あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(126~130)

◆『I through coat oh check ah eel math car?』◆

 

 

                              

黒猫燦って本当にJKなんですか?

 JKならこの英単語を読めるはずです

 I sea tell

as car chance key death

choose see tie

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「は? これくらいJKだから余裕だし」

 

 

『JKなら余裕だな』

『英文じゃないよね?』

『訳したら意味があるとか?』

『意味深だね』

 

 

「えっと、アイ、シー、テル」

 

 

『ん?』

『わくわく』

『アスカちゃんいるかな?』

 

 

「アス、カー、チャンス、キー、デスであってる?」

 

 

『合ってる』

『いいぞ』

『きゃー』

『これはてぇてぇのかほり』

『アスカちゃん見ってる~?』

 

 

「合ってるなら良かった。それで最後の行が、チューズ? シー、えっと、……ちえ?」

 

 

『ずこーっ』

『おしい』

『タイ、だね』

『流石芸人。最後の最後でオチをつけないと気が済まないんだな』

 

 

「芸人じゃないが!? チューズ、シー、タイ! はい、これでいいんでしょ」

 

 

『8888』

『ナイス!』

『大胆じゃん』

『アスカちゃんの返答が気になるな』

 

 

「いや、なんでそこでアスカちゃんが出てくるのさ。英単語を読んだだけじゃん」

 

 

『最初から続けて読んでみな』

『読みが文章になっているよ』

『もう一回読むドン!』

 

 

「え? 最初から続けて読むと文章になる? えっと、アイシーテル、アスカ―チャンスキーデス、チューズシータイ。アイ、シー、テル……、愛してる!?」

 

 

『あ、気づいた』

『あぁ、楽しい』

『これが見たかった』

 

 

「えっえっ!? 愛してる、アスカちゃん、好きです。最後はちょっと惜しいけど、チューしたいってこと!?」

 

 

『そうです』

 

 

「わわっ!? これじゃ告白じゃん! 今のなし。恥ずかしいから、今日はアーカイブなしにします!」

 

 

『遅いんだよなぁ』

『いつも言ってることじゃん』

『今更じゃね?』

『保存済み』

『ごめん、切り抜いちゃった。てへっ』

 

 

「は、ちょっと!? アップするなよ! 絶対だからね!?」

 

 

『ふりですか?』

『押すなよ的な?』

『分かった!? 投稿ボタンぽちっ』

『草』

 

 

「いや、ふりじゃないから!?」

 

 

『こんばんは。あの、先ほどの切り抜き動画って……』立花アスカ✓

『あ、アスカちゃん』

『きちゃ』

 

 

「アスカちゃん!? えっと、アレは違くて。捏造、そう、捏造だから!」

 

 

『へたれた』

『草』

『さす燦』

『そう、ですか……』立花アスカ✓

『しょんぼりしちゃったじゃん』

『いけないんだ~』

 

 

「あっあっ!? うぅ~、……嘘だから。アスカちゃん、好きだよ」

 

 

『えんだー』

『告白できてえらい!』

『私も、燦ちゃんのことが好きだよ』立花アスカ✓

『てぇてぇ』

『それじゃあもう一回ましゅまろ読もっか』

 

 

「よ、読まないし! はい、この話題は終わり! 次のましゅまろ読むからね」

 

 

 

                              

結婚式はいつですか?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「予定は未定!」

 

 

『草』

『なんでそれを選んだ』

『未定だけどする気はあると』

『ささやかですがご祝儀です』¥10000

『はぁう』立花アスカ✓

『結婚式の生配信、楽しみに待ってる』

 

 

「配信はしないからね!?」

 

 

 

 

 

◆『鉄壁ミニスカート?』◆

 

「ミニスカートのアスカちゃんが見たい!」

 

 

アスカ

「えっと、急にどうしたんですか?」

 

 

「だって、今日はミニスカートの日なんだよ。せっかくの記念日なんだから、スカートの丈を短くしないとお祝いにならないよね」

 

 

アスカ

「確かに一理ありますが、……燦ちゃんの本音は?」

 

 

「ミニスカートで恥ずかしがるアスカちゃんを間近で見たいから!」

 

 

アスカ

「もぅ、……仕方ないなぁ。家の中でだけだよ」

 

 

「うんっ、やったぁ!」

 

 

アスカ

「……お待たせしました。えっと、着替えてきましたが。……どう、かな?」

 

 

