あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『憧れるのは』◆
お姫様抱っこに憧れてるイメージだけど アスカちゃんはどう?
ましゅまろ ❒″ |
アスカ
「んー、そうですね。小学生くらいまでは、少女マンガなどの影響もあって憧れていたような記憶が薄っすらとあります。ですが、流石に成長した今は白馬に乗った王子様への憧れはなくなってしまいましたね」
『知ってた』
『白馬に乗った黒猫様への憧れはありそう』
『いや、黒猫に乗馬は無理だろ』
『じゃあ乗せる方を目指そう』
『乗るのはアスカちゃんかな?』
『黒猫に乗ったアスカちゃん? それってもしかして押し倒さr……騎乗i……』
『エッッッ!?』
アスカ
「あっでも、お姫様抱っこでしたら今でも少し憧れてるかな。自分が好きな人にしてもらえたらって考えると……きゃっ。あはは、なんてね。ちょっと子供っぽかったですよね」
『そんなことない! いいと思う!』
『ちょっと筋トレしてくるわ』
『足腰、鍛え方、最強』
『今日の配信を見て黒猫が急に配信で筋トレ始めたらどうしよう』
『流石にそんなことは……ないよね?』
『明日の朝配信の内容はまだ未定だったけど……流石にそれはないって』
~~翌日~~
燦
「ふぁ~。みんなおはよー。えー、見ての通り寝起きだけど、今日はライブに向けた体力づくりのために『リ○グフィットアドベンチャー』をやっていきたいと思います」
『!?』
『黒猫、お前もしや見てたな?』
『筋トレしなきゃって裏アカ(その2)で昨日絶対コメントしてただろ』
『アスねこは――ある』
『本当にライブのためだけかな?』
『にやにや』
『これにはアスカもにっこり』
『憧れで終わらせる訳にはいかないもんな!』
『(私が叶えてあげるから)憧れるのはやめましょう、ってか!』
『アスねこてぇてぇ』
◆『ピクニックしに行こうよ』◆
燦
「……ていう話題になったときに、紅葉で有名な場所があってそろそろ見頃ですごく綺麗らしいって話になったんだよね。それで、もし天気が良かったらお弁当を用意して、二人で紅葉を見ながらピクニックしたいねってなってさ。そんな感じで、まだ日付は決まってないんだけど、近々アスカちゃんとピクニックすることになったよ」
『いいじゃん。で、当日の配信の予定は?』
『アスカちゃんの手作り弁当だと!?』
『有給取るから日時が決まったら教えてね』
『場所取りは任せてくれ』
『同行する気で草。てか場所取りってお花見じゃねぇーぞ』
『紅葉を見に行こうようってか!』
『コメント欄なんか寒くね?』
『動画でいいからあとでその様子をアップロードしてくれ』
燦
「いや、そうしたいのはやまやまだけど、流石に身バレ対策やら許可取りとか大変だから配信は無理そうかな。でもその代わりに、後日になるけど雑談とかでそのときの話をする予定だから楽しみにしてて」
『はーい』
『黒猫はともかくアスカちゃんが身バレしたら大変だもんな』
『りょ。アスカちゃんとのピクニック楽しんでこいよ』
『ピクニックていうかもはやデートやん』
『デートならいいふいんき(←なぜか変換できない)になったらチューしないとね!』
『キスといえば、世の中にはピクニックキスというものがあるらしいよ?』
『はっ!? まさかアスカちゃんがピクニックしたいって黒猫に言ってたのは本当は……』
『アスカ「紅葉を見ながらピクニック(意味深)したいね」』
『アスねこは――ある!』
『ピクニックキスで検索してみた。……ふぅ。エッッッじゃん』
『高揚してきたな!』
『ピクニックの報告楽しみだわ』
『ぱ○つ脱いで待ってるからはよ』
『脱ぐなwww』
◆『かそうか?』◆
燦
「アスカちゃん、そろそろハロウィンだけど仮装は決まった?」
アスカ
「それがまだ決まってなくて、候補はいくつかあるのですが、燦ちゃんはどんな仮装がいいと思いますか?」
燦
「うーん、そうだなぁ。アスカちゃんならなんでも似合うし、アスカちゃんが気になってる中で着てみたいって思う衣装にしたらどうかな?」
アスカ
「気になってる衣装で、着てみたいもの……あっ」
燦
「なになに? もしかして当て嵌まるものあった?」
アスカ
「えっと、その……燦ちゃんの、学校の制服……が着てみたいな?」
燦
「え? 学校の制服? 私の???」
アスカ
