あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(566~570)

◆『ぶっかけていく』◆

 

「こんばんにゃー。今日の配信はお昼ごはんを食べながら雑談をしていこうと思います」

 

 

『お昼……ごはん?』

『もう5時やんけ』

『ガチでこんばんにゃーだった件』

『てか、もはや夜ごはんでよくない?』

『何食べるの?』

 

 

「今日のお昼ごはんは、アスカちゃんが作ってくれたぶっかけうどんだよ。あったかいやつね」

 

 

『アスカちゃんのぶっかけ!?』

『作ってくれた(過去形)』

『アスカちゃんは帰っちゃったのか』

『せっかく作ってくれたのに一緒に食べれなくて可哀想』

『お、カメラに映った。うどんおいしそう』

『ノートパソコンに溢すなよ』

 

 

「おいしそうでしょ? 事前に温め直してあるから、冷めちゃう前に先にある程度食べちゃうね」

 

 

『どうぞどうぞ』

『火傷しないようにちゃんとふーふーするんだぞ』

『ほんとはアスカちゃんがふーふーしてくれるはずだったのに……』

『ついでにあーんもしてもらえたかもしれなかったのにな』

『そう言えば七味はかけないの?』

 

 

「ふーふー。あ、たしかに! せっかく七味も用意しておいたのにかけるの忘れてた。コメントしてくれた人ありがとね。えっと、七味は……あった! それじゃあ七味をうどんにかけて、っと。……あっ」

 

 

『あっ』

『どっさり出たな』

『ふた取れちゃった……』

『そんなマンガみたいなことありゅ?』

『赤富士みたいになってる』

『あーあ。面倒くさがるからだぞ』

 

 

「だだだだだ大丈夫! ぜんぶ溶けちゃう前に上の方をスプーンですくって取れば……」

 

 

『ほんとに?』

『だいぶ溶けちゃってね?』

『赤いなぁ』

『こりゃ汁なしで食べるしかないな』

『お昼は諦めよう』

『やめときなー』

 

 

「いやいやいや! これくらいならたぶんいけるし、諦めるのはまだ早いから。今までだって、不本意ながらも数多の罰ゲームや企画で激辛を食べてきたんだし。これくらいならへっちゃらだって……。い、いただきます。ずずずっ……かっ、辛っら!? かっ、あっあっあっ……あっ」

 

 

『知ってた』

『草』

『アスカちゃんの手料理だからって無理して食べようとするから』

『諦めて食べなければよかったのに……』

『水飲みなー』

『ん?』

『あれ、配信切れた?』

『辛いからって暴れるから……』

『だから溢すなよって言ったのに』

『ノートパソコンくん、逝っちゃったか……』

『これがほんとのぶっかけうどん、ってか!』

『流石にこれは笑えないな』

 

 

 

 

 

◆『情けなくない』◆

 

『すみません。黒猫の情けない写真がほしいです』

 

 

「私の情けない写真? そんなものないが???」

 

 

『あるが???』

『初配信から今まで情けない姿しか見てないぞ』

『黒猫は情けないやつ代表だろ』

『情けない1グランプリがあったらぶっちぎりで優勝してる』

『認めてもろて』

 

 

「はぁ~。じゅあ聞くけど証拠は? そんなに言うなら、私の情けない瞬間を映した決定的な写真を今すぐ見せてよ? ……できない? ほら、見せられないってことは私は情けないところがない、完璧で究極な猫ってことでいいよね。はい、論破。証明完了QTE」

 

 

『異議あり!』

『俺らがコメントしかできないからって調子に乗りやがって』

『くそ、なんでコメントはできるのに画像はアップできないんだ!』

『QEDをQTEと間違うのは完璧で究極に情けないぞ』

『お願いだから今すぐ鏡を見てほしい』

『あれ、エ○クスのトレンドに載ってね?』

 

 

「エッ○スのトレンド? え、嘘。特になにもしてないのに、なんで急にトレンドに……は???」

 

 

『#黒猫の情けない写真がほしいです』

『証拠、いっぱいあったね』

『これは逆転勝利だわ』

『やったね、黒猫! トレンドに載れたよ!』

『てか、よく見たらペットの黒猫の写真も混ざってて草』

『そりゃトレンドに載れた訳だ』

『まぁ一般的に黒猫って言えばペットのことだと思うし仕方ないよ』

『ここはもっと認知してもらうためにも宣伝しよう!』

 

 

「いや、するか! てか、こんなことで有名になりたくないんだが!?」

 

 

『それはそう』

『贅沢な悩みだねぇ』

『でも手遅れなんだよなぁ』

『ちょ、おまっ。有名人じゃんwww』

『黒猫燦、黒猫燦。情けないVTuberの黒猫燦をどうぞよろしくお願い致します』

『てか、アスカちゃんも投稿してて草。それも音声付きで』

『寝ぼけてアスカのことをママって呼んでるのかぁいいね』

『アスカが本当にママなら情けなくはないけど……』

『そう言えば子供がいると妻のことをママって呼ぶよね。あっいや、別に深い意味はないけどさ』

『情けは――あった!?』

『アス猫てぇてぇ』

『ごめん、黒猫は情けなくなかったわ。アスカとお幸せにな』

 

 

 

 

 

◆『GWの予定は?』◆

 

アスカ

「それではここでお知らせです。なんとゴールデンウィーク期間中に燦ちゃんとのオフコラボがあります!」

 

 

『オフコラボ助かる』

『アス猫てぇてぇ』

『そのままお泊りか?』

『GW中ずっとオフコラボしろ!』

『それはもう同棲なのでは?』

『配信以外のGW(ゴールデンウィーク)の予定は?』

 

