あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(546~550)

◆『一番見せたいP』◆

 

『Vtuberこんな感じテスト、って知ってる?』

 

 

「Vtuberこんな感じテスト? って、たしかアスカちゃんがショート動画で投稿してたやつだよね?」

 

 

『そうそれ』

『昔流行った一問一答自己紹介みたいなやつ』

『今回のは、メロディに合わせて少しずつ顔とか身体を見せていく感じだね』

『○○はこんな感じって』

『黒猫もやろうぜ』

 

 

「私も? んー、まぁ配信内で軽くやるくらいならいいか」

 

 

『やった』

『それじゃあ早速』

『Vtuberこんな感じテスト』

『スタート!』

『髪の毛は?』

 

 

「えっと、こんな感じ?」

 

 

『そうそう。一部をアップにする感じ』

『ちっか』

『おめめは?』

 

 

「こ、こんな感じ」

 

 

『ウインクできてないぞ』

『不器用かわいい』

『りょ、両目ウインクだから……』

 

 

「う、うっさい! んで、耳はこんな感じ」

 

 

『猫耳!』

『ぴょこぴょこかわいい』

『こいつ、動くぞ!?』

 

 

「んひびふ~」

 

 

『かわいい』

『くちびるじゃなくて舌やんけ』

『えっなのはいけないと思います!』

 

 

「上半身は、こんな感じ」

 

 

『あっはい』

『なんで背中?』

『壁やんけ』

 

 

「下半身が……こん、な、感じ」

 

 

『えっっっ!?』

『スカート揺らすな!』

『みえっみえっ』

『ふとももぺろぺろ』

『顔が見えないとこんなにえっに見えるのか』

 

 

「最後に、一番見せたいポイントは……」

 

 

『パ○ツ!』

 

 

「そうそうパン2、って見せるか!? おばかっ!」

 

 

『えぇー』

『いや、だって最後に一番見せたいポイントはパ○ツって音源が言ってるし』

『俺もそう聞こえたぞ』

『ほな見せないとあかんかぁ』

『ちゃんと見せろ!』

『てか、見せたいポイントでパ○ツって変態かよ』

『まぁ実際は1、2ってカウントしてるんだけどね』

『ま? 何回聞いてもパン2にしか聞こえないんだけど』

『空耳だぞ』

『サングラスをしたアスカ「○○さんには耳かきをプレゼントします」』

『耳掃除しろってこと?』

『耳掃除は草。某テレビ番組のコーナーで賞品であっただろ』

『空耳泡~』

『懐かしいな(笑』

 

 

 

 

 

◆『初雪うさぎとアツい夜』◆

 

「うぅ~。動いているのに寒いよ~」

 

 

アスカ

「燦ちゃん、大丈夫ですか? どうやら昨日、少しだけ雪が降ったみたいで、今はだいぶとけたみたいですがその影響で朝は冷え込んでるみたいですね」

 

 

「へぇー、雪が積もるくらい降ってたんだ。どーりで寒いわけだね」

 

 

アスカ

「はい。ですが、今夜からしばらくはまた温かくなるみたいですし、せっかく積もった雪もすぐにとけてしまうと思いますよ」

 

 

「そっか。それはそれでちょっと残念だね」

 

 

アスカ

「そうですね。……あ、雪うさぎ」

 

 

「あ、ほんとだ! 小さくて真っ白でかわいいね。ここの家の人が作ったのかな?」

 

 

アスカ

「恐らくそうかと。葉っぱのおみみが可愛らしいですね」

 

 

「だね! ……でも、そっか。今日から温かくなるってことは、この子も数日でとけてなくなっちゃうってことなんだよね。……どうにかできないかな」

 

 

アスカ

「それは……ちょっと難しいかもしれませんね。可哀想ですが、ここのお家の子を勝手に持って帰る訳にもいきませんし」

 

 

「そう、だよね。残念……」

 

 

アスカ

「燦ちゃん……。あ、そうだ。……ぴょ、ぴょん! わたしは雪うさぎの妖精アスぴょんだぴょん。せっかく出会えた心優しいあなたに恩返ししたいので、この身体を借りて魂だけでもご一緒してもいいですかぴょん?」

