あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『1111←これなぁ~んだ?』◆
アスカ
「燦ちゃんは、今日が何の日か分かりますか?」
燦
「流石にそれくらいは分かるよ。11月11日は、チンアナゴの日だよね」
アスカ
「え?」
『箸の日でござる』
『いや、きり○んぽの日だって』
『○を付けるなwww』
『もやしの日だからもやし食え!』
燦
「は? アスカちゃん、チンアナゴの日だよね!」
アスカ
「えっと、チンアナゴの日も間違ってないですし、リスナーさんのコメントも正解ですね。でも、どうして一番に思いついたのがチンアナゴの日なの?」
燦
「え、なんでだろう? 急にそう答えないといけない気がしたんだよね」
『電波系?』
『新しい設定生やさないでもろて』
『11月10日、ループ、チンアナゴ、……うっ、頭が』
アスカ
「何はともあれ、せっかくの記念日なんですし、記念日らしいことをしませんか? たとえば、そのっ、ゲームとか……」
燦
「チンアナゴゲーム? それってなにするの?」
『端っこと端っこをくわえて食べ合う』
『それポ○キーゲームやん』
『チンアナゴって食べれるの? おいしい?』
『チンアナゴ味のポ○キーでゲームしよう』
『略してチン○ッキーゲーム』
『アウト!』
アスカ
「もうっ、そろそろチンアナゴから離れてください!」
燦
「はーい。でも、それじゃあアスカちゃんがしたいゲームってなんなの?」
アスカ
「え、それは……、その、……うぅ~っ」
『攻守が逆転した』
『もしかして、チンアナゴはわざとだったのか!?』
『それはない』
アスカ
「……分かってるくせに。……燦ちゃんのいぢわる」
燦
「あわわっ、ごめんねアスカちゃん!? えっと、はいこれ」
アスカ
「さ、燦ちゃん。これって……」
燦
「えへへ、実は用意してたんだ。仲直りのポ○キーゲーム、しよ?」
アスカ
「はいっ!」
『てぇてぇ』
『ときどきでいいから、プ○ッツのことも思い出してあげてください』
『その点ト○ポってすごいよな。最後までチ○コたっぷりだもん』
『おい、〇の位置!?』
『最後までチンアナゴたっぷり?』
『ト○ポから顔を出すチンアナゴを想像して、ちょっとかわいいと思ってしまった』
◆『夢のお話』◆
ましゅまろ ❒″ |
アスカ
「う~ん、最近は見てないですね。燦ちゃんはどうですか?」
燦
「変な夢なら、昨日の朝に見たよ」
アスカ
「変な夢って、どんな夢ですか?」
燦
「えっと、チンアナゴが出てきて、それを引っ張ったらチョウチンアンコウだったっていう夢」
『???』
『頭大丈夫?』
『変なのは黒猫の頭だろ』
燦
「夢なんだから変なのは仕方ないじゃん!?」
アスカ
「あはは……。それにしても不思議な夢ですね。チョウチンアンコウの突起部分が、チンアナゴだったのかな?」
燦
「うん、そんな感じだったよ」
『想像したらなんか可愛いかも』
『チョウチンアナゴウと名付けよう』
『草』
アスカ
「それで、そのあとはどうなったんですか?」
燦
「え、なにもないよ。それだけ」
『オチは?』
『それじゃあオチないよ』
『芸人ならちゃんとしろ』
燦
「芸人じゃないが!? それにネタじゃなくて夢の話なんだから、オチなんてないからね普通!」
アスカ
「そうですね。だからと言って、嘘を話すのもよくないですし」
燦
「そうだそうだ!」
『ぐぬぬ』
『じゃあ代わりにチョウチンアナゴウの絵を描いて』
『見たい』
燦
「えぇ~」
アスカ
「私もちょっと気になってました。だめ、かな?」
燦
「よし、描こう!」
『この態度の差よ』
『まぁまぁ。いつものことだし』
『画伯、お願いします』
燦
「えっと、こんな感じで、……できた!」
アスカ
「あ、かわいい!」
『う~ん、画伯?』
『上手くなってるじゃん』
『幼稚園児から小学生レベルになった』
燦
「ふふ~ん。私だって成長してるんだよ」
アスカ
「そうだね、よく頑張りました。えらいえらい」
燦
「えへへ」
『甘やかしすぎ!』
『甘い言葉で油断を誘って食べるつもりじゃ……』
『食べるだと!?』