「すごくいい、いいんだけど。できれば、もっと短いのが見たいです!」

 

 

アスカ

「えぇ!? これ以上は流石に、そのっ、動いたら見えちゃうし、……恥ずかしいよ」

 

 

「大丈夫、私しか見てないから! だから、お願いお願い! これが最後の一生のお願いだから!」

 

 

アスカ

「だっだって、でもぉ……、うぅ~っ。………………これくらい、ですか?」

 

 

「ううん、あとちょっと!」

 

 

アスカ

「あぅ、……これで、どうかな?」

 

 

「もうちょっと! あと、ほんの少しでいいから!」

 

 

アスカ

「はぁぅ、これ以上は、……もう、んっ、本当に見えちゃうからぁ。……許してぇ」

 

 

「はぁはぁ。だめ、記念日なんだよ。もっと短くしないと」

 

 

アスカ

「だって……、今日のは、……子供っぽいのなんだもん」

 

 

「え、……ごくりっ。余計に見たくなってきちゃった」

 

 

アスカ

「あっ、やっ。だめっ!?」

 

 

「あっ、ずるい。隠した!? ほれほれ、よいではないか、よいではないか!」

 

 

アスカ

「今日のは見ちゃだめ。見せる用のじゃないし……、と、とにかく燦ちゃんはだめなのっ!」

 

 

「むぅ、こうなったらスカートを捲っ、あっ!?」

 

 

アスカ

「きゃっ!?」

 

 

「いたたっ……。あれ、目の前が真っ暗なんだけど。それに、この顔にかかってる布みたいなものは……」

 

 

アスカ

「あっ、捲っちゃだめっ!」

 

 

「ふご!?」

 

 

アスカ

「さ、燦ちゃん。間近で見たいからって、っ、足を滑らせたふりをしてまでそんなことしなくても。……ひゃうっ!? あっ、嗅いじゃ、んぅ。動くのも、んっ、くすぐったいよ」

 

 

「ふごふご!?」

 

 

アスカ

「んっ、もぅ。……燦ちゃんがそのつもりなら、私だって見ないって約束するまで、こうやって、ふとももでむぎゅぅってするからね」

 

 

「ぷはっ!? ……でへへ、それもいいかも」

 

 

アスカ

「……もー、燦ちゃんのすけべ」

 

 

 

 

 

◆『衣がええ?』◆

 

アスカ

「燦ちゃん、そろそろ衣替えしませんか?」

 

 

「もうそんな時期かぁ。アスカちゃんが手伝ってくれるなら助かるけどいいの?」

 

 

アスカ

「もちろん、手伝いますよ。それでは始めましょうか」

 

 

「うん、ありがとう」

 

 

アスカ

「いえいえ。……うんしょ」

 

 

「これと、これ。……あっ」

 

 

アスカ

「どうかしましたか?」

 

 

「えっと、変なの見つけちゃった」

 

 

アスカ

「それは、えっと、人魚セット?」

 

 

「貰った寝袋なんだけど……、ちょっと見ててね」

 

 

アスカ

「……人魚というよりは、人面魚、だね」

 

 

「うん、そうなんだよね。全身を入れると上半身が隠れて人面魚になる仕様みたいでさ。まぁ、足を温める分には、人魚みたいでいいんだけどね」

 

 

アスカ

「ふふっ、なんだか今の燦ちゃん、かぺりんねこみたいで可愛いかも」

 

 

「え、なにそれ?」

 

 

アスカ

「カラフトシシャモの胴体に、ねこの頭がついているマスコットキャラクターですよ。えっと、検索すれば画像が……。はい、これです。シュールな感じで可愛いんだよ」

 

 

「……可愛い?」

 

 

アスカ

「はい、可愛いと思いませんか?」

 

 

「う~ん、可愛いと言えば可愛いような?」

 

 

アスカ

「あ、それならねこの部分を燦ちゃんの顔にしたらどうかな? きっと可愛いと思うよ」

 

 

「えぇー、それはちょっと。だって、こんな感じになるんだよ? どう見ても食べられる直前だし可愛くないって」

 

 

アスカ

「そうかな? アクリルキーホルダーとか、グッズにしたらすごく可愛いと思うんだけどなぁ」

 

 

「それは止めて!? あとで絶対に、あるてまのみんなにいじられるやつだから!?」

 

 

アスカ

「そうですか、……残念です。それならファンアートに……」

 

 

