あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『異変で大変』◆
燦
「はい。てなわけで、本日は【エレベーター】というゲームを遊んでいきたいと思います」
『楽しみ』
『がんばえー』
『どんなゲームなの?』
燦
「前に配信で遊んだ【8番出入口】っていうゲームがあったの覚えてる? あれに似たゲームらしいよ」
『へぇー』
『異変を見つけたら引き返すやつかぁ』
『8番出入口ライクのゲーム増えたよね』
『作者がオマージュ作品の制作を公認してるからその影響かも』
『前回は散々な結果だったし今回は何時間かかることやら』
燦
「は? 最速クリアよゆーだが??? それじゃ始めるよー」
『RTAやるんか?』
『はじまるはじまる』
『異変は……あった』
『異変で大変なことになってる』
『引き返そう』
燦
「え、あった? うーん、いやどこにも異変はないって」
『あるよ』
『気づいて』
『これは最初からだな』
『あーあ』
『BGMが……』立花アスカ✓
燦
「B……G……M? ……あっ!?」
『気づいたwww』
『ぽん』
『消し忘れで草』
『場違いなBGMだなって思ったらお前かよ』
『ゲームのふいんき(何故か変換できない)台無しだよ!?』
燦
「……ごほん。こんばんにゃー。本日プレイするゲームはこちら。以前遊んだことのある【8番出入口】ライクのゲームで……」
『なかったことにした!?』
『黒猫くんさぁ』
『引き返すな!』
『いや、異変があるのに進んだ結果として最初からになったのかも』
『配信で8番出入口のオマージュしないでもろて』
『これはRTA成功? 失敗?』
『成功したのはぽんRTAなんだよなぁ』
『草』
◆『甘い方がいい』◆
燦
「こんばんにゃー。本日は、んーっと。あっちょっと待って。さっき晩ごはん食べ終えたばっかで、口の中が変な感じがして……。ごめん、ちょっと歯磨きしてくるからOPでも見て待ってて」
『こんばん、あれ?』
『はじま……らない!』
『親のOPより見たOP』
『もっと親のOP見ろ!』
『親のOPとはいったい?』
『歯磨きできてえらい!』
燦
「ただいま~。ふぅ、すっきりした。いやー、なんか歯に挟まってる気がしてさ。あれすごく気にならない?」
『理解はできるが配信始まってから磨きに行くのは納得できない』
『配信と歯磨きどっちが大事なのよ!』
『ねぇちゃんと磨いてきたか?』
『仕上げはアスカちゃん』
『子供用の甘い歯磨き粉使ってそう』
『前にも聞いた気がするけどどこの歯磨き粉使ってる?』
燦
「ふつーの味だよ。口の中がすっきりするやつ。あれどこのやつだろ? いつも使ってるのちょうど切れてたから置いてあったやつ使ってきたんだよね。……まぁ、ほんとは甘いやつが良かったんだけど。あっ、そんなことよりそろそろゲーム実況始めるよ」
『置いてあったやつとは?』
『誰が置いてったんやろなぁ』
『あっ察し』
『うーん、ママかな?(すっとぼけ』
『え、ゆいまま?』
『ゆいくろはビジネス定期』
『あれ、最近黒猫家にお泊りしたって誰かが言ってたような……』
『歯磨き粉の共用って実質間接キッスじゃね?』
『やっぱ甘い歯磨き粉じゃねーか!?』
『草』
◆『歳の数だけ口にする日』◆
燦
「そうそう。猫ミームの動画が面白くてさー。あっ、そう言えばみんなは節分の豆まきの準備はしてる? 私は今年もアスカちゃんと一緒にするつもりだけど」
『猫ミームはいいぞぉ』
『あ、忘れてて何も準備してないや』
『鬼に豆を投げつけるなんて野蛮ですわ~』
『鬼が可哀想だろ』
『豆まきは今の時代に合わないよ』
『もっと平和的に行こうぜ』
燦
「いや、テレビとかネットでそんな内容のニュースがあったけど!? てか、平和的な豆まきってなに?」
『人間だけじゃなく鬼も楽しめるものを投げるとか?』
燦
「ほーん。で、たとえば?」
『た、たとえば……お金?』
『たしかにお金(スパチャ)投げられたら嬉しいけど!?』
『配信してない鬼はどうすればいいんだ?』
『じゃあ投げキッスで』
『えっっっ!?』
燦
「いや、鬼に投げキッスするってどんな行事だよ!? もはや節分の日じゃなくて接吻の日になってるから!?」
『接吻の日は草』
『上手い! 座布団1枚!』
『いいじゃん。いっそ今年からは接吻の日にしようぜ』
『あ、あくまで投げキッスだし豆を投げるよりは平和的だから……』
『そう言えば黒猫はアスカと節分するって……』
『あっ』
『するんか? アスカとせ○○ん?』
『ちゃんと歳の数だけ口にするんだぞwww』
燦
「口にって……す、するかおばかっ!?」
『えっ』
『えっ』立花アスカ✓
燦
「……え? あ、もしかして口にするってそっちじゃなくて……あっあっ」
『えー』
『すけべ猫』
『鬼じゃなくてお前が豆ぶつけられろ』
『豆をぶつけるのは時代錯誤だけど……黒猫だしまぁええか』
『草』
◆『トントン』◆
燦
「眠たいときに一定のリズムで優しくトントンってされるとなんであんなに気持ちいいんだろうね~」
『あーわかる』
『子供を寝かしつけるときにおなかトントンよくやるわ』
『俺はトントンよりポンポン派』
『あのさ、する相手もしてくれる相手もいない人だっているんだぞ!』
『あっ』
『えっと、なんかごめん』
燦
「この間もお昼寝するって言ったら、アスカちゃんがよく眠れるようにってトントンしてくれたんだよね。……あれ、でもあのときはお腹じゃなくて後ろをトントンされたような……? ……ま、いつもより気持ち良く眠れたしいっか」
『ん?』
『後ろ? もしかしてしっぽの付け根のところなんじゃ……』
『えっっっ!?』
『せ、背中をトントンってしてたら手が滑っただけだから……』
『どういうこと?』
『メス猫は腰をトントンすると(気持ち良くて)すごく喜ぶぞ!』
『その気持ちいいは別の意味の気持ちいいなのでは?』
『アスカ、お前……まさか知ってて……』
『いや、たぶん抱っこした子供を寝かしつける感じだと思うよ』
『それはそれで抱き合ってたってことだし……うん。アス猫てぇてぇ』
◆『バレンタインはゴ○ィ○』◆
アスカ
「うーん、今年のバレンタインチョコはどうしようかな? ……そうだ! 燦ちゃんに直接相談してみましょう!」
燦
『バレンタインのチョコ?』
アスカ
『はい! 今年はどんなチョコがいいですか?』
燦
『んー、貰えるならなんでもいいけど……。(アスカちゃん、最近忙しいみたいだし手作りじゃない方がいいよね)それならゴリィラのチョコレート食べてみたい』
アスカ
『ご、ゴリラ……ですか? えっと、ゴデ○バのチョコレートのことかな?』
燦
『え、ゴ○ィバ? 違うよゴリィラだよ。昔から食べてみたいって思ってたけど中々手が出せなくって、一度でいいから食べてみたかったんだよね』
アスカ
『(あ、あれ? 間違ってない? でも、そんなチョコレート聞いたことないし……。もしかしてゴリラの形をしたチョコレートって意味なのかな?)わ、分かりました。頑張ってみます!』
燦
『(頑張る? 値段のことかな?)無理はしなくて大丈夫だからね』
アスカ
『はい! 楽しみに待っていてくださいね』
~バレンタイン当日~
アスカ
「燦ちゃん、ハッピーバレンタイン!」
燦
「ありがとアスカちゃん! って、でっか!? え、なにこれ???」
アスカ
「なにって、ゴリラのチョコレートですよ?」
燦
「え、ゴリラ? いや、たしかにゴリラのチョコだけどゴリィラじゃないっていうか……。なんでこんなことに……あっ!?」
アスカ
「燦ちゃん、どうかしたの?」
燦
「あっいや、その……(ゴリィラが転生前の世界で有名なチョコだったのを忘れてお願いしてたなんて言えないし……)な、なんでもない! ゴリラのチョコありがと! 私、ゴリラ大好き!」
アスカ
「あは、喜んでもらえてよかったです。たくさんあるのでいっぱい食べてくださいね!」
燦
「う、うん。(これ、置物くらいの大きさあるんだけど……)が、頑張るよ」