あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(161~165)

◆『(」・ω・)」ふー!(/・ω・)/にゃー!』◆

 

「はぁ、こんばんにゃー。本日は、一番しか知らない曲を歌う配信となっています」

 

 

『開幕ため息は草』

『テンション低いね』

『罰ゲームなんだから諦めろ』

 

 

「そもそもだけど、祭先輩とカラオケの点数で勝負っておかしいよね」

 

 

『それは無謀すぎる』

『でも、ハンデもらってたじゃん』

『ハンデになってなかったけどね』

『初めて聴く英語の曲で96点取った祭ちゃんがおかしいんだって』

『因みに黒猫はハンデを貰っておきながら81点でした』

 

 

「それはもういいから! ……こほん。まずはリクエストのあったこの曲からです。聴いてください」

 

 

『いま流行の曲だ』

『お、一番は歌えてるね』

『はい! はい! はい!』

 

 

「キミのCa(カルシウム)&Mg(マグネシウム)入りの硬水のせいだよ」

 

 

『やっぱり硬水は名曲だな』

『さて、二番だぞ』

『やっぱり歌えてないね』

『ふにゃふにゃでかわいい』

『別の曲みたい』

 

 

「はい、一曲目は硬水でした。……うぅ、恥ずい」

 

 

『8888』

『黒猫が可愛い、だと』

『下手だったけど、それが逆によかった』

『途中のにゃーにゃー歌ってるところがすこ』

『もっとにゃで歌ったり歌わなかったりしろ』

 

 

「あぅあぅ。……こんなのがまだ続くとか、嘘でしょ」

 

 

『諦めて歌ってもろて』

『もっとふにゃふにゃしろ』

『頑張って!』立花アスカ✓

『ほら、アスカちゃんも応援してるぞ』

『そう言えば、アーカイブ残すの?』

 

 

「罰ゲームだから配信は頑張るけど、恥ずかしいのでアーカイブは残しません」

 

 

『やだ!』

『残すべき』

『えぇー』

 

 

「えぇー、じゃないし」

 

 

『切り抜きあるけどいいの?』

『え、マジで!?』

『リツイートしました』

 

 

「うぇっ!? ちょっと、ホントに恥ずかしいからだめだって!」

 

 

『草』

『祭先輩が褒めてたぞ』

『アスカちゃんもいいねとリツイートしてるし』

 

 

「………………次、歌おっか」

 

 

『あ、諦めた』

『レ○プ目してそう』

『感情抜け落ちてるぞ』

『名曲がお経で草』

『でも、これはこれで切り抜かれると恥ずかしいんじゃね』

 

 

「……♪」

 

 

『ちゃんと歌い出した』

『でも、二番知らないから結局ふにゃふにゃになってる』

『そんなところも可愛いです』立花アスカ✓

 

 

 

 

 

◆『いい夫婦になろう』◆

 

「いい夫婦になるにはどうしたらいいかな?」

 

 

アスカ

「う~ん、色々とあると思うけど、コミュニケーションをしっかりと取ることが大切かな」

 

 

「うんうん。コミュニケーションは大事だよね」

 

 

アスカ

「そうですね。不満だけでなく、好意や感謝を言葉にすると、長続きするって聞いたことがあります」

 

 

「へぇー。アスカちゃん、いつもありがとう。大好き」

 

 

アスカ

「はあぅ。さっ、燦ちゃん? 私も大好きだし、嬉しいけど……。急にどうしたの?」

 

 

「だって、言葉にするのが大事なんでしょ? ねぇ、他には何をすればいいの?」

 

 

アスカ

「あとは、その、……スキンシップとか」

 

 

「スキンシップって、こんな感じ?」

 

 

アスカ

「んっ……」

 

 

「他には、どうすればいいの? 教えて欲しいな?」

 

 

アスカ

「あとは、んっ、……よっ、夜の満足度を、その、高くするのことが大事だって……」

 

 

「夜の、……ごくり。じっ、じゃあ、続きのスキンシップは、ベッドでしよっか?」

 

 

アスカ

「もぅ、まだお昼だよ。……続きは夜に、ね?」

 

 

「えへへ、うんっ!」

 

 

 

 

 

◆『働きアリが10匹の日』◆

 

「今日は勤労感謝の日ということで、リスナーのみなさんからの勤労感謝の言葉を募集しています」

 

 

『そっちが感謝しろ』

『誰のお陰で飯が食えてると思てるん?』

『いつもスパチャありがとうございますだろ』

 

 

「たまには感謝してくれてもいいじゃん!? 私、配信頑張ってるよね!」

 

 

『はいはい』

『よちよち頑張ってまちゅねー』

『え○いえ○い』

 

 

「はぁ、叫んだら喉乾いちゃった。飲み物取ってくるから、ちょっと待っててね」

 

 

『……行ったか?』

『楽しい配信をありがとう』

『Vtuberになってくれてありがとう』¥1000

『黒猫の配信が生きがいです。ありがとう』

『黒猫に届け、俺の圧倒的感謝!!!』¥50000

『配信で頑張る姿にいつも元気を貰っています。ありがとう』立花アスカ✓

『てぇてぇ配信ありがてぇ』

 

 

「………………あぅ。私がいないからって、アスカちゃんまで何してるのさ。……嬉しくて、顔、元に戻らないじゃん。……みんな、ありがとう」

 

 

『……これは聞こえないフリした方がよさげかな?』

『独り言かわよ』

『ぽんありがとう』

 

 

 

 

 

◆『きっとバチが当たったんだよ』◆

 

「和太鼓の名人って難しいね。上手くなるにはどうしたらいいのかな?」

 

