あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

57 / 138
あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(226~230)

◆『手料理』◆

 

 

                              

虫料理、超激辛料理、黒猫燦の手料理

罰ゲームとして食べるならどれ?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「私の手料理は罰ゲームじゃないんだが!? その二つと並べられるのは、流石に遺憾なんだけど!」

 

 

『お前のアカン料理の方がイカンだろ』

『ゲテモノ枠』

『シュールストレミングみたいな悪臭がしそう』

『ド○えもんに出てくるジャ○アンシチューと同レベル』

『そ、そうだね。ドMならご褒美だね』

『この三つなら虫食った方がマシ』

『虫って意外とおいしいらしいし、なにより命の危険がないからね』

『草』

 

 

「草、じゃないから!? てか、虫以下って……」

 

 

アスカ

「あ、あはは……。えっと、私は燦ちゃんの手料理が食べたいな。虫も激辛も苦手ですし」

 

 

「アスカちゃん……、しゅき!」

 

 

『早まるな!』

『黒猫が殺人の容疑で捕まっちゃうよ』

『食べちゃだめだ食べちゃだめだ食べちゃだめだ』

『消去法で選んでて草』

『俺も虫は嫌だなぁ。黒猫の料理はもっといやだけど』

 

 

「お前らな! もう頼まれても絶対に作ってやらないからね。ばーかば~かっ!」

 

 

アスカ

「もー、燦ちゃんも言いすぎだよ」

 

 

「うぅ~っ、だってぇ」

 

 

アスカ

「だってじゃないよ。……でも、少しだけほっとしちゃった」

 

 

「ほっとしたって、なんで?」

 

 

アスカ

「だって、燦ちゃんの手料理を、私だけが食べられるってことでしょ。だから、……えへへっ。すごく嬉しいなって思ったの」

 

 

「えへっ、えへへ。じゃあ、アスカちゃんのために、頑張っていっぱい料理してあげるね。なに食べたい?」

 

 

アスカ

「あはは……、流石にいっぱいは食べきれないから遠慮するけど。そうだなぁ……。私のために、毎日みそ汁を作って欲しい、かな」

 

 

「っ!? うんっ、任せてよ!」

 

 

『てぇてぇ』

『さり気なく釘を刺してて草』

『みそ汁なら失敗しないから安全だね!』

『俺は出汁用のこんぶを焦がしてみそ汁失敗したことあるぞ』

『……』

『だ、大丈夫だ。○の素のほ○だしを信じろ!』

『でも、黒猫の料理の腕が信じられないんだけど』

『そんな腕前で大丈夫か?』

『大丈夫だ、問題しかない』

『草』

 

 

 

 

 

◆『アスねこ雪まつり』◆

 

「見て見て、アスカちゃん! 雪だるま作ってみたの!」

 

 

アスカ

「あっ、すごい。よくできてますね! 特に、えっと、このねこみみが可愛いです!」

 

 

「えへへ、でしょ。頑張って作ったからね」

 

 

アスカ

「こっちは、えっと、長い耳っぽいものがあるから、雪うさぎかな? つ、つぶらな瞳が可愛らしいですね」

 

 

「えへへ、ありがと。実は、雪うさぎの耳にする葉っぱがなくて、代わりにお弁当とかに使うバランにしてみたんだけど。でも、私が何も言わなくても、雪うさぎだって気づいてくれるなんて。やっぱり相思相愛じゃん」

 

 

アスカ

「そ、そうですね。……期待に応えれてよかったぁ。……あっそうだ! せっかくなので、つぶやいたーに写真を載せてみたらどうかな?」

 

 

「あ、いいね! ……よし、できた」

 

 

『モンスター?』

『雪だるまで福笑いって斬新だね』

『ある意味芸術的ではある』

『耳があるし、これはくまだな』

『たぬきだろ』

『てか、なんでバラン乗ってるの?』

『弁当のおかずだったからじゃね。知らんけど』

『動画とかでよく見る、雪を食べちゃう犬かな?』

『ねこやんけ』

 

 

「……つぶやきを削除っと」

 

 

アスカ

「えっと、私は好きだよ。燦ちゃんの雪だるま」

 

 

「ありがと、お世辞でも嬉しいよアスカちゃん。……寒くなってきたし、そろそろお家に戻ろうっか」

 

 

アスカ

「あっはい。……お世辞じゃないんだけどなぁ」

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

「あっ!? 雪だるまが……」

 

 

アスカ

「解けちゃったね」

 

 

