あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『なにか匂います』◆
燦
「あ、そうだ! アスカちゃん。せっかく映える料理なんだし、写真をつぶやいたーにアップしていい?」
アスカ
「店内での撮影も大丈夫みたいですし、私は構いませんよ」
燦
「ありがと。じゃあ、こっちに皿を移動して、……できた!」
| 黒猫燦@あるてま2期生/@kuroneko_altm ランチなう うまうまっ |
| @ ↺ ♡ … |
| Reply to @kuroneko_altm |
『なうって古くね?』
『黒猫がおしゃれな店でランチ、だと!?』
『ランチにパンケーキとか女子か!』
『ねこなのに馬?』
『食べる前に撮れよwww』
『歯型助かる』
『てか、一人じゃないよね』
『わざと二人分写すとか匂わせかな?』
燦
「匂わせ??? ……あっあっ、どうしよ!? 匂わせしちゃった!?」
アスカ
「燦ちゃん、落ち着いて」
燦
「落ち着いてって言われても!? 早く釈明するか呟きを消さないと、また炎上して、……あれ? 炎上してない。なんで???」
『どうせアスカちゃんだろ』
『デートてぇてぇ』
『黒猫に彼氏とかないから』
『仮にいてもレンタル彼氏』
『女好きの淫猫だぞ』
『そもそも男にモテると思うか?』
アスカ
「え、えっと。炎上してなくてよかったね。でいいのかな?」
燦
「なんか納得いかないけど、取り敢えずよかったぁ」
『てか、デートの相手って、本当にアスカちゃんなのかな?』
『新しい女だったりして』
『あぁー、ないとは言い切れない』
『浮気だめ、絶対』
『黒猫の場合、何股かし過ぎて、誰とランチしててもバレたら刺されそう』
燦
「……うっ、浮気はしてないけど。つぶやくときはもっと気をつけるようにしよう。ほんとに、刺されるようなやましいことはないけど。い、一応ね」
アスカ
「??? そうですね、気をつけるに越したことはないですね」
◆『エイプリルフールのご報告』◆
『緊急記者会見ってなんぞ?』
『エイプリルフールに大事な報告ってことは……』
『あっ察し』
『流石に引退はないと思うけど』
『杞憂民が杞憂しちゃう』
燦
「いつも応援して下さっているリスナーのみなさま。そして関係者のみなさま。本日はお忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございます」
『始まった』
『あれ、アスカちゃんもいるぞ?』
『まさかの保護者同伴謝罪会見!?』
『くそ棒読み……』
『台本読めてえらい!』
燦
「私事ではありますが、この場を借りてご報告させていただきます」
『わたしごと?』
『しじだぞ』
『わたくしごとじゃないの?』
『わくわく』
『謝罪なら号泣しないと』
『土下座の準備はできてるか?』
燦
「私、黒猫燦とこちらにいる立花アスカは、本日を持ちまして入籍し、夫婦になったことを、ご報告させていただきます」
『ま?』
『にゃ!?』
『はい、嘘乙』
『昨日の匂わせは伏線だったのか』
『俺的にはまだ結婚してなかったことに驚きなんだが』
記者
『プロポーズはどちらが?』
アスカ
「えっと、その、燦ちゃんからでした。……あぅ」
燦
「そ、そうだったね。うぅ、はずい」
記者
『プロポーズの言葉は?』
アスカ
「それは、えっと、燦ちゃんの口からお願いします」
燦
「うえっ!? えっえっ、台本とちがっ、じゃなくて。私が言うの!?」
アスカ
「だって……、こんな機会あまりないですし。せっかくなので、燦ちゃんにプロポーズして欲しいんだもん。……だめ、ですか?」
燦
