語呂合わせ』

『アスカに有って黒猫に無いもの』

 

 

燦

「は? 全然意味不明なんだが。お前ら真面目に教える気ある?」

 

 

アスカ

「まぁまぁ。燦ちゃん、落ち着いて」

 

 

『遠回しに教えてあげてるっていうのに、この駄猫ときたら……』

『やーい、黒猫の絶壁!』

『貧乳、いや無乳!』

『7月16日、無い胸、貧乳の日、つまり黒猫燦の日ってことだ』

 

 

燦

「は??? 貧乳じゃないし! ばいんばいんだが!? 喧嘩なら買うぞ!」

 

 

『嘘乙』

『最初に喧嘩売ったのはアスカちゃんです』

『貧乳じゃないとか解釈違いなのでファン止めます』

 

 

燦

「あ~す~か~ちゃ~ん」

 

 

アスカ

「ち、違います! そんなつもりはありませんから!」

 

 

燦

「じゃあどういうことなのさ」

 

 

アスカ

「今日はナナイロの語呂に因んで虹の日なんです。なので、断面が七色のケーキを用意していたのですが……」

 

 

燦

「なな、い、ろ? 虹の、日?」

 

 

アスカ

「はい、虹の日です」

 

 

燦

「えと、アスカちゃん。もしかしなくても、怒ってる、よね?」

 

 

アスカ

「怒ってませんよ。ただ、不正解だった燦ちゃんには、罰ゲームが必要ですよね?」

 

 

燦

「ぴぃ!? そんなの聞いてないよ」

 

 

アスカ

「言い忘れてました。てへっ」

 

 

燦

「可愛く言ってもダメだからね!? ひゃわっ!?」

 

 

アスカ

「罰として、ケーキを食べ終わるまで、燦ちゃんの膝の上は私が占領します」

 

 

燦

「……それ、だけ?」

 

 

アスカ

「それだけですよ。ただ、いたずらは禁止ですからね」

 

 

燦

「うぅっ、そんな。あんまりだぁ……」

 

 

『ご褒美なのでは?』

『膝の上に美少女がいるのに何もできないとか、なんて惨い罰なんだ』

『拷問に等しい行為だな』

『燦ちゃん可哀想』

『同情するわ』

 

 

アスカ

「もー、ただの罰ゲームですよ! あ、燦ちゃん!? だめっ、だって、そんなところ触っちゃ……。もうっ、仕方ないなぁ」

 

 

 

 

 

◆『アスカの怖いもの?』◆

 

燦

「どうしたのアスカちゃん?」

 

 

アスカ

「その、実は私、怖いものがありまして……」

 

 

燦

「怖いもの?」

 

 

アスカ

「は、はい。そのっ、白雪姫の物語にあるような、王子様のキスがどうしても怖いんです」

 

 

燦

「えと、まぁ死体にキスする男は怖いよね」

 

 

アスカ

「ふぁ~。アレー、キュウニネムタクナッテキマシター。すみません、ちょっとだけ仮眠しますね」

 

 

燦

「あ、うん。お休みなさい」

 

 

アスカ

「すぅー。すぅー」

 

 

燦

「もう寝ちゃった。なんだか様子がおかしかったし、疲れてたのかな? ……あれ、こんな雑誌あったかな? 落語特集?」

 

 

アスカ

「す、すー。すー」

 

 

燦

「あ、まんじゅうこわいに付箋がある。……キスが、こわい」

 

 

アスカ

「んっ、……むにゃむにゃ」

 

 

燦

「……ごくり。こ、これは驚かせるためだから! 決してやましい気持ちなんてないし」

 

 

アスカ

「んっ、……んぁ、っ、燦ちゃん!? きゃーっ、キスコワイヨー」

 

 

燦

「あ、騙したねアスカちゃん。もぅ、本当に怖いものはなんなのさ」

 

 

アスカ

「……そのっ、本当は、誓いのキスが怖いの」

 

 

燦

「ほわぁっ!? ……もぅ、仕方ないなぁ。……これは予行演習だからね」

 

 

アスカ

「えへへっ」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。