「頑張って作って、アスカちゃんが褒めてくれたのに……」

 

 

アスカ

「燦ちゃん、ちょっとついて来てくれますか?」

 

 

「……うん。別にいいけど、どこに行くの?」

 

 

アスカ

「それはね、キッチンだよ」

 

 

「キッチン?」

 

 

アスカ

「はい、キッチンです。冷蔵庫を開けてみてください」

 

 

「うん、……わあっ!? 私の雪うさぎだ!」

 

 

アスカ

「昨日、天気予報で暖かくなるって言っていたので。流石に雪だるまは大きくて無理だったけど、雪うさぎだけは避難させておいたんです」

 

 

「アスカちゃん、ありがとう!」

 

 

アスカ

「喜んでもらえてなによりだよ」

 

 

「よかったね、雪うさぎ。……でも、雪だるまは解けちゃったし、一匹だけだとなんか寂しい感じがするね」

 

 

アスカ

「じゃあ、仲間をいっぱい作って、寂しくないようにしてあげよっか。今度は私も手伝いますね」

 

 

「うん! 今度は、冷蔵庫が雪うさぎでいっぱいになるくらいたくさん作って、子だくさんな大家族にしようね!」

 

 

アスカ

「あ、あはは……。冷蔵庫の中を占領されるのは、流石に、えっと、困っちゃうかな」

 

 

 

 

 

◆『きゅうこん?』◆

 

アスカ

「燦ちゃん」

 

 

「ん、なぁに?」

 

 

アスカ

「えっと、その、なにか私に言いたいことはありませんか?」

 

 

「言いたいこと? ん~、特にないかな」

 

 

アスカ

「ほ、本当ですか? よく考えてみてください」

 

 

「そう言われても、……あっ、思い出した」

 

 

アスカ

「っ!? あ、ちょっと待って。まだ心の準備が……」

 

 

「ごちそうさまでした。今日の夕飯もおいしかったよ」

 

 

アスカ

「……あっはい。お粗末さまでした。……えっと、それだけ、ですか?」

 

 

「え? えとえと、前より料理上手になったね?」

 

 

アスカ

「むぅ~っ、……ありがとうございます」

 

 

「もしかして、私、なにか間違っちゃった?」

 

 

アスカ

「いえ、そんなことはないけど。……ただ、今日は求婚の日なので、私が勝手に期待してただけなので。……気にしないでください」

 

 

「きゅうこん? ポ○モン? それともチューリップとかお花の?」

 

 

アスカ

「……教えてあげない」

 

 

「あっあっ、アスカちゃん!? 冗談、冗談だから! 私にはアスカちゃんが必要なの。だから、見捨てないでぇ!」

 

 

アスカ

「……もー、こんな情けないプロポーズは初めて聞いたよ。……まったく、私がついてないとだめだめなんだから。仕方ないから、一生面倒見てあげます」

 

 

「あ、あ”す”か”ち”ゃ”~ん”」

 

 

アスカ

「ほら、かわいい顔が台無しだよ。お鼻ち~んできる? ……はい、よくできました」

 

 

「ぐすっ、……私のこと見捨てない? ずっと一緒に居てくれる?」

 

 

アスカ

「はい、もちろんです! 病めるときも健やかなるときも、たとえ死がふたりを分かつとしても、ずっと一緒だよ」

 

 

「……くすっ。それじゃあ求婚じゃなくて、誓いの言葉だよ」

 

 

アスカ

「ふふっ、そうだね。……嫌、でしたか?」

 

 

「くすっ、教えてあ~げないっ♪」

 

 

 

 

 

◆『おえキンのキンは禁止のキン』◆

 

 

                              

黒猫画伯

おえかきキングダムの配信予定はありますか?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「う~ん、今のところ予定はないかな。みんなは配信して欲しい?」

 

 

『配信して欲しい』

『黒猫の動くラクガキ見たい!』

『おえキン助かる』

 

 

「じゃあ、配信してもいいよ。どんな絵を描いても、バカにしないって約束してくれるならね」

 

 

『……』

『今日はいい天気だったね』

『黒猫の絵ってピカソみたいだよね。いい意味で』

『バカにはしないよ。笑いはするけど』

『草って感想はバカにする判定になりますか?』

 

 

「既にバカにしてるじゃん!?」

 

 

『ば、ばかにはしてないよー』

『よっ、天才画伯!』

『ごめんってば』

 

 

「もー。そう言えば、たしかアスカちゃんが、配信でおえかきキングダムやってたよね。私はまだ見てないんだけど見た人いる?」

 