「は、はい。ハロウィンの仮装っぽくないし、燦ちゃんが嫌じゃなかったらだけど……。だめ……かな?」
燦
「うっ……。ま、まぁそれって仮装か? って思わなくもないけど、制服デ○ズニーとかもあるし、制服ハロウィンがあってもいい……のかな? それに仮装してどこかにでかける訳でもないし……。アスカちゃんがどうしても着たいって言うなら、うん。サイズが合わないかもだけど、それでもいいなら制服貸そうか?」
アスカ
「はい、お願いします! あは、やったっ。仮装するのが楽しみです」
~~ハロウィン当日~~
アスカ
「これが、燦ちゃんの制服……。すんすん……あは、燦ちゃんの匂いだ。……えへへっ」
燦
「これが、私の制服……? 胸元パツパツリアル乳袋、……だと!? ……ごくりっ」
◆『しぉがない』◆
燦
「はい。そんな訳で今日はおむすび屋さんシミュレーターを実況していきたいと思います」
『はい』
『こんばんにゃー』
『11月02日でいいおにぎりってこと?』
『黒猫が握ったおにぎりかぁ。衛生的に心配だなぁ』
『握る前にちゃんと手は洗えよ』
燦
「言われなくても洗ってるよ!? まったく、バカなこと言ってないでゲーム始めるよ」
『お、始まった』
『今のところは順調かな』
『そこそこ売れてるな』
『謎のこだわりで塩むすびしか売ってないのにね』
『その分すごく美味いんだろうなぁ』
『てか、値段高くね?』
燦
「そうだよ、なんたってお米とお塩にこだわってるからね。まぁ、美少女店員が握ってるっていう付加価値もあるから、その分だけ値段はちょっと高めになってるけど」
『美少女店員? どこ???』
『誇大広告』
『詐欺やんけ』
『ぼったくりかな?』
『そろそろ塩むすび以外も増やせばいいのに』
燦
「順調、順調! このまま行けばミ○ュランの3つ星に選ばれるのも夢じゃないでしょ! ……あっ」
『いや、流石にそれは夢見過ぎだろ』
『ミシ○ラン舐めすぎ』
『あっ、待って!』
『あーあ』
『お米の仕入れ数間違えてて草』
『お金なくなっちゃった……』
燦
「まっまぁたまにはそんなミスもあるよね。悔やんでもしょうがないし気持ちを入れ替えていこう! ……あっ、お塩切れちゃった。えっと、追加するには購入画面に移動して……って、お金無いんだった!?」
『草』
『詰んだ?』
『借金するか』
『もーだめだ、おしまいだ』
『閉店ガラガラ』
燦
「お、終わってない。まだ終わってないから!? でも、どどどどうしよう! えっと、えーっと、あっ分かった! この店はお塩を使わないのがこだわりってのはどう? お米そのものの素材の味で勝負する自然派おにぎり屋さんって感じでさ」
『ないよ』
『塩むすびで塩抜きは草』
『お米そのものの素材の味って、もはやごはんを握っただけじゃん』
『汗っかきなら手汗のしょっぱさでワンチャン……ないな』
『終わりだよ、この店』
『星1レビューしました』
『しょうがないから腋で握って塩分をプラスするしか……』
『おぇっ』
『きっしょ』
『でも、美少女店員が握りましたって生産者の顔付きシールが貼ってたら?』
『エッッッ!?』
『???「塩抜き塩むすびください!」』
『アスカちゃんでも流石に黒猫の腋握りは嫌だろ。……嫌だよね?』
『腋握りは臭、じゃなくて草。借金できるんだし塩買えよ』
『それはそう』
◆『火遊び注意』◆
燦
「11月9日は119番の日らしいけど、なんでなんだろ?」
アスカ
「119番の日というのは、消防や救急の際にかける電話番号が119ということが由来で制定されたらしいですよ。防火や防災の意識を高めてもらうことを目的としているとのことです」
燦
「へぇー。冬も近くなってきたからストーブを出す人も増えるだろうし、火災には気をつけないとね」
アスカ
「そうですね。ストーブの近くで洗濯物を干したり、燃えやすいものを置いて放置したりと。うっかりやりがちなことが火災に繋がることもありますから」
燦
「常日頃から危険に備えて用心することが大事ってことだね」
アスカ
「はい、その通りです。燦ちゃん、よくできました。えらいです!」
燦
「えへへっ。えと、他にもなにか気をつけた方がいいことってあるかな?」
アスカ
「んー、そうですね。あとは燦ちゃんの場合だと……火遊びとかかな? 燦ちゃんはそんなことしないと思うけど……、他の子に誘われたとしても火遊びするのはめっですよ。いいですか?」
燦
「はーい」
アスカ
「あは、約束ですよ」