あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(96~99)

◆『使えるもん』◆

 

 

                              

異世界に転生するとしたら

 どんなチートが欲しいですか?

 ただし、貰えるチートは一つのみです

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「う~ん、これは悩むなぁ。一つだけならやっぱり汎用性のあるチートがいいよね」

 

 

アスカ

「それなら創造魔法とか、異世界ネット通販とか、あとはガチャ系の能力とかは汎用性が高そうですね」

 

 

「うん。でも、そういう能力って使いこなすの難しいイメージもあるんだよね。想像力がないとだめとか、膨大な額のお金とか、幸運とかさ」

 

 

アスカ

「あ、言われてみると、小説によってはチートがあるのに苦労している話が多いですもんね。やっぱり堅実な能力が無難なのかな?」

 

 

「う~ん、それはそれでちょっともったいない気もするし。いっそのこと『猿でも扱えるどんなチートでも使えるチート能力』を貰えばいいんじゃないかな?」

 

 

『猿でも扱えるは草』

『ぼくのかんがえたさいきょうのちーと』

『バカっぽい』

『なろーの新作かな?』

『※猫なので使えません』

 

 

「私にだって使えるが!?」

 

 

アスカ

「あはは……。じゃあ、私は召喚魔法にしようかな?」

 

 

「あ、なるほど。召喚したしもべに全部任せるんだね! ナイスアイディアだよ!」

 

 

アスカ

「えっと、異世界で一人ぼっちは寂しいので、お話相手が欲しかっただけなんだけど……」

 

 

「……えと、私でよければ召喚していいからね」

 

 

アスカ

「ふふっ、そのときはよろしくお願いしますね」

 

 

『てぇてぇ』

『なんの役にも立たないけどいいのか?』

『もふもふ枠だから(震え)』

『異世界の勇者クロネコを召喚!』

『※猫なので使えません』

 

 

「だから、使えるが!?!?」

 

 

 

 

 

◆『ノータッチで』◆

 

「アスカちゃん、ハイタッチってしたことある?」

 

 

アスカ

「ハイタッチですか? もちろんありますよ。ボウリングでストライクを取ったときとか、バレーボールで点を取れたときとかよくしてましたね」

 

 

「へぇ、そうなんだ」

 

 

『あっ(察し)』

『画面がぼやけて見えなくなった』

『強く生きてくれ』

 

 

「わ、私だってハイタッチくらいしたことあるが!?」

 

 

『それは夢の出来事なんだよなぁ』

『俺らの前で見栄張らなくてもええんやで』

『分かった。この件にはもう触れないから』

『俺たちは何も聞いてない。みんな、そうだよな?』

『よしよし』

 

 

「ぐぬぬぬ……、絶対に分かってないじゃん」

 

 

アスカ

「まぁまぁ。それで話を戻しますが、ハイタッチがどうかしたんですか?」

 

 

「えと、このご時世だし、気軽にハイタッチできなくなったよね。だから、ハイタッチに代わって触れ合える何かがあればいいなぁって思ってさ」

 

 

アスカ

「なるほど」

 

 

『エアハイタッチは?』

『肘タッチがそれじゃないの?』

『あれは握手の代わりじゃなかったっけ?』

『ハイタッチする相手もいないのに……』

 

 

「だ~か~ら~」

 

 

アスカ

「あはは……。何はともあれ、肌と肌が触れ合うのは感染のリスクが高いので、触れ合うとしても間接的に触れ合う形にはなりそうですね」

 

 

「そうだよね。……手袋をしたままハイタッチとか?」

 

 

アスカ

「それなら季節的に冬になっていくので良さそうですね」

 

 

「でも、ちょっと物足りない気もするんだよね。温かみがないっていうかさ」

 

 

『それならパ○タッチなんてどう?』

『黒猫のことだから、てっきりその流れに持っていくんだと思ってた』

『いぇーい! ぽよ~ん』

『いぇ~い! ぺたーん』

『先生、タッチできるパイがありません!』

『ないタッチ』

『クッションがないから叩いたらいい音鳴りそう』

 

 

「は? よしっ、思いっきり頬タッチしてやるから、お前らあとでちょっと顔貸せよ!」

 

 

『それビンタやん!?』

『ご褒美です』

『ぶひぃ!』

『ありがとうございます!』

『黒猫にお仕置きして貰えるって聞いて飛んできた』

『俺、一生顔洗わないわ』

 

 

「やだもうこいつら!? 助けて、アスカちゃん!」

 

 

アスカ

「えっと、燦ちゃんがしたいなら止めないけど。ちゃんとゴム手袋をするとか。感染対策してからしないとだめだよ?」

 

 

