あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『かえってこい梅雨』◆
アスカ
「もうすぐ6月も終わりですね」
燦
「だねー。てか、今年は梅雨が短かくて夏が来るのが早すぎじゃない? もう少し夏にならないように頑張ってほしかったなぁ」
アスカ
「あ、あはは。そうですね。でも、私は梅雨が短くて助かりましたよ。梅雨の時期はじめじめしてて洗濯物が乾かないのが悩みでしたが、今年はそんな心配もいらなかったですし」
燦
「それはたしかに。けど、やっぱり夏は暑いから来なくてよくない? 夏になるくらいなら梅雨の方がマシだって。あーあ、梅雨が恋しい。アスカちゃん、どうにか梅雨にすることできない?」
アスカ
「梅雨にですか? えっと、流石に梅雨にするのは難しいかな?」
燦
「えー」
アスカ
「んー、あっそうだ! 梅雨にすることはできませんが……」
燦
「えっと、急に距離を詰めてどうしたのアスカちゃ、んっ……?」
アスカ
「ん……。こんな風に、ちゅーユーにすることはできますよ。……あは、なんてね。これで少しは暑さが紛れてくれたらよかったのですが……」
燦
「うぅー。急になんて……ずるいよ。逆に熱くなっちゃったじゃん」
アスカ
「あ、あはは……。すみません、やっぱりこんな梅雨ではだめでしたか?」
燦
「……かえってもっと激しい梅雨にしてくれた方が暑さを忘れられるかも」
アスカ
「……あは、じゃあもうしばらく梅雨明けはおあずけですね」
燦
「んっ……」
◆『予言の日』◆
配信なしってどういうことですか? アス猫コラボ配信してもらっていいですか?
ましゅまろ ❒″ |
燦
「って、クレームかーい!? てか、地球滅亡の最後の日くらい配信休んでもよくないか!?」
『草』
『よくない!』
『最後かもしれないだろ』
『アス猫てぇてぇしながら滅亡したい』
『アス猫コラボは地球を救う』
『じゃあ聞くけど配信もしないで何してたの?』
燦
「何してたって、普通に寝て起きてチョコレート食べて、アスカちゃんを呼んでおしゃべりしたり一緒にゲームしたりしてたけど?」
『は? オフコラボするなら配信しろ!』
『アス猫隠すな!』
『最後の日満喫してて草』
『俺は仕事休めなくて普通に働いてたのに……』
『4時18分頃は?』
燦
「4時18分って予言の時間だよね。たしかその時間はぐっすり寝てたかな。最初は二人で起きてようかと思ってたけど、好きなことたくさんやって疲れてたし、隣で寝てたアスカちゃんもたぶん同じだと思うよ」
『まぁ4時なら寝てても仕方ないか』
『……ん? 隣で寝てたアスカちゃん???』
『疲れるほどやったって、それってつまり……』
『最後かもしれないからって好きなことやりすぎだろ!?』
『好きなことたくさんやったのかぁ。ほな、くたくたになってても仕方ないかぁ』
『……ふぅ』
『アス猫てぇてぇ。地球とかもうどうなってもいいや』
『予言するわ。アス猫はできてる!』
『できてる? まぁできててもおかしくないかぁ』
『ほな予祝しておくか。おめでとう!』
『実は予言の日じゃなくて予(祝)言の日だったりしない?』
『草』
◆『落としてゲット』◆
燦
「凸ってらっしゃい見てらっしゃい。夏と言えば、そうお祭り! てなわけで、今日は凸待ち的当てやっていくよ」
『???』
『なんかはじまた』
『暑さで頭おかしくなったか?』
『なんだこれ?』
『どういう企画なんだ、これ?』
燦
「ルールは簡単。凸してくれた人にゲットしたい的を選んでもらって、私が用意したお題をクリアできたら的に書かれているご褒美が貰えます。ね、簡単でしょ?」
『なるほど』
『ご褒美!?』
『最近おすすめのお菓子とかおすすめマンガとかは分かるけど、???ってなんだよ』
『そりゃものすごいご褒美じゃね?』
『お、さっそくだれか来たな』
燦
「いらっしゃいませお客様。お名前をどうぞ」
アスカ
『こんにちは、立花アスカです。的当てができると聞いたので遊びに来ちゃいました』
燦
「アスカちゃん!? いらっしゃい! ぜひ遊んでいってよ!」
『アスカちゃんきちゃ!』
『最初で最後の客かな』
『こんな突発企画にわざわざありがとね』
『なに狙うの?』
『イケボがおすすめ』
燦
「てな感じなんだけど、アスカちゃんはなにが欲しい? 画面に映ってる中からどれを選んでもおっけーだよ」
アスカ