「それはもっといじられるやつ!? もぅ、そんないぢわるするなら、アスカちゃんもかぺりんねこの刑だからね!」

 

 

アスカ

「ふふっ、そしたら燦ちゃんとペアかぺりんになるね」

 

 

「そんな魚臭いペアルックはいやぁっ!?」

 

 

 

 

 

◆『ラブビートを聴かせて』◆

 

「♪♪♪」

 

 

アスカ

「あれ? ふふっ、ご機嫌みたいだね。どんな曲を聴いてるのかな?」

 

 

「……あ、ごめんねアスカちゃん。イヤホンしてたから気づくの遅れちゃった」

 

 

アスカ

「いえいえ、別に構いませんよ。燦ちゃんの鼻歌も聞けましたし」

 

 

「あぅあぅ、それは忘れて……」

 

 

アスカ

「あは、善処するね」

 

 

「それだめなやつじゃん、もぅ。そう言えば私に何か用事があったんじゃないの?」

 

 

アスカ

「あ、忘れてました。とはいえ、用事と言っても、燦ちゃんが忙しくなければ、一緒に何かしたいなってだけなんだけどね」

 

 

「そうなの? だったら、一緒に音楽聴こうよ」

 

 

アスカ

「いいですよ。因みに、どんな曲を聴いてたの?」

 

 

「祭先輩の歌ってみただよ。作業用BGMとして聴いてたんだ」

 

 

アスカ

「それなら私も大好きでよく聴いてます! あっでも、作業の途中だったなら、私がいたらお邪魔だよね?」

 

 

「全然大丈夫だよ。作業って言っても宿題だし、ほとんど進んでないから」

 

 

アスカ

「それは大丈夫って言わないと思うなぁ」

 

 

「うっ、いいの! そんなことより、はい、イヤホンの片方を貸すから一緒に聴こうよ」

 

 

アスカ

「もぅ、あとでちゃんと終わらせてくださいね。……それでは隣、失礼します。よいしょ、……準備できたよ」

 

 

「おっけー、これで聴こえてるかな?」

 

 

アスカ

「大丈夫だよ」

 

 

「……こういうの、なんかいいね」

 

 

アスカ

「……うん、すごくいいと思う」

 

 

「もっと近づいていい?」

 

 

アスカ

「……やだ」

 

 

「え、なんで!?」

 

 

アスカ

「だって、私の心臓、すごくどきどきしてるんだもん。……燦ちゃんに聴かれちゃう」

 

 

「大丈夫。曲聴いてるし、近づいても聴こえないから。だから、ね?」

 

 

アスカ

「……本当に、聴いちゃだめだからね」

 

 

「じゃあ、私のを聴く? なんてね、ってアスカちゃん?」

 

 

アスカ

「燦ちゃんが言ったんだよ。……少しだけ、少しだけでいいから。こうしててもいいですか?」

 

 

「……うん、いいよ。アスカちゃんの頭、羽みたいに軽いから問題ないし。それに……」

 

 

アスカ

「それに?」

 

 

「抱き着かれた腕が気持ち良くて、嬉しいっていうか、……すごくどきどきする」

 

 

アスカ

「もぅ。……でも、燦ちゃんがどきどきしてくれて、私も嬉しいな」

 

 

 

 

 

◆『ゼロから始めるマルクラ生活』◆

 

「開始早々で告知するけど、来週のどこかで、アスカちゃんと一緒にマイルドクラフトをします!」

 

 

『おぉー!?』

『ついにマルクラ本格デビューか!』

『あるてま鯖じゃないの?』

 

 

「あるてま鯖は、……うん。そのうち復帰しようと思います。気が向いたときに、たぶん」

 

 

『あれは悲しい事件だったね』

『何かあったの?』

『マルクラ初配信で観光中に我王の家を紅蓮の炎で燃やした』

『草』

『我王はどこでも炎上するね』

『あれはリスナーが悪い』

『でも、ザワップコメントをピンポイントで拾う黒猫も悪いと思う』

 

 

「それはもういいから!? とにかく、今日はアスカちゃんとのコラボに向けて、事前に個人サーバーで練習したいと思います」

 

 

『練習できてえらい!』

『アスカちゃんの家を燃やす訳にはいかないからな』

『一人で大丈夫? 教えてもらいながらの方がいいんじゃない?』

 

 

「燃やさないが!? 練習くらい一人でできるし!」

 

 

『開始五秒で死ぬと思う』

『ま、温かく見守ろう』

『頑張れ!』

 