 

 

「あ、アスカちゃん? えっと、今のは……」

 

 

アスカ

「こ、これは、その……雪の妖精さんが、えと、私に乗り移って。恩返しがしたいそうで、えっとだから……はぁぅ。すっ、すみません、やっぱり今のは見なかったことに……」

 

 

「……くすっ。ありがとアスカちゃん。なんかよく分からないけど、アスカちゃんのお陰で元気でたよ」

 

 

アスカ

「あぅ。えっと、その……はい。それなら良かった……です。あっいえ、先ほどの私はアスカではなく雪うさぎの妖精さんでしたので。えっと、ですから、お礼ならその……、うぅ~、そちらへ……」

 

 

「あ、あはは。その設定まで続けるんだ。……まぁ、そういうことなら、雪うさぎの妖精さんが恥ずかしさ、じゃなくてアツさでとけちゃう前に早くお家に帰らないとね」

 

 

アスカ

「あぅ……。そう、ですね。あ、アツくて今にも消えてしまいそうですので、そうして頂けると助かります」

 

 

「うん、じゃあそうしようか。……そう言えば、恩返しってなにしてくれるの? 雪うさぎの妖精さんだから……白バニーとか?」

 

 

アスカ

「そ、それは、流石に……。はぁぅ。……さ、燦ちゃんのえっち。……今日だけ、だよ」

 

 

「えへへっ、やった。ありがとアスぴょん!」

 

 

アスカ

「うぅ~。……燦ちゃんのいぢわる」

 

 

 

 

 

◆『燦だって猫なんスよ』◆

 

「すぅ……すぅ……」

 

 

アスカ

「くすっ、ゲームしながら寝ちゃった。疲れてたのかな?」

 

 

「むにゃむにゃ……」

 

 

アスカ

「もぉ、おなか出してると風邪引いてしまいますよ。……そう言えば、猫ちゃんがおなかを見せるのは、信頼している好きな人だけって話を昔聞いたことが……」

 

 

「んんっ……?」

 

 

アスカ

「あは、なんてね。普通に眠ってるだけなのに変に期待しちゃだめだよね。……でも、睡眠時の無防備なときにおなかを見せてくれているんですし、ちょっとくらいはそういう意味があったりは……。そこのところどうなんですか、燦ちゃん? 答えてくれないと、ほっぺたつんつんしちゃいますよ? ほら、ほら。つんつん。燦ちゃん。私のこと……好き?」

 

 

「んっ、んんっ……」

 

 

アスカ

「あっ。手、顔ですりすりされたら、んっ……、くすぐったいよぉ。あはっ。……そう言えば。猫ちゃんが飼い主とかにすりすりするのは匂い付け行為で、これは自分のものってアピールしてるって話があったような……。な、なんてね。そもそも燦ちゃんは猫ちゃんではありませんし、そんな訳……」

 

 

「うにゃ~ん。ごろごろごろ……」

 

 

アスカ

「ないこともない? あ、もしかして実は起きてたりは……くすっ。そんな訳ないか。……燦ちゃん、おやすみなさい。大好きだよ」

 

 

「んっ……えへへっ」

 

 

 

 

 

◆『お体にさわりますよ』◆

 

「ん~、んまっ! やきにくおいし~っ」

 

 

アスカ

「あは、良かった。奮発していいお肉を用意した甲斐がありました。でも、燦ちゃん。お肉だけじゃなくて野菜もちゃんと食べないとお体にさわりますよ」

 

 

「うぐっ。は、はーい。……ふぅ。それにしてもいっぱい食べた。ほら、見て。おなかもこんなにぱんぱんになってる」

 

 

アスカ

「わぁ!? 本当ですね。こんなにおなかぽっこりさせて苦しくないですか? 食べ過ぎはお体にさわりますよ」

 

 

「うん、食べ過ぎてちょっとくるしいかも」

 

 

アスカ

「大変。では、良くなるまで少し安静にしてないといけませんね」

 

「うん、そうするよ」

 