 

アスカ

「う~ん、やっぱり試行回数を増やして、身体で覚えるしかないかな」

 

 

『それが無難やで』

『心を無にするといいよ』

『邪念しかない黒猫には無理だな』

 

 

「は? ピュアッピュアな清楚だが?」

 

 

アスカ

「まぁまぁ。話を戻しますが、一通り遊んでみたけど、このあとはどうしよっか?」

 

 

『パーフェクト耐久でもする?』

『罰ゲームをかけて勝負しよ』

『得点の高い方が勝ちで』

 

 

「耐久は時間的に無理だけど、罰ゲームをかけた勝負ならできそうかな」

 

 

アスカ

「そうですね。私もそれなら大丈夫です」

 

 

「じゃあ、一回勝負で、点数の高い方が勝ち。負けた方が後日、罰ゲームってことで」

 

 

アスカ

「はい、勝負です!」

 

 

『がんばえー』

『先攻はアスカちゃんだね』

『お、パーフェクトいけるか?』

『ないすぅ!』

『8888』

 

 

「パーフェクト!?」

 

 

アスカ

「あは、よかった。すごく緊張したけど、なんとかパーフェクト取れました。はい、次は燦ちゃんの番だよ」

 

 

「ま、負けないよ!」

 

 

『頑張れ、お前ならできる!』

『あっ』

『いきなりミスったぞ』

 

 

「……」

 

 

『しれっと最初からやり直してるし』

『ばれへんばれへん』

『俺じゃなきゃ見逃してたぞ』

『せこい』

『かわいそうだから、流石に今のは許してやろう』

 

 

「うん、たん、うん、たん、たたたん、た、あっ!?」

 

 

『あっ』

『最後でミスった』

『やると思った』

『バチが当たったんじゃね?』

『お、座布団一枚!』

 

 

アスカ

「やった、私の勝ちですね!」

 

 

「い、今のなし! もう一回、もう一回お願い!」

 

 

アスカ

「だーめ。……ふふっ、罰ゲーム、何にしようかな?」

 

 

『往生際が悪いぞ』

『もう一回やった結果なんだよなぁ』

『罰ゲームなにする?』

『パーフェクト耐久みたい』

『リズム地獄でパーフェクト耐久する?』

 

 

「だから、耐久はしないって!?」

 

 

アスカ

「パーフェクト耐久、いいですね」

 

 

「アスカちゃん!?」

 

 

アスカ

「あは、心配しなくても大丈夫だよ。私も最後まで付き添うから、ね?」

 

 

「うん、それなら大丈b、じゃないからね!」

 

 

『リズムゲー勝負の罰がリズムゲー耐久とか意外と鬼畜?』

『か、簡単なのもあるから(震え声』

『俺らも付き合うし安心してくれ』

『罰ゲーム楽しみ』

『耐久に向けて練習配信する?』

 

 

「いや、しないから!?」

 

 

 

 

 

◆『地獄のちに天国』◆

 

「……」

 

 

『これ何回目だっけ?』

『回数は覚えてないけど、13時からだから、既に3時間は経ってる』

『あれ、まだ配信してたの?』

『パーフェクト5つは無理だったか』

『リズム地獄でパーフェクト耐久は正しく地獄だな』

 

 

「……っ。危ない、いま半分寝てた」

 

 

『草』

『起きろ黒猫!』

『昼休憩中かと思ったら寝てたのか』

『あれ、そう言えばアスカちゃんは?』

『だいぶ前から静かだね』

 

 

「アスカちゃんなら私の隣で寝てるよ」

 

 

『は?』

『自慢ですか』

『そこ代われ』

 

 

「疲れてたみたいだし、このまま寝かせてあげよう。……じゃあ続きやろうか」

 

 

『せやな』

『頑張れ』

『最後はそれやろう』

 

 

「これ? ま、どれでもいっか」

 

 

『お、最後はラブRAPか』

『好きなんや』

『大好きやで』

『ホンマに好きなんや』

『告白大会始まった』

『草』

 

 

「好きなんや。ホンマ、あっ、ミスった。もう一回……」

 

 

『告白助かる』

『眠たいのかツッコミなくて寂しい』

『頑張れ!』

 

 

「……やったっ! パーフェクト達成!!!」

 

 

『8888』

『おめでとう』

『やっと仕事に戻れる』

『↑はよ仕事しろ』

 

 

アスカ

「んっ、……はれ? さんちゃん?」

 

 

「アスカちゃん、おはよう。ちょうど今、ほら、最後の耐久が終わったところだよ」

 

 

アスカ

「あっ、最後まで付き添うって言ってたのに、ごめんなさい!」

 

 

「大丈夫だよ。それじゃあ罰ゲームも終わったし、今日の配信はここまでにします。ばいにゃー!」

 

 

アスカ

「みなさんお疲れさまでした。ばいにゃー」

 

 

『お疲れさまにゃー』

『ばいにゃー』

『おやすみ~』

 

 

「ふぁ~っ。疲れた~」

 

 

アスカ

「燦ちゃんもお疲れさまでした。頑張ったご褒美とお詫びに、膝まくらはどうですか?」

 

 

「うん。お願い。ちょっと寝かせて貰うね」

 

 

アスカ

「はい、お休みなさい」

 

 

「……すぅ、すぅ」

 

 

アスカ

「ふふっ、もう寝ちゃった。……そう言えば、最後にラブRAP選んだんだね。……好きなんや。ホンマに、好きなんや。ホンマに、ホンマに、大好きやで。ふふっ、……なんてね」ぽんぽん

 

 

「……えへへっ」

 

 

 


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