あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『香水 プレゼント 意味』◆
燦
「あれ、アスカちゃん? いつもとちょっと違う香りがするけど、もしかしてシャンプー変えた?」
アスカ
「いえ、シャンプーは変えてませんよ。ただ、最近案件でオリジナルの香水を作って頂いたので、せっかくなので今日は試しにつけてみたのですが……。えっと、どうかな?」
燦
「へぇー、そうだったんだ。すんすん……。うん、いいと思う。安心するっていうか、落ち着く香りで。私、好きだよ」
アスカ
「っ……あは、ありがとうございます。燦ちゃんの好みに合ってて良かった。……あの、も、もしよろしければ……燦ちゃんにもこの香水をプレゼントしますね」
燦
「えっ、ほんと!? ありがとアスカちゃん。あっでも、香水ってあんまりつけないから余らせちゃうかも」
アスカ
「でしたら、ルームフレグランスとしてアレンジする方法もありますし、この香水は就寝前の身体や寝具につけることで安眠効果のある寝香水としても使えますので問題ないと思いますよ」
燦
「そう言う使い方もあるんだね。分かった、じゃあせっかくだから貰おうかな。あっ、因みにこの香水ってなにをイメージした香りなの?」
アスカ
「え、えっと、それは……」
燦
「ん?」
アスカ
「その……わ……私、です」
燦
「??? ……あっ。そ、そっかそうだよね。これってコラボ商品だもんね」
アスカ
「はぁぅ……」
燦
「えっと、たっ、大切に使うね」
アスカ
「は、はい。……い、いっぱい……使ってくださいね」
◆『お風呂いただきます!』◆
燦
「ふと思ったんだけどさ」
『はい』
『なに?』
『どしたん? 話聞こか?』
燦
「他所の家でお風呂を借りるときに、お風呂いただきますって言ったり言われたりするけど、アレへの返答ってなんて言葉で返すのが正解なんだろうか?」
『よく言うね』
『あー、ちょっと分かるかも』
『そんなこと考えたことなかったな』
『普通にどうぞでいいんじゃね?』
『いや、【いただきます】への返事なんだから【召し上がれ】に決まってるだろ』
燦
「え、そうなの?」
『ソウダヨー』
『一般常識だね』
『じゃあ、お風呂いただきましたへの返答はどうなるんだ?』
『お粗末さまでした、とかはどうかな?』
『食事かな?』
『でも、それだとお風呂を準備してない人が言ったら失礼にならない?』
『それならお風呂の感想でも聞いたら?』
『なるほど』
『お風呂どうだった? って聞けばいいのか』
燦
「分かった! じゃあ、今度からはそうしようかな。あ、そう言えばこの前……」
……
…………
………………
後日
アスカ
「ふぅー。お風呂気持ち良かった。試しにお風呂でハーブティーを飲んでみましたが、とてもリラックスできてよく眠れそう。オススメして頂いたリスナーのみなさんにはあとでお礼を伝えないといけませんね。……あ、燦ちゃん。お先にお風呂いただいてました」
燦
「(あ、これ配信ゼミでやったやつだ! えっと、ここはアスカちゃんのお家でお風呂を準備したのもアスカちゃんだから)アスカちゃん、お風呂どうだった?」
アスカ
「いい湯加減で気持ち良かったですよ」
燦
「最近疲れてるみたいだったしリラックスできた?」
アスカ
「そうですね。湯船に浸かってゆっくりできましたし、淹れたハーブの効能も合わさってとてもリラックスできました」
燦
「ハーブ?(入れたってことは入浴剤のことかな?)」
アスカ
「はい。ハーブにはリラックス効果がありますし、飲むと身体の中からぽかぽか温まりますよ」
燦
「へぇー、そうなんd……って、えっ!? 飲むって、アスカちゃん。(お風呂のお湯を)ほんとに飲んだの!?」
アスカ
「あは、もちろん飲みましたよ。リスナーのみなさんにオススメしていただいたのでせっかくなので試してみたんです。あ、もちろん燦ちゃんの分も残してありますので、良かったらお風呂のときに一緒に召し上がってくださいね。あとで味の感想を聴かせてください」
燦
「味の感想!? あっいや、でも……アスカちゃんが言うことだし……。う……うん。わ、分かった……。えっと、……じ、じゃあ……お風呂いただいてきます」
アスカ
「あは。はい、どうぞ。(ハーブティーも)ぜひ召し上がってくださいね」
◆『頂戴した』◆
燦
「夏がほぼ終わって秋になってきたけど、みんなは夏にやり残したことってある?」
『夏休みの宿題!』
『↑いや、まだ終わってないのかよ』
