あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『I through coat oh check ah eel math car?』◆
JKならこの英単語を読めるはずです I sea tell as car chance key death choose see tie
ましゅまろ ❒″ |
燦
「は? これくらいJKだから余裕だし」
『JKなら余裕だな』
『英文じゃないよね?』
『訳したら意味があるとか?』
『意味深だね』
燦
「えっと、アイ、シー、テル」
『ん?』
『わくわく』
『アスカちゃんいるかな?』
燦
「アス、カー、チャンス、キー、デスであってる?」
『合ってる』
『いいぞ』
『きゃー』
『これはてぇてぇのかほり』
『アスカちゃん見ってる~?』
燦
「合ってるなら良かった。それで最後の行が、チューズ? シー、えっと、……ちえ?」
『ずこーっ』
『おしい』
『タイ、だね』
『流石芸人。最後の最後でオチをつけないと気が済まないんだな』
燦
「芸人じゃないが!? チューズ、シー、タイ! はい、これでいいんでしょ」
『8888』
『ナイス!』
『大胆じゃん』
『アスカちゃんの返答が気になるな』
燦
「いや、なんでそこでアスカちゃんが出てくるのさ。英単語を読んだだけじゃん」
『最初から続けて読んでみな』
『読みが文章になっているよ』
『もう一回読むドン!』
燦
「え? 最初から続けて読むと文章になる? えっと、アイシーテル、アスカ―チャンスキーデス、チューズシータイ。アイ、シー、テル……、愛してる!?」
『あ、気づいた』
『あぁ、楽しい』
『これが見たかった』
燦
「えっえっ!? 愛してる、アスカちゃん、好きです。最後はちょっと惜しいけど、チューしたいってこと!?」
『そうです』
燦
「わわっ!? これじゃ告白じゃん! 今のなし。恥ずかしいから、今日はアーカイブなしにします!」
『遅いんだよなぁ』
『いつも言ってることじゃん』
『今更じゃね?』
『保存済み』
『ごめん、切り抜いちゃった。てへっ』
燦
「は、ちょっと!? アップするなよ! 絶対だからね!?」
『ふりですか?』
『押すなよ的な?』
『分かった!? 投稿ボタンぽちっ』
『草』
燦
「いや、ふりじゃないから!?」
『こんばんは。あの、先ほどの切り抜き動画って……』立花アスカ✓
『あ、アスカちゃん』
『きちゃ』
燦
「アスカちゃん!? えっと、アレは違くて。捏造、そう、捏造だから!」
『へたれた』
『草』
『さす燦』
『そう、ですか……』立花アスカ✓
『しょんぼりしちゃったじゃん』
『いけないんだ~』
燦
「あっあっ!? うぅ~、……嘘だから。アスカちゃん、好きだよ」
『えんだー』
『告白できてえらい!』
『私も、燦ちゃんのことが好きだよ』立花アスカ✓
『てぇてぇ』
『それじゃあもう一回ましゅまろ読もっか』
燦
「よ、読まないし! はい、この話題は終わり! 次のましゅまろ読むからね」
ましゅまろ ❒″ |
燦
「予定は未定!」
『草』
『なんでそれを選んだ』
『未定だけどする気はあると』
『ささやかですがご祝儀です』¥10000
『はぁう』立花アスカ✓
『結婚式の生配信、楽しみに待ってる』
燦
「配信はしないからね!?」
◆『鉄壁ミニスカート?』◆
燦
「ミニスカートのアスカちゃんが見たい!」
アスカ
「えっと、急にどうしたんですか?」
燦
「だって、今日はミニスカートの日なんだよ。せっかくの記念日なんだから、スカートの丈を短くしないとお祝いにならないよね」
アスカ
「確かに一理ありますが、……燦ちゃんの本音は?」
燦
「ミニスカートで恥ずかしがるアスカちゃんを間近で見たいから!」
アスカ