『チョウチンアスカ?』
『黒猫はいつも隙だらけだけどね』
燦
「お前らな! アスカちゃんはもちろん、私に対しても普通に失礼だからね!?」
アスカ
「あはは……。食べさせてあげることはあっても、流石に燦ちゃんを食べたりはしないかな」
『ふむふむ。アスカちゃんが食べられる側か』
『ガタッ!?』
『ぼく、アスパンマン!』
『てか、元々なんの話してたんだっけ?』
『夢の話?』
『大きくなったらアスねこが癌に効くことを証明するんだ』
『それは将来の夢や!』
◆『非のないところに煙は立たない』◆
燦
「ねぇ、私の切り抜きなんだけど、もう少しどうにかならないの?」
『藪から棒にどした』
『また炎上したのか?』
『最近は悪意のある切り抜きも多いよね』
燦
「そうなんだよ! 切り抜き動画を作ってくれるのは、正直嬉しいし、ありがとうって感じなんだけど。炎上させる目的で切り抜くのはだめだよねって話」
『切り抜きは見て楽しくないと』
『じゃあ炎上するような際どい発言を控えてもろて』
『非のないところに煙は立たないよ』
燦
「いや、そこはそっと火を消すくらいはしてよ! なんで火に油を注ぐのさ!」
『だって、その方が面白いもん』
『消火が追いついてないだけじゃ……』
『もっと切り抜きがいのあるかわいい配信しろ』
燦
「いつも可愛いが!?」
『はいはい、かわいいね』
『かわいいよ(棒読み)』
『カワイイトオモイマス』
燦
「ぐぬぬ、絶対に思ってないじゃん」
『よし、俺が代わりに証明してやろう。切り抜きで』
『じゃあ俺も』
『お、切り抜きが欲しいのか? ほらやるよ』
燦
「お、やるじゃんリスナー! ありがとう! ちょっと待って、今、切り抜き動画流すから」
『ナイス!』
『優秀な切り抜き職人が多いな』
『こんなこともあろうかと』
燦
「じゃあ、再生するよ」
【切り抜き】黒猫燦はばいんばいん美少女やぞ!【あるてま/黒猫燦】
チャンネル登録者数 12,345人
燦
「え、なにこれ」
『草』
『切り抜きというか音MAD?』
『ネコネコ動画で見た』
燦
「いや、私もこういうの好きだけど! 今は違うじゃん! もー、次っ!」
【切り抜き】にゃにゃにゃ【あるてま/黒猫燦】
チャンネル登録者数 5,345人
『にゃ助かる』
『これは可愛いんじゃね?』
『鳴き声はかわいい』
燦
「可愛いけど、う~ん。はい、次!」
【切り抜き】アスカちゃんに興奮する黒猫おじさん!?【あるてま/黒猫燦】
チャンネル登録者数 14,545人
燦
「はい、アウト!」
『草』
『いつもの黒猫じゃん』
『お前がアウトだよ!』
『燦ちゃん……』立花アスカ✓
燦
「ち、違うから!? アスカちゃん、これは事実無根だからね!」
『でも、パ○ツ好きでしょ』
燦
「うっ、……好きだけど」
『アウト!』
『中身おっさんか』
『配信でそういうの、よくないと思うよ』立花アスカ✓
燦
「う”く”っ、……ごめんなさい」
『また炎上するぞ』
『でも、こういうところも含めて可愛いんだよなぁ』
『分かる』
『今のお前が一番輝いててかわいいぞ』
『切り抜きたいくらい』
燦
「褒められてるのに、なんかすごく複雑……」
◆『入れ替わってない?』◆
燦
「はい、こんにちは。バーチャルミャーチューバーの立花アスカです」
アスカ
「こんばんにゃー。あるてま所属の黒猫燦にゃ」
『配信間違った?』
『黒猫さんが清楚になってる』
『違和感を感じる』
燦
「お気づきの通り、今日の配信はお互いに入れ替わった状態で、お送りさせていただきます」
アスカ
「というのも、なんか朝起きたら入れ替わってたんだよね」
『Youの名は?』
『つまり黒猫アスカと立花さんになってると』
『お互いにモノマネしてるのか』
『黒猫さん、朝起きてすぐに胸揉んでそう』
『いつまで清楚が持つかな』
燦
「いつも清楚だg、っよ。燦ちゃんは」
アスカ
「そ、そう! せ、清楚だし!」
『めっちゃ恥ずかしがってるじゃん』
『自分で清楚言うな』
『いつもの癖で先にツッコむなよ』
『だがっよってなに?』
『ややこしい』
燦
「ましゅまろ読みましょう! ね、アスカちゃん。じゃなくて燦ちゃん」