 

「えっと、これでいいんだよね。……うん、始まった」

 

 

『ようこそマイルドクラフトの世界へ』

『歓迎しよう』

『設定はマイルドじゃなくていいのか?』

『好きにやらせよう』

 

 

「確か操作はこうして、……うん、大丈夫。なんとか覚えてるし、いけそうな気がする」

 

 

『お、順調じゃん』

『動物虐待しないでもろて』

『そういうゲームだし』

『こいつ木を素手で!?』

『だから、そういうゲームなんだって』

 

 

「あれ、もしかして余裕だったりする? 練習する必要なかったよね」

 

 

『それはフラグ』

『日が暮れてからが本番』

『ベッドどこ?』

 

 

「あ、暗くなってきた。リスナー、夜ってどうすればいいんだっけ?」

 

 

『寝る』

『ベッド』

『羊買って』

『朝まで起きてる』

『高いところは安全』

 

 

「コメント速っ!? えっと、取り敢えず高いところに登ればいい感じ? じゃあ、そこの山に登ればいいんだよね」

 

 

『だめ』

『だから寝ろ』

『羊探してもろて』

『ザワップ草』

『そうそう』

 

 

「えっと、登ったけど、わあっなんか出た!? 助けろリスナー!!!」

 

 

『あぁーあ』

『きちゃ』

『崖から飛び降りて逃げるんだ!』

『落ちても大丈夫』

『着地した瞬間にジャンプでノーダメになる』¥1000

 

 

「よよよよし、信じるからな!? えいっ!」

 

 

『あ』

『ま?』

『草』

 

 

「………………死んだんだが。……え、普通に死んだんだが!?!?」

 

 

『タイミングがズレてたね』

『自分のミスなのに逆切れしないでもろて』

『人のせいにするな』

 

 

「うっ、……ごめん。スパチャまでして教えてくれたのに」

 

 

『まぁザワップだけど』

 

 

「お前らな!?」

 

 

『草』

『だからなんでピンポイントで拾うんだよ』

『羊さんから羊毛を手に入れて、木材と合わせてベッドを作りましょう。ベッドで寝ると朝になるので安全になります。頑張れ!』立花アスカ✓

 

 

「アスカちゃん……。うんっ、頑張る!」

 

 

『アスカちゃんもよう見とる』

『AMT。アスカたんマジ天使!』

『ザワップに負けるな! お前ならできる!』

 

 

「よし、それじゃあ再開します! えっと、ここは最初の地点だよね? じゃあ、羊を探しに行こう」

 

 

『アイテムは拾いにいかないの?』

『諦めた方が良さげ』

『迷子になるからやめとけ』

 

 

「羊、羊……。ん、わわっ!? なんかいる! リスナーっ、ヘルプ!?」

 

 

『いっぬ』

『狼は攻撃しなければ安全』

『狼は殴ると懐いて仲間になる』

『素手だと撫でれる』

 

 

「本当だよね!? 今度こそ信じるからな!」

 

 

『あ』

『だからさ』

『あちゃー』

 

 

「怒ってる!? これ怒ってるって!? リスナー!?」

 

 

『草』

『逃げるが勝ち』

『あ、死んだ』

 

 

「……もうやだ。……ぐすっ、羊どこ?」

 

 

『朝まで引き篭もるのもアリ?』

『泣かないで』

『俺らがついてるぞ』

 

 

「な、泣いてないし。……あっ。なにこの赤い、池みたいなの?」

 

 

『マグマは危ない』

『絶対入っちゃだめ』

『ダメージくらう』

 

 

「どうせそのコメントもザワップだろ!? 分かってるし! つまりコメントの逆。ここは安全地帯で、くらったダメージが回復するってことに違いない!」

 

 

『なんでそうなる!?』

『草』

『入るなよ! 絶対に入るなよ!?』

 

 

「だから、その手にはもう引っかからないから!? 行くぞ、それっ!」

 

 

『あ』

『おひとり様ご案内』

『逝ってらっしゃい』

 

 

「え、なんで!? まって、あっあっ!?」

 

 

『だから言ったじゃん』

『湯加減はどうだった?』

『おかえり』

 

 

「………………朝日が、綺麗だね」

 

 

『せやな』

『切り抜きが追いつかないwww』

『えっと、来週のコラボですが、よかったら練習配信にしますか?』立花アスカ✓

 

 

「うん、……そうする。……マルクラ怖い」

 

 

 


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