 

アスカ

「配信以外のゴールデンウィークの予定ですか? んー、身バレの危険とかがあるのであまり詳しくは話せませんが、問題のない範囲でお話しますね。えっと、まずは燦ちゃんのお家にお泊りすることが今のところ決まっています」

 

 

『お家デートってこと!?』

『オフコラボの流れなのかな』

『別の日の可能性も』

 

 

アスカ

「あと、これはまだ未定なのですが、燦ちゃんとお出掛けもしたいですね。ゴールデンウィーク限定のイベントに行くのもいいですし、遠出じゃなくても近場のお店を一緒にウィンドウショッピングするだけでも楽しそうかなって」

 

 

『楽しそう!』

『どこに行くかじゃなくて誰と行くかだよね』

『デートええやん』

『GWだし混んでるからお手々繋がないとね!』

『せっかくなら遠出してホテルに泊まろうぜ』

『ホテル(意味深』

 

 

アスカ

「そうして色んなお店を巡っていくうちに、ふと立ち寄ったジュエリーショップで、そろそろ必要だよねってお互いにはにかみながらもお揃いのペアリングを買っちゃったりして……きゃーっ」

 

 

『ん? 流れが変わったな』

『ペアリング?』

『あっ』

『それってぇ!?』

『そろそろペアリングが必要になる? 妙だな???』

『あ、あくまで予定だから!』

『これはもはや予定というか妄想なんじゃ……』

『お泊り。ペアリングが必要。……あっ、分かった!』

『これがリアルケッコンカッコカリか』

『あかんこれ』

『てか、これじゃあGW(ゴールデンウィーク)の予定じゃなくてGW(ゴールウェディング)の予定じゃねーか!』

『だれが上手いこと言えとwww』

 

 

 

 

 

◆『チョコレートよりも……』◆

 

 

                              

黒猫さ~ん

 何が好き?

 チョコレートよりもオ・レ・か?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「は? いや、それはないから。てか、誰?」

 

 

『ガチトーンで言うのやめなー』

『チョコレート大好き黒猫燦』

『自意識過剰勘違いオレくんで草』

『特定の誰かだけを贔屓できないしそりゃなぁ』

『抜け駆けしないでもろて』

『じゃあチョコレートよりもなにが好きなんだよ。正解は?』

 

 

「正解? いや、そんなこと急に言われても……。元ネタよく知らないし、正解とかあるの?」

 

 

『これの元ネタってなんだっけ?』

『ラブ○イブだろ?』

『……ラ○ライブです』

『このやり取りで本当に合ってるの初めてみた』

『元ネタだと最後のところはあなただったけど……』

『そりゃ正解はあなた(リスナー)だろ』

『……黒猫ならリスナーよりチョコレートを選びそう』

『なんでもいいからさ。ほら、あるだろ。チョコレートよりも好きな3文字のもの』

 

 

「チョコレートよりも好きな3文字のものかぁ。うーん、3文字でチョコレートよりも好き……アスカちゃん?」

 

 

『知ってた』

『アス猫てぇてぇ』

『特定の誰かだけを贔屓しないんじゃなかったのか?』

『まぁ相手がアスカちゃんだし……』

『俺くんは泣いていいぞ』

『黒猫もたまにはいいこと言うじゃないかよ。これって愛スクリームだろ?』

『……愛スクリームです』

『愛スクリーム(告白)』

 

 

 

 

 

◆『黒猫の影エッッッ!?』◆

 

「最近エ○クスで猫の影絵を作るやつ流行ってるけど、あれかわいいよね」

 

 

『わかる』

『俺は砂浜にできた人影に水着を乗せてるやつが好き』

『猫以外にも色んなバリエーションあるけどね』

『あれ実際にやってみると上手くできなかった』

『黒猫はできる?』

 

 

「うーん、どうだろ? やったことないから分かんないや。あ、そうだ! この間の開封配信で使ったカメラが置きっぱなしになってるからちょっと試してみようかな」

 

 

『片付けしろ!』

『まぁまぁ』

『そのお陰で黒猫の影絵を見れる訳だしさ』

『お、映った!』

『おてて助かる』

『わくわく』

 

 

「それじゃあいくよ。えっと、こんな感じで……んっ……と、うっ、うぐぐ……」

 

 

『身体カチカチで草』

『大きくて太くて長いのが左右にうねうねしてる』

『ひげも耳もないんだけど』

『○んこやん』

『これは間違いなくタートルネック』

 

 

「しっ、仕方ないじゃん! 配信のときは座ったままずっと同じ姿勢でいるんだし、ただでさえお○ぱいがばいんばいんで肩も凝ってるんだからさぁ!」

 

 

『あーたしかに』

『俺も座り仕事だから分かるよ』

『じゃあ配信で運動すればよくね? リ○グフィットアドベンチャーとかさ』

『……ん、いまなんて?』

『お、せやな! おっ○いが壁なんだし肩も硬いのは仕方ないよな!』

 

 

「……ふぅ、動いたら暑くなってきちゃった。あ、そうだ。アスカちゃんが買ってきてくれた棒アイスでも食べようっと。ん~っ、冷たくて気持ちいい」

 

 

『言うほど動いたか?』

『てか、そろそろカメラ切った方がいいんじゃ……』

『黒猫が黒くて長い棒状のものをぺろぺろしてるのが影で見えて……ふぅ』

『えっっっ!?』

『配信中に○○○舐めないでもろて』

『配信事故で黒猫の○ろりが全世界に!?』

『あの、これってホントにアイスなんですか?』

『アスカの○○○気持ち良すぎだろ!』

『これがホントの影エッッッってか!』

『草』

 

 

 

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