「助言するポイント、そこじゃないよね!?」

 

 

アスカ

「だって、燦ちゃんのプライベートな趣味のことなんだもん。触れていいのかなって」

 

 

「趣味じゃないし、誤解だから! アスカちゃん、分かって言ってるよね!? 触れていいからね!?」

 

 

アスカ

「ふふっ、ごめんなさい。じゃあ触れるね」

 

 

「……んっ。確かに、触れてるけどぉ」

 

 

『???』

『てぇてぇ?』

『この件はノータッチで見守りましょう』

『せやな』

 

 

 

 

 

◆『顔から火が出る五秒前』◆

 

 

                              

黒猫燦が燃えたら黒焦煤になるの?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「ならないが!?」

 

 

 

 

                              

この猫はよく燃えるぞ

 無人島に持っていこう

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「燃えないし!? いや、よく燃えてるけど」

 

 

 

 

                              

炎黒猫燦炎

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「だから、燃やすなよ!?」

 

 

アスカ

「あはは……、今日は楽しいましゅまろがたくさん来てますね」

 

 

「アスカちゃん。これは楽しいましゅまろじゃなくて、くそまろって言うんだよ」

 

 

 

 

                              

焼きまろはいかがですか?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「あ、結構です」

 

 

 

 

                              

ごめん

 黒猫燦じゃ萌えない

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「そこは萌えろよ!? ほら、お前らの好きな美少女やぞ! もっと推せ! もっと褒めろ! そしてちやほやしろ!」

 

 

『自分から火種を起こすなよ』

『これは炎上だな』

『美少女どこ?』

『見た目も性格も微妙』

『微(乳)少女?』

 

 

「ぐぎぎ……」

 

 

アスカ

「そんなことありません! 燦ちゃんは可愛らしいだけじゃなくて、コミュニケーションを取るのが苦手なのに、すごく頑張ってるの私は知ってるもん」

 

 

「アスカちゃん……」

 

 

アスカ

「だから、燦ちゃんはとってもすごいし、その頑張っている姿が素敵で、型破りで自由なところに私は勇気を貰ったし、初めてみたときからずっと私の推しだよ」

 

 

「……私も、アスカちゃんのことずっと見てたよ。頑張ってきたのちゃんと知ってるから」

 

 

アスカ

「燦ちゃん……、大好きだよ」

 

 

「私も、アスカちゃん大好き」

 

 

『エンダーイヤー』

『てぇてぇ』

『おっと、違うところに火がついてしまった』

『燃え上がってるね』

『これは消防車でも消せないな』

『これだからアス猫は止められないぜ』

 

 

 

 

 

◆『はなしたくない』◆

 

アスカ

「う~ん」

 

 

「どうしたの?」

 

 

アスカ

「あ、燦ちゃん。お恥ずかしながら、最近、手相占いに嵌っていまして。その勉強中なんです」

 

 

「へぇー、手相占いかぁ」

 

 

アスカ

「まだまだ見習いですけど、よかったら燦ちゃんも占ってみませんか?」

 

 

「う~ん、じゃあお願い」

 

 

アスカ

「はい、任せてください。それではお手、を拝借しますね」

 

 

「お手、で止めないで欲しいんだけど。ま、いっか。はい」

 

 

アスカ

「あは、気のせいだよ。えっと、この線が生命線で……、こちらが知能線で……」

 

 

「あぁうん。説明はいいかな、なんて」

 

 

アスカ

「あ、そうだよね。それならちょうど説明していた結婚線を見てみましょうか。燦ちゃんの場合は、……線の数が異常に多いですね」

 

 

「え、それってだめなの?」

 

 

アスカ

「だめ、ではないけど。……燦ちゃんらしいのかな?」

 

 

「??? よく分からないけど、悪くないならいいのかな?」

 

 

アスカ

「うん、きっとそうだよ」ぷにぷに

 

 

「……ねぇ、アスカちゃん」

 

 

アスカ

「なんですか?」ぷにぷに

 

 

「あんまりぷにぷにされると、そのっ、くすぐったいよ」

 

 

アスカ

「あ、すみません!? つい、無意識で触っていました」

 

 

「ううん、別にいいよ。マッサージみたいで気持ち良かったし」

 

 

アスカ

「それならよかった。……それにしても、燦ちゃんの手、猫さんの肉球みたいで癖になるかも」

 

 

「それはありがと、なのかな?」

 

 

アスカ

「ふふっ。……あ、モテ線」

 

 

「え、なにそれ?」

 

 

アスカ

「……これは、はなさない方がいいのかな?」

 

 

「なんで!? それよりも握る力がだんだん強くなってない!? ねぇ、アスカちゃん!?」

 

 

 

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