あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

57 / 143
あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(226~230)

◆『手料理』◆

 

 

                              

虫料理、超激辛料理、黒猫燦の手料理

罰ゲームとして食べるならどれ?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

燦

「私の手料理は罰ゲームじゃないんだが!? その二つと並べられるのは、流石に遺憾なんだけど!」

 

 

『お前のアカン料理の方がイカンだろ』

『ゲテモノ枠』

『シュールストレミングみたいな悪臭がしそう』

『ド○えもんに出てくるジャ○アンシチューと同レベル』

『そ、そうだね。ドMならご褒美だね』

『この三つなら虫食った方がマシ』

『虫って意外とおいしいらしいし、なにより命の危険がないからね』

『草』

 

 

燦

「草、じゃないから!? てか、虫以下って……」

 

 

アスカ

「あ、あはは……。えっと、私は燦ちゃんの手料理が食べたいな。虫も激辛も苦手ですし」

 

 

燦

「アスカちゃん……、しゅき!」

 

 

『早まるな!』

『黒猫が殺人の容疑で捕まっちゃうよ』

『食べちゃだめだ食べちゃだめだ食べちゃだめだ』

『消去法で選んでて草』

『俺も虫は嫌だなぁ。黒猫の料理はもっといやだけど』

 

 

燦

「お前らな! もう頼まれても絶対に作ってやらないからね。ばーかば~かっ!」

 

 

アスカ

「もー、燦ちゃんも言いすぎだよ」

 

 

燦

「うぅ~っ、だってぇ」

 

 

アスカ

「だってじゃないよ。……でも、少しだけほっとしちゃった」

 

 

燦

「ほっとしたって、なんで?」

 

 

アスカ

「だって、燦ちゃんの手料理を、私だけが食べられるってことでしょ。だから、……えへへっ。すごく嬉しいなって思ったの」

 

 

燦

「えへっ、えへへ。じゃあ、アスカちゃんのために、頑張っていっぱい料理してあげるね。なに食べたい?」

 

 

アスカ

「あはは……、流石にいっぱいは食べきれないから遠慮するけど。そうだなぁ……。私のために、毎日みそ汁を作って欲しい、かな」

 

 

燦

「っ!? うんっ、任せてよ!」

 

 

『てぇてぇ』

『さり気なく釘を刺してて草』

『みそ汁なら失敗しないから安全だね!』

『俺は出汁用のこんぶを焦がしてみそ汁失敗したことあるぞ』

『……』

『だ、大丈夫だ。○の素のほ○だしを信じろ!』

『でも、黒猫の料理の腕が信じられないんだけど』

『そんな腕前で大丈夫か?』

『大丈夫だ、問題しかない』

『草』

 

 

 

 

 

◆『アスねこ雪まつり』◆

 

燦

「見て見て、アスカちゃん! 雪だるま作ってみたの!」

 

 

アスカ

「あっ、すごい。よくできてますね! 特に、えっと、このねこみみが可愛いです!」

 

 

燦

「えへへ、でしょ。頑張って作ったからね」

 

 

アスカ

「こっちは、えっと、長い耳っぽいものがあるから、雪うさぎかな? つ、つぶらな瞳が可愛らしいですね」

 

 

燦

「えへへ、ありがと。実は、雪うさぎの耳にする葉っぱがなくて、代わりにお弁当とかに使うバランにしてみたんだけど。でも、私が何も言わなくても、雪うさぎだって気づいてくれるなんて。やっぱり相思相愛じゃん」

 

 

アスカ

「そ、そうですね。……期待に応えれてよかったぁ。……あっそうだ! せっかくなので、つぶやいたーに写真を載せてみたらどうかな?」

 

 

燦

「あ、いいね! ……よし、できた」

 

 

『モンスター?』

『雪だるまで福笑いって斬新だね』

『ある意味芸術的ではある』

『耳があるし、これはくまだな』

『たぬきだろ』

『てか、なんでバラン乗ってるの?』

『弁当のおかずだったからじゃね。知らんけど』

『動画とかでよく見る、雪を食べちゃう犬かな?』

『ねこやんけ』

 

 

燦

「……つぶやきを削除っと」

 

 

アスカ

「えっと、私は好きだよ。燦ちゃんの雪だるま」

 

 

燦

「ありがと、お世辞でも嬉しいよアスカちゃん。……寒くなってきたし、そろそろお家に戻ろうっか」

 

 

アスカ

「あっはい。……お世辞じゃないんだけどなぁ」

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

燦

「あっ!? 雪だるまが……」

 

 

アスカ

「解けちゃったね」

 

 

