あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(266~270)

◆『ろりっても燦』◆

 

「つぶやいたーのトレンドを見てたら面白そうなの見つけたよ。名前の最初2文字を、ろりに変えると面白いんだって」

 

 

アスカ

「そうなんですか? 私の場合は、立花アスカなので、ろり花アスカですね」

 

 

「じゃあ私は、黒猫燦だから、ろり猫燦だね」

 

 

アスカ

「……これって面白い、のかな?」

 

 

「おもしろ、くはないね。う~ん、つぶやいたーだと盛り上がってたんだけどなぁ」

 

 

アスカ

「あっ、で、でも。面白いとは違うかもだけど、ろり猫燦ちゃんは、私のとは違って響きがかわいいと思います!」

 

 

「いやいや、そんなことないよ。ろり花アスカちゃんだって、えっと、小っちゃい花っぽくてかわいいよ!」

 

 

アスカ

「そう、かな? ふふっ、嬉しい」

 

 

「えへへ、喜んでもらえてよかったぁ。……あ、そうだ。せっかく名前だけでもろりになったことだし、二人でろりっぽいことなにかしようよ」

 

 

アスカ

「ろりっぽいこと、って、なんですか?」

 

 

「え、……そう言われるとなんだろ? えとえと、お医者さんごっことか?」

 

 

アスカ

「……燦ちゃんのえっち」

 

 

「ち、ちがっ!? 待って、違うから! 変な意味じゃなくて、あっあっ!?」

 

 

 

 

 

◆『怪我の功名?』◆

 

アスカ

「あれ、燦ちゃん? 袖のボタンが取れかかってますよ」

 

 

「え、……あっほんとだ」

 

 

アスカ

「時間もあるし、すぐに直しちゃおっか。針と糸を持ってくるから、少しだけ待っててくださいね」

 

 

「うん、ありがと」

 

 

アスカ

「……お待たせしました。さて、本当は脱いだ方がいいのですが、すぐに終わらせるので、そのまま動かないでね」

 

 

「あ、うん。……チュッ」

 

 

アスカ

「ひゃあ!?」

 

 

「あ、ごめんアスカちゃん!? おでこが目の前にあったからつい!」

 

 

アスカ

「あぅ、いっいえ。だっ、大丈夫です、っ」

 

 

「あああアスカちゃん、針で指からちっ血が!? えとえと、絆創膏?! は近くにないしっ。あっあっ、どどどどうしよっ!? ……そうだ! あむっ!!!」

 

 

アスカ

「さっ、燦ちゃん!? い、犬や猫じゃないんだし、指をくわえて傷口を舐めなくてもっ……」

 

 

「んっ、ちゅっ、だってぇ……」

 

 

アスカ

「もぅ。……ふふっ、でもありがとうございます。あの、……だけどね、燦ちゃん。そんなに舐められると、その、指がっ、……んっ、ふやけちゃうよぉ」

 

 

「んちゅ、っ、……えへへ。傷が塞がるまでの辛抱だから、ね?」

 

 

アスカ

「もー、仕方ないなぁ。……傷が塞がるまで、だよ?」

 

 

「うんっ!」

 

 

 

 

 

◆『生も、好き』◆

 

 

                              

生チョコの生ってなに?

固まる前の状態ってこと?

それともカカオ豆なの?

おしえて黒猫てんてー!

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「や、私に聞かれても。そもそも先生じゃないし。アスカちゃんは知ってる?」

 

 

アスカ

「たしか、生チョコの生は、生クリームのことだったと思います。全体の10%以上が生クリームと水分なら、生チョコと定義される。だったかな?」

 

 

「へぇー、そうなんだ」

 

 

『初めて知った』

『ためになったねぇ~』

『あすかてんてーすごい!』

『黒猫、先生やめろ』

『じゃあ、生クリームが99%でチョコが1%でも生チョコなの?』

『それはもうチョコ風味の生クリームやん』

 

 

「それにしても、生ってつくもの多いよね。生キャラメルに生ハム。生春巻きに生乳」

 

 

アスカ

「あはは……。うん、たしかに多いよね。最後のはちょっと違うかもだけど」

 

 

『食べ物ばっかやん』

『なまちちはえちち』

『間違いではないけど、一般的にはせいにゅうが正解』

『黒猫好きだもんね』

『男ならみんな好きだぞ』

『つまり黒猫は……』

『こんなに可愛い子が女の子のはずないじゃないか!』

『褒めてるようで褒めてないの草』

 

 

「じゃあ、次の生ましゅまろ食べるね」

 

 

 

 

                              

生、好き?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「え? 生、好きだよ」

 

 

『草』

『淫猫じゃん』

『生いいよね』

『黒猫は生派!』

『……ふぅ』

『てか、生ましゅまろってなに? だれかツッコめよ』

 

 

「え、あっちがっ!? 生は好きだけど、そういう意味じゃなくて!」

 

 

アスカ

「そういう意味って、どういう意味なんですか?」

 

 

「うえっ!? えっと、それはその……」

 

 

アスカ

「その?」

 

 

