あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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『美っち生イき!』祝コミカライズ!


あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(191~195)

◆『カウントダウン』◆

 

 

                              

クリスマスが終わるとなにが来る?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「お正月じゃないの?」

 

 

アスカ

「その前に大晦日もありますね」

 

 

『仕事』

『それは俺にも効くからやめてもろて』

『正解は行く年来る年カウントダウンリレー配信でした』

 

 

「あっ、忘れてた」

 

 

アスカ

「あはは……」

 

 

『お前も途中まで参加する予定だろ』

『たしか、今年の配信であった108つの煩悩言動(煩言)を振り返る、に参加するんだっけ』

『半分くらいパ○ツの報告になりそう』

『黒猫さんだけで108つありそう』

『あとは祭ちゃんの歌枠のときにゲスト出演するとかしないとか』

 

 

「え、私それ聞いてないんだけど!?」

 

 

アスカ

「たしか、世良さんがつぶやいたーで呟いていたと思いますよ」

 

 

「だから、初耳なんだけど!?」

 

 

『あっ察し』

『この中に仲間外れが一人います』

『口軽いからね、是非もないよネ!』

『先輩からの指名だぞ。諦めろ』

『祭ちゃんとコラボ(強制)できてよかったね!』

 

 

「……はぁ、この件はあとでマネージャーさんに確認するとして、次のましゅまろを食べます」

 

 

 

 

                              

カウントダウンの練習しよ?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「はい、しません」

 

 

『しないの?』

『はいって言ったじゃん!?』

『アスカちゃんと一緒に練習できるチャンスだぞ』

『二人に左右から囁いて欲しい』

『↑アウト!』

『一回だけ! 先っちょだけでいいから!』

 

 

アスカ

「カウントダウンの練習って必要なんですか?」

 

 

「必要ないし、アスカちゃんは気にしなくていいよ」

 

 

『必要だもん!』

『本番で失敗してもいいのか』

『練習大事』

 

 

アスカ

「コメントで練習した方がいいって、みなさん言ってますが……」

 

 

「あぁもう、一回だけだからね! アスカちゃんは私が守る!」

 

 

『カウントダウン助かる』

『わくわく』

『準備できた? こっちはできてる』

 

 

「じゃあ、いくよ。……ファイブ、フォー、スリー、ツー、ワン」

 

 

『ロケット発射!』

『って違う!?』

『カウントダウン助からない』

 

 

「文句多くない? 黒猫燦の限定カウントダウンボイスだよ? お金払っても普通は聴けないんだから、感謝しろ!」

 

 

アスカ

「はい、もちろんです。発音もネイティブな感じで、ナイスカウントダウンでした!」

 

 

『そうだけどそうじゃない』

『最後、繰り返してないし』

『もう一回!』

 

 

「もー。じゃああと一回だけだよ。……1、2、3、だぁー、だぁー、だぁーあ!」

 

 

『鼓膜ないなった』

『その繰り返しは助からない』

『元気があればカウントダウンもできる!』

『やれば分かるさ、いくぞ!』

『はい、もう一回!』

 

 

アスカ

「あっ、すみません。そろそろ時間なので、今日の配信はここまでにしますね」

 

 

「だってさ。みんなお疲れさまでした。ばいにゃー」

 

 

『ばいにゃー』

『お疲れ様でした』

『おつ』

 

 

「……ふぅ、配信疲れた~」

 

 

アスカ

「ふふっ、お疲れさまでした。頑張ったご褒美に、なにかして欲しいことはありませんか?」

 

 

「え、……なんでもいいの?」

 

 

アスカ

「私にできることで、あまり時間のかからないことなら、なんでも大丈夫だよ」

 

 

「じっ、じゃあ。アスカちゃんのカウントダウンボイスが欲しい!」

 

 

アスカ

「え? そんなことでいいんですか?」

 

 

「それがいいの!」

 

 

アスカ

「ふふっ、分かりました。それでは明日、燦ちゃんにプレゼントしますね」

 

 

「やったぁ!」

 

 

 

翌日

 

 

 

アスカ

『ポッ、ポッ、ポッ、ポーン』

 

 

「たしかに、これもカウントダウンだけど!? 時報、助からないよ!」

 

 

アスカ

「???」

 

 

 

 

 

◆『ファン(からのラブ)レターだから、ヨシッ!』◆

 

「うんしょ、っと」

 

 

アスカ

「そのダンボールに入っているのは、全部、燦ちゃん宛てのファンレターですか?」

 

 

「うん、そうだよ。事務所に届いていたのを貰ってきたの」

 

 

