あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(541~545)

◆『かそう』◆

 

アスカ

「あっ、そう言えばもうすぐハロウィンでしたね。今年はどんな仮装にしようかな」

 

 

 

――

――――

――――――

 

 

 

アスカ(吸血鬼)

「燦ちゃん。お菓子くれなきゃ……吸血(ちゅー)、しちゃうぞ♪ あはっ、ちゅ~っ」

 

 

アスカ(魔女)

「ど、どうかな? 魔女っ娘衣装。……かわいい? あは、ありがとうございます! ……え、せっかくだから魔法が見てみたいですか? えっと、分かりました。が、頑張ってみます。……それでは、いきます。燦ちゃんを惚れさせる魔法、ん~まっ。……えへへっ。投げキッス、どうでしたか? 私のこと好きになってくれた? あはっ、それなら成功ですね!」

 

 

アスカ(ミイラ女)

「今度はミイラ女になってみました。お菓子にしますか? いたずらにしますか? それとも(身体に巻いた包帯を解きながら)わ・た・し? ……あは、なんてね」

 

 

 

――

――――

――――――

 

 

 

アスカ

「……はぁぅ。さ、燦ちゃん。今のは冗談で……あっ、それ以上は……んっ、だめだよぉ。……えへへっ。ハロウィンが楽しみです」

 

 

「っ!? な、なんか急に寒気が……きっ気のせい、だよね?」

 

 

 

 

 

◆『私もすき、と音が聴こえた』◆

 

「んー、んん~っ」

 

 

アスカ

「燦ちゃん、どうかしましたか?」

 

 

「あっいや、ちょっと悩んでることがあって。蚊の音ASMRって何したらいいのかなって」

 

 

アスカ

「えっと、蚊の音ASMR、ですか?」

 

 

「う、うん。あっいや、これは私が考えたんじゃなくて、リスナーにどんなASMRが聞きたいか尋ねたら悪ノリでそう答えたからであって……」

 

 

アスカ

「そ、そうですよね。蚊の音ASMRなんて想像ができませんし。もしかしてモスキート音でも流すのでしょうか?」

 

 

「ASMRでモスキート音って、嫌がらせかなにかかな?」

 

 

アスカ

「あ、あはは……。そうですよね。あっでも、この間燦ちゃんがプレイしていたゲームみたいに、蚊になりきってASMRをする姿を想像したら、それはちょっと楽しそうって思っちゃいました」

 

 

「あーあれね。あのときは口でモスキート音をマネしてたけど、そんな感じならまぁできなくはない、のかな? 需要があるかは知らないけど」

 

 

アスカ

「意外と需要があるかもしれませんよ」

 

 

「んー、どうだろ? 私はやった側で聴いたことないから分からないし。試しにアスカちゃんがやってみてくれる?」

 

 

アスカ

「私がですか? えっと、分かりました。上手くできるか分かりませんが頑張ってみます。ん、ん~~~っ。こ、こんな感じかな?」

 

 

「そうそう、そんな感じ。はぁ~、恥ずかしがりながら蚊になりきるアスカちゃん可愛いかよ。まじしゅき」

 

 

アスカ

「か、かわっ!? はぁぅ……。は、はい。おしまい! 次は燦ちゃんの番ですよ!」

 

 

「うぇ!? わ、私もやるの!? 流石にこの流れでやるのは恥ずかしいんだけど」

 

 

アスカ

「もちろんです! 私だって燦ちゃんの可愛い姿見たいです!」

 

 

「うぅ~っ。わ、わかったよ。じゃあ……ん、ん~~~っ」

 

 

アスカ

「はぁう!? 燦ちゃんすき! すごくかわいい! 蚊になった燦ちゃんにちゅーちゅーされたいです!」

 

 

「あぅあぅ……。あ、アスカちゃんほめ過ぎだから。てか、ちゅーちゅーされたいって、流石に血を吸うのはヤンデレみたいでちょっと……」

 

 

アスカ

「……それならちゅーは?」

 

 

「えっと、それは……その……」

 

 

アスカ

「ん、ん~~~っ」

 

 

「うっ……。ん、……ん~っ」

 

 

アスカ

「……えへへ、吸われちゃった。ありがとう燦ちゃん、大好き」

 

 

「わ、私も……すき、だよ」

 

