あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『※マッサージです』◆
『ねー、臭いよねー』
『このコメント欄なんか臭わない?』
『流せ流せ』
『メシ食ってるんだけど。話題変えてもろて』
『今日のパ○ツは何色?』
『最近はまってるものは?』
燦
「最近はまってるもの? う~ん、あっ。強いて言うなら、動物の動画を見ることかな」
『分かる』
『AV(アニマルビデオ)!?』
『AV鑑賞いいよね』
『黒猫のAV見たい』
『いま目の前でヤってるだろ』
アスカ
「あ、私もです。特にかわいい系の動物の動画をよく見てます! 燦ちゃんは、どんな動画が好きですか?」
燦
「私は、おバカ系が多いかな? 失敗したりやらかしたりするやつ」
『黒猫と一緒じゃん』
『じゃあ自分の配信見たら』
『黒猫の配信はAVだった?』
『えちち』
『コメディ系じゃ○けない』
『BANされるぞ』
燦
「いや、BANにならないから!? 私、BANされるようなこと、なにもしてないからね!」
アスカ
「まぁまぁ、落ち着いて? ね?」
燦
「むぅ~、アスカちゃんが言うなら……」
アスカ
「よしよし、燦ちゃんはいい子だね。我慢できてえらいです」
『我慢できてえ○い!』
『俺もよしよしして欲しい』
『一週間我慢してる俺の方がえ○いし』
『聞いてないしなんの自慢だよ』
『てぇてぇなぁ』
燦
「えへへ、じゃあもっとご褒美ちょうだい?」
アスカ
「ご褒美ですか? ん~、では、最近はまってて勉強中の、手のマッサージなんてどうですか?」
燦
「手のマッサージ? なんかすごそう。じゃあ、はい。マッサージお願い」
アスカ
「はい、お任せください! えっと、手の、ここにツボがあって……」
燦
「んっ、……そこ、ぃ、痛いけど。気持ちいいかも」
アスカ
「よかった。こっちには別のツボがあって、こうすると……」
燦
「あっ、……っ、んぁ。いい、もっとしてぇ……」
アスカ
「ふふっ、ここがいいんですか?」
燦
「んあっ、あっ、……そこ、気持ち、んぅ、……そんなに、くにくにされたら……、んにゃあっ」
『大音量で聞いてたら家族に冷たい目で見られたんだが』
『声がセンシティブ』
『慌ててイヤホンにした』
『BANされちゃう』
『………………ふぅ』
『マジでナニしてるんだよ!?』
『おてぇてぇのマッサージ』
『これが黒猫のAVか……』
『マッサージしてるだけだからな! 分かってるよね、ミャーチューブくん!』
『マッサージ(意味深)ですね、分かります』
◆『キスシーン、だね』◆
アスカ
「燦ちゃん、よかったら一緒に映画を見ませんか?」
燦
「映画? いいよ。なに見るの?」
アスカ
「これなんだけど、知ってるかな? 最近流行の恋愛映画なんです」
燦
「へぇー、そうなんだ。面白そうだし、はやく見よ!」
アスカ
「ふふっ、ちょっと待ってね。ジュースにお菓子も用意して、と。……これでいいかな? 燦ちゃん、準備ができましたよ。はい、どうぞ」
燦
「えへへ、ありがとう。じゃあ、隣に座るね」
アスカ
「あは、もちろんどうぞ。……では、再生始めます」
燦
「……女の子同士の恋愛映画なんだ」
アスカ
「うん、そうみたいだね。あらすじによると、SNSで仲良くなった男女が、オフ会に参加して、そこで彼が彼女だったことを知るというところから、次第に恋愛に発展していくんだって」
燦
「へぇー、内容が最近の映画って感じだね。……あっ」
アスカ
「えっと……。キスシーン、だね」
燦
「……うん」
アスカ
「……女の子同士って、燦ちゃんは、……いえ、やっぱりなんでもないです」
燦
「私は、……女の子同士でもいいと思う。アスカちゃんは、いや?」
アスカ
「……いやじゃないよ」
燦
「……また、キスシーンだね」
アスカ
「……うん」
燦
「ねぇ。……キス、していい?」
アスカ
「……ぅん、ん……ちゅっ。……えへへっ」
◆『記念という名のトラウマ』◆
燦
「次の記念配信でして欲しいことなにかある? 参考にしたいから、なにかあったらコメントしてね」
『歌ってみた』
『凸待ち』
『激辛料理たべりゅ?』
燦
「歌ってみたはいいよね。まぁ、記念配信まで時間ないし、恥ずかしいからしないけど。凸待ちは、う~ん、0人だったらいやだしなぁ。激辛料理は食べません」
『タランチュラ食べる?』
『じゃあサソリ』
『世界一臭い奴』
『タガメ』
『幼虫』
『コオロギ』
燦
「記念だって言ってるじゃん! 嫌がらせしかないんだが!? や、たしかに、記念配信で罰ゲームっぽいことしてるVtuber多いけど!? 私はやらないからね!」
『いやもいやも好きのうちってね』
『インパクトある方が一生の記念になるじゃん』
『芸人の宿命かと』
『記憶には残るだろ』
『トラウマものだけどね』
『好き嫌いするな』
『じゃあ、ホラーとかは?』
『記念だし3Dホラーしようぜ』
燦
「い・や・だ」
『や・れ・よ』
『く・さ・だ』
『↑顔文字に見えた。見えない?』
『(´・ω・)』
『逆に、なんならしてくれるのさ』
燦
「え? ん~、あっせっかくだし料理配信とか? 練習の成果、みんなに見せたいし」
『あ、結構です』
『タランチュラ食った方がマシ』
『サソリあるんで、間に合ってます』
『激辛食べるんで許して……』
『ま”た”し”に”た”く”な”い”』
『なんでもするから、それだけは勘弁してください!』
燦
「お前らな!? 美少女の、それも推しの手料理なんだから泣いて喜べよ!」
『毒を手作りされてもね』
『毒扱いで草』
『黒猫の料理は料理じゃなくて錬金術だから』
『七色に光ってそう』
『じゃあ推しやめる』
『美少女要素どこ?』
『仮に美少女だとしても、美少女だからってなにしても許されると思うなよ』
『アスカちゃんに許可貰ってから出直してこい』
燦
「ぐぬぬ……。じゃあ、当日はアスカちゃんに立会と、実食をしてもらうってことで。それならいいでしょ!」
『やめてもろて』
『アスカちゃん逃げてー』
『これ以上被害者を増やすんじゃない!』
『えっと、胃薬持参していきますね』立花アスカ✓
『胃薬は草』
『失敗すること前提だ』
『胃薬だけで大丈夫か?』
『救急車呼んでおこう』
『記憶に残るだけじゃなくて(事件として)記録に残る配信になりそう』
『てか、これだとアスカちゃんの記念配信になるじゃん』
燦
「私の手料理は罰ゲームじゃないんだが!?」
◆『かまってにゃん』◆
燦
「……んゅ」
アスカ
「ふふっ。急に抱き着いてきて、どうしたの? もしかしてまだ寝ぼけてるