あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(261~265)

◆『マヨちゅっちゅ』◆

 

「そう言えば、今日はマヨネーズの日なんだって。それで、テレビでマヨネーズに一番合う食材ランキングをしてたんだけど。アスカちゃんは、マヨネーズになにが一番合うと思う?」

 

 

アスカ

「ん~。一番を決めるとなると、難しいかな。燦ちゃんはどうですか?」

 

 

「えへへ、実は私も決められないかも。しょうゆに、明太子に、わさびとか。なんにでも合うもんね」

 

 

アスカ

「ですよね。あとは、食材ではありませんが、炒め物とかにも使えますし」

 

 

「え、そうなんだ。そういう組み合わせもあるんだね。そのままかけてもおいしいし、マヨネーズってほんとにすごい!」

 

 

アスカ

「ふふっ、そうですね。あっ、ほら。よそ見しながら食べるから、口元にマヨネーズついてるよ?」

 

 

「え、どこどこ?」

 

 

アスカ

「あっ。もぅ、手で拭わないの。すぐに取ってあげるから。目、閉じて、動かないでくださいね」

 

 

「??? う、うん?」

 

 

アスカ

「……ぺろっ」

 

 

「ぴゃっ!? あああアスカちゃん!?」

 

 

アスカ

「あは、きれいに取れました」

 

 

「たっ、た、たしかにきれいに取れたけど……」

 

 

アスカ

「ふふっ。燦ちゃんとマヨネーズの組み合わせって、意外と合うんだね」

 

 

「ぁぅ」

 

 

アスカ

「……もう一回。味見、してもいい?」

 

 

「えっと、それは、その……恥ずかしいというか、えと、……なんていうか」

 

 

アスカ

「……だめ、かな?」

 

 

「うっ。…………ら、ランキングのため、だもんね」

 

 

アスカ

「は、はい! ほんとにマヨネーズに合うのか、確かめるためですからっ!」

 

 

「じっ、じゃあ。しっ仕方ないよね? えと……、あっそれなら。……んっ、めっ、めひははれ?」

 

 

アスカ

「っ!? いっ、いただきます。……んっ、ちゅ」

 

 

「んちゅっ……、えへへっ。タンにマヨって合うんだね」

 

 

アスカ

「ぁう……、やりすぎだよもぅ。……ばかっ」

 

 

 

 

 

◆『おもちゃの燦さん』◆

 

『つぶやいたーのトレンド入りおめでとう』

『トレンドのばいんばいんを押したら黒猫が出てがっかりした』

『本人はばいんばいんじゃないのに詐欺だろ』

『まな板やんけ』

『もう成長しないんだ、ごめんね』

 

 

「や、ばいんばいんだが??? ……はぁ、このやり取り何回目だっけ? そろそろ学習しなよ。てか、みんなさぁ。私が好きだからって、からかったり過度にいじったりするの、そろそろ止めない? そういう男心は理解できるけど、あんまりしつこいと嫌われるよ?」

 

 

『はい???』

『別に好きじゃないが』

『学習するのは黒猫では?』

『だって、黒猫の持ちネタじゃん』

『一発屋芸人の一発ギャグみたいなものだし、売れてるうちに使わないと流行語大賞とれないよ?』

『じゃあ、どんなコメントして欲しいの?』

 

 

「どんなコメント? えっと、……かわいいとか?」

 

 

『なんで疑問形?』

『取り敢えず、褒めればいいってことだな』

『なるほど。今日もかわいいぞ』

『かわいい』

『ユーアーキュート!』

 

 

「そうそう、それ! 我、美少女Vtuberやぞ! ほら、もっと褒めてちやほらしろ!」

 

 

『美少女オブ美少女!』

『バーチャル世界一かわいい!』

『配信できてえらい!』

『生きててすごいぞ』

『どや顔すこすこすこてぃっしゅふぉーるど』

 

 

「そ、それほどでもないしぃ?」

 

 

『調子に乗ってて可愛い!』

『お世辞を真に受けるところがすごい!』

『頭よわよわなのに配信できてえらい!』

『今日も配信遅刻したくせにえらそうにしててばかわいい』

『開始ツイート忘れてるのにドヤっててぽんかわ猫』

 

 

「えへへ、そんなに褒めたってなにもでな……って、よく読んたら褒めてないじゃん!?」

 

 