燦

「頑張って作って、アスカちゃんが褒めてくれたのに……」

 

 

アスカ

「燦ちゃん、ちょっとついて来てくれますか?」

 

 

燦

「……うん。別にいいけど、どこに行くの?」

 

 

アスカ

「それはね、キッチンだよ」

 

 

燦

「キッチン?」

 

 

アスカ

「はい、キッチンです。冷蔵庫を開けてみてください」

 

 

燦

「うん、……わあっ!? 私の雪うさぎだ!」

 

 

アスカ

「昨日、天気予報で暖かくなるって言っていたので。流石に雪だるまは大きくて無理だったけど、雪うさぎだけは避難させておいたんです」

 

 

燦

「アスカちゃん、ありがとう!」

 

 

アスカ

「喜んでもらえてなによりだよ」

 

 

燦

「よかったね、雪うさぎ。……でも、雪だるまは解けちゃったし、一匹だけだとなんか寂しい感じがするね」

 

 

アスカ

「じゃあ、仲間をいっぱい作って、寂しくないようにしてあげよっか。今度は私も手伝いますね」

 

 

燦

「うん! 今度は、冷蔵庫が雪うさぎでいっぱいになるくらいたくさん作って、子だくさんな大家族にしようね!」

 

 

アスカ

「あ、あはは……。冷蔵庫の中を占領されるのは、流石に、えっと、困っちゃうかな」

 

 

 

 

 

◆『きゅうこん?』◆

 

アスカ

「燦ちゃん」

 

 

燦

「ん、なぁに?」

 

 

アスカ

「えっと、その、なにか私に言いたいことはありませんか?」

 

 

燦

「言いたいこと? ん~、特にないかな」

 

 

アスカ

「ほ、本当ですか? よく考えてみてください」

 

 

燦

「そう言われても、……あっ、思い出した」

 

 

アスカ

「っ!? あ、ちょっと待って。まだ心の準備が……」

 

 

燦

「ごちそうさまでした。今日の夕飯もおいしかったよ」

 

 

アスカ

「……あっはい。お粗末さまでした。……えっと、それだけ、ですか?」

 

 

燦

「え? えとえと、前より料理上手になったね?」

 

 

アスカ

「むぅ~っ、……ありがとうございます」

 

 

燦

「もしかして、私、なにか間違っちゃった?」

 

 

アスカ

「いえ、そんなことはないけど。……ただ、今日は求婚の日なので、私が勝手に期待してただけなので。……気にしないでください」

 

 

燦

「きゅうこん? ポ○モン? それともチューリップとかお花の?」

 

 

アスカ

「……教えてあげない」

 

 

燦

「あっあっ、アスカちゃん!? 冗談、冗談だから! 私にはアスカちゃんが必要なの。だから、見捨てないでぇ!」

 

 

アスカ

「……もー、こんな情けないプロポーズは初めて聞いたよ。……まったく、私がついてないとだめだめなんだから。仕方ないから、一生面倒見てあげます」

 

 

燦

「あ、あ”す”か”ち”ゃ”~ん”」

 

 

アスカ

「ほら、かわいい顔が台無しだよ。お鼻ち~んできる? ……はい、よくできました」

 

 

燦

「ぐすっ、……私のこと見捨てない? ずっと一緒に居てくれる?」

 

 

アスカ

「はい、もちろんです! 病めるときも健やかなるときも、たとえ死がふたりを分かつとしても、ずっと一緒だよ」

 

 

燦

「……くすっ。それじゃあ求婚じゃなくて、誓いの言葉だよ」

 

 

アスカ

「ふふっ、そうだね。……嫌、でしたか?」

 

 

燦

「くすっ、教えてあ~げないっ♪」

 

 

 

 

 

◆『おえキンのキンは禁止のキン』◆

 

 

                              

黒猫画伯

おえかきキングダムの配信予定はありますか?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

燦

「う~ん、今のところ予定はないかな。みんなは配信して欲しい?」

 

 

『配信して欲しい』

『黒猫の動くラクガキ見たい!』

『おえキン助かる』

 

 

燦

「じゃあ、配信してもいいよ。どんな絵を描いても、バカにしないって約束してくれるならね」

 

 

『……』

『今日はいい天気だったね』

『黒猫の絵ってピカソみたいだよね。いい意味で』

『バカにはしないよ。笑いはするけど』

『草って感想はバカにする判定になりますか?』

 

 

燦

「既にバカにしてるじゃん!?」

 

 

『ば、ばかにはしてないよー』

『よっ、天才画伯!』

『ごめんってば』

 

 

燦

「もー。そう言えば、たしかアスカちゃんが、配信でおえかきキングダムやってたよね。私はまだ見てないんだけど見た人いる?」

 

