あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『言葉って難しいよね』◆
それともわんわん? ポン、チー、カン?
ましゅまろ ❒″ |
燦
「泣くときはわんわん、鳴き声がにゃーにゃー、麻雀で鳴くときはポン・チー・カン」
『犬だったのか』
『言葉って難しい』
『もっとわんわん言って』
燦
「言わないが!? あと、犬じゃないし!」
アスカ
「あはは……。口頭だと誤解を与えたり、伝わりにくかったりすることって、多々ありますよね」
燦
「だよね。言葉って難しいよね」
アスカ
「そうですね」
『これは熱中症の流れか?』
『パン作ったことあるでもいいぞ』
『アスカ、ちゃんと風呂入ってる?』
燦
「私はともかく、アスカちゃんにセクハラするなよ! てか、もうこれ系のコメント見飽きたんだが!?」
アスカ
「確かに、前にもこんなことありましたね」
燦
「ワンパターンなんだよなぁ」
『カッチーン』
『コッチーン』
『は? 喧嘩売ってる?』
『おまんこっちんこーし!』
燦
「は? いや、流石に煽られたからって、そういうコメントはだめだろ」
『そういうコメントってどういうコメントですか?』
『コメント差別だ!』
『コメントの自由の侵害だ!』
燦
「いや、だって、センシティブワードじゃん! 自由もくそもないから!」
『は?』
『ぷぷっ』
『うわっ、これをセンシティブとか淫猫じゃん』
『甲州に謝れ!』
『そうだそうだ!』
燦
「え、私が悪いの!? どう考えてもお前らが悪い流れじゃん! ねぇ、アスカちゃん!」
アスカ
「えっと、確か甲州弁で、あなたこっちに来てくださいとか、こっちに来いって意味の言葉だったと思います」
燦
「え、どゆこと?」
アスカ
「だから、そのっ、つまり……」
燦
「つまり?」
アスカ
「推測ですけど、話の流れ的に、喧嘩を売られたから、こっちに来いってコメントしただけなんじゃないかなぁ」
燦
「……」
『ねぇねぇ。なんでセンシティブな言葉だって思ったの?』
『教えてえ○い人!』
『甲州弁がセンシティブなぁんでぇすかぁ?』
『これは炎上だな』
『これだから淫猫は嫌なんだよ。いっつもえちえちなことしか考えてないんだもん』
『万年発情期』
燦
「うがぁぁぁあああ!? 甲州弁ってなんだよ! さっきまで標準語でコメントしてたのに、そんなの急に振られて分かる訳ないじゃん!」
アスカ
「さ、燦ちゃん!? 落ち着いてください!」
燦
「落ち着いてるもん! 私をキレさせたら大したもんだもん!」
『キレてるじゃんwww』
『もんもんしてて可愛い』
『なにそれ、もんもんとかえちち』
『アスカちゃん、がんば』
『言葉って難しいね』
◆『冗談ですよね?』◆
燦
『アスカちゃん、相談ってなに?』
アスカ
「急にすみません。Vtuberのお友達が暑さでとけてしまいそうらしくて、どうしたらいいのか一緒に考えて欲しいんです」
燦
『むぅ。……アスカちゃんの頼みだし、力になれるか分からないけど考えてみるよ』
アスカ
「ありがとうございます!」
燦
『それで、暑さでとけそうなんだよね。だったら、涼しくしてあげればいいんじゃない?』
アスカ
「そうですね。ですが、その方法が思いつかなくて……」
燦
『だよねぇ。う~ん、あっそうだ! ダジャレだよ!』
アスカ
「えっと。ダジャレ、ですか?」
燦
『そうダジャレ。それもさっむ~いオヤジギャグならきっと涼しくなるよ!』
アスカ
「えと、あはは……」
燦
『ほら、アスカちゃん。私も協力するから、とっても寒いダジャレを一緒に考えよう!』
アスカ
「さ、燦ちゃん。それは流石に、……えと、冗談ですよね?」
燦
『冗談じゃなくてダジャレだって』
アスカ
「え、そうではなくて……。はあぅ」
その後(つぶやいたーにて)
アスカ
『はい、どうぞ! 高利子の氷です!』
黒染スレイ
