あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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 はい、こんにちは。

 今回は、黒染スレイちゃんのチャンネル登録者数100人突破記念に執筆した短編作品となっています。

 少し急いで仕上げたので、誤字や読みづらい部分があるかもしれませんが、その点につきましてはご了承ください。

 何はともあれ、おめでとうございます!

○黒染スレイちゃん○
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あるてまれ外伝【アスレイコラボ】語彙ハイアンドローなんて余裕ですが?【黒染スレイ/立花アスカ】

◆【アスレイコラボ】語彙ハイアンドローなんて余裕ですが?【黒染スレイ/立花アスカ】◆

 

スレイ

「聞こえてま~すか~。……大丈夫そうかな? みんなこんぞめー。本日の配信は立花アスカとのコラボになります!」

 

 

アスカ

「はい、こんばんは。バーチャルミャーチューバーの立花アスカです! 本日はスレイちゃんに誘われてコラボをすることになりました。よろしくお願いします!」

 

 

スレイ

「ちょっと!? それだとあたしがコラボしたがってたみたいじゃない!!!」

 

 

アスカ

「違うんですか? 私はスレイちゃんに誘われて、すごく嬉しかったよ」

 

 

スレイ

「ちがっ、くはないけど。またリスナーに変な誤解されるじゃない!」

 

 

『てぇてぇか?』

『アスレイは解釈違い』

『つY』

 

 

スレイ

「ネギはや~め~て~」

 

 

『じゃあ土下座』

 

 

スレイ

「どっちもいやなんだけど!?」

 

 

アスカ

「あはは……、相変わらずスレイちゃんはみんなに愛されてるね」

 

 

スレイ

「こんな愛され方は想定外なんだって!? てか、あんたも苦笑してないで助けなさいよ!」

 

 

アスカ

「ふふっ、じゃあそろそろ話を戻して、今回のコラボについて説明しますね」

 

 

 

○語彙ハイアンドロー○

 

・参加プレイヤーがそれぞれ持ち寄った5枚の語彙カードと、リスナーから募集した語彙カードが6枚、そして4枚のジョーカーを合わせた、合計20枚のデッキを使用する。

 

・デッキから一枚引いて場に出した語彙カードが最初のお題となる。

 

・先攻プレイヤーは場に出ているカードの語彙よりも、次にデッキから場に出すカードの語彙が、ハイかローかを予想してどちらかを宣言する。

 

・新たに場に出したカードの語彙と、直前まで出ていたカードの語彙を比べて、宣言通りであればハイアンドローが成功となる。

 

・判定が微妙な場合は、説得フェイズとなり、ハイアンドローの成否を決める。

 

・ハイアンドローが成功したら、ハイアンドローを続行するか降りるかを選べる。

 

・続行する場合は同じ手順を繰り返し、最大三回まで追加でハイアンドローに挑戦できる。

 

・最大回数まで終えた場合、或いは途中で降りた場合は、場に出ていたカードを全て回収し、カードの枚数がプレイヤーの獲得点数となる。

 

・ハイアンドローが失敗したら、場に出ている全てのカードが没収となり、挑戦権が次のプレイヤーへと移る。

 

・プレイヤーが交互にハイアンドローに挑戦し、後攻プレイヤーが2回目の挑戦を終えたところでゲームは終了となる。

 

・ジョーカーが場に出た場合、直前の宣言はそのままで、次に挑戦するプレイヤーが即興で考えた語彙カードとジョーカーが入れ替わる。

 

・ただし、ジョーカーでハイアンドローを成功すると、ジョーカーを加えた時点での獲得点数が2倍となる。

 

※4枚目がジョーカーでハイアンドローを成功した場合。ジョーカーを加えた時点での点数、4点の2倍である8点が獲得点数となり、続行するか降りるかを選べる。

 

・最初に場に出たカードがジョーカーだった場合、次のプレイヤーが語彙を考えて入れ替えるのは同じだが、点数が1点の語彙カードとして扱う。

 

※ジョーカーが機能するのは場にあるカードが2枚以上の場合とする。

 

・最終的に同点だった場合、デッキからカードを一枚ずつ引いて、語彙の強さを競う語彙じゃんけんで勝敗を決める。

 

○説明終わり○

 

 

 

『面白そう』

『語彙大富豪に似てるね』

『こっちは運要素が強めかな?』

 

 