 

アスカ

「あは、はいっ!」

 

 

 

 

 

◆『口にしないこと、口にすること』◆

 

アスカ

「燦ちゃん、猫ちゃんが飼い主や他の猫ちゃんの鼻に自分の鼻をくっつける仕草をする理由を知ってますか?」

 

 

「鼻をくっつける仕草? あーあれか。鼻でちゅーしてるみたいに見えるやつ。かわいいよね。でも、その理由までは知らないかも」

 

 

アスカ

「あれかわいいですよね! 実はあれって猫ちゃん同士の挨拶らしいですよ」

 

 

「へぇーそうなんだ! ちゅーが挨拶なんて外国人みたいだね」

 

 

アスカ

「くすっ、たしかにそう言われてみると似てますね」

 

 

「だよね!」

 

 

アスカ

「そう言えば、燦ちゃん。まだ朝の挨拶がまだでしたよね?」

 

 

「え? あ、あぁそうだっけ? 忘れてたかも」

 

 

アスカ

「もー、しかたないですね。燦ちゃん、おはようございます」

 

 

「うん、おはようアスカちゃん」

 

 

アスカ

「……」

 

 

「……どうかした?」

 

 

アスカ

「ん……」

 

 

「えっ!? あっいや、それは猫同士の挨拶であってですね。飼い主でもないアスカちゃんと私がすることじゃないといいますか、挨拶は今済ませたから必要ないんじゃないかと思ったりしなかったりして、だからその……」

 

 

アスカ

「あ、挨拶はいくらしたって大丈夫なんです! それに、実はこの行為には挨拶以外にも別の意味があってですね……」

 

 

「別の意味?」

 

 

アスカ

「はい。たとえば匂いチェックとか、甘えたいときやおねだりの要求、あとは……その……」

 

 

「んっ……?」

 

 

アスカ

「……愛情表現などでも使われるんだって」

 

 

「は、鼻ちゅーが愛情表現……。えっと、なんだか少女マンガみたいだね」

 

 

アスカ

「あは、たしかに。そう考えると、もしかしたら猫ちゃんたちにとって鼻ちゅーは、人間で言うキスの代わりなのかもしれませんね」

 

 

「キスの、代わり……。じゃあ、さっきのは……」

 

 

アスカ

「……どんな意味で、したと思いますか?」

 

 

「……んー。私、猫耳は生えてるけど猫じゃないから。……もう一回してくれないと、分からないかも」

 

 

アスカ

「も、もぉ。……ちゃんと口にしないと、だめかな?」

 

 

「……うん」

 

 

アスカ

「……それなら仕方ない、よね。……んっ」

 

 

「ん……」

 

 

アスカ

「……どう? ちゃんと伝わったかな?」

 

 

「うん。……甘い匂いがした」

 

 

アスカ

「もっ、もー。……ばかっ」

 

 

「えへへっ、ごめんって。ちゃんと伝わったよ」

 

 

アスカ

「……どんな風に?」

 

 

「えっと、……私も口にした方がいいかな?」

 

 

アスカ

「はい、ぜひっ!」

 

 

 

 

 

◆『出たのは、特訓のせいか』◆

 

アスカ

「燦ちゃん。あるてま体力王決定戦に出るって本当ですか?」

 

 

「あ、うん。ほんとだよ。最近ライブに向けてレッスンとか頑張ってるし、体力を競うならそこそこいい成績出せるかなって」

 

 

アスカ

「そ、そうですね。ですが、えっと競技内容に鉄棒のぶら下がりとか腕立て伏せとかあったと思いますが……本当に大丈夫ですか?」

 

 

「……え、そうなの?」

 

 

アスカ

「あ、あはは。知らなかったんだ……。えっと、去年の第一回の時はそうでしたよ」

 

 

「う、嘘だよね!? だって体力王って言ってるんだし、てっきり体力を競うものだと思ってたんだけど!? ぶら下がりなんてやったことないし、腕立てだってほとんどできないよ!? どどどどうしようアスカちゃん!」

 

 

アスカ

「うーん、どうしようか。一緒に特訓でもしますか?」

 

 

「と、特訓!? って、なにするの?」

 

 

アスカ

「特訓の内容ですか? それは……抱っこです!」

 

 