「もぅ、……仕方ないなぁ。家の中でだけだよ」
燦
「うんっ、やったぁ!」
アスカ
「……お待たせしました。えっと、着替えてきましたが。……どう、かな?」
燦
「すごくいい、いいんだけど。できれば、もっと短いのが見たいです!」
アスカ
「えぇ!? これ以上は流石に、そのっ、動いたら見えちゃうし、……恥ずかしいよ」
燦
「大丈夫、私しか見てないから! だから、お願いお願い! これが最後の一生のお願いだから!」
アスカ
「だっだって、でもぉ……、うぅ~っ。………………これくらい、ですか?」
燦
「ううん、あとちょっと!」
アスカ
「あぅ、……これで、どうかな?」
燦
「もうちょっと! あと、ほんの少しでいいから!」
アスカ
「はぁぅ、これ以上は、……もう、んっ、本当に見えちゃうからぁ。……許してぇ」
燦
「はぁはぁ。だめ、記念日なんだよ。もっと短くしないと」
アスカ
「だって……、今日のは、……子供っぽいのなんだもん」
燦
「え、……ごくりっ。余計に見たくなってきちゃった」
アスカ
「あっ、やっ。だめっ!?」
燦
「あっ、ずるい。隠した!? ほれほれ、よいではないか、よいではないか!」
アスカ
「今日のは見ちゃだめ。見せる用のじゃないし……、と、とにかく燦ちゃんはだめなのっ!」
燦
「むぅ、こうなったらスカートを捲っ、あっ!?」
アスカ
「きゃっ!?」
燦
「いたたっ……。あれ、目の前が真っ暗なんだけど。それに、この顔にかかってる布みたいなものは……」
アスカ
「あっ、捲っちゃだめっ!」
燦
「ふご!?」
アスカ
「さ、燦ちゃん。間近で見たいからって、っ、足を滑らせたふりをしてまでそんなことしなくても。……ひゃうっ!? あっ、嗅いじゃ、んぅ。動くのも、んっ、くすぐったいよ」
燦
「ふごふご!?」
アスカ
「んっ、もぅ。……燦ちゃんがそのつもりなら、私だって見ないって約束するまで、こうやって、ふとももでむぎゅぅってするからね」
燦
「ぷはっ!? ……でへへ、それもいいかも」
アスカ
「……もー、燦ちゃんのすけべ」
◆『衣がええ?』◆
アスカ
「燦ちゃん、そろそろ衣替えしませんか?」
燦
「もうそんな時期かぁ。アスカちゃんが手伝ってくれるなら助かるけどいいの?」
アスカ
「もちろん、手伝いますよ。それでは始めましょうか」
燦
「うん、ありがとう」
アスカ
「いえいえ。……うんしょ」
燦
「これと、これ。……あっ」
アスカ
「どうかしましたか?」
燦
「えっと、変なの見つけちゃった」
アスカ
「それは、えっと、人魚セット?」
燦
「貰った寝袋なんだけど……、ちょっと見ててね」
アスカ
「……人魚というよりは、人面魚、だね」
燦
「うん、そうなんだよね。全身を入れると上半身が隠れて人面魚になる仕様みたいでさ。まぁ、足を温める分には、人魚みたいでいいんだけどね」
アスカ
「ふふっ、なんだか今の燦ちゃん、かぺりんねこみたいで可愛いかも」
燦
「え、なにそれ?」
アスカ
「カラフトシシャモの胴体に、ねこの頭がついているマスコットキャラクターですよ。えっと、検索すれば画像が……。はい、これです。シュールな感じで可愛いんだよ」
燦
「……可愛い?」
アスカ
「はい、可愛いと思いませんか?」
燦
「う~ん、可愛いと言えば可愛いような?」
アスカ
「あ、それならねこの部分を燦ちゃんの顔にしたらどうかな? きっと可愛いと思うよ」
燦
「えぇー、それはちょっと。だって、こんな感じになるんだよ? どう見ても食べられる直前だし可愛くないって」
アスカ
「そうかな? アクリルキーホルダーとか、グッズにしたらすごく可愛いと思うんだけどなぁ」
燦
「それは止めて!? あとで絶対に、あるてまのみんなにいじられるやつだから!?」
アスカ
