あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(531~535)

◆『眠れない夜にしよう』◆

 

「えー、じゃあなんか質問ある?」

 

 

『唐突だな、おい』

『雑談へたっぴ』

『新人Vtuberかな?』

『今日のパンtの色を聞く質問でコメント欄が埋まってて草』

『最近お世話になってるASMRおしえて?』

 

 

「なになに。最近お世話になってるASMRおしえて、って変な聞き方すな!? 普通におすすめとかを聞きなよ」

 

 

『へ、変な意味はないから!』

『黒猫の考え過ぎでは?』

『お世話になってる(意味深』

『でも、そのオススメもどうせえっなやつなんでしょ!』

『け、健全なのかもしれないし……』

『いや、黒猫が最近お世話になってるのはミストルティ姉妹のちょっと叡智な寝かしつけのやつだぞ』

 

 

「うぇ!? ななななんで知ってるの!? はっ、もしかしてリスナーの中にストーカーが!?」

 

 

『いるかおばか』

『黒猫をストーカーしたい人なんてアスカちゃんくらいだろ』

『自意識過剰で草』

『人のこと勝手にストーカー扱いしないでもらえる?』

『……アスカのことはいいのか?』

『なんでって、自分で聴く用にASMR動画を再生リストにまとめて公開してるよね? 少し前くらいからさ』

 

 

「……え? 再生、……リスト???」

 

 

『いや、その反応はなに?』

『もしかして非公開にしてるつもりだったとか?』

『見てみたら再生リストのタイトル【あ】で草』

『それ俺も面倒なときよくやるわ』

『非公開にしてた再生リストみんなに見られて、ねぇ今どんな気持ち?』

 

 

「あっあっ。え、ちょ、うそでしょ。な、なんで公開設定に……。わっ、忘れろ! 今まで見たもの、全部忘れろ!? あ、あああぁぁぁっ!?」

 

 

『ガチで焦ってて草』

『これは恥ずかしいやつ』

『ベッドの下に隠してたエ○本を親に見られた中学生みたい』

『分かる分かるぞ。自分からオープンにするのと不意打ちでバレるのは違うもんな』

『アスカのASMRが入ってないのが逆にガチ感あって余計に、ね』

『アスカちゃんは下手じゃないけどASMRガチ勢じゃないからなぁ』

『てか、これアスカちゃんにバレたらやばくね?』

『まずい! 早く浮気リスト、じゃなくて再生リスト隠さなきゃ!』

『今夜は浮気がバレてヤンデレになったアスカに責められるシチュ生ASMRで決まりだな』

『色んな意味で眠れない夜になりそうw』

 

 

 

 

 

◆『こうそくでも使える』◆

 

『黒猫って車に乗るとき大変そうだよね』

 

 

「え、なんで? ……あ、そっか! おっpいが大きいとシートベルトで押さえつけられたり、πスラになったりするからいろいろと大変だよねってことか」

 

 

『え、なんでって。そりゃ……』

『おお、きい? え、なにが?』

『それは黒猫とは無縁の悩みだろ』

『お前のは無いスラじゃん』

『シートベルトはおしい。けどそうじゃない』

『チャイルドシート使ってることだよ』

 

 

「いや、チャイルドシートって。もう使うような年齢(とし)じゃないんだが???」

 

 

『(とある部分を見ながら)いや、まだ子供だろ』

『子供じゃなくても身長140(150)cm未満の場合はすることを推奨されてるぞ』

『あ、これエックスで習ったやつだ!』

『そう言えば、黒猫の身長ってリンゴいくつ分だっけ?』

『リンゴ換算は草。白い猫ちゃんかな?』

『マジで安全のために低身長ならジュニアシート(チャイルドシート)はした方がいいぞ』

 

 

「へぇー、そうなんだ。でも、低身長だからって大人がするのはちょっと勇気がいりそう。あっいや、私はスラっとしたモデル体型の高身長美少女でぼんきゅぼんだから必要ないけどね」

 

 

『嘘だ!』

『まぁたしかに中学生くらいまでならギリ我慢できるかもだけど大人だとちょっと恥ずかしいかもね』

『じゃあ大人だってバレないように子供のフリすればよくね?』

『天才かよ』

『チャイルドシート使うってことは低身長なんだし、見た目や言動を工夫すればワンチャン誤魔化せる。……のか?』

『よし、じゃあ黒猫は黄色い帽子にスモックを着れば完璧だな!』

 

