あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(201~205)

◆『子(チュー)に終わり丑(ぎゅう)で始まる』◆

 

「はぁはぁ、アスカちゃん!? 急に会いたいってメールが来たから、びっくりしたよ!」

 

 

アスカ

「ごめんね。燦ちゃんにどうしても会いたくて、……来ちゃった」

 

 

「来ちゃった、って。もし、私がメールに気づかなかったら、待ちぼうけになるところだったんだよ」

 

 

アスカ

「でも、ちゃんと気づいて駆けつけてくれたよ」

 

 

「それは、私の次の出番まで時間があって、たまたまスマホを見たらメールが来てたから……」

 

 

アスカ

「あは、運命感じちゃうね」

 

 

「……うん」

 

 

アスカ

「……今年も、あと一分で終わりだね」

 

 

「……うん」

 

 

アスカ

「来年も、いい年になるといいね」

 

 

「なるよ、……ううん。二人でいい年にしよう?」

 

 

アスカ

「はいっ!」

 

 

「10、9、8、7、6」

 

 

アスカ

「5、よ、……燦ちゃん?」

 

 

「1、んっ。……えへへ、あけましておめでとう」

 

 

アスカ

「もー、……あけましておめでとうございます。でも、あの不意打ちはずるいよ」

 

 

「じゃあ、こんな風に、不意打ちじゃなければいいの?」

 

 

アスカ

「……だめ。私も、燦ちゃんをぎゅってしたいもん」

 

 

「えへへ、じゃあせっかくだし、私もしてもらおうかな?」

 

 

アスカ

「はい、もちろんです! ……んっ、……これで、どうかな?」

 

 

「……アスカちゃんのお陰で、もう十分いい年になったよ」

 

 

アスカ

「あは、私も同じだよ」

 

 

「……ごめんね、そろそろ行かないと」

 

 

アスカ

「……うん。みんなの、燦ちゃんだもんね。これ以上のわがままは、言わないよ」

 

 

「アスカちゃん。……大丈夫。今だけは、アスカちゃんだけの私だから。わがまま、もっと聞きたいな?」

 

 

アスカ

「……じゃあ、できるだけ早く帰って来て。私、……お家で待ってるから」

 

 

「うん、寄り道しないでまっすぐ帰るよ。だから、ちょっとだけ待ってて」

 

 

アスカ

「はいっ!」

 

 

「じゃあ、そろそろほんとに行かないと」

 

 

アスカ

「忙しいところをごめんね。残りの配信も、頑張ってくださいね」

 

 

「うん! って、わわっ!? やばっ、不在着信がいっぱい来てる!? え、年越しカウントダウンは全員集合!? そんなの聞いてないし! あわわっ、えとえと、あっ、いっ、行ってきます!」

 

 

アスカ

「はい、行ってらっしゃい! ……燦ちゃん、大丈夫かなぁ。私のせいだよね、あとで謝らないと。……ふふっ、でも燦ちゃんらしいな。ありがとう、今年もよろしくね」

 

 

 

 

 

◆『もち』◆

 

「お雑煮楽しみ~。……あれ、私のおもちは?」

 

 

アスカ

「つーん」

 

 

「あ、アスカちゃん。おもち……」

 

 

アスカ

「他の人に焼いてもらったらどうですか?」

 

 

「うっ、アスカちゃんが冷たい。でもなんで? 私、なにかしちゃった?」

 

アスカ

「……寂しいのを我慢して待ってたのに。私の気持ちを知ってて、年越し配信で世良さんに鼻の下伸ばしてデレデレしてたもん」

 

 

「ちがっ。あ、あれは……」

 

 

アスカ

「セクシーな世良さんと、キュートな燦ちゃんのデュエット、お似合いですごく絵になってたよね。そのあとの、ミュージカルみたいな寸劇も、すごくノリノリで楽しそうだったし」

 

 

「最後のアレは祭先輩の悪ノリだから!? 恥ずかしいって、私は断ったんだよ!」

 

 

アスカ

「ぷくぅ~っ」

 

 

「……もぅ、えいっ!」

 

 

アスカ

「ひゃっ?!」

 

 