「そうですか、……残念です。それならファンアートに……」
燦
「それはもっといじられるやつ!? もぅ、そんないぢわるするなら、アスカちゃんもかぺりんねこの刑だからね!」
アスカ
「ふふっ、そしたら燦ちゃんとペアかぺりんになるね」
燦
「そんな魚臭いペアルックはいやぁっ!?」
◆『ラブビートを聴かせて』◆
燦
「♪♪♪」
アスカ
「あれ? ふふっ、ご機嫌みたいだね。どんな曲を聴いてるのかな?」
燦
「……あ、ごめんねアスカちゃん。イヤホンしてたから気づくの遅れちゃった」
アスカ
「いえいえ、別に構いませんよ。燦ちゃんの鼻歌も聞けましたし」
燦
「あぅあぅ、それは忘れて……」
アスカ
「あは、善処するね」
燦
「それだめなやつじゃん、もぅ。そう言えば私に何か用事があったんじゃないの?」
アスカ
「あ、忘れてました。とはいえ、用事と言っても、燦ちゃんが忙しくなければ、一緒に何かしたいなってだけなんだけどね」
燦
「そうなの? だったら、一緒に音楽聴こうよ」
アスカ
「いいですよ。因みに、どんな曲を聴いてたの?」
燦
「祭先輩の歌ってみただよ。作業用BGMとして聴いてたんだ」
アスカ
「それなら私も大好きでよく聴いてます! あっでも、作業の途中だったなら、私がいたらお邪魔だよね?」
燦
「全然大丈夫だよ。作業って言っても宿題だし、ほとんど進んでないから」
アスカ
「それは大丈夫って言わないと思うなぁ」
燦
「うっ、いいの! そんなことより、はい、イヤホンの片方を貸すから一緒に聴こうよ」
アスカ
「もぅ、あとでちゃんと終わらせてくださいね。……それでは隣、失礼します。よいしょ、……準備できたよ」
燦
「おっけー、これで聴こえてるかな?」
アスカ
「大丈夫だよ」
燦
「……こういうの、なんかいいね」
アスカ
「……うん、すごくいいと思う」
燦
「もっと近づいていい?」
アスカ
「……やだ」
燦
「え、なんで!?」
アスカ
「だって、私の心臓、すごくどきどきしてるんだもん。……燦ちゃんに聴かれちゃう」
燦
「大丈夫。曲聴いてるし、近づいても聴こえないから。だから、ね?」
アスカ
「……本当に、聴いちゃだめだからね」
燦
「じゃあ、私のを聴く? なんてね、ってアスカちゃん?」
アスカ
「燦ちゃんが言ったんだよ。……少しだけ、少しだけでいいから。こうしててもいいですか?」
燦
「……うん、いいよ。アスカちゃんの頭、羽みたいに軽いから問題ないし。それに……」
アスカ
「それに?」
燦
「抱き着かれた腕が気持ち良くて、嬉しいっていうか、……すごくどきどきする」
アスカ
「もぅ。……でも、燦ちゃんがどきどきしてくれて、私も嬉しいな」
◆『ゼロから始めるマルクラ生活』◆
燦
「開始早々で告知するけど、来週のどこかで、アスカちゃんと一緒にマイルドクラフトをします!」
『おぉー!?』
『ついにマルクラ本格デビューか!』
『あるてま鯖じゃないの?』
燦
「あるてま鯖は、……うん。そのうち復帰しようと思います。気が向いたときに、たぶん」
『あれは悲しい事件だったね』
『何かあったの?』
『マルクラ初配信で観光中に我王の家を紅蓮の炎で燃やした』
『草』
『我王はどこでも炎上するね』
『あれはリスナーが悪い』
『でも、ザワップコメントをピンポイントで拾う黒猫も悪いと思う』
燦
「それはもういいから!? とにかく、今日はアスカちゃんとのコラボに向けて、事前に個人サーバーで練習したいと思います」
『練習できてえらい!』
『アスカちゃんの家を燃やす訳にはいかないからな』
『一人で大丈夫? 教えてもらいながらの方がいいんじゃない?』
燦
「燃やさないが!? 練習くらい一人でできるし!」
『開始五秒で死ぬと思う』
『ま、温かく見守ろう』
『頑張れ!』
燦