アスカ

「わぁっ、これは本当にすごい数ですね。流石、燦ちゃん。大人気だね」

 

 

「えへへっ、ありがと。でも、いつもはこんなに多くないんだけどね。今月は誕生日もあるし、たまたまだよ」

 

 

アスカ

「そんなことないです。そうだとしても、ダンボールから溢れそうになるほど貰えるってことは、それだけ燦ちゃんがみんなから好かれてるってことなんじゃないかな?」

 

 

「そうかな?」

 

 

アスカ

「そうなんです」

 

 

「……うん、そうだといいな」

 

 

アスカ

「ふふっ、それじゃあ、私は夕食の準備があるから行くね」

 

 

「いろいろとありがと、アスカちゃん。……さて、どれから読もうかな。あれ、これだけ切手が貼ってない? 差出人は、……アスカちゃん!?」

 

 

アスカ

『大好きな燦ちゃんへ』

 

 

「えへへ、すごく嬉しい。……でも、これじゃあファンレターじゃなくて、ラブレターだよ。もー、ふふっ」

 

 

 

 

 

◆『明日はなんの日?』◆

 

「明日はなんの日か、みんなはもちろん知ってるよね?」

 

 

『クリスマスイヴ』

『イヴだね』

『ただの平日』

 

 

「いや、間違ってないけど。ほら、他にあるよね? 私に関係する特別なアレとかさ」

 

 

『性なる夜?』

『性夜』

『苦しみますの夜』

 

 

「私の誕生日! もー、言わせないでよ!」

 

 

『おめ』

『ふーん』

『プレゼントは現金でいい?』¥500

 

 

「ありがとー。スパチャもありがとうございます。でも、誕生日プレゼントに現金を渡すのはどうかと思うよ」

 

 

『じゃあなにが欲しいの?』

『あとで叡智な下着送るね』

『事務所に迷惑かかるからやめようね』

 

 

「う~ん。改めて考えてみると、特に欲しいものはないかも。あっ、でも、物じゃないけど強いて言えば……」

 

 

『強いて言えば?』

『愛情とか?』

『友達』

『胸』

『泣いちゃうからやめてもろて』

 

 

「胸ってコメントしたやつ、名前覚えたからな! んんっ、えっとそうそう。欲しいものの話だよね。強いて言えば、可愛い妹が欲しいなぁ」

 

 

『一人っ子だから分かる』

『うっとうしいだけだぞ』

『弟も可愛がってあげて』

 

 

「いや、弟でもいいんだけどね。でも、ほら、私って美少女じゃん。そのせいで弟くんの目が肥えちゃったら、彼女を作るときに苦労して可哀想かなって」

 

 

『???』

『お、おう。せやな』

『黒猫を反面教師にして、めっちゃいい子に育ちそう』

『絶対に巨乳の彼女つくるだろうね』

『シスコンになる前にロリコンに目覚めそう』

 

 

「さっきのコメントといい、私はぼいんぼいんな大人のお姉さんだからね!? ロリ要素はないから!」

 

 

『めんご』

『せやな(目逸らし』

『お姉さん? はて?』

『言動が小学生』

『見た目も頭脳も子供じゃね?』

 

 

「まったくもう。……はぁ、どこかに私をちやほやしてくれる可愛い妹、落ちてないかなぁ」

 

 

『拾ったら交番に届けてもろて』

『ちやほやされる側かよ!?』

『あ、気づいたら日付変わってた。はぴば』

 

 

「あっ、ホントだ!? あはは、誕生日は配信するつもりなかったのに、結局、みんなにお祝いして貰っちゃってるね」

 

 

『おめ』

『誕生日配信助かる』

『誕生日おめでとう。妹はあげられないけど、これでおいしいもの食べてくれ』¥10000

『おめでた代』¥5000

『おねえちゃん、おたんじょうびおめでとう! おいしいケーキじゅんびしておくね』立花アスカ✓

『妹もよう見とる』

『妹ができて良かったな』

 

 

「みんなありがと! アスカちゃんもありがとね。ケーキ楽しみ!」

 

 

『てぇてぇ』

『妹に作らせるなよ』

『どう考えてもアスカお姉ちゃんだろ』

『しっかりものの妹もありだと思います!』

『ケーキもいいけど、今夜は精のつく料理も作ってあげて』

『聖夜だけに?』

『でも、妹だから手を出せないけどね』

 

 

「やっぱり妹はなし! 私にとって、おめでとうの言葉が一番のプレゼントだよ」

 

 

『手の平くるっくる』

『いまさら好感度上げようとしても無駄じゃね?』

『手、出す気満々で草』

『年をとってもまったく成長しねぇな』

『やっぱり性なる夜じゃん』

 

