あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

24 / 116
あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(86~90)

◆『言葉って難しいよね』◆

 

 

                              

なくときはにゃーにゃー?

 それともわんわん?

 ポン、チー、カン?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「泣くときはわんわん、鳴き声がにゃーにゃー、麻雀で鳴くときはポン・チー・カン」

 

 

『犬だったのか』

『言葉って難しい』

『もっとわんわん言って』

 

 

「言わないが!? あと、犬じゃないし!」

 

 

アスカ

「あはは……。口頭だと誤解を与えたり、伝わりにくかったりすることって、多々ありますよね」

 

 

「だよね。言葉って難しいよね」

 

 

アスカ

「そうですね」

 

 

『これは熱中症の流れか?』

『パン作ったことあるでもいいぞ』

『アスカ、ちゃんと風呂入ってる?』

 

 

「私はともかく、アスカちゃんにセクハラするなよ! てか、もうこれ系のコメント見飽きたんだが!?」

 

 

アスカ

「確かに、前にもこんなことありましたね」

 

 

「ワンパターンなんだよなぁ」

 

 

『カッチーン』

『コッチーン』

『は? 喧嘩売ってる?』

『おまんこっちんこーし!』

 

 

「は? いや、流石に煽られたからって、そういうコメントはだめだろ」

 

 

『そういうコメントってどういうコメントですか?』

『コメント差別だ!』

『コメントの自由の侵害だ!』

 

 

「いや、だって、センシティブワードじゃん! 自由もくそもないから!」

 

 

『は?』

『ぷぷっ』

『うわっ、これをセンシティブとか淫猫じゃん』

『甲州に謝れ!』

『そうだそうだ!』

 

 

「え、私が悪いの!? どう考えてもお前らが悪い流れじゃん! ねぇ、アスカちゃん!」

 

 

アスカ

「えっと、確か甲州弁で、あなたこっちに来てくださいとか、こっちに来いって意味の言葉だったと思います」

 

 

「え、どゆこと?」

 

 

アスカ

「だから、そのっ、つまり……」

 

 

「つまり?」

 

 

アスカ

「推測ですけど、話の流れ的に、喧嘩を売られたから、こっちに来いってコメントしただけなんじゃないかなぁ」

 

 

「……」

 

 

『ねぇねぇ。なんでセンシティブな言葉だって思ったの?』

『教えてえ○い人!』

『甲州弁がセンシティブなぁんでぇすかぁ?』

『これは炎上だな』

『これだから淫猫は嫌なんだよ。いっつもえちえちなことしか考えてないんだもん』

『万年発情期』

 

 

「うがぁぁぁあああ!? 甲州弁ってなんだよ! さっきまで標準語でコメントしてたのに、そんなの急に振られて分かる訳ないじゃん!」

 

 

アスカ

「さ、燦ちゃん!? 落ち着いてください!」

 

 

「落ち着いてるもん! 私をキレさせたら大したもんだもん!」

 

 

『キレてるじゃんwww』

『もんもんしてて可愛い』

『なにそれ、もんもんとかえちち』

『アスカちゃん、がんば』

『言葉って難しいね』

 

 

 

 

 

◆『冗談ですよね?』◆

 

『アスカちゃん、相談ってなに?』

 

 

アスカ

「急にすみません。Vtuberのお友達が暑さでとけてしまいそうらしくて、どうしたらいいのか一緒に考えて欲しいんです」

 

 

『むぅ。……アスカちゃんの頼みだし、力になれるか分からないけど考えてみるよ』

 

 

アスカ

「ありがとうございます!」

 

 

『それで、暑さでとけそうなんだよね。だったら、涼しくしてあげればいいんじゃない?』

 

 

アスカ

「そうですね。ですが、その方法が思いつかなくて……」

 

 

『だよねぇ。う~ん、あっそうだ! ダジャレだよ!』

 

 

アスカ

「えっと。ダジャレ、ですか?」

 

 

『そうダジャレ。それもさっむ~いオヤジギャグならきっと涼しくなるよ!』

 

 

アスカ

「えと、あはは……」

 

 

『ほら、アスカちゃん。私も協力するから、とっても寒いダジャレを一緒に考えよう!』

 

 

アスカ

「さ、燦ちゃん。それは流石に、……えと、冗談ですよね?」

 

 

『冗談じゃなくてダジャレだって』

 

 

アスカ

「え、そうではなくて……。はあぅ」

 

 

 

その後(つぶやいたーにて)

 

 

 

アスカ

『はい、どうぞ! 高利子の氷です!』

 

 

黒染スレイ

『え、あっうん。……暑さで頭でもやられたの? 大丈夫?』

 

 