「抱っこ!? ……え、抱っこってあの抱っこ???」

 

 

アスカ

「はい、あの抱っこです! 特訓とは言いましたが特に難しいことはしません。抱っこしたりされたりすることで、ぶら下がりと腕立てに必要な筋力を鍛えることができるんです! どうですか?」

 

 

「え、えぇー。たしかにそうかもだけど。でも、抱っこって……。普通に筋トレすればいいんじゃ……」

 

 

アスカ

「ですが燦ちゃん、普通の筋トレって辛くて大変ですよ? 長続きしないとも聞きますし。でも抱っこなら、多少辛くても二人で一緒に楽しく筋トレできます。一人でやるよりも長続きできると思いませんか?」

 

 

「そ、それは……まぁ。そうかも?」

 

 

アスカ

「ですよね! はい、では決まりです!」

 

 

「う、うん。まぁ今更出場を取り消せないし、何もしないよりは……いいのかな?」

 

 

アスカ

「そうですよ! ……えへへ、これで特訓というていで燦ちゃんを好きなだけ抱っこできます。それに、もしかしたら逆に燦ちゃんにお姫様抱っこしてもらえたり……きゃ~っ!

 

 

「にゃっ!? びっ、びっくりした。アスカちゃん、今の悲鳴は……?」

 

 

アスカ

「な、なんでもありません! 特訓、一緒に頑張ろうね!」

 

 

「う、うん」

 

 

 

 

 

◆『勤労感謝はえらいえ○い』◆

 

「え、11月23日の今日って祝日なの? 何の日だっけ?」

 

 

アスカ

「そうですよ。今日は勤労感謝の日で、実は今年最後の祝日なんですよ」

 

 

「へぇー、そうだったんだ。じゃあ、そんな日に配信してる私って、実はめっちゃえらい?」

 

 

アスカ

「はいっ、もちろんです! 燦ちゃん、祝日なのに勤労お疲れさま。えらいえらい」

 

 

「え、えへへっ」

 

 

『黒猫はえ○い!』

『てぇてぇ』

『いつも勤労(配信)ありがとな』

『でも、今月の勤労は案件とコラボ抜いたら0なんだよなぁ』

『もっと勤労しろ!』

 

 

アスカ

「そうだ! 燦ちゃん、勤労感謝のお祝いになにか欲しいものはありませんか?」

 

 

「欲しいもの? んーっと、あっ、じゃあ振り替え休日が欲しい!」

 

 

アスカ

「えっと、あはは。それは流石に私にできる範囲を超えてるから無理かなぁ」

 

 

『それはそう』

『俺も振り替え休日が欲しい』

『なんで月曜が振り替えで休みにならないんだよ!』

『土曜が祝日のときも月曜を振り替え休日にしてください』

『お願いえ○い人!』

 

 

アスカ

「それ以外に他になにかありませんか? 欲しいものじゃなくても、私にできることならなんでもしてあげますよ」

 

 

「な、なんでも!? ご、ごくりっ……。あっあっ、えっと……じゃあ、ごにょごにょ……みたいな感じで、こうぱふっぱふっ、ってできる?」

 

 

アスカ

「はぁぅ。そ、それは流石に、その……は、恥ずかしいから……」

 

 

「……だ、だめかな?」

 

 

アスカ

「あぅ……。わ、分かりました。燦ちゃんが望むなら……私、燦ちゃんをいっぱい癒せるようにがんばります!」

 

 

「ありがとアスカちゃん! えへへ、夜が楽しみ」

 

 

『ぱふっぱふっ!? ってなんや? うめぇのか?』

『教えてえ○い人!』

『ゴーグル先生で検索しても教えてくれないんだけど』

『やっほーもだめだった』

『ぱふっぱふっ、って響きはなんかこう……ちょっとえっだよね』

『えっなのはいけないと思います!』

『とうぜん振り返り感想配信はあるよね? ね?』

『(この配信の振り替えで)ないです』

『いや、振り替え休みが欲しいって言ったけど、そっちは休みにしなくていいから!?』

『草』

 

※原作設定でこの世界にはド○クエシリーズが存在していない。

 ド○ゴンボールにもこの単語が使われているが、オリジナル設定としてこのシーンがカットされていて黒猫以外には分からない単語ということでお願いします。

 

 

 

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