「え、えっと。それは、生で、……配信。そう、生配信だけが好きって意味じゃないってこと! ほら、アスカちゃんってデビュー前は動画投稿がほとんどだったでしょ? だから、生配信はもちろん好きだけど、動画勢として活動してた頃のアスカちゃんも好きって話だよ!」

 

 

アスカ

「燦ちゃん……。えへへ、嬉しいっ!」

 

 

『勢いで誤魔化してて草』

『そんな話だっけ?』

『捏造されてて草』

『いい話だなー』

『さりげない古参アピール、俺じゃなきゃ見逃してたね』

『てぇてぇ』

 

 

アスカ

「う~ん、じゃあ私は生派ってことになるのかな? 燦ちゃんって、生でばっかりするし」

 

 

「……へ?」

 

 

アスカ

「あっでも勘違いしないでくださいね! 燦ちゃんがしてくれるんだったら、生でも、そうでなくても。その……、してくれるだけで幸せですし。……好きだから。……あぁもう、恥ずかしぃよ」

 

 

『あっ』

『あぁーあ。これは黒猫のせいだぞ』

『だれか切り抜き頼む』

『黒猫、避妊はちゃんとしてもろて』

『責任とりなー』

『これどうすんの?』

 

 

「はい、この話は終わり! ここはアーカイブにも残らないし、お前たちは見てもないし聞いてもいない! いいね!?」

 

 

『アッハイ』

『それはいいけど、説明責任を果たしてもろて』

『記録には残らなくても記憶には残るんだよなぁ』

『よし分かった。アスねこは生も好き、と。覚えた』

『忘れろビームしなきゃ』

『対価は?』

『謝罪動画はまだですか?』

『アスねこ、もっと生で(配信)しろ』

 

 

アスカ

「生でしてるよね?」

 

 

「……アスカちゃんはちょっと黙ってよっか。うん、ほんとお願いだから。ね?」

 

 

アスカ

「??? はい、よく分かりませんが分かりました」

 

 

 

 

 

◆『サンキュウ』◆

 

「アスカちゃん、いつもありがとう!」

 

 

アスカ

「いえいえ。いつも燦ちゃんには、たくさんのものを貰ってますし。こちらこそ、ありがとうだよ」

 

 

「えへへ、感謝を言葉にして伝えるって、ちょっと気恥ずかしいけど。……でも、すごくいいよね」

 

 

アスカ

「はい、そうですね。だからこそ、今日みたいな日に、普段なかなか言えない感謝を伝えることが大事なのかもしれませんね」

 

 

「感謝の日に感謝だね」

 

 

アスカ

「ふふっ、そうだね」

 

 

「あっ、そう言えば、アスカちゃんに日頃の感謝を込めてプレゼントを用意してたんだった。えっと、……はい、これ。安全祈願のお守りだよ!」

 

 

アスカ

「わあっ、ありがとうございます! すごく嬉しいです。あっでも……」

 

 

「でも?」

 

 

アスカ

「えっと、このお守り。安全祈願じゃなくて、安産祈願、だよ」

 

 

「……」

 

 

アスカ

「……」

 

 

「あ、安産もだだだ大事だから……」

 

 

アスカ

「そ、そうだよね。将来、必要になるものだし。燦ちゃんが望むなら、元気で丈夫な赤ちゃんをたくさん産みますね! ところで子供は何人欲しいですか? 私は最低でも三人かな。やっぱり賑やかな方がいいもんね! あっでも、一人で子育てできるかなぁ。そこはちょっと不安かも」

 

 

「えっと、そのときは私も産休を取って、一緒に子育てするから……」

 

 

アスカ

「あは、……よかったぁ。それなら野球ができるくらい子供ができても大丈夫だね!」

 

 

「え、いや。流石にその人数を養うのは、お金が……、あっはい。ガンバリマス」

 

 

 

 

 

◆『こっちむいて?』◆

 

「アスカちゃん」

 

 

アスカ

「はい、なんですか?」

 

 

「あっちむいて、ほい!」

 

 

アスカ

「ほい?」

 

 

「やった、私の勝ちだね」

 

 

アスカ

「むぅー、急になんだもん。……ずるい」

 

 

「ずるくないもん。これも戦略だよ。戦略。ほら、次はアスカちゃんの番だよ」

 

 

アスカ

「……燦ちゃん。あっちむいてほいの直後に、キスするので、キスして欲しいところを私に向けてくださいね」

 

 

「えっキス!? ちょ、ちょっとまっ」

 

 

アスカ

「因みに、あっちむいてほいに負けたら罰ゲームだからね。あっちむいて……」

 

 

「まっちょ、んっ……」

 

 

アスカ

「んっ、……えへへ。正面だったので、私の勝ちですね。罰ゲームはなににしようかな?」

 

 

「こ、これはずるいよ! それにまだ一対一だし」

 

 

アスカ

「ん~、そうですか? ふふっ。じゃあ、もう一回あっちむいてほい、しよっか?」

 

 

「……キスは?」

 

 

アスカ

「キス、して欲しいの? あは、……じゃあこっちむいて?」

 

 

「んっ。……えへへ、負けちゃった」

 

 

 

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