あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(16~20)

◆『反省する猫』◆

 

「ふへぇ~、昨日は酷い目に遭ったよ。いや、私が原因なんだけどさ」

 

アスカ

「あはは……、それは災難でしたね」

 

「はにゃ~ん、アスカちゃんだけが癒しだよ。ちょーっと、名前を借りただけなのにさ。みんなして酷いと思わない?」

 

アスカ

「う~ん。でも、流石に悪の組織の一員にされたら、怒るのも仕方ないと思うけどなぁ」

 

「えと、アスカちゃん? 勘違いしていると思うから一応言うけど、怒られたんじゃなくて、めっちゃ続きを書くように催促されてクタクタなんだよね」

 

アスカ

「あれ、そうなんですか? てっきり私、……あぅ、早とちりするなんて恥ずかしいな」

 

「まぁ、きりん先輩や結からはやんわりと注意されたし。マネージャーさんは、うんあれだし。あながち怒られたっていうのも間違いじゃないからさ。……はぁ、なんだか思い出しただけで憂鬱になってきたかも」

 

アスカ

「えっと、そうだ。それじゃあ、他のメンバーの方々はどんな反応だったのですか?」

 

「……祭先輩に、次は負けないからって言われたし。ラビリット先輩は巨大ロボットに乗りたいって。魔法少女ものなのに。あと、神夜姫先輩はますこっと枠がいいって無茶言うし、あるてまのボスがやりたいってアルマ先輩が勝手に立候補するし。あっ、相葉先輩からは、魔法少女の味方をする謎の仮面の戦士を頼まれたんだった。それと、にわ先輩は神出鬼没な情報屋のマスターで、べんとー先輩は、半額弁当が食べれるなら何でもいいって一番扱いに困ること言われたんだよね。まぁ、こんな感じかな」

 

アスカ

「あ、あはは……。完成したら、超大作になりそうだね」

 

「いやいや。私、素人なんだけど! てか、みんな好き勝手言い過ぎじゃん!」

 

アスカ

「それだけ燦ちゃんを信頼してる、慕っているってことなんだよ。……たぶん」

 

「そこはちゃんと言い切ってよ、アスカちゃん!」

 

アスカ

「あは、私は間違いなく信頼してますし、慕ってもいますよ」

 

「ごっ、ごまかすの禁止! いぢわるばっかり言うアスカちゃんは嫌いになるからね。ちゃんと反省するように」

 

アスカ

「はーい。ちゃんと反省します」

 

はぅ、あっアスカちゃん。これ、壁どn……」

 

アスカ

「反省のポーズ、ですよ? お猿さんがしているの、見たことありませんか?」

 

「なんか違うようなっ、あっあっあっ、ごめんなさい。もう許して……

 

アスカ

「う~ん、どうしようかな。燦ちゃんが、ちゃんと反省できたらね。はい、反省のポーズは?」

 

「うぅ……、反省してます。にゃん」

 

アスカ

「よくできました。反省できて、えらいね」

 

「でへへ、……ってなんか違わない!?」

 

 

 

 

 

◆『絵心ない芸人猫』◆

 

「視聴者に煽られて、おえかきの海をやることになったけど。はぁ、気が進まないなぁ」

 

 

『頑張ってください、燦ちゃん。どんな絵でも私が正解しますから!』立花アスカ✓

 

 

「アスカちゃん……。そうだ、私には一番の理解者であるアスカちゃんがいるんだ! もう何も怖くないっ!

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

『やっぱり画伯だなって』

『一つ目おやじ』

『真実はいつも一つ! パンダに違いない!』

『大きさからして巨神兵だろ』

『因みに、アスカちゃんの見解は?』

 

 

「うぎぎっ、最初からお前らに期待してないし! お願い、アスカちゃん。届け、私の想いっ!」

 

 

『えっと。バク、かな?』立花アスカ✓

 

 

「………………威嚇中のオオアリクイ」

 

 

『アッハイ』

『下の小さいのはアリだったのか』

『確かにお腹黒いけどっ! それ腹巻きじゃん!』

『コレハオオアリクイデス、ハイ』

『オオアリクイに謝って!』

 

 

「アスカちゃ~ん?」

 

 

『えっと、あはは……。ごめんなさい』立花アスカ✓

 

 

「もーっ! おえかきの海は終わりっ! はい、ましゅまろ読むぞ」

 

 

『あ、逃げた』

『ましゅまろ助かる』

『残念です』立花アスカ✓

 

 

「えと、なになに。どうして黒猫さんは絵が下手なんですか? 幼稚園からやり直したらどうですか。って、喧しいわ! 下手じゃないし! 個性的なだけだが!」

 

 

『自爆芸かな?』

『ノリツッコミ?』

『個性的なのは認めてるんだな』

『くろねこさんさんさい』

『アスカままとセットで見たい』

『アスカしぇんしぇー』

 

 

『燦ちゃん。次はアスカ先生と一緒にお絵描きしましょうね』立花アスカ✓

 

 

「はーい、あすかしぇんしぇー! ……え、なにこの流れ」

 

 

『さぁ』

『ろりボイス助かる』

『ぼくもおえかきしゅる』

『もう一回遊べるドン!』

『おえかきから逃げるな』

『アスカちゃん鬼畜や』

 

 

 

 

 

◆『6月も最後なので』◆

 

アスカ

「突然ですが燦ちゃん。漢字の問題です」

 