 

『見たよ』

『デフォルメ2頭身黒猫燦が動いてた』

『あれはプロってた』

『たま○っち感があって好き』

『くろねこっち』

 

 

「え、うそ。すごく見たい!」

 

 

『つぶやいたーに載せてたぞ』

『見てないの?』

『古参のファン(笑)』

 

 

「ぐぬぬ……、今日は配信の準備で忙しかっただけだし。いつもはちゃんと確認してるもん。……あっ、これかな? え、すごっ!?」

 

 

『すごいよね』

『グッズで欲しい』

『おえキンのラクガキって、たしかアップロードすればVR機器で動かせたよね』

『つまりくろねこっちが配信で動いてしゃべる?』

『黒猫がくろねこっち化するのか』

『アスカちゃんとの親子共演見てみたい』

 

 

「え、それってほんと? マネージャーさんとアスカちゃんの許可が出たら、試してみたいかも!」

 

 

『楽しみ』

『くろねこっちデビューきちゃ!』

『私は構いませんよ』立花アスカ✓

 

 

「やったぁ! あ、じゃあ、せっかくだし、私もあすかっちを用意するっていうのはどうかな!」

 

 

『止めとけwww』

『余計なことするな』

『えっと、それは流石にちょっと……』立花アスカ✓

 

 

「なんでさ! って、アスカちゃんまで!? もぅ、絶対に明日のおえキン配信で、あっと言わせてやるからな!」

 

 

『配信助かる』

『別の意味であっと言いそう』

『あはは……、お手柔らかにお願いします』立花アスカ✓

 

 

 

 

 

◆『550円の使い方』◆

 

 

                              

世界一残念な550円の使い方は?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「あ、これって、つぶやいたーのトレンドに載ってたやつだね」

 

 

アスカ

「たしかに見覚えがありますし、恐らくそうだったと思います」

 

 

「でも、550円かぁ。アスカちゃんはなにか思いついた?」

 

 

アスカ

「ん~、残念とはちょっと違いますが。たとえば、ゲームがセールのときに、山、壺おじいさん、私の鯉、たき火を衝動買いするとか?」

 

 

「うわぁ」

 

 

『残念というかもったいない使い方』

『夢の残念セットwww』

『なんでや! 多くのVtuberが遊んだ有名なゲームだろ!』

『まぁ、ある意味で有名だね』

『衝動買いって、どんな衝動だよwww』

 

 

アスカ

「燦ちゃんはなにか思いつきましたか?」

 

 

「う~ん。あ、550円で思い出したんだけど。昔、冬に自販機でココアを買おうと思って、財布を開けながら近寄っていったら、滑って転んで550円くらい見つからなかったことがあるんだよね」

 

 

アスカ

「えっと、それはなんといいますか。ご愁傷さまでした?」

 

 

『ぽん』

『いや、使ってないじゃん』

『お金をドブに捨てないで』

『かわいそう助かる』

『残念な使い方じゃなくて、残念に使う方なんだよなぁ』

 

 

「は? そこはアスカちゃんみたいに慰めるところだろ。そんなんじゃモテないよ?」

 

 

『余計なお世話』

『黒猫にモテても……』

『黒猫以外には優しくしてるから大丈夫』

『てか、アスカちゃん慰めてたか?』

『語尾に?がついてたぞ』

 

 

「いや、私にも優しくしてよ!?」

 

 

『じゃあ、はい』¥550

『草』

『550円分の優しさwww』

『あのとき捨てられたお金です』¥550

『もしかして、黒猫へのスパチャボケが一番残念な使い方じゃね?』

 

 

「うっ、否定できない。てか、分かってるなら普通にスパチャしてよ」

 

 

アスカ

「ふふっ、みんな燦ちゃんのことが好きだから。きっと照れ隠しなんだよ」

 

 

「へぇ~、そうなだったんだ。にやにや」

 

 

『ちちちちげぇーし!!! 大好きだなんて思ってないし』¥550

『黒猫のことなんて好きじゃないもん! 大好きだもん!』¥550

『大好き』¥550

 

 

「ちょっ、待って! 急にそういうこと言われると、ど、どんな顔すればいいか分からなくなるじゃんかぁ」

 

 

アスカ

「あは、顔真っ赤だよ?」

 

 

「あ、アスカちゃん! それはバラさなくていいから!」

 

 

『かわええ』

『防御力0か!』

『ごめん訂正するわ。一番有用な使い方だったわ』

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。