スレイ

「さて、説明も終わったし、実際に二人で対戦するとしましょうか」

 

 

アスカ

「そうですね。先攻はスレイちゃんで、最初の語彙はこちらになります」

 

 

 

◆語彙◆

・核

 

 

 

スレイ

「あ、あたしが用意した語彙ね」

 

 

アスカ

「いきなり強そうな語彙が出ましたね。スレイちゃんは、ハイアンドロー、どっちにしますか?」

 

 

スレイ

「もちろん、ローよ! あたしのターン、ドローっ!」

 

 

 

◆語彙◆

・核

>ギャグ補正

 

 

 

スレイ

「……なぁにこれ~」

 

 

『草』

『もっと強いの出た』

『即落ち2コマじゃん』

『知ってた』

『説得できるのか?』

 

 

アスカ

「私も核よりもギャグ補正が強いと思うけど、説得フェイズに入りますか?」

 

 

スレイ

「ぐぬぅ、……説得はなしで」

 

 

 

□黒染スレイ□

1回目:0点

 

 

 

アスカ

「それでは私の番ですね。最初のカードはこちらです」

 

 

 

◆語彙◆

・猫

 

 

 

アスカ

「猫、ですか」

 

 

スレイ

「普通に考えれば、弱い語彙だけど、どうかしらね?」

 

 

アスカ

「う~ん、それじゃあハイでいきます」

 

 

 

◆語彙◆

・猫

<トラック

 

 

 

スレイ

「これは、……悔しいけど成功ね」

 

 

アスカ

「ふぅ、よかった」

 

 

『トラックは流石にね』

『転生トラックなら主人公の介入で助かったかもしれないけど』

『物理で勝利余裕でした』

 

 

スレイ

「もう一回する? それとも降りる? ま、失敗が怖いなら降りてもいいけどぉ」

 

 

アスカ

「もちろん挑戦するよ。負けたくないもん。次の語彙もハイです!」

 

 

 

◆語彙◆

・猫

<トラック

<闇

 

 

 

スレイ

「はい、失敗! トラックは夜も走れるし闇じゃ勝てませ~ん」

 

 

『うざっ』

『闇を切り裂けハイビーム!』

『説得は無理そう』

 

 

アスカ

「光を飲み込むほどの深い闇なので、トラックのライトでは光量不足だから闇の勝ち。なんて説得はだめかな?」

 

 

『う~ん』

『微妙』

『某マンガの銀色の闇ちゃんっていう説得ならワンチャン』

 

 

スレイ

「はい、残念。立花アスカも0点ね。ぷーくすくす」

 

 

 

□黒染スレイ□

1回目:0点

□立花アスカ□

1回目:0点

 

 

 

アスカ

「……まだ同点だもん。次、スレイちゃんの番だよ」

 

 

スレイ

「ま、見てなさい。ここから私が連続でハイアンドローを成功させるところをね! ドローっ!」

 

 

 

◆語彙◆

・黒染スレイ

 

 

 

『出た、最弱語彙』

『草』

『ハイしか勝たん』

『負ける方がむずい』

 

 

スレイ

「はぁ!? はい、土下座! あたしは最強の語彙だし!」

 

 

アスカ

「それは違うと思うけどなぁ」

 

 

スレイ

「はぁ、あんたもバカぁ? そんなこと言うなら、あんたも黙ってそこで見てなさい。これから私、黒染スレイが華麗に勝利する歴史的瞬間をね!!! 次のカードはローよ!」

 

 

 

◆語彙◆

・黒染スレイ

>かーちゃん

 

 

スレイ

「あぁぁぁあああっ!? 私の語彙じゃないのぉぉぉおおお!!!」

 

 

『草』

『かーちゃんには勝てん』

『俺も』

 

 

アスカ

「えっと、スレイちゃんはお母さまに勝てそうですか?」

 

 

スレイ

「……む~りぃ~。勝てる訳ないじゃない」

 

 

 

□黒染スレイ□

1回目:0点

2回目:0点

□立花アスカ□

1回目:0点

 

 

 

『泥仕合じゃん』

『アスカちゃんは一回成功させて降りれば勝利だね』

『頑張れ!』

 

 

アスカ

「はい、頑張ります」

 

 

 

◆語彙◆

・薄い本

 

 

 

スレイ

「ぶっ!? 誰よ、こんな語彙入れたの!」

 

 

アスカ

「えっと、私ではないですね。スレイちゃんは……」

 