「やきもちを焼いてくれるのは嬉しいけど、私はアスカちゃんの笑顔の方が好きだよ。だから、ふくれっ面じゃなくて、笑ってるところを見せて欲しいな?」

 

 

アスカ

「……ずるい」

 

 

「ずるくていいよ。アスカちゃんが笑ってくれるならね」

 

 

アスカ

「……わがまま言ってごめんね」

 

 

「ううん。もっと聞きたいって、言ったよね?」

 

 

アスカ

「……ありがとう、燦ちゃん。おもち、いくつ食べますか?」

 

 

「ん~。じゃあ、この大きなおもちを二つもらおうかな?」

 

 

アスカ

「も、もー。……それはお雑煮を食べたあとで、ね?」

 

 

「えへへ、おもち楽しみ」

 

 

 

 

 

◆『今年の抱負、今年は豊富?』◆

 

 

                              

迷子の猫を探しています

年越しカウントダウンの直前にいなくなりました

性別は♀、色は黒くて、年中盛ってて、

にゃって鳴いたり鳴かなかったりします

見かけたら連絡ください

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「って、私のことだよね!? たしかに、年越しのカウントダウンに間に合わなかったけど!?!? 迷子じゃないから!?!?!?」

 

 

『目を離したらすぐいなくなる』

『迷子みたいなものだろ』

『運営やマネさんを困らせるなよ』

『首輪してもろて』

『私のせいですよね。ごめんなさい』立花アスカ✓

 

 

「アスカちゃんは悪くないから! ちゃんと話を聞いてなかった私が悪いんだよ」

 

 

『なんでアスカちゃんが出てくるの?』

『迷子じゃなくて抜け出してたのかよ』

『俺らは一人寂しく年越ししてたのに、お前と言うやつは……。ナイスゥ!』

 

 

「はいはい! この話題は終わりにして別の話をしよう。話題プリーズ」

 

 

『初夢はやっぱり叡智なやつだったの?』

『新年一発目のおかずは?』

『どんなパンツ穿いてる?』

 

 

「新年早々、そんな話題しかないの!?」

 

 

『じゃあお年玉もらった?』

『今年の抱負を一言』

『初パンツは何色?』

 

 

「お年玉はもらったよ。あっあっ、お年玉スパチャありがとうございます。えっと、今年の抱負? 抱負、……みんなにちやほやされて一年間イージーモードで過ごしたい? 初パンツは、くrってなに言わせるのさ!?」

 

 

『いや、俺らのせいにするなよ』

『その抱負は草』

『黒助かる』

『新年早々飛ばしてるなぁ』

『煩悩抜けてないぞ』

 

 

「い、いいじゃん!? ほら、お前らの大好きな美少女やぞ! もっと甘やかして、ちやほやしたいでしょ!」

 

 

『ははっ』

『寝言は寝てから言おうね』

『黙ってればワンチャン』

『美少女どこ?』

『今年も変わらないね。いい意味で』

 

 

「ぐぬぬっ、……いいもん。あとでアスカちゃんに甘やかしてもらうし。お前らが一人寂しくお餅を食べてる裏で、私はアスカちゃんのおもちを堪能するから! 配・信・外でね!」

 

 

『さ、燦ちゃん!?』立花アスカ✓

『黒猫ってよく見たらめっちゃ美人だよね』

『ばいんばいんだし』

『千年に一人の美少女』

『せ、清楚。すごく清楚!』

『カワイイナー』

 

 

「えぇー、下心見えみえなんだけど。もっと普通に褒められないの?」

 

 

『褒めたやろ!?』

『褒めるところのないお前が悪い』

『焼く前の板もちのくせに』

『黒猫のおもちはいつになったら膨らむの?』

『餅つきぺったんこ。黒猫ぺったんこ』

『固そう』

 

 

「は? もっちもちだが??」

 

 

『炎上しても膨らまないってことは……』

『あっ察し』

『今年の抱負を豊富にするにしようぜ。え、どこをってそりゃおm』

 

 

「だから、ばいんばいんだが!?」

 

 

 

 

 

◆『家族共演』◆

 

 

                              

他の企業の話だけど

最近、魂の方の家族が配信によく出てますが

お二人は家族と共演予定はありますか?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「あー、たしかに最近多いよね」

 

 

アスカ

「そうですね。なんででしょう?」

 