「ホントに突然だね。いや、いいんだけどさ」

 

アスカ

「じゃじゃん。この漢字はなんて読むでしょう」カチッ

 

 

 

『血痕』

 

 

 

「えと、けっこんだよね」

 

アスカ

「はい、正解です。では、次の問題です。じゃん」カチッ

 

 

 

『仕様』

 

 

 

「しよう、だね」

 

アスカ

「またまた正解です。それでは次が最後です。ででんっ」カチッ

 

 

 

 

『飛鳥』

 

 

 

 

「あすか、なのは分かるんだけどさ」

 

アスカ

「はい、これで全問正解ですね」

 

「漢字クイズにしては簡単すぎない?」

 

アスカ

「そ、そんなことありませんよ。あっ、急に用事を思い出したので失礼しますね!」

 

「え、アスカちゃん!? ……行っちゃった」

 

 

 

後日

 

 

 

燦?

『けっこん、しよう、あすか』

 

アスカ

「えへ、えへへっ。もう一回、もう一回だけ」

 

燦?

『けっこん、しよう、あすか』

 

アスカ

「あは。はい、喜んで! きゃーっ!

 

 

 

 

 

◆『海猫、山猫、家猫、素猫?』◆

 

 

 

今年の夏は海猫燦と山猫燦、どっちになりますか?

 あと、アスカちゃんはどっちの燦ちゃんが見たいですか?

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

 

「どっちにもならないが! てか、海猫ってもう猫じゃないし!?」

 

アスカ

「あはは……。きっと、海派なのか山派なのか、ってことを質問しているんだと思いますよ。因みに、海猫はチドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥ですね」

 

「流石アスカちゃん! この分かりづらいまろを読み解くなんて。私は普通にくそまろかと思ってたのにさ」

 

 

『こくごよわよわねこ』

『そもそもにゃって言わないから猫じゃないだろ』

『アスカ先生の解説助かる』

『メガネ似合いそう』

『にゃって言ったり言わなかったりしろ』

 

 

「は? ちゃんと猫だし。猫だからってさ、いつもにゃって言うと思わないで欲しんだが」

 

 

『いや、元々そういう設定だったじゃん』

『キャラ設定否定するなよ』

『キャラ設定は置いてきた。この戦いについていけそうにないからな』

 

 

アスカ

「はいはい。燦ちゃんは可愛らしい子猫ですので話を戻しましょうね」

 

「……はーい」

 

アスカ

「それで、結局のところ燦ちゃんは海派ですか。それとも山派ですか?」

 

「えと、いっ家派? 海も山も陽キャがうぇーいしてる嫌なイメージしかないし」

 

アスカ

「え、えっと、……その答えはちょっと。どう反応していいか困っちゃう、かな」

 

あっあっあっ、今のなし! えと、やっぱり夏と言えば海だよね! アスカちゃんの露出度の高い姿を合法的に見れるし!」

 

アスカ

「燦ちゃん……」

 

うぇ!? 今のもなし! 水着っ! アスカちゃんの可愛い水着がね、その、アレでそれだから……」

 

アスカ

「……うれしい! 私も、海がいいなって思ってたんです。水着を着た燦ちゃんを、見たいなって」

 

「え、アスカちゃんも!? これってやっぱ相思相愛じゃん」

 

 

『エンダー』

『おめでとう』

『俺も水着黒猫燦みたい』

『デッサンでいいから! 誰か頼む!』

『ぺったんに似合うスクール水着でよろ』

 

 

アスカ

「でも、露出度の高い姿を合法的に見れるっていうのは、そのっ、よくないと思うかな」

 

「うっ、だよね」

 

アスカ

「そういうのは……ごにょごにょ(二人っきりのときに、ね)

 

はあぅ!? ……うん、それまで我慢する」

 

 

『最後なんて言ったんだ』

『ミュート助からない』

『何を我慢するんだよ』

『何はともあれ、てぇてぇってことだけは俺にも分かった』

『上に同じ』

『同感』

 

 

 

 

 

◆『水着選びは慎重に』◆

 

アスカ

「むぅ、こうなったらじゃんけんで決めましょう」

 

「望むところだよ」

 

 

アスカ&燦

「「じゃんけん、ぽん」」

 

 

アスカ

「チョキなので、私の勝ちですね」

 

「うぐぐっ、……負けた」

 

アスカ

「それでは、私の選んだこの水着を試着してくださいね?

 

「むっ無理だから! やっぱ今の勝負なし! そうだ、三回勝負。三回勝負にしよう!」

 

アスカ

「だめです。もうっ、往生際が悪いよ」

 

「だってそれ、学校指定にもなってる、子ども用のスクール水着じゃん!」

 

アスカ

「はい、そうですよ。あ、あとでちゃんとゼッケンもつけるので、海で迷子になっても安心ですね」

 

「そうじゃないってば! 私、高校生。これ、小学生用。あんだーすたん!?」

 

アスカ

「……ふふっ。ごめんなさい、冗談です。燦ちゃんの反応が面白くて、つい」

 

「もうっ、もーっ! アスカちゃん!」

 

アスカ

「あは、謝るから許してください。ちゃんと燦ちゃんに似合う水着を選びますから」

 

「むむっ、信じるからね! 今度こそちゃんと選んでよ!」

 

アスカ

「はい、任せてください。……あ、この水着可愛いし、燦ちゃんに似合いそうですよ」

 

「あ、可愛い。って、それはペット用だよ!」

 

 

 






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