『草』
『夏祭りに行けなかったことかなぁ』
『そう言えば今年は花火見てないかも』
『時期的にかき氷もそろそろ食べ納めになるのか』
燦
「あ、そうそうかき氷! かき氷と言えば私もつい最近アスカちゃんと一緒に食べたよ。夏が終わったらなかなか食べる機会がなくなるし、シロップも余らせてたから夏の締めにかき氷にかけて消費しちゃおうってなってさ」
『アスカちゃんと!?』
『確かに今の時季を逃すと来年の夏まで食べることないか』
『冬にコタツでアイスを食べるは聞くけどかき氷は聞かないもんね』
『そもそも夏を過ぎるとかき氷を食べれるお店が少なくなるし』
『リア充アピールかよ』
『どうせアスカちゃんとあーんとかしたんだろ。羨ましいぞ』
燦
「いや、普通にお家でかき氷を作って一緒に食べただけだから。あーんはしてないし」
『嘘だ!』
『ほんとに?』
『あーんは、ってなんだよ』
『ふーん。まあ、そういうことにしておいてあげる』
『そう言えばシロップって何味だったの?』
燦
「シロップの味? もともとかき氷を食べるために数種類のシロップを買っておいたんだけど、イチゴやメロンは既に使い切ってて、レモン味とブルーハワイ味がどっちも少しずつ残ってたからそれを使ったよ。私がブルーハワイでアスカちゃんがレモンね」
『へぇー』
『ブルーハワイいいよね。未だに何味かよく分かってないけど』
『シロップに限らないけど、なんでも微妙に残しちゃうのあるあるだよな』
『分かる。麦茶とかもちょっとだけ残して冷蔵庫にしまっちゃうし』
『あるあると言えば、かき氷をシロップで食べると舌の色が変わるのってあるあるだよね』
『やったわ。友達みんなと舌出し合って変な色してるって笑ったな』
『え、みんなで?』
『あっ』
『かき氷を頼んでも友達はついてこないから……』
『鏡にあっかんべーして一人でニヤニヤしてる人もいるんだぞ! な、黒猫?』
燦
「いや、なってなに!? さも私もぼっち仲間みたいに扱わないでくれるかな!? この間のときも私は鏡じゃなくてアスカちゃんとしてるから! べーって舌出して、緑色になってるねってきゃっきゃうふふしてるから!」
『え、違うの!?』
『アスカちゃんは友達枠じゃないしぼっちだろ』
『てか、きゃっきゃうふふ!?』
『てぇてぇ』
『アスカちゃんとしてる(意味深』
『ん? 緑色?』
『あれ、そう言えば舌の色が緑色っておかしくね?』
『黒猫が食べたのがブルーハワイでアスカがレモン。でもってメロンはなかったはずだよな』
『えっと、つまり?』
『あーんはしてない、の伏線回収きたな』
『ひ、一口分だけあーんせずに貰った際に口の中で色が混ざって緑色になっただけかもしれないし……』
『しかし、警部。一口貰ったくらいで舌の色が緑色になるのでしょうか?』
『ぐ、ぐぬぬ……』
『ほら! やっぱり二人はまぜまーぜ(意味深)したんだ!』
『べーって舌出してって、まさかそういう……』
『謎はすべて解けたな!』
『アスねこは――ある!!!』
◆『写真、いいかな』◆
アスカ
「燦ちゃん。たまには気分転換に髪型を変えてみませんか?」
燦
「髪型を?」
アスカ
「はい! 燦ちゃんにはきっとツインテールが似合うと思います! どうでしょうか?」
燦
「うーん、まぁアスカちゃんのおすすめだし試してみようかな。じゃあお願い」
アスカ
「任せてください! では、失礼しますね。……はい、できました! いま鏡を用意しますね」
燦
「はやっ!? えっと、うーん、なるほど。悪くはないと思うけど、ちょっと幼く見えない? 女児みがあるっていうかさ」
アスカ
「あは、そうですね。でも、とても似合ってて可愛らしいと思いますし、ツインテールにした燦ちゃんも、私は好きだよ」
燦
「そう、かな? ……うん、そうかも。えへへ、ありがと。……あ、じゃあせっかくだし、アスカちゃんも髪型変えてみたら?」
アスカ
「私もですか? んー、どんな髪型がいいかな? 燦ちゃんはどんな私が好き?」
燦
「えっと、いつものアスカちゃんももちろん好きだけど……。うーんと、たまにはポニーテールなんてどうかな?」
アスカ
「ポニーテールですか? なるほど、燦ちゃんの好みは……(ぼそっ) ……分かりました。髪を結うので少し待っててくださいね。……えっと、こんな感じでどうですか?」
燦
「うっ、か、……かわいい! ぴょこぴょこ揺れる後ろ髪に、普段は見えないセクシーなうなじの美しさ。それと(長すぎるため以下省略)。えっと、つまりすべてがパーフェクトで……しゅき!」