 

『なんか多いね』

『Vtuber特有の流行に乗る流れなのかな?』

『なぜかライバー自身より人気あるよね』

『ファンアートまであるのは草』

『で、共演するの?』

 

 

「んー、そういうのはないかなぁ。普通に私が恥ずかしいし」

 

 

アスカ

「私も予定はないですね」

 

 

『授業参観的な?』

『家族共演なしかぁ。残念』

『スパチャでおいしいもの食べてもらいたかった』

 

 

「あはは……、その気持ちだけ受け取っておくよ。……あっでも、これまでみんなから貰ったスパチャがあるから、それで今度おいしいものでも食べに誘って親孝行するね」

 

 

アスカ

「いいですね。私も、いい機会なので、親孝行しようと思います」

 

 

『ええ子やなぁ』

『おじちゃんからのお年玉だよ』¥5,000

『これでおいしいもの食べてね』¥10,000

 

 

アスカ

「あっ。えっと、スパチャありがとうございます。ねだったみたいですみません。大切に使いますね」

 

 

「そんなつもりはなかったんだけどね。スパチャありがと。でも、もう十分貰ってるから、みんなもたまには親孝行してあげなよ」

 

 

『……久しぶりにお袋の声が聴きたくなった』

『俺も。正月くらい顔出してやるか』

『しんみり』

 

 

「そう言えば、家族っていうと、夫婦でVtuberしてる人たちっているのかな?」

 

 

アスカ

「う~ん、どうかな。私は聞いたことないですね」

 

 

『じゃあ、二人が結婚すれば初の夫婦Vtuberになるってこと?』

『ガタッ!?』

『ぜひ結婚してもろて』

 

 

「ほわっ!? ああぅ、それはだって。あっあっ、アスカちゃんもなにか言ってよ」

 

 

アスカ

「はあぅ。燦ちゃんと、結婚……。夫婦でVtuber、……えへへっ」

 

 

「あぅ、アスカちゃんまでその気に……」

 

 

『黒猫は寿退社しないとね』

『夜道で刺されないかだけ心配』

『盛り上がってるところ悪いけど、調べたらいたよ』

『本当だ。すげぇな』

『別に初じゃなくてもいいだろ?』

『!?!?』

『家族共演待ってるね』

 

 

「だ、だからしないってば! ……は、恥ずかしいし」

 

 

 

 

 

◆『富士燦?』◆

 

「みんなはどんな初夢を見た?」

 

 

『もう夢を見るのはやめたんだ』

『大人だからね』

『夢を見せる側になったんだよ』

 

 

「いや、そういうのいいから」

 

 

アスカ

「あはは……。初夢と言えば、一富士二鷹三茄子を見ると縁起がいいって言いますね」

 

 

「そうだね。でも、富士山に鷹に茄子かぁ。アスカちゃんは夢で見たことある?」

 

 

アスカ

「私はありませんね。見ようとして見れるものでもありませんし。燦ちゃんは?」

 

 

「私も流石に、そんな奇妙な夢は見たことないかな。……あ、でも」

 

 

アスカ

「でも?」

 

 

「初夢じゃないけど、富士山なら、初寝起きで見たよ」

 

 

アスカ

「???」

 

 

『それって……』

『えちちちち』

『急にコンロ点火しないでもろて』

『朝チュン?』

『その発想は小学生男子やん』

『黒猫の小富士も横に末広がりで縁起良さそうだね』

『横に末広がりwww』

 

 

「は? そう言えば、茄子は毛が無いから、怪我ないってことで縁起がいいんだって。良かったね、みんな。今年も変わらず縁起が良くて」

 

 

『は?』

『はははハゲてないし!』

『ちょっと薄いだけだが?』

『これは剃ってるだけ! ぼ、坊主なの!』

『ライン超えたわ』

 

 

アスカ

「もー。三が日が過ぎたからって、喧嘩したら、めっ、だよ」

 

 

「はーい。ごめんなさい」

 

 

『はーい』

『めっ助かる』

『熱くなってごめんね』

『俺たちはふっさふさだし、黒猫さんは富士山だもんね』

『今日からお前は富士燦だ!』

『流石にそれh無理が、いや、これ以上はまた争いになるからやめとこう』

 

 

 

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