アスカ
「そうしよっか。さ、アスカちゃん」
『ぐだぐだ』
『名前間違わないでもろて』
『アスカちゃんもつられてて草』
ましゅまろ ❒″ |
燦
「お互いの好きなところ、……ですか」
アスカ
「あ、アスカちゃんから先にどうぞ」
燦
「ぅえっ、私!?」
『黒猫がアスカでアスカが黒猫だから、どうなるんだ?』
『自分で自分の好きなところを言う感じじゃね』
『それともなりきって言うのかな?』
『罰ゲームじゃん』
燦
「さ、燦ちゃんの好きなところは、えっと、顔が可愛くて、スタイルも抜群で、えっと、美少女なところ?」
『自分で美少女言うな』
『アスカちゃんはそんなこと言いません』
『スタイル抜群?』
燦
「ほ、ほら。私は言ったから! だから、次は燦ちゃんの番だよ!」
アスカ
「あぅ、えっと、アスカちゃんの好きなところ、だよね。え~っと、全部?」
『無難なの選んだ』
『本物なら顔とか胸とか言ってた』
『淫猫のマネは無理だったか』
『テキトーなおっさんつれてきた方が違和感なさそう』
『でも、本心っぽいのがまたいい』
燦
「えぇ~。燦ちゃん、それはずるいと思うなぁ。もっと具体的に、私のどこが好きか答えないとめっ、だぞ!」
『あ、調子乗ってるわ。これ』
『あぁ~あ、悪い癖が出たよ』
『いつもの黒猫さんじゃん』
アスカ
「さ、っ、アスカちゃん。全部じゃだめ、かな?」
燦
「だめです。……ねぇ、私のどこが好きなのか。以前、燦ちゃんが言ってくれたことを、私はちゃんと覚えてるよ。だから、もう一度言って欲しいな」
アスカ
「あぅ、……うぅ~っ、…………なところ」
燦
「え、もっと大きな声で言わないとだめだよ?」
アスカ
「……もういぢめないで」
『かわいそう』
『アスカちゃんをいじめるな!』
『でも(設定上)中身は黒猫だろ?』
『じゃあいっか。ってならないからね!?』
『ややこしくて、頭痛が痛くなってきた』
燦
「……もぅ、仕方ないなぁ。じゃあ、今日のパンツの色を教えてくれたら許してあげる」
『化けの皮が剥がれてるぞ』
『お前、黒猫だな!』
『くそっ、俺たちを騙しやがって』
『アスカちゃんのふりしやがって!』
『今のはないわ』
燦
「なんでさ!? 完璧な演技だったじゃん! 今の似てたよね?」
アスカ
「あはは……、その台詞は流石に言わないかな」
◆『今宵は眠れそうにない』◆
アスカ
「ねぇ、こんな遅い時間まで何してたの?」
燦
「仕事だよ」
アスカ
「仕事って、他の女の人とコラボするのがあなたの言う仕事なの!」
燦
「そういう仕事なんだから仕方ないだろ。それに付き合いだってあるんだよ。……もういいか、疲れてるんだ。明日も早いし寝かせてくれ」
アスカ
「あなたはいつもそう。お仕事だって、付き合いがあるからって私以外の女の人とコラボしてばっかり。少しは私との時間を大切にしてよ!」
燦
「……分かったよ。全く、困った子猫ちゃんだね」
アスカ
「あっ」
燦
「その気にさせたんだ。今夜は寝かさないぜ」
アスカ
「あなた……」
燦
「さぁ、やろうか。夜のビ○ーズブートキャンプってやつをさ。レッツ、エクササイズ! ……って、なにこれ!?」
アスカ
「あはは……、ユニークなシチュエーションボイスでしたね」
『草』
『誰だよ、このシチュボ考えて送ったやつ』
『これってシチュボなのか?』
『アスカちゃん感想に困ってる』
『てか、夜のビリーズ○ートキャンプってなんだよ』
『夜のプロレスごっこ的な?』
アスカ
「夜のプロレスごっこってなんですか?」
燦
「うぇっ!? それはその、……ダイエット! すごく痩せるダイエットのことだよ!」
アスカ
「なるほど。あの、お恥ずかしながら、最近ちょっと体重が気になってまして。燦ちゃんさえよかったら、今夜からでも一緒にプロレスごっこを……」
燦
「ビリーズブートキ○ンプ! ダイエットするならそっちの方がいいよ! だから、プロレスごっこは止めようね!」
アスカ
「あ、はい。燦ちゃんがそこまでオススメするのなら、私は構いませんが。……ふふっ、何はともあれ夜が楽しみです!」
燦
「いや、別に夜にしなくてもいいんだけど。……ま、いっか」