 

 

 

 

◆『I wish you a happy birthday』◆

 

アスカ

「お誕生日おめでとうございます!」

 

 

「アスカちゃん、ありがとう!」

 

 

アスカ

「クリスマスパーティは明日にして、今夜はお誕生日のお祝いですね。ちゃんとケーキも用意しているので、楽しみにしててくださいね!」

 

 

「ん~っ、おいしい! ケーキも楽しみだし、ホントにありがとね」

 

 

アスカ

「ふふっ、こちらこそ喜んでくれてありがとう。だよ」

 

 

「あははっ、なにそれ」

 

 

アスカ

「あは、なんだろうね。……あっ、そうだ。燦ちゃんにプレゼントがあるの。受け取ってくれますか?」

 

 

「え、プレゼント!? 欲しいほしいっ!」

 

 

アスカ

「よかった。以前、マフラーを新調したいって言ってたよね。だから、プレゼントはマフラーにしてみたの。気に入ってくれると嬉しいな」

 

 

「あっ、覚えててくれたんだ。……すごく嬉しい」

 

 

アスカ

「どれも大切な思い出だもん。忘れたりなんかしないよ」

 

 

「……たまに思うんだよね。私は、ここに居てもいいのかなって」

 

 

アスカ

「燦ちゃん?」

 

 

「サンタさんは、いい子にプレゼントをくれるけど。私は、そんなにいい子じゃなかったから。この夢のような時間が、本当に夢で、もしかしたら子供の間だけの、期間限定なんじゃないかって。この時期になると無性に怖くなって、どうしたらいいのか分からなくなって、つい昨日も話すこともないのに配信しちゃってたし。……ごめんね、なに言ってるか、分からないよね。今の話は忘れて」

 

 

アスカ

「……忘れないよ」

 

 

「アスカちゃん?」

 

 

アスカ

「忘れたりしないよ。燦ちゃんのことも、二人で過ごした思い出も、全部。夢だったなんて、無かったことになんか、したくないよ」

 

 

「アスカちゃん、泣かないで? アスカちゃんに泣かれると、どうしたらいいのか、分からなくなっちゃうよ」

 

 

アスカ

「じゃあ、居てもいいのかなんて、そんな悲しいこと、……もう言わないでください。たとえ、今が泡沫の夢だったとしても、夢は叶えるものだから。私は、燦ちゃんとずっと一緒に居たいよ! 夢見るだけじゃいやだもん」

 

 

「私は……、私だって! アスカちゃんとずっと一緒に居たいよ! でも…、ふと夢から覚めて、全てが無かったことになるのが、怖いの」

 

 

アスカ

「燦ちゃん……。んっ」

 

 

「ぃっ。……アスカ、ちゃん?」

 

 

アスカ

「無くならないよ。たとえ、夢が終わりを迎えても、きっと残るものがあるって、私は、……信じてるから」

 

 

「……うん、…………そうだよね。そうだといいな。このキスマークみたいに、ね」

 

 

アスカ

「はいっ! ……あっ、そうだ。マフラーちょっと借りるね。うんしょっと」

 

 

「いいけど、二人で巻いてどうするの?」

 

 

アスカ

「えっとね、このマフラーは私と燦ちゃんを繋ぐ、運命の赤い糸の代わりなんです。こうして繋がりが目に見えれば、少しは安心できるよね。たとえ離ればなれになっても、私たちは繋がってるんだって。だから大丈夫だよって。そう、思えませんか?」

 

 

「……うん。ありがと、アスカちゃん。……少しだけ、気持ちが楽になったよ」

 

 

アスカ

「ふふっ、どう致しまして」

 

 

「……マフラー、あったかいね」

 

 

アスカ

「そうですね。それに、んっ、……隠れてこんなこともできますし」

 

 

「えへへ。あと、このキスマークも隠せるもんね」

 

 

アスカ

「うぅ~っ。よく見ると上手くつけれてないし、やっぱり恥ずかしいので忘れてください」

 

 

「くすっ、忘れないよ。だって、これも二人の大切な思い出だもん」

 

 

アスカ

「も、もぅ。……私も、ずっと忘れないから。クリスマスが楽しかったできごとを消し去るとしても。何度だって、燦ちゃんと一緒に今日を迎えて、何度だって、おめでとうってお祝いするよ」

 

 

「ぐすっ、……うん」

 

 

アスカ

「改めて、お誕生日おめでとう燦ちゃん。大好きだよ」

 

 

「ありがと、アスカちゃん。私も、……大好きだよ」

 

 

 

 

 