「あぅ。だめ、じゃないけど……。うぅ~。……ご、ごほん。えっとその。これからは、黒猫アスカとして、ずっと一緒に居てくれませんか?」
『てぇてぇ』
『えんだあぁぁぁあああ』
『むずかゆくなってきた』
『ブラックコーヒーくれ』
『プロポーズできてえらい!』
『台本言ってたけど、まぁいっか』
記者
『寿退社するとのうわさもありますが?』
燦
「私は引退の予定はありません。ですが、アスカちゃんは……」
アスカ
「はい! 本日を持ちまして、私、立花アスカはVtuberとしての活動を引退します。そして、あるてま所属の黒猫アスカとして新たにデビューすることを、この場を借りてご報告させていただきます!」
『おぉ!?』
『アスカ、あるてまるのか!?』
『個人からあるてまに移籍かぁ』
『うぅ、よかった。よかったね』
『これからも応援するからな』
アスカ
「今まで応援し、支えて下さったリスナーのみなさまには感謝しかありません。今後は立花アスカではなくなりますが、新たな門出を温かい目で見守っていただけると嬉しく思います」
燦
「これからも、夫妻共々よろしくお願いします!」
司会
『それでは、最後は二人の新たな門出を、ライスシャワーでお祝いしましょう。みなさま、盛大な拍手、またはお祝いコメントをお願いします』
燦
「みんな、今日はありがとー。ばいにゃー」
アスカ
「お疲れさまでした!」
『8888』
『おめでとー』
『米ントだけに、ライスシャワーでお祝いってか』
『で、ネタばらしは?』
『エイプリルフールに嘘をついていいのは午前までだぞ』
『つまり、今日の報告はぜんぶ真実ってことに……。え?』
◆『私はねこではありません。ねこの画像を全て選んでください』◆
アスカ
「燦ちゃんの写真を撮ってもいいですか?」
燦
「写真? それくらい別にいいけど、急にどうしたの?」
アスカ
「えっと、これに応募してみたいなって思いまして」
燦
「猫耳風目薬のデザイン募集?」
アスカ
「はい! 目薬の蓋の部分が、ねこさんの耳みたいになってて、すごくかわいいんですよ! そのデザインの募集が始まるみたいで、飼い猫の写真をつぶやいたーで投稿すると応募できるんです」
燦
「へぇー。……ん? あれ、飼い猫???」
アスカ
「はい」
燦
「私の写真、使うんだよね?」
アスカ
「だめ、かな?」
燦
「え、いや。だめじゃないけど。私の写真で大丈夫なの?」
アスカ
「大丈夫です! 燦ちゃんは、とってもかわいいねこさんだもん。だから、自信を持ってください!」
燦
「あ、うん。そうじゃなくて……。根本的な問題があるというか」
アスカ
「え? 燦ちゃんは国内に住んでるし、あっ。未成年だから保護者の同意が必要だもんね。あとは、事務所に所属している場合は、事務所の承認が必要なんだって。うん、これで問題解決だね!」
燦
「いや、あの。私、ねこじゃなくて、猫耳の生えたJKなんだけど……」
アスカ
「??? でも、応募条件は満たしてるよ?」
燦
「た、たしかにそうだけど。製薬会社が困っちゃうから、今回は止めておこっか。ね?」
アスカ
「燦ちゃんがそう言うなら……。ところで、製薬会社から案件が来てたりしませんか? たとえば、目薬のキャップのデザインとか」
燦
「あ、あはは……。えっと、たぶん来てないと思うよ」
アスカ
「そう、ですか。……はぁ、残念です」
◆『と○ろいるもん!』◆
燦
「こんばんにゃー。今日は、リスナーのみんなから募集していたサムネ用のイラストを紹介していきます」
『8888』
『たのしみ』
『神絵師降臨しそう』
『えちちなのある?』
『え、せんしちぶなイラストもあるって!?』