『んー、そうですね。あは、では右下にある猫ちゃんの形をした的にします』
燦
「おっけー。右下にある猫の形をした的だね。……ん?」
『そんな的あったか?』
『って、それ黒猫やんけ!』
『そりゃアスカちゃんが一番欲しいのは黒猫だろうけど!?』
『画面の中にあるから的だな!』
『草』
『早くゲットされろ』
燦
「って、私は的じゃないから!? たしかに画面に映ってる中からどれを選んでもいいとは言ったけど! ほ、ほら! これは一応的当てなんだし、ちゃんと落とせる的じゃないと!」
アスカ
『だめ、ですか?』
燦
「うぐっ。な、涙目プラス上目遣いで頼まれてもだめなものは……」
アスカ
『私はどうしても燦ちゃんが欲しいです。だって、燦ちゃんのことが好きだから。私の残りの人生を全てあなたにあげます。だから、あなたの残りの人生を私にください』
燦
「っ、ぁ……ぅ……ぁぃ」
『これは落ちたな』
『的当て上手だね』
『アス猫てぇてぇ』
『落としたから(夫として)貰うね』
『でもお題をクリアしてないけどいいのか?』
『お題は黒猫を落とすことだったんだよ。きっと』
『黒猫「お題は的を落とすこと。落とせない的はだめね」
アスカ「分かりました。それでは的を落としたいので的を画面から出してください」
黒猫「この的は絵なんだから画面から出せるわけない!」
アスカ「それを聞いて安心しました。それでは的を物理的に落とす必要はないということですね。燦ちゃん、好きです! 私のものになってください!」
黒猫「キュン♡ あっぱれ、これは一本取られた! 褒美を遣わす。結婚しよう!」』
『とんちかよ』
『たしか一休さんにこんな話あったよね』
『屏風の黒猫ってこと?』
『すきすきすきすき愛してる、黒猫燦ってか!』
『草』
◆『土曜は食べてすぐ寝た日』◆
アスカ
「今日は土用の丑の日ということで、夏バテにも効果があるメニューを用意してみました!」
燦
「わーい!」
アスカ
「まずは国産うなぎを使った蒲焼き」
燦
「やっぱりうなぎは定番だよね! いい匂いがしておいしそう!」
アスカ
「続いてすっぽんのスープ」
燦
「すっぽんのスープ!? ま、まぁたしかに滋養強壮にいいって聞くよね」
アスカ
「その他にも牡蠣フライに牛肉とニラにニンニクを加えて炒めたもの、ほうれん草のおひたしにとろろたまごかけごはんもありますよ」
燦
「う、うん……」
アスカ
「あ、そうだ。マムシドリンクも用意してあるので食後に忘れずに飲んでくださいね」
燦
「え、えっとアスカちゃん? これってほんとに夏バテ対策だよね???」
アスカ
「あは、もちろんです。ちゃんと夏バテにも効果のあるとっておきのメニューですよ。さぁ、どうぞ遠慮せずにた~んと召し上がってくださいね?」
燦
「あっはい。い……、イタダキマス」
アスカ
「……ではそろそろ私も。……いただきます。……あはっ♡」
◆『夏らしいこと』◆
燦
「今年の夏は夏らしいことしたいねー」
『夏いやらしいこと?』
『夏と言えば夏休みの宿題だな』
『自由研究も忘れずにね』
『朝配信で勉強する?』
『宿題1ページ終わったら即終了か』
燦
「やらないが!? はぁ、せっかく嫌なこと忘れて夏休みを満喫してたのに思い出させないでよ。ほら、みんなだって勉強しなさいってしつこく言われたらやる気なくなっちゃうでしょ? だからこの話は終わり、もっと盛り上がる楽しい話題にしない?」
『ガキの言い訳かよ』
『最終日にアスカちゃんに宿題終わってないって泣きつくことになるぞ』
『去年の夏の再来か』
『マネちゃんに宿題終わるまで監禁されてたんだっけ』
『話逸らさないでもろて』
『ブラジャーチュパチュパ』
燦
「いや、別の話題にしないかとは提案したけど!? セクハラコメントしろとは言ってないからね!?」
『盛り上がる楽しい話題の可能性も……。ほら、チピチピチャパチャパみたいな?』
『インドネシア語だと思うよ』
『早く勉強しなさいって意味だっけ?』
『海外ニキにまで心配されてて草』
『勉強から逃げるな!』
『私もお手伝いしますから、今年は早めに終わらせましょうね?』立花アスカ✓
燦
「うぐっ、……はーい」
『アスカママ……』
『ブラジャーのお手伝い!?』
『アスカちゃんが黒猫のブラジャー見てくれるってこと?』
『エッッッ!?』
『アス猫ブラジャー配信まだー?』
『ブラジャー配信……クールビズかな?』
『チュパチュパしろ!』
『今年の夏は夏らしいことできそうで良かったね!』