 

スレイ

「違うわよ!? ちょっとリスナー!」

 

 

『お、俺じゃねぇし!』

『薄い本であってエ○本じゃないもん。だからセーフ』

『言い訳もぺらっぺらだな』

 

 

スレイ

「まぁいいわ。で、立花アスカはどっちを宣言する?」

 

 

アスカ

「……ハイを選びます」

 

 

スレイ

「本当にそれでいいの?」

 

 

アスカ

「……答えは変わりません。次の語彙は、ハイです!」

 

 

 

◆語彙◆

・薄い本

<天界突破グレートラガン

 

 

 

アスカ

「やったぁ!」

 

 

スレイ

「また私の語彙じゃないのぉぉぉぉぉおおおおお!?」

 

 

 

□黒染スレイ□

1回目:0点

2回目:0点

□立花アスカ□

1回目:0点

2回目:2点

 

 

 

『8888』

『自分の語彙に負ける女がいるらしい』

『やっぱり最弱じゃん』

『おめでとう!』

 

 

アスカ

「ありがとうございます!」

 

 

スレイ

「今のなし! ノーカン、やり直しを要求するわ!」

 

 

アスカ

「あは、だめです」

 

 

スレイ

「そこをなんとか! 土下座するからぁ」

 

 

『その土下座に価値はない』

『草』

『もう一回やる?』

 

 

アスカ

「……もぅ、仕方ないなぁ。もう一回だけ、スレイちゃんがプレイしたら終わりだよ」

 

 

スレイ

「ありがとナス!」

 

 

 

◆語彙◆

・くそまろ

 

 

 

スレイ

「これは勝った! あたしはハイを宣言するわ! ファイナルデッドエンドラストドローっ!!!」

 

 

 

◆語彙◆

・くそまろ

<紅蓮の炎

 

 

 

スレイ

「よしっ!」

 

 

アスカ

「むぅ、でもまだ同点です」

 

 

スレイ

「なにを勘違いしているのかしら。あたしのハイアンドローはまだ終わってないぜ! 次もハイ。スーパーウルトラファイナルデッドダークネスエンドラストシャイニングブラッディドローっ!!!!!」

 

 

『長い!? そしてダサい!』

『闇なのか光なのかはっきりしてもろて』

『怒涛の連続成功なるか』

 

 

 

◆語彙◆

・くそまろ

<紅蓮の炎

<ジョーカー

 

 

 

スレイ

「……へぁっ!?」

 

 

アスカ

「えっと、ジョーカーですね」

 

 

『ここでジョーカーとか熱いな』

『負け確定演出きちゃ』

『お疲レイちゃまでした』

 

 

スレイ

「ま、まだ終わってねぇし。立花アスカ、わ、分かってるでしょ? あたしたち、友達だよね?」

 

 

アスカ

「あはっ、もちろんだよ」

 

 

スレイ

「アスカぁ!」

 

 

アスカ

「スレイちゃんが勝てるように、ジョーカーと入れ替える語彙は、最強の語彙の黒染スレイにするね!」

 

 

 

◆語彙◆

・くそまろ

<紅蓮の炎

<黒染スレイ

 

 

 

スレイ

「あぁぁぁぁぁあああああっ!?!?!? 最強言ったけど、それ一番弱いのぉぉぉおおおおお!!!」

 

 

 

□黒染スレイ□

1回目:0点

2回目:0点

3回目:0点

□立花アスカ□

1回目:0点

2回目:2点

 

 

 

『ついに認めちゃったよ』

『紅蓮の炎に抱かれたか』

『分かりきった結末だったね』

『同点で終わっておけば……』

『罰ゲームはよ』

『つY』

 

 

スレイ

「こんなのってないじゃない。あんまりよ! うあぁぁぁあああん!?」

 

 

アスカ

「何回炎上してもVtuberを続けてるからスレイちゃんの勝ち、っていう説得が思いついたけど。ふふっ、また調子に乗っちゃうから黙ってよっか」

 

 

『悲しいけど、勝負なのよね』

『小悪魔アスカちゃんちゅき』

『説得を放棄したスレイが悪い』

『何はともあれ、今日のコラボ楽しかったよ』

『またスレ虐しようね』

『お疲レイちゃま~』

 

 

アスカ

「はい、お疲れさまでした!」

 

 

スレイ

「って、勝手に終わらせるな!」

 

 

 


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