アスカ
「あ、あはは。燦ちゃんに喜んでもらえて嬉しいけど、えっと、そこまで褒められると……ちょっと照れちゃうな」
燦
「照れたアスカちゃんも……いい。あっそうだ! アスカちゃん、記念にその……写真、いいかな?」
アスカ
「あ、はい。もちろんです! では、二人で一緒に撮りましょう。私のスマホで自撮りしてもいいですか?」
燦
「え?」
アスカ
「え?」
燦
「えっと、(自撮りでのツーショットじゃなくて、ポニーテールにしたアスカちゃんの写真を撮りたかったんだけど……)まぁいっか。じゃあ、撮影はアスカちゃんにお願いするね」
アスカ
「分かりました。では、失礼します」
燦
「うぇっ!? あ、アスカちゃん!? そんなにくっつかれると……む、胸が……」
アスカ
「あは。でも、ちゃんとくっつかないと画面から見切れてしまいますし、……これでいいですよね?」
燦
「うっ、……うん。スゴクイイトオモイマス」
アスカ
「あは、よかった。それにしても、燦ちゃん……すごく固くなってますよ。ほら、ここ。分かる? すごい……カチカチだよ。……私が手でほぐそうか?」
燦
「っ!? だ、だいじょうぶ……。じ、自分でできるから……」
アスカ
「そう、ですか……。分かりました。……あ、そう上手。いい感じだね。がんばれ、燦ちゃん、がんばれ……。いっぱい動かしてスッキリできるかな?」
燦
「ひょ、表情! 表情が固いのを顔のマッサージでほぐしてるだけだから勘違いしないでよね!
アスカ
「???」
燦
「あ、なんでもない! ほっほら、もう大丈夫だから早く一緒に写真撮ろう!」
アスカ
「えっと、はい。そうですね。では、撮りますよ。1+1は?」
燦
「にぃーっ!」
アスカ
「あは。いい写真が撮れました」
燦
「ほんとだ。よく撮れてるね。あ、そうだ。せっかくだし私にもあとで写真送ってね」
アスカ
「はい、もちろんです。それなら写真のデータだけでなく、追加で燦ちゃんの分もポスターサイズに拡大印刷して送りますね!」
燦
「え、えっと、その……それは……いい、かな。あ、あはは……」
◆『治癒して』◆
燦
「アスカちゃん、よかったら一緒にこのゲームやらない?」
アスカ
「あ、そのゲーム知ってます。面白いって話題ですよね。時間もありますし一緒にプレイしましょう」
燦
「やった! じゃあ、共闘モードにして……と。よし、準備できた! アスカちゃん、よろしくね」
アスカ
「はい、こちらこそよろしくお願いします! アシストは任せてくださいね」
燦
「うん。じゃあ、いくよ!」
アスねこゲームプレイ中……
燦
「あっ、マズい! いてっ!?」
アスカ
「燦ちゃん、大丈夫ですか!」
燦
「う、うん。なんとか大丈夫そう」
アスカ
「ほっ、それならよかったぁ……。燦ちゃん、サポートが必要なときや何かして欲しいときは遠慮せず言ってくださいね」
燦
「わかった。なにかあったらすぐ言うね。……あ、それなら(HPに余裕はあるけどさっきの攻撃でそこそこ減ってるし)治癒お願いしてもいい?」
アスカ
「えっ? えっと、チュウですか?」
燦
「うん、軽いのでいいから。移動中で暇なうちにお願い」
アスカ
「あ、はっはい。チュウ、ですね。わ……分かりました。燦ちゃんがどうしてもと言うのであれば……し、しますね? ち、チュウ」
燦
「ん? う、うん。よろしく」
アスカ
「で、では……ちゅっ」
燦
「……え?」
アスカ
「え?」
燦
「あ……アスカちゃん? い、今のはもしかして……」
アスカ
「は、はい。燦ちゃんが、チュウして欲しいって言ったから……。あ、ほっぺはいやでしたか?」
燦
「えっと、いやとかそんなことは全然なくて、寧ろ嬉しさ半分ほっぺで少し残念だったとか思ったり思ってなかったりして……。あっいや、そういう話じゃなくて、さっき私がお願いしたのはゲームの治癒、減ったHPを回復して欲しいってお願いだったからびっくりしたと言いますか……」
アスカ
「え……? っ……はぁぅ。すすすすみません!? あ、えと、その……す、すぐに回復しますね!」
燦
「あ、あはは……。じゃあお願い」
アスカ
「は、はい!」
燦
「……」
アスカ
「……」
燦
「……」
アスカ
「……はぁぅ」
燦
「えっと……大丈夫?」
アスカ
「は、はぃ……」
燦
「……治癒、いる? 元気出るよ?」
アスカ
「ぅ、うぅー。燦ちゃんのいぢわる……。……いる」
燦
「え、えへへ、りょーかい。……ちゆ、するね」
アスカ
「……んっ」