『バカなのに気づけてえらい』

『え、いま気づいたの? しゅき』

『あほかわいい』

『頭お花畑かよ。えらい!』

『そういうとこ好きだぞ』

 

 

「全然嬉しくないんだが!? 私のさっきの話、ちゃんと聞いてた!?」

 

 

『ごめん、黒猫のかわいい顔しか見てなかった』

『耳が幸せすぎて内容が頭に入らなかったんだ』

『好きだからさ、つい、いじわるしたくなっちゃって』

『愛が重すぎてごめんね』

『こんなこと、推しのお前にしか絶対にしないよ』

 

 

「そ、それなら、しっ仕方ない。……のかな?」

 

 

『ちょろ』

『燦ちゃんが好きなのは分かりますが、いぢわるもほどほどにしてあげてくださいね』立花アスカ✓

『はーい』

『黒猫が本気で嫌がるなら止めるから安心して』

『逆に言えば、余程のことがなければ、ずっといじり続けるってことだよね』

『それは安心って言えるのか?』

『さぁ? でも、黒猫はいじられてなんぼだし』

『みんな、おもちゃは壊さずに遊ぶものだぞ』

『あっ、なるほど。これからは気をつける』

 

 

「その納得の仕方は止めてくれない!? てか、私はおもちゃじゃないんだが!?」

 

 

 

 

 

◆『二人並んで、雛人形?』◆

 

「アスカちゃんが写真撮りたいって言うから、付いてきたけど。記念写真なのに、こんな場所でいいの? ここ、なんの変哲もない階段だよ? 場所、間違ってない」

 

 

アスカ

「いえ、ここで合ってます。寧ろ、ここがいいんです」

 

 

「あ、うん。よく分からないけど、アスカちゃんがいいなら、別にいいんだけどさ。私はどこにいればいいかな?」

 

 

アスカ

「えっと、では、階段の踊り場のところに、……はい、そこに座ってもらえますか?」

 

 

「分かった、ここだね」

 

 

アスカ

「ありがとうございます。そのまま動かないでくださいね」

 

 

「はーい。……あれ? 自撮り棒じゃなくて、セルフタイマーで撮るんだ?」

 

 

アスカ

「はっはい。その……、正面からちゃんと撮りたかったので……。あっ、お隣失礼しますね」

 

 

「うん。……撮れたね。もう動いていい?」

 

 

アスカ

「大丈夫です。ご協力ありがとうございました。……えへへっ」

 

 

「よく分からないけど、どう致しまして? ……因みに聞くけど、記念写真ってなんの記念だったの?」

 

 

アスカ

「えっ、それはその……。ひな、やっぱり秘密です!」

 

 

「ひな? ん~、すごく気になるけど、どうしても秘密なら諦めるよ。でも、その代わりじゃないけど、せっかくだし私にも写真見せて?」

 

 

アスカ

「は、はい。それくらいなら……、どうぞ」

 

 

「ありがとう。……へぇー、綺麗に撮れてるね。そう言えば、今日ってひなまつりだっけ。こうして二人並んでると、私がお内裏さまで、アスカちゃんがお雛さまみたいだね」

 

 

アスカ

「あぅ、さっ燦ちゃん!?」

 

 

「えへへ、なんてね。冗談だよ」

 

 

アスカ

「もっ、もぅー。……バレちゃったかと思ったよぉ」

 

 

「え、今なんて言ったの?」

 

 

アスカ

「ななななんでもないよ!? あ、えっと、ゆっ夕食の準備しないとだから、お先に失礼しますね! 本当にありがとうございました。写真、大事にします!」

 

 

「あ、うん。……なんだったんだろ?」

 

 

 

 

 

◆『二人並んで……』◆

 

 

                              

昨日はひなまつりだったけど

どうだった?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「どうだったって言われても、普通?」

 

 

アスカ

「あはは……。でも、確かに普通でしたね、雛人形を飾って、夜にささやかなお祝いをしたくらいですし」

 

 

『へぇー』

『ちらし寿司たべた?』

『黒猫もひなまつりのお祝いするんだね』

『女の子のお祝いなのに』

『え、黒猫って女の子だったの!?』

 

 

「どっからどう見ても美少女だろ! だから、お前らはちゃんとひな祭りに私を祝え!」

 

 