 

「なるほど。黄色い帽子とスモックで変装すれば恥ずかしくない、って、だれが幼稚園児体型だこら! てか、その格好の方がよっぽど恥ずかしいわ!」

 

 

『それはそう』

『でも黒猫なら幼稚園児でも通用しそう』

『だって見た目も中身もガキじゃん』

『まぁ安全のためだし多少の犠牲は仕方ないってことで』

『……そうだよね。燦ちゃんの安全のためだもんね』立花アスカ✓

『アスカもよう見とる』

『あれ、もしかしてフラグ立った?』

『後日、死んだ目でチャイルドシートに座っている黒猫の姿が自宅で目撃されたとかされてないとか』

『自宅で? 妙だな……?』

『てか、それって座ってるんじゃなくてかんきn(この先は字が擦れて読めない』

『まぁ、チャイルドシートも拘束具みたいなものだし……』

『つまり、チャイルドシートは高速(拘束)でも使えるってこと?』

『ほな、これが本当の赤ちゃん(チャイルド)プレイ、てか!』

『だれが上手いこと言えとw』

 

 

 

 

 

◆『立直』◆

 

『おーい黒猫。夏休みの宿題終わったか?』

 

 

「夏休みの宿題? ……ふっふっふっ。そんなものとっくに終わらせてるに決まってるじゃん。今までの私とは違うのだよ」

 

 

『ば、ばかな……』

『お前ほんとに黒猫か?』

『中の人代わった?』

『これ黒猫の配信だよな? 別のチャンネルと間違えてる?』

『見栄張って、夏休み最終日に宿題が終わってないってあとでアスカママに泣きつくことになっても知らないよ』

 

 

「あのさぁ。そうじゃないよね。私のこれを漢字2文字でなんて言うか知ってる? そう、成長! お前らは成長した私をもっと褒めるべきだよね?」

 

 

『嘘乙』

『成長? (胸を見て)……うんしてないな』

『どうせ答えの丸写しか宿題代行サービスでも頼んだんだろ』

『そういうの漢字2文字で何て言うか知ってる?』

『代理』

『替玉』

『代行』

『不正』

 

 

「私への信頼度ひくすぎない!? ちゃんとやったから! てか、お前らほんとに覚悟しておけよ!」

 

 

『いや、普段の行いのせいでは?』

『逆に信頼されてるからこその指摘だぞ』

『黒猫が宿題やるはずないだろ!』

『黒猫のわかりて選手権があれば優勝できる自信あるし』

『そう言えば、宿題と言えばあるてまなつビンゴは終わったの?」

 

 

「あるてま、なつ……ビンゴ???」

 

 

『これは忘れてたな』

『8月中に1ビンゴ以上するように言われてたはずじゃ……』

『5×5マスで拡大解釈ありだし1ビンゴくらい達成してる、よね?』

『リスナー調べだと1ビンゴどころか1リーチすら達成してません』

『あっ』

 

 

「そ、そんなはずは……な、ない! ほんとにリーチすら達成してないんだけど!? てか、お前らなんでもっと早く教えてくれなかったの!」

 

 

『いや、そんなこと言われても』

『お母さん何回も言ったよね。忘れるから早くビンゴやりなさいって』

『なんで朝起こしてくれなかったのってお母さんに怒る小学生じゃん』

『今の黒猫を漢字2文字で何て言うか知ってる?』

『散々?』

『燦だけに、ってか!』

『草』

『取り敢えず、ビンゴを埋めるために一句詠むか』

 

 

「むちゃぶりなんだが!? 待って、そんな急に言われても、一句って、えーっと、夏休みにあったことはえっと……。あ、アスカちゃん、好き嫌い多くて、ごめんなさい?」

 

『6、9、6!?』

『俳句って知ってる?』

『てか、好き嫌い多いって子供か!』

『ついでに懺悔するのマスも埋めてて草』

『ビンゴのお弁当マスって作ってもらう方でもよかったっけ?』

『ゆるビンゴだし拡大解釈すればありじゃね?』

『つまりアスカと籍を入れたら新ユニットも作ったことになるのか』

『じゃあアスカちゃんへのサマーギフトはわ・た・しでもいいってこと!?』

『お宝をみせる、お宝……子宝?』

『よし、いけるな!』

『なんでもありかよ』

『ビンゴでリーチかけるつもりが黒猫の人生にリーチがかかってて草』

 

 