「えっと、これでいいんだよね。……うん、始まった」
『ようこそマイルドクラフトの世界へ』
『歓迎しよう』
『設定はマイルドじゃなくていいのか?』
『好きにやらせよう』
燦
「確か操作はこうして、……うん、大丈夫。なんとか覚えてるし、いけそうな気がする」
『お、順調じゃん』
『動物虐待しないでもろて』
『そういうゲームだし』
『こいつ木を素手で!?』
『だから、そういうゲームなんだって』
燦
「あれ、もしかして余裕だったりする? 練習する必要なかったよね」
『それはフラグ』
『日が暮れてからが本番』
『ベッドどこ?』
燦
「あ、暗くなってきた。リスナー、夜ってどうすればいいんだっけ?」
『寝る』
『ベッド』
『羊買って』
『朝まで起きてる』
『高いところは安全』
燦
「コメント速っ!? えっと、取り敢えず高いところに登ればいい感じ? じゃあ、そこの山に登ればいいんだよね」
『だめ』
『だから寝ろ』
『羊探してもろて』
『ザワップ草』
『そうそう』
燦
「えっと、登ったけど、わあっなんか出た!? 助けろリスナー!!!」
『あぁーあ』
『きちゃ』
『崖から飛び降りて逃げるんだ!』
『落ちても大丈夫』
『着地した瞬間にジャンプでノーダメになる』¥1000
燦
「よよよよし、信じるからな!? えいっ!」
『あ』
『ま?』
『草』
燦
「………………死んだんだが。……え、普通に死んだんだが!?!?」
『タイミングがズレてたね』
『自分のミスなのに逆切れしないでもろて』
『人のせいにするな』
燦
「うっ、……ごめん。スパチャまでして教えてくれたのに」
『まぁザワップだけど』
燦
「お前らな!?」
『草』
『だからなんでピンポイントで拾うんだよ』
『羊さんから羊毛を手に入れて、木材と合わせてベッドを作りましょう。ベッドで寝ると朝になるので安全になります。頑張れ!』立花アスカ✓
燦
「アスカちゃん……。うんっ、頑張る!」
『アスカちゃんもよう見とる』
『AMT。アスカたんマジ天使!』
『ザワップに負けるな! お前ならできる!』
燦
「よし、それじゃあ再開します! えっと、ここは最初の地点だよね? じゃあ、羊を探しに行こう」
『アイテムは拾いにいかないの?』
『諦めた方が良さげ』
『迷子になるからやめとけ』
燦
「羊、羊……。ん、わわっ!? なんかいる! リスナーっ、ヘルプ!?」
『いっぬ』
『狼は攻撃しなければ安全』
『狼は殴ると懐いて仲間になる』
『素手だと撫でれる』
燦
「本当だよね!? 今度こそ信じるからな!」
『あ』
『だからさ』
『あちゃー』
燦
「怒ってる!? これ怒ってるって!? リスナー!?」
『草』
『逃げるが勝ち』
『あ、死んだ』
燦
「……もうやだ。……ぐすっ、羊どこ?」
『朝まで引き篭もるのもアリ?』
『泣かないで』
『俺らがついてるぞ』
燦
「な、泣いてないし。……あっ。なにこの赤い、池みたいなの?」
『マグマは危ない』
『絶対入っちゃだめ』
『ダメージくらう』
燦
「どうせそのコメントもザワップだろ!? 分かってるし! つまりコメントの逆。ここは安全地帯で、くらったダメージが回復するってことに違いない!」
『なんでそうなる!?』
『草』
『入るなよ! 絶対に入るなよ!?』
燦
「だから、その手にはもう引っかからないから!? 行くぞ、それっ!」
『あ』
『おひとり様ご案内』
『逝ってらっしゃい』
燦
「え、なんで!? まって、あっあっ!?」
『だから言ったじゃん』
『湯加減はどうだった?』
『おかえり』
燦
「………………朝日が、綺麗だね」
『せやな』
『切り抜きが追いつかないwww』
『えっと、来週のコラボですが、よかったら練習配信にしますか?』立花アスカ✓
燦
「うん、……そうする。……マルクラ怖い」