『BANされそう』
燦
「それはないから。まったく、もう。はい、気を取り直して、まずはこちらのイラストです。じゃん!」
『かわいい』
『パン、2、○、三重』
『ミャーチューブくんは見ちゃダメ』
『あるやんけ!?』
『黒猫くんさぁ……もっとやれ!』
燦
「うわっ、すごっ。……このくぼみ? というか、盛り上がりがえちちでいいよね」
『ぱ○つをアップにするな!』
『BANされるぞ』
『怖いものなしか』
『淫猫』
『作者がPAN2じゃないって言ってるし(震え声』
『けしからん! まったく最近の若いものは……ふぅ』
燦
「……ふぅ。じゃあ、次のイラストね」
『ふぅ、じゃないが』
『黒猫お前もか!』
『アスねこらぼの時間だぁぁぁあああ!!!』
『水着姿で手を繋いで抱き合うとかてぇてぇ過ぎるだろ』
『差胸助かる』
燦
「かわいい私も、えちちなアスカちゃんもよきよき。でも、なんでこの季節に水着?」
『さぁ?』
『いいだろ水着!』
『江口は季節を超えるんやで』
『冬に水着キャラが出るソシャゲとかあるし』
『水着イラストはいつ見てもいいものだからな』
燦
「う~ん、まぁいっか。次は、このイラスト」
『あっ』
『やべ』
『謎の白い液体www』
『お巡りさん「出番ですか?」』
『隠せかくせっ!』
燦
「はいアウト!!! あっあっ、私で隠さなきゃ!?」
『ミャーチューブくん、お仕事の時間です』
『よ、ヨーグルトかもしれないし(震え声』
『いいえ、とろろです』
『とろろは草』
『どっちもアウトだろ』
燦
「いや、とろろだとして、なんで私にぶっかける必要あるのさ!?」
『足を滑らせて自分にぶっかけちゃったのかな?』
『黒猫ってばドジっこなんだからぁ』
『とろろいるもん!』
『ト○ロいるもんみたいにいうなwww』
『食べ物を粗末にしちゃ、めっ! ですよ』立花アスカ✓
『そうだぞ』
『黒猫、謝罪して』
燦
「うぅ、ごめんなさい。……って、私、悪くないよね!?」
『謝罪できてえ○い!』
『※このあとスタッフがおいしくいただきました』
『スタッフ(アスカ)が黒猫を食べたって?』
『……ふぅ』
『なんかこのコメント欄、とろろ臭くね?』
『臭いだけに草』
◆『幸せちゅー入しよ?』◆
アスカ
「4月4日の今日は、4合わせの日ということで、幸せの日らしいですよ」
燦
「へぇー」
アスカ
「という訳で、燦ちゃんに幸せのプレゼントですっ!」
燦
「わわっ!? た、たしかに、ぎゅってされて嬉しいけど!?」
アスカ
「ふふっ、幸せ感じてくれた?」
燦
「う、うnひゃい!? み、耳。いま、耳をはむって!?」
アスカ
「だって、ぎゅってするだけじゃ足りないかなって。……どう、ですか?」
燦
「もっもし。た、足りないって言ったら、どっ、どうなるの?」
アスカ
「ん~、そのときは……」
燦
「そ、そのときは?」
アスカ
「……えへへっ、それはあとのお楽しみです」
燦
「ご、ごくりっ。……じ、じゃあ、足りないかも」
アスカ
「あは。じゃあ、もっと幸せをちゅー入しないとね」
燦
「あ、アスカちゃん!? かっ顔、顔がちかっ……」
アスカ
「は、恥ずかしいので。そのっ、目、閉じててね」
燦
「こ、心の準備ががが!? あっあっ、……んっ」
アスカ
「んっ、ちゅ……んぁ。……えへへっ。どう、でしたか?」
燦
「むむむぅ~。……幸せって言ったらここで終わりだけど、アスカちゃんはそれでもいいの?」
アスカ
「そ、それは、……燦ちゃんのいぢわる」
燦
「でへへ、さっきの仕返しだよ」
アスカ
「むぅ~」
燦
「あはは、ごめんって。……仲直りにもう一回、する?」
アスカ
「……ずるいよ。……んっ」