◆『クリスマスプレゼント』◆

 

「ん~、おいしい! アスカちゃんのご馳走も食べれたし、クリスマスパーティに間に合ってよかった」

 

 

アスカ

「あは、ありがとうございます。でも、配信が終わってすぐに来てくれたときは、本当にビックリしちゃった。配信のあとに、打ち上げもあるって言ってたよね?」

 

 

「えへへ、アスカちゃんに早く会いたくて、用事があるからって抜けてきちゃった」

 

 

アスカ

「も、もー。私のことを優先してくれるのは嬉しいよ。けど、燦ちゃんにも付き合いがあるだろうし、無理せず、そちらも大事にしてくださいね」

 

 

「はーい」

 

 

アスカ

「……でも、本音を言うと独りぼっちで寂しかったの。だから、……ありがとう燦ちゃん」

 

 

「こちらこそ、待っててくれてありがとうだよ。寂しい思いさせて、ごめんね」

 

 

アスカ

「ううん、ちゃんと会いに来てくれたから。それだけで、私は十分だよ」

 

 

「……ちょうどいいタイミングだし、これ、アスカちゃんにクリスマスプレゼント」

 

 

アスカ

「プレゼント、ですか? ……あっ」

 

 

「気がついた? これ、実はペアリングなんだ。えへへ、見て。私とお揃いだよ」

 

 

アスカ

「……っ」

 

 

「えっと、ほら。前にあげたみかんの指輪は、食べてなくなっちゃったから! でも、本物はまだ早いし、じゃあペアリングかなって。この間、手形を取ってたから、サイズも分かってたし! あっ、あとナンパ対策にもなるよね! どっどう、かな?」

 

 

アスカ

「……嬉しいっ。ありがとう、燦ちゃん。大切に、……大切にするね」

 

 

「ふぅ、……喜んでもらえてよかったぁ」

 

 

アスカ

「あの、早速、嵌めてもいいですか?」

 

 

「うん、もちろんだよ!」

 

 

アスカ

「……えへっ、えへへ。ペアリング、……燦ちゃんとお揃い」

 

 

「あぅ、目の前でそんなに喜ばれると、流石にちょっと気恥ずかしいかも」

 

 

アスカ

「あっ、そうだ! 私も燦ちゃんにクリスマスプレゼントがあるの。なんだと思いますか?」

 

 

「う~ん、あっ。もしかして、プレゼントはわ・た・し。とか?」

 

 

アスカ

「……」

 

 

「あ、あはは。じょ、冗談だよ」

 

 

アスカ

「……んっ、どうぞ?」

 

 

「えっと、アスカちゃん? その両手を広げたポーズは……」

 

 

アスカ

「燦ちゃんが、欲しいって言ったんだよ。……貰ってくれないの?」

 

 

「ホントに、も、貰っていいの?」

 

 

アスカ

「もぅ。んっ、……言わせないでよ」

 

 

「う、うん。……えへへ。あっでも、じゃあプレゼントってなんだったの?」

 

 

アスカ

「私からのプレゼントは、一回だけなんでも言うこと聞きます券だよ」

 

 

「……小学生のプレゼント?」

 

 

アスカ

「……」

 

 

「あっあっ、待って!? 欲しい、すごく嬉しいから! だから、破らないで!?」

 

 

アスカ

「……ふふっ、冗談だよ。はい、どうぞ」

 

 

「も、もー。焦っちゃったじゃん……」

 

 

アスカ

「ごめんね。それで、燦ちゃんは私に、なにをして欲しいですか?」

 

 

「……じゃあ。ずっと、一緒に居て」

 

 

アスカ

「……うん、ずっと一緒にいるよ。私の意志で、ずっと傍にいるから。だから、ね?」

 

 

「うん。……ありがと、アスカちゃん」

 

 

アスカ

「あは、どう致しまして」

 

 

「えへへ。じゃあ、この券は別のことに使おうかな? たとえば、事前に買っておいたサンタコスを着て貰うとか……」

 

 

アスカ

「も、もぅ。……普通に言ってくれれば、券がなくても着てあげるのに

 

 

「え、今なんて?」

 

 

アスカ

「あは、なんでもないよ」

 

 

「えっ、気になる。教えてよ!」

 

 

アスカ

「秘密、です。でも、どうしても知りたかったら、その券を使ってみたらどうですか?」

 

 

「むぅ~、ん~っ、……サンタコスで」

 

 

アスカ

「ふふっ。そういうところ、燦ちゃんらしくて好きだよ」

 

 

「なんか釈然としないけど……、私も、サンタコスしてくれるアスカちゃん大好き!」

 

 

 

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