あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(6~10)

◆『ちゃんとしてる?』◆

 

 

 

黒猫燦ちゃんとしてるって本当ですか?

しっかりしてるんですか?

それは毎日ですか?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

アスカ

「そうですね、意外としっかりしていると思います。燦ちゃんって可愛いだけじゃなくって、ときどき押しが強くてリードしてくれるところとか、カッコいいなって思う一面も結構あるんですよ」

 

 

『てぇてぇ』

『清楚っぽいのに意外』

『押しが強くてリードしてくれる(意味深)』

『AI仕事しろ』

『おい、誰だよこんなまろ送ったやつ。……よくやった!』

 

 

アスカ

「えっと、あれ? 私、何かおかしなこと言いましたか?」

 

 

『おかしなことは言ってない』

『そうだな』

『どういうこと? 俺の読解力がないだけなのか?』

『盾読み』

『縦? 黒、し、そ。意味不じゃん』

『ねぇ、ちゃんと風呂入ってる? って流行っただろ。それと同じだ』

 

 

アスカ

「あぁ、はい。小学生のときに流行ってましたね。それと同じってことは、えっと、黒猫燦ちゃんとしてる。黒猫燦、ちゃんとしてる。黒猫燦ちゃん、としてる。黒猫燦ちゃんと、してる。これが正解なのかな? でも、してるって、何をしてるんでしょうか?」

 

 

『あれ、伝わってないぞ』

『ナニしてるんだろ。しっかりと、毎日』

 

 

アスカ

「燦ちゃんと毎日してるのは通話とメールと、あとは……」

 

 

『あっはい』

『アスカは天使、黒猫は淫猫』

『醜い俺らの心が浄化されていく』

『お前ら、反省しろ』黒猫燦

『さーせん』

 

 

 

 

 

◆『膝まくら』◆

 

「ぐへぇー、コラボ配信疲れたー。アスカちゃん、膝まくらしてー」

 

アスカ

「もー、仕方ないなぁ。今日は一段とお疲れみたいですし、私の膝でよければ、はいどうぞ」

 

「うわ~いっ! ごろにゃ~んっ」

 

アスカ

「あは、くすぐったいよ。ほぉら、ちゃんと仰向けにならないと息苦しいでしょ」

 

「……やだ。ずっとスーハーしてたい。これからは酸素の代わりにアスカちゃんの匂いを吸って生きてく」

 

アスカ

「もっもう! 変なことばかり口にするわるい子には、配信頑張ってえらいね、の頭なでなでをしてあげませんよ」

 

あぅあぅ、ごめんなさい」

 

アスカ

「よしよし、謝れてえらいね。はい、ご褒美のなでなでですよ~」

 

「はにゃ~ん。……アスカままのなでなで、気持ちいい。ふとももも、柔らくてしゅごい。しゅき」

 

アスカ

「あは、ありがとうございます。私も燦ちゃんのことしゅきです。でも、ままって呼ぶのはだ~めっ。ちゃんと成人式を終えるまでは我慢してね、あなた」

 

 

 

 

 

◆『すしってどういう意味ですか?』◆

 

「すぅ、すぅ」

 

アスカ

「あっ、寝ちゃったみたいですね。疲れてたのかな?」

 

「んっ、……アスカちゃん、すし、……すしだよ」

 

アスカ

はぅ!? ねっ寝言、だよね」

 

「すぴー、んんっ、……きす、きすがいい。きす、……どんな味、するのかなぁ」

 

アスカ

さささっ燦ちゃん!? どんな夢見てるの!?

 

「んぁ、……はれ? アスカちゃん。もしかして寝てた?」

 

アスカ

は、はひっ!? 寝てました、しっかり寝てましたよ」

 

「ふぁ~、そうなんだ。なんかすごい夢見てた気がする」

 

アスカ

「ち、因みにどんな夢だったんですか?」

 

「えっと、確か……アスカちゃんと」

 

アスカ

「は、はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お寿司屋さんに行く夢。それも回らないやつだった」

 

アスカ

「……え?」

 

「それでね、きすって食べたことなかったから、どんな味するんだろうねって話してた。って、どうしたのアスカちゃん?」

 

アスカ

「……いえ、何でもありませんよ。あっ、そうです! 今度一緒にお寿司屋さんに行きましょう。そうしましょう」

 

「う、うん! 行きたい!」

 

 

 

 

 

◆『月が綺麗ですね』◆

 

アスカ

の、燦ちゃん。あ、あっ」

 

「どうしたの?」

 

アスカ

、いえ。やっぱりなんでもありません」

 

「そう言われると気になるんだけど。アスカちゃんが何を言いたかったのか知りたいなぁ」

 

アスカ

りませんっ! 忘れてしまいました」

 

「もうっ、気になるじゃん! 教えてくれないと、わっ、わしわししちゃうかもなぁ」

 

アスカ

、手を下ろしてください!?」

 

「教えてくれないと、わっ、わしわししちゃうかもなぁ」

 

アスカ

ーぷ再生みたいに繰り返されても言いませんから! その怪しい手つきはお願いですから止めてください」

 

「ちぇ~。でも、ほんとに何か言いたいことがあるなら、ちゃんと言ってね。そのっ、アスカちゃんの話なら、いつでも聞くからさ」

 

アスカ

、……夜空に浮かぶ月が、すごく綺麗なんです。このことを、どうしても燦ちゃんに、伝えたかったの」

 

「え、えっと、うん。そうなんだ」

 

アスカ

、燦ちゃん。他に言うことないの。ほら、そのっ、……もー、燦ちゃんの鈍感っ!」

 

「え、どゆこと!? 私、何かしちゃった!?」

 

アスカ

もうっ、いいです。なんでもありませんからっ! でも、私の話を頭から振り返っても分からなかったら、そのときは明日のおやつを抜きにしますからね」

 

「そ、そんなぁ~」

 

 

 

 

 

◆『猫可愛がり』◆

 

アスカ

「にゃーんにゃん」

 

「ふぁっ、アスカちゃん!? えっと、どしたの?」

 

アスカ

「にゃ~ん、みゃ~お」

 

「ほうほう、朝の占いで最下位だったの。へぇ、それでラッキーアイテムが猫だったから、猫のマネをしてるんだね」

 

アスカ

「にゃん!」

 

「でへへ、アスカちゃんのことならなんでも分かるよ。たとえば、ほら、ここをこうすると……」

 

アスカ

「みゃあん!? ふにゃ、うにゃ~っ」

 

「ここがええんやろ? ほら、ほら、ほらぁ」

 

アスカ

「にゃめ、うにゃあ!? そこはにゃめにゃのぉ」

 

「な、なーんてね。ほっ、ほら占いなんて気にしても仕方ないし。ね、アスカちゃん?」

 

アスカ

「みゃ~、燦ちゃん。いぢわる、しにゃいで……」

 

「……ごくり。でででっでも!」

 

アスカ

「一日だけで、いいですから。あすにゃんのご主人様に、なってくださいにゃん」

 

「据え膳食わぬは男の恥、っていうし。いや、女だけど。いいよね? よしよ~しっ」

 

アスカ

「みゃ~んっ!」

 

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