『???』

『あっはい』

『いみふ』

『まぁ3月3日で燦の日とも言えるし』

『祝うのはいいけど、次の日にちゃんと片付けないと婚期を逃して嫁にいき遅れるぞ』

『待たされるアスカちゃんがかわいそう』

 

 

「うっ。でっでも、既にほぼ一日経ってるんだし、あと一日や二日くらい遅れてもいいよね?」

 

 

アスカ

「燦ちゃん? ……もー、そんな意気込みだと、いつまで経っても片付け終わらないよ。私も手伝うから、頑張ろう?」

 

 

「……はぁーい。……はぁ、別に嫁に行き遅れてもいいんだけど、片付けはしないといけないもんね」

 

 

アスカ

「……燦ちゃんは、結婚したくないの?」

 

 

「ん~、できるなら、好きな子としたいけど。……どちらにせよ、隣にアスカちゃんが居てくれれば、私はそれだけでいいかな」

 

 

アスカ

「燦ちゃん……。うん、私も同じ。結婚したいなんて贅沢言わないから、……ずっと一緒に、そばに居てくれる?」

 

 

「えへへ、もちろん。ずっと一緒だよ」

 

 

『てぇてぇ』

『えんだー』

『もはや告白やん』

『既に結婚してるようなもんだし問題ないな』

『てか、嫁に行き遅れるもなにも、黒猫は婿に行くから関係なかったんや』

『たしかにwww』

『なんにせよ、末永くお幸せに』

 

 

 

 

 

◆『天然もの?』◆

 

 

                              

父親が病気で……

どうしても薬が必要なんだ

だから万病に効くてぇてぇエピソードくれ

 

ましゅまろ

❒″

 

 

「や、そんなエピソードはないから」

 

 

アスカ

「えっと、急に言われても……。あはは、困っちゃうね」

 

 

「だよね」

 

 

『アスねこのてぇてぇは万病に効く。ソースは俺』

『草』

『てか、女の子が二人いるだけでてぇてぇだろ?』

『つまり、どんなエピソードでもてぇてぇってことか』

『試してみれば?』

 

 

アスカ

「う~ん、流石にそんなことはないと思いますが。けど、一応試してみましょうか」

 

 

「そうだね。えっと、じゃあ今日のお昼にうどんを食べに行ったときの話なんだけど……」

 

 

『てぇてぇ』

『父が元気になりました』

『風邪治った』

 

 

「いや、まだ話してないんだけど!?」

 

 

アスカ

「因みに、カレーうどんの汁が服にはねて、その染み抜きをしてあげたときのお話ですね」

 

 

「そうそう。てぇてぇでしょ?」

 

 

『ぽんエピソード』

『てぇてぇというよりあるあるだね』

『(染)み抜き助かる』

 

 

「えぇー、だめ? じゃあ、その帰り道で、段差もなにもない場所で躓いて転んだ話なんだけど……」

 

 

『てぇてぇ』

『おばあちゃんの認知症が治りました』

『受験に合格しました』

 

 

「だから、まだ話してないってば!? あと、受験は関係ないよね!?」

 

 

アスカ

「あはは……。えっと、これは転んで擦りむいた膝に、絆創膏を貼ってあげたお話ですね」

 

 

『ぽんじゃん』

『ちゃんと消毒した?』

『唾つけとけば大丈夫』

『つまりアスカが黒猫の膝をぺろぺろした?』

『消毒助かる』

『てか、エピソードも胸も小学生なんだが』

 

 

「は???」

 

 

アスカ

「まぁまぁ、落ち着いて燦ちゃん。あんまり大きな声出すと、膝の傷に響いちゃうよ」

 

 

「いや、流石に膝の傷に響くことはないと思うけど……。まぁ、それはさておき、あのときはありがとね」

 

 

アスカ

「ふふっ、どう致しまして。燦ちゃんがまた怪我したときは、痛いの痛いの飛んでいけ、してあげるからね」

 

 

「えへへ、楽しみにしてるね」

 

 

『いや、それは楽しみにしたらだめだろ』

『小学生だと思ったら幼稚園児だったか』

『ちゃんとてぇてぇできてえらい!』

『やっぱりてぇてぇは養殖じゃなくて天然ものに限るな!』

『養殖は草』

『天然と養殖の違いはよく分からないけど、てぇてぇがいいってことは分かった』

『万病に効くてぇてぇをありがとう』

 

 

 

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