あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『グ○コロは好きですか?』◆
ましゅまろ ❒″ |
燦
「香水かぁ。ぶっちゃけみんな欲しい?」
『欲しい』
『使わないけど買う』
『けもの臭そうだからいらない』
『トイレに置く』
『俺は下駄箱』
燦
「消臭剤じゃないが!?」
『え?』
『???』
『芳香剤だよね』
燦
「芳香剤でもないし!? 買ったならちゃんと使え!」
『じゃあ、等身大抱き枕に振り掛けるね』
『草』
『もはや抱き枕じゃなくて黒猫燦じゃん』
『たしか等身大抱き枕って限定品だよね』
『ガチ恋勢こわっ』
燦
「いや、流石にそれは……う~ん」
『じゃあ、黒猫さんでするときに使うね』
『なにするんだよ!』
『ナニかな?』
『ここにはやべぇのしかいない』
『類は友を呼ぶって言うし……』
燦
「私はヤバくないからね!」
『でも、アスカちゃんの香水があったら使う(意味深)だろ?』
燦
「使わな、くもなくもない? いや、でも香水を使わなくても、アスカちゃんの使用済みの生まくらとかあるし……」
『草』
『使用済み生まくらってなんですの?』
『恥じらいってものを知らないのか』
『どっちやねん』
『???』立花アスカ✓
『アスカちゃん困惑してる』
燦
「そ、そんなことより! 香水って使ったことないんだけど、みんなはどうやって使ってるの?」
『抱き枕に以下同文』
『手とかに振りかけて使うんじゃないの?』
『飲んでる』
『白米に振りかけて食べる』
『カレーの隠し味に入れる』
燦
「え?」
『グルシャンならぬグルコロ?』
『グラ○ロみたいに言うな!』
『おいしそう』
『香水を飲むのは流石に……』立花アスカ✓
『黒猫の○水飲みたい』
燦
「もうやだこいつら。絶対に香水だけは販売しないように頼もう」
『俺は純粋に香水が欲しかっただけなのに』
『一緒にグ○コロしよ』
『草』
◆『出品ちゅーしよ』◆
燦
「アスカちゃん、なにしてるの?」
アスカ
「年末の大掃除に向けて、荷物整理をしながら、フリマアプリで出品するものを選んでいたところです」
燦
「へぇー。因みに、どんなものを出品するつもりなの?」
アスカ
「例えば、この猫ちゃんマグカップですね」
燦
「あ、かわいい」
アスカ
「だよね! でも、別のマグカップを貰ってからは使う機会がなくて、それなら誰かに使って貰った方がいいかなって」
燦
「じゃあ私が使ってもいい?」
アスカ
「出品する予定でしたし、貰って頂けるなら私は構いませんよ」
燦
「ふぅ、良かった」
アスカ
「良かった?」
燦
「……だって、アスカちゃんが使ったマグカップってことは、次に使う人は間接キスになるってことじゃん。それは、……ちょっと、いや」
アスカ
「あっ。そう、だよね。ごめんなさい。燦ちゃんの気持ち、私、考えてなかったよね」
燦
「ううん、そんなことないよ! これは私のわがままなんだし、アスカちゃんが謝ることないよ! だから、気にしないで」
アスカ
「……うん。ありがとう、燦ちゃん」
燦
「そ、それにしてこのマグカップ可愛いよね! 早速、使ってみようかな」
アスカ
「ふふっ、気に入ってくれたなら嬉しいな。……あっ」
燦
「どうしたの?」
アスカ
「えっと、その、間接キス……」
燦
「あっ」
アスカ
「……」
燦
「あ、洗ってるから! よく考えたら間接キスじゃないよね!」
アスカ
「そ、そうだよね!」
燦
「でも、今日は使うの止めようかな。……アスカちゃんの目の前で使うの、流石に恥ずかしいし」
アスカ
「はあぅ。……そ、そうして頂けると、そのっ、助かります」
◆『黒に感謝しよう』◆
お二人は食事会をしたり何かをプレゼントしたりしましたか?