 

アスカ

「はい、そうしてください」

 

 

「……で、なんでアスカちゃんはさっきから私のおなかをさすさすしてるの?」

 

 

アスカ

「え? なんでって、こうすればおなかの痛みが和らいで少しは楽になるかなと思って」

 

 

「あ、アスカちゃん……。ありがと!」

 

 

アスカ

「あは、どう致しまして」

 

 

「えへへ。……あっそう言えば、お体に障るとお体に触るって、響きは同じだけど、漢字が変わるだけで意味が全然違うものになるの面白いよね」

 

 

アスカ

「たしかに、言われてみるとそうですね。日本語って面白いですね」

 

 

「だよね」

 

 

アスカ

「……」

 

 

「……えっと、アスカちゃん? あの、もしかしてだけど、さっきからおなかを触ってるのって……あっいや。なんでもないです。はい」

 

 

アスカ

「……あはっ」

 

 

 

 

 

◆『かた付ける女たち』◆

 

「ごめんね、アスカちゃん。年末で忙しいのに大掃除を手伝ってもらって」

 

 

アスカ

「いえ、そこまで忙しくありませんでしたし。それに燦ちゃんのお願いならいつだって大歓迎だよ」

 

 

「えへへ、ありがと」

 

 

アスカ

「あは、どう致しまして」

 

 

「それじゃあ掃除を始めようか。私は何をしたらいいかな?」

 

 

アスカ

「そうですね。キッチンの大掃除……は燦ちゃんには難しいよね。天井のほこりを落とすのも、椅子から落ちたりしたら危ないからちょっと心配ですし、網戸の掃除も一人でやるのは……」

 

 

「うん? えっと、つまり?」

 

 

アスカ

「えっと、あっそうだ! リビングに散らかっているモノの整理をお願いしてもいいですか?」

 

 

「分かった! それくらいなら私にもできるし任せてよ!」

 

 

アスカ

「はい、お願いします」

 

 

「うん! えっと、じゃあまずはこれを片付けてっと。ん? これは捨てていいのかな?」

 

 

アスカ

「あっ、燦ちゃん待って!? それは大事な書類ですから捨てちゃだめです!」

 

 

「え、そうなの? えっと、じゃあこっちの新聞やチラシを纏めて、縛って……よし、できた! ……と思ったけど紐が緩んでバラバラになっちゃった」

 

 

アスカ

「燦ちゃん、大丈夫ですか!? それはあとで私が纏めておくので、あちらにある出しっぱなしになっている雑誌やマンガのお片付けをお願いします」

 

 

「あ、うん。分かった! うんしょ……うんしょ……。あ、このマンガ探してたやつだ。前巻がいいところで終わってたから気になってたんだよね。……ちょっとくらいなら、……いいよね?」

 

 

アスカ

「……ふぅ、こっちは終了っと。次はえっと……」

 

 

「あははっ、そうはならんやろ。……あ、終わっちゃった。このあとどうなるのかすごく気になるなぁ。……もう少しくらいいいよね? えっと、これの続きは……たしか本棚に……あった!」

 

 

 

……

…………

………………

 

 

 

アスカ

「燦ちゃん、そちらのお片付けの方はどうなってますか?」

 

 

「あはははっ。……え、お片……付け? あっ」

 

 

アスカ

「えっと、燦ちゃん? その山積みになっているマンガは一体……。それに片付ける前よりもモノが散らかっているような気が……」

 

 

「あ、えっと、これはその……あはは。ごめんなさい!」

 

 

アスカ

「もぅ……。お片付け、一緒にしようか? 二人でなら頑張れるよね?」

 

 

「うっ……、お願いします」

 

 

アスカ

「はい、分かりました。では、私がマンガを順番に手渡していきますので、燦ちゃんはそれを棚に片付けてください」

 

 

「はーい。……って、アスカちゃんちょっと距離近くない? 肩がくっついてる、というかもはや腕に抱きつかれてて作業し辛いんだけど……。え、逃げたりサボったりしないように近くで見守ってるだけ? アッハイ。サギョウツヅケマス」

 

 

 

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