 

 

 

◆『食べられる』◆

 

「はい。そんなわけで、ゲーム内で食べたものをリアルでも食べれる『星のビーカー・スーパーデトックス』配信をしていきます。今回、協力してくれるのは……」

 

 

アスカ

「はい、こんにちわ。立花アスカです。本日はこの配信の裏方として、燦ちゃんがゲームで獲得した食べものを準備する役割を任されています。よろしくお願いします」

 

 

『アス猫助かる』

『Vtuberなのにリアルとは?』

『スパデトでこの企画は大丈夫なのか?』

『普通にプレイすればよくない?』

『最後は満腹で食べものを食べない縛りになりそう』

『まあまあ。取り敢えずやってみようぜ』

 

 

「そうそう。取り敢えずやってみてダメそうならそのとき考えよう。じゃあ、ゲームスタート! 実はこのゲームは前に何回か遊んだことがあって、そこまで難しくないから、クリア自体は問題な……あっ」

 

 

『あっ』

『あのさぁ』

『へたっぴ』

『何縛ったの?』

『落ちてタヒんだんじゃないの~?』

『即終了で草』

 

 

「い、いまのは練習。そう練習。久しぶりだったから操作の確認をしてた、みたいな? つ、次こそは本番だから。あ、食べもの発見! ケーキだ!」

 

 

『お、早速か』

『これを食べたら黒猫も現実で食べれるのか』

『あれ、でもゲームしながらケーキ食べれなくね?』

『たしかに。食事の度にゲーム中断するのもテンポ悪いし』

『じゃあ、アスカちゃんに食べさせてもらおう』

 

 

アスカ

「そうですね。分かりました! では、燦ちゃん。あーん」

 

 

「あ、あーん。ん~っ、んまっ!」

 

 

アスカ

「あは、よかった」

 

 

『アス猫てぇてぇ』

『俺もアスカの手作りケーキ食べたい』

『ずるい!』

『腹減ってきた』

『でも、最初からそんなにいっぱい食べて大丈夫なのか?』

 

 

「大丈夫、大丈夫。いざとなったら食べものを取らないようにすればいいんだし」

 

 

『それもそうか』

『てか今更だけど、食べたものをリアルで食べるルールって敵キャラはどういう扱いになるんだ?』

『あ、たしかに』

『さっきハエみたいなやつ吸い込んで飲み込んでたけど……』

『あっ』

『ハエ食べるの?』

 

 

「食べるか!? 敵キャラやコピー能力はノーカン、てかそもそも食べものじゃないよね!?」

 

 

『ちっ』

『じゃあ、ヘルパーはどうなの?』

『うーん、コピー能力として吸い込めるけど食べものじゃないしノーカンかな』

『じゃあ、ヘルパーから口移しで貰った食べたものの扱いは?』

『そりゃゲームで食べたものをリアルで食べるんだから、同じようにヘルパーが先に食べて口移しで……』

『口移し!?』

『つまり、黒猫にとってのヘルパーはアスカだから……』

『えっっっ!?』

 

 

アスカ

「……(ちらっ」

 

 

「し、しないから! 流石に配信中だし口移しは……。し、しない……よね?」

 

 

『アスカのみぞ知る』

『ヘルパーが食べもの取ってからのお楽しみってことで』

『ヘルパーそこだ! ほら、アイテム取れ!』

『うーん、上手くいかなくてじれったい』

『いっそのこと、アスカが2Pを操作すればいいのでは?』

『名案じゃん』

『裏方だけはつまらないもんな!』

『そしたら食べもの全部アスカに先に取られそう』

『アスカから逃げるグルメレースが始まるな』

『捕食者のはずが捕食される側になってて草』

 

 

 

 

 

◆『認○して?』◆

 

「はい。本日実況していくゲームはこちら。マイクを通して指示を出すと、その音声を認識してゲーム内のキャラクターが動くゲームらしいよ」

 

 

『こんばんにゃー』

『スイカ割りのやつか』

『音声認識!?』

『最近のゲームってすげぇな!』

『そのうち思考するだけでゲーム遊べるようになりそう』

 

 

「因みにこのゲームはベータ版らしくて、音声認識の精度があまり良くないとのことだから、やれる範囲で遊んでいこうと思います。じゃあ早速マイクを入れて、ゲームスタート。……ゲームスタート! ゲームスタートだってば!?」

 

 