アスカ

『うぅ~。大丈夫だけど、大丈夫じゃないです』

 

 

黒染スレイ

『ホントに何があったのよ!?』

 

 

 

 

 

◆『手のひらくるくる』◆

 

アスカ

「9月9日は救急の日らしいですよ」

 

 

「へぇ~。それ以外にもあるのかな?」

 

 

アスカ

「調べてみますか?」

 

 

「うん、調べてみるね。……えっと、手巻き寿司の日、ロールケーキの日、栗きんとんの日、あとは食べ物を大切にする日でもあるんだって」

 

 

アスカ

「食べ物に関係するものが多いですね」

 

 

「た、たまたまだよ。あっ、ほら。今日はカー○ル・サ○ダースの誕生日で、カ○ネルズ・デーだって!」

 

 

アスカ

「あはは……、結局食べ物なんですね」

 

 

「ちょっとアスカちゃん!? それだと私が食いしん坊みたいじゃん!」

 

 

アスカ

「ふふっ、ごめんなさい。でも、それじゃあ三時のおやつは食べれないかな。今日は食いしん坊な私の分だけにしておくね」

 

 

「うっ、それは……、私も食べたい」

 

 

アスカ

「無理しなくていいんだよ?」

 

 

「おやつは別腹だから! 食いしん坊とは関係ないもん」

 

 

アスカ

「ふふっ、そういうことにしておくね。それじゃあせっかくだし、おやつはロールケーキにしよっか?」

 

 

「うんっ!」

 

 

 

 

 

◆『朝は忙しいので』◆

 

 

                              

朝はパン派? ごはん派?

 私はシリアス派

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「朝からシリアスって、どんな状況なんだろうね」

 

 

アスカ

「あはは……、ただの誤字だと思いますが、ちょっと想像できないですね」

 

 

『朝起きたら妻が家出していたとか』

『それはシリアスだね』

『コー○フレーク!』

『それはシリアルだね』

 

 

「アスカちゃんは、朝ごはんはどっち派?」

 

 

アスカ

「朝は忙しいことが多くて、簡単に済ませたいので基本的にパンですね。時間があるときは、おかずを用意してごはんにすることもありますが」

 

 

「あぁ、そう言えばどっちも食べたことあったね」

 

 

『???』

『朝ご飯を一緒に食べる関係?』

『朝チュン?』

 

 

アスカ

「べ、別にやましい関係ではありませんよ! 燦ちゃんが朝が弱くて、ごはんを抜くことが多いから、作ってあげたことがあるってだけで!」

 

 

「あ、アスカちゃん。落ち着いて!?」

 

 

『てぇてぇ』

『朝が忙しいってそういう』

『これが万病に効くという噂のアスねこか!?』

 

 

アスカ

「うぅ~っ」

 

 

「え、えと、……愛してるよゲームでもする?」

 

 

アスカ

「………………する」

 

 

『あ、するんだ』

『かわええ』

『やっぱりてぇてぇじゃん』

 

 

 

 

 

◆『聴いてからのお楽しみです』◆

 

アスカ

「燦ちゃんが貰って嬉しかったものって何ですか?」

 

 

「貰って嬉しかったもの? えと、……みんなから貰ったファンアートかな」

 

 

アスカ

「あ、それはすごく嬉しいですよね」

 

 

「うぅ、……恥ずい。こんなこと、配信中なら絶対に言えないし」

 

 

アスカ

「ふふっ、そうですね」

 

 

「そ、そう言うアスカちゃんこそ、貰って嬉しかったものってなんなの?」

 

 

アスカ

「私ですか? う~ん、そうですね。私のために作ってくれた、オリジナルの歌かな」

 

 

「え、なにそれ。初耳なんだけど」

 

 

アスカ

「最近のことですし、まだ誰にも言ってないので、燦ちゃんが知らなくても仕方ないですよ」

 

 

「そうなんだ。それで、送り主は誰なの?」

 

 

アスカ

「送り主は私の古参のファンの方なんですが、つぶやいたーのフォロワーが200人を突破した記念に作って下さったんです」

 

 

「へぇ~、そうだったんだ。因みに、どんな歌なの?」

 

 

アスカ

「えっと、そのっ、昔の私のことをイメージした歌で、……あとは秘密です」

 

 

「えぇ~っ、すごく気になるじゃん」

 

 

アスカ

「う~ん。すごく恥ずかしいけど、……聴いてくれますか?」

 

 

「うん、もちろんだよ!」

 

 

アスカ

「あは、ありがとう。大好きだよ」

 

 

「私もアスカちゃんが大好きだよ! でも、急にどうしたの?」

 

 

アスカ

「ふふっ、それは聴いてからのお楽しみです」

 

 

「???」

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。