『え、あっうん。……暑さで頭でもやられたの? 大丈夫?』
アスカ
『うぅ~。大丈夫だけど、大丈夫じゃないです』
黒染スレイ
『ホントに何があったのよ!?』
◆『手のひらくるくる』◆
アスカ
「9月9日は救急の日らしいですよ」
燦
「へぇ~。それ以外にもあるのかな?」
アスカ
「調べてみますか?」
燦
「うん、調べてみるね。……えっと、手巻き寿司の日、ロールケーキの日、栗きんとんの日、あとは食べ物を大切にする日でもあるんだって」
アスカ
「食べ物に関係するものが多いですね」
燦
「た、たまたまだよ。あっ、ほら。今日はカー○ル・サ○ダースの誕生日で、カ○ネルズ・デーだって!」
アスカ
「あはは……、結局食べ物なんですね」
燦
「ちょっとアスカちゃん!? それだと私が食いしん坊みたいじゃん!」
アスカ
「ふふっ、ごめんなさい。でも、それじゃあ三時のおやつは食べれないかな。今日は食いしん坊な私の分だけにしておくね」
燦
「うっ、それは……、私も食べたい」
アスカ
「無理しなくていいんだよ?」
燦
「おやつは別腹だから! 食いしん坊とは関係ないもん」
アスカ
「ふふっ、そういうことにしておくね。それじゃあせっかくだし、おやつはロールケーキにしよっか?」
燦
「うんっ!」
◆『朝は忙しいので』◆
私はシリアス派
ましゅまろ ❒″ |
燦
「朝からシリアスって、どんな状況なんだろうね」
アスカ
「あはは……、ただの誤字だと思いますが、ちょっと想像できないですね」
『朝起きたら妻が家出していたとか』
『それはシリアスだね』
『コー○フレーク!』
『それはシリアルだね』
燦
「アスカちゃんは、朝ごはんはどっち派?」
アスカ
「朝は忙しいことが多くて、簡単に済ませたいので基本的にパンですね。時間があるときは、おかずを用意してごはんにすることもありますが」
燦
「あぁ、そう言えばどっちも食べたことあったね」
『???』
『朝ご飯を一緒に食べる関係?』
『朝チュン?』
アスカ
「べ、別にやましい関係ではありませんよ! 燦ちゃんが朝が弱くて、ごはんを抜くことが多いから、作ってあげたことがあるってだけで!」
燦
「あ、アスカちゃん。落ち着いて!?」
『てぇてぇ』
『朝が忙しいってそういう』
『これが万病に効くという噂のアスねこか!?』
アスカ
「うぅ~っ」
燦
「え、えと、……愛してるよゲームでもする?」
アスカ
「………………する」
『あ、するんだ』
『かわええ』
『やっぱりてぇてぇじゃん』
◆『聴いてからのお楽しみです』◆
アスカ
「燦ちゃんが貰って嬉しかったものって何ですか?」
燦
「貰って嬉しかったもの? えと、……みんなから貰ったファンアートかな」
アスカ
「あ、それはすごく嬉しいですよね」
燦
「うぅ、……恥ずい。こんなこと、配信中なら絶対に言えないし」
アスカ
「ふふっ、そうですね」
燦
「そ、そう言うアスカちゃんこそ、貰って嬉しかったものってなんなの?」
アスカ
「私ですか? う~ん、そうですね。私のために作ってくれた、オリジナルの歌かな」
燦
「え、なにそれ。初耳なんだけど」
アスカ
「最近のことですし、まだ誰にも言ってないので、燦ちゃんが知らなくても仕方ないですよ」
燦
「そうなんだ。それで、送り主は誰なの?」
アスカ
「送り主は私の古参のファンの方なんですが、つぶやいたーのフォロワーが200人を突破した記念に作って下さったんです」
燦
「へぇ~、そうだったんだ。因みに、どんな歌なの?」
アスカ
「えっと、そのっ、昔の私のことをイメージした歌で、……あとは秘密です」
燦
「えぇ~っ、すごく気になるじゃん」
アスカ
「う~ん。すごく恥ずかしいけど、……聴いてくれますか?」
燦
「うん、もちろんだよ!」
アスカ
「あは、ありがとう。大好きだよ」
燦
「私もアスカちゃんが大好きだよ! でも、急にどうしたの?」
アスカ
「ふふっ、それは聴いてからのお楽しみです」
燦
「???」