ましゅまろ ❒″ |
燦
「食事会はアスカちゃんとしたよ」
アスカ
「プレゼント交換は、食事会のあとにしましたね」
『裏山』
『配信で見たかった』
『何をあげたの?』
燦
「何をあげたのかはね、……えへへ。恥ずかしいから、ひみつ」
アスカ
「そ、そう言えば、食事会の料理ですが、燦ちゃんが作るのを手伝ってくれたんですよ!」
『え!?』
『お腹大丈夫だった?』
『皿を運ぶのは料理じゃないぞ』
燦
「ちゃんと手伝ったが!?」
アスカ
「そうですよ。野菜を洗ってくれたり、鍋の様子を見守ってくれたり、盛り付けてくれたり、あとは、えっと……」
『子供のお手伝い?』
『う~ん』
『料理してないじゃん!』
燦
「料理したから! えっと、フライ! エビフライとフライドポテトを揚げたもん!」
『嘘乙』
『それはない』
『火事になるやろ』
アスカ
「本当ですよ。ちょっと焦げちゃったけど、上手に揚げてましたよ」
燦
「ほらね!」
『解釈違いだぞ』
『ちょっと焦げた(真っ黒焦げ)でしょ』
『炭フライ?』
『分かった! プレゼントは焦げたフライだったんだ!』
『ブラックフライデーだけに?』
『だから恥ずかしくて言えなかったのか』
燦
「違うが!?」
アスカ
「あはは……。確かに、プレゼントの黒いアレは恥ずかしかったかな」
燦
「あわわっ!? しーっ! アレは自分へのご褒美用で、渡す紙袋を間違えただけなんだって!」
アスカ
「ふふっ、分かってます。でも、私に似合うと思って買ったって、アレを渡されたときは、本当に恥ずかしかったんだよ」
燦
「もうっ! それなら私だって恥ずかしかったんだよ! 私がプレゼントの間違いに気づかないで、つけたところみたいって言ったら、アスカちゃんが黒いしt……」
アスカ
「わ~っ!!! 燦ちゃん、しーっ!」
『???』
『黒いした?』
『なにあげたん?』
『あっ察し』
『ふ~ん、どっちもえっtじゃん』
『で、夜はにゃんにゃんしたのか』
『黒いアレ助かる』
『感謝代』¥10000
『草』
◆『いーにぃくかな?』◆
燦
「……ねぇ、アスカちゃん」
アスカ
「なんですか?」
燦
「ん~、ちょっと太った?」
アスカ
「っ!? ソ、ソンナコトナイデスヨー」
燦
「そうかなぁ? でも、この辺とか……」
アスカ
「ひゃっ!?」
燦
「あと、こことかも……」
アスカ
「はぅ!? もぅ、燦ちゃん! 女の子に太ったって聞くのはデリカシーがないんだよ!」
燦
「ご、ごめんなさい。でも、昔と比べて、なにか違和感というか、……う~ん、なにかが違う気がするんだよね」
アスカ
「た、確かにコロナの影響で自宅にいることが多くなってから、そのっ、体重が少し増えたけど……。でっでもでも、太ってないもん!」
燦
「ご、ごめんってば」
アスカ
「つーん」
燦
「拗ねた顔もかわいいけど、アスカちゃんのいつものかわいい顔が見たいな? ね、お願い?」
アスカ
「……反省してる?」
燦
「うんうん。すごくしてる」
アスカ
「……じゃあ、ぎゅってしてくれたら、許してあげる」
燦
「ありがとうアスカちゃん!」
アスカ
「……えへへっ」
燦
「あっ、……そっか。分かったかも」
アスカ
「なにがですか?」
燦
「アスカちゃんが太ったって感じた理由だよ。たぶん、これがおっきくなったからだね。ほら、前よりぽよんぽよんしてるもん」
アスカ
「ぁっ、さっ燦ちゃん!!!」
燦
「アスカちゃんって、今、何カップだっけ?」
アスカ
「……燦ちゃん?」
燦
「アッハイ、ゴメンナサイ」
アスカ
「……」
燦
「あー、今日のごはんはなにかなー。た、楽しみだね」
アスカ
「……もぅ、仕方ないなぁ。三回目はないからね」
燦
「はい、肝に銘じます」
◆『一回だけ、だよ』◆
前みたいにあるてまいいお尻選手権しないの?
ましゅまろ ❒″ |
燦
「怒られるのは嫌なのでしません」
『え、しないの!?』
『どうせ夜にこっそりやるんでしょ』
『またアスカちゃんから画像が貰えるかもよ』
燦
「え、それはちょっと魅力的だけど……」
アスカ
「燦ちゃん? めっ、だよ」
燦
「うぐっ、……はーい」
『尻に敷かれてるな』
『俺もアスカちゃんのお尻に敷かれたい』
『転生したらアスカちゃん家の椅子になるんだ』
『黒猫のところのリスナーはレベルが高いね』
『リスナーは配信者に似るっていうし』
燦
「いやいや、ちょっと待ってよ!? それじゃあ私が変態みたいじゃん!」
『みたいじゃなくて変態なんだよなぁ』
『過去の自分の行いを振り返ってもろて』
『普通の人は下着の色を聞いたり言ったりしません』
燦
「いや、私だって時と場所と相手を選んでるから!」
『え?』
『ま?』
『草』
アスカ
「え?」
燦
「アスカちゃんまで、え、ってなに!? 推しの下着の色を知りたいって思うのは普通だよね!?」
『アウト』
『通報しました』
『普通の人に謝れ』
アスカ
「えっと、それはさておいて」
燦
「さておかないで!?」
アスカ
「たくさんのましゅまろが来てますので、そろそろ次のましゅまろを読みますね」
ましゅまろ ❒″ |
『まな板かな?』
『黒猫の胸はパット入り!』
『え、アレで?』
燦
「は??? 喧嘩売ってるなら買うよ?」
『てか、どうしてこれを選んだ』
『もしかしてアスカちゃんってえっt』
『リスナーは配信者に似る。つまり黒猫はアスカちゃんに似たと。ふむふむ』
『しーっ、それ以上はいけない』
『黒猫のお尻マウスパッドがあったら買ってそう』
燦
「お尻マウスパッドかぁ。アスカちゃん、欲しい?」
アスカ
「えっ!? そのっ、ほ、……遠慮しておきます」
燦
「そっかぁ。お尻もいいけど、やっぱりおっ○いマウスパッドがいいよね」
『そんな話してたっけ?』
『どっちにしろアスカちゃんのなら欲しい。黒猫のはいらん』
『しっぽが邪魔そう』
『着脱式となっておりますので安心してご利用ください』
『じゃあしっぽつけたりつけなかったりするね』
『草』
燦
「私もアスカちゃんのマウスパッド欲しいな」
アスカ
「え、それはちょっと。恥ずかしいので……」
『黒猫はアスカちゃんの生マウスパッドがあるからいらんやろ』
燦
「あ、……ごくり。……ねぇ、今度試してみてもいい?」
アスカ
「……一回だけ、だよ」
燦
「うんっ!」
『いいのかよ』
『てぇてぇ』
『やっぱりアスカちゃんって……』