 

『見たよ』

『デフォルメ2頭身黒猫燦が動いてた』

『あれはプロってた』

『たま○っち感があって好き』

『くろねこっち』

 

 

燦

「え、うそ。すごく見たい!」

 

 

『つぶやいたーに載せてたぞ』

『見てないの?』

『古参のファン(笑)』

 

 

燦

「ぐぬぬ……、今日は配信の準備で忙しかっただけだし。いつもはちゃんと確認してるもん。……あっ、これかな? え、すごっ!?」

 

 

『すごいよね』

『グッズで欲しい』

『おえキンのラクガキって、たしかアップロードすればVR機器で動かせたよね』

『つまりくろねこっちが配信で動いてしゃべる?』

『黒猫がくろねこっち化するのか』

『アスカちゃんとの親子共演見てみたい』

 

 

燦

「え、それってほんと? マネージャーさんとアスカちゃんの許可が出たら、試してみたいかも!」

 

 

『楽しみ』

『くろねこっちデビューきちゃ!』

『私は構いませんよ』立花アスカ✓

 

 

燦

「やったぁ! あ、じゃあ、せっかくだし、私もあすかっちを用意するっていうのはどうかな!」

 

 

『止めとけwww』

『余計なことするな』

『えっと、それは流石にちょっと……』立花アスカ✓

 

 

燦

「なんでさ! って、アスカちゃんまで!? もぅ、絶対に明日のおえキン配信で、あっと言わせてやるからな!」

 

 

『配信助かる』

『別の意味であっと言いそう』

『あはは……、お手柔らかにお願いします』立花アスカ✓

 

 

 

 

 

◆『550円の使い方』◆

 

 

                              

世界一残念な550円の使い方は?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

燦

「あ、これって、つぶやいたーのトレンドに載ってたやつだね」

 

 

アスカ

「たしかに見覚えがありますし、恐らくそうだったと思います」

 

 

燦

「でも、550円かぁ。アスカちゃんはなにか思いついた?」

 

 

アスカ

「ん~、残念とはちょっと違いますが。たとえば、ゲームがセールのときに、山、壺おじいさん、私の鯉、たき火を衝動買いするとか?」

 

 

燦

「うわぁ」

 

 

『残念というかもったいない使い方』

『夢の残念セットwww』

『なんでや! 多くのVtuberが遊んだ有名なゲームだろ!』

『まぁ、ある意味で有名だね』

『衝動買いって、どんな衝動だよwww』

 

 

アスカ

「燦ちゃんはなにか思いつきましたか?」

 

 

燦

「う~ん。あ、550円で思い出したんだけど。昔、冬に自販機でココアを買おうと思って、財布を開けながら近寄っていったら、滑って転んで550円くらい見つからなかったことがあるんだよね」

 

 

アスカ

「えっと、それはなんといいますか。ご愁傷さまでした?」

 

 

『ぽん』

『いや、使ってないじゃん』

『お金をドブに捨てないで』

『かわいそう助かる』

『残念な使い方じゃなくて、残念に使う方なんだよなぁ』

 

 

燦

「は? そこはアスカちゃんみたいに慰めるところだろ。そんなんじゃモテないよ?」

 

 

『余計なお世話』

『黒猫にモテても……』

『黒猫以外には優しくしてるから大丈夫』

『てか、アスカちゃん慰めてたか?』

『語尾に?がついてたぞ』

 

 

燦

「いや、私にも優しくしてよ!?」

 

 

『じゃあ、はい』¥550

『草』

『550円分の優しさwww』

『あのとき捨てられたお金です』¥550

『もしかして、黒猫へのスパチャボケが一番残念な使い方じゃね?』

 

 

燦

「うっ、否定できない。てか、分かってるなら普通にスパチャしてよ」

 

 

アスカ

「ふふっ、みんな燦ちゃんのことが好きだから。きっと照れ隠しなんだよ」

 

 

燦

「へぇ~、そうなだったんだ。にやにや」

 

 

『ちちちちげぇーし!!! 大好きだなんて思ってないし』¥550

『黒猫のことなんて好きじゃないもん! 大好きだもん!』¥550

『大好き』¥550

 

 

燦

「ちょっ、待って! 急にそういうこと言われると、ど、どんな顔すればいいか分からなくなるじゃんかぁ」

 

 

アスカ

「あは、顔真っ赤だよ?」

 

 

燦

「あ、アスカちゃん! それはバラさなくていいから!」

 

 

『かわええ』

『防御力0か!』

『ごめん訂正するわ。一番有用な使い方だったわ』

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。