『草』

『音声認識くん?』

『うーん、始まらない』

『いくらベータ版とはいえ最初の画面から進まないのはだめだろ』

『ばいにゃー』

 

 

「あ、こら! 勝手にばいにゃーするな!? ゲームスタート! あーもう、なんでもするからゲームスタートしてくださいお願いします!」

 

 

『今なんでもするって……』

『あ、動いた』

『下手に出てお願いしないと音声認識しないとかさぁ』

『ちゃんと音声認識しろ!』

『最初でこれとか幸先不安だなぁ』

 

 

「えっと、なになに。キャラクターに指示を出してステージ毎の目的を達成していこう。チュートリアルステージでは音声操作に慣れるためにスイカ割りをしてみようだってさ。右斜め前にあるのがスイカかな? 取り敢えず、前に歩いて!」

 

 

『歩かないね』

『言葉変えてみるか』

『滑舌悪いんじゃない?』

『短い単語の方がいいのかも』

『もっと大きな声で言ってみよう!』

 

 

「歩いて! 前に進め! 一歩踏み出して! あとはえーっと……ゴー! ゴーしろ! ゴーです!」

 

 

『もしかして歩くの英単語が分からないなんてことは……まさかね?』

『自己紹介かな?』

『お前は新御三家の一人じゃないぞ』

『ゴー違いだな』

『あのさぁ、音声認識くん?』

『べ、ベータ版だから……』

 

 

「はぁはぁ、やっと次のステージに来れた……。えっと、このステージでは敵が出題するシチュエーションに相応しい言葉を唱えることで、相手の攻撃を防ぎながらカウンターで攻撃することができる、と」

 

 

『シチュボってこと?』

『無料シチュボ助かる』

『敵が来たぞ』

『夜にする挨拶を言えばいいのか』

『これは簡単だな』

『やっちゃえ黒猫!』

 

 

「夜にする挨拶でしょ。楽勝じゃん。こんばんは。……あれ? こんばんは。こんばんはだって!? こん、んにゃ!?」

 

 

『被弾してて草』

『ぷーくすくす。夜にする挨拶も知らないの? だっさぁ』

『常識的に考えて【紅蓮の炎に抱かれろ!】だろ』

 

 

「そんな常識聞いたことないんだけど!? あたま我王神太刀か! てか、私のリスナーならせめてそこはこんばんにゃーにしr、んにゃっ!? あっあっ、そんなこと言ってる間にまた攻撃が!? こんばんは。こ・ん・ば・ん・は! ……あーもう、ちゃんと音声認識しろ!」

 

 

『ベータ版なんだから仕方ないだろ(諦め』

『……ふぅ、やっと倒したか』

『ほら、次の敵が来たぞ』

『次のお題は……子供が出来ちゃった交際相手に送る誠意ある言葉!?』

『えっ、つまりプロポーズってこと!?』

 

 

「にゃっ!? ぷ、プロポーズの言葉!? てか、なにこのシチュエーション!? そっ、そんなこと急に言われても、えとえと……」

 

『にやにや』

『ほら、ちゃんと言葉にしないとだめだろ』

『プロポーズの練習だと思ってさ』

『アスカちゃん見ってる~?』

『アーカイブ残さなきゃ!』

 

 

「いたっ!? あーもう、分かったから! あ、あっ、愛してる! えっと、結婚してください! これも認識してくれないの!? 他には、えーっと、毎朝キミのみそ汁が飲みたい!」

 

 

『せっかく決心して言ったのに音声認識してくれなくて草』

『もっと言って欲しいってよ』

『プロポーズの言葉は内容じゃなくて誰への言葉なのかが大事なんだぞ』

『相手を想定してプロポーズしないと』

『体力が尽きる前に倒さないとステージの最初からになるぞ』

 

 

「うぐぐっ……。わ、わかったよ。あ、アスカちゃん。私と……結婚してください! ……あっ」

 

 

『お、成功した』

『おめでとう!』

『アス猫てぇてぇ』

『敵の死因:てぇてぇの過剰摂取』

『アス猫過激派かよ』

『ゆいくろ過激派の敵もそのうち出てきそう』

『アスカちゃん配信見てるかな?』

『てか、さっきの敵が実はアスカちゃんだったのでは?』

『草』

『敵があのシチュエーションを想定した音声を求めていたのはもしかして……』

『つまり音声認識するゲームじゃなくて音声認知するゲームだったってことか』

『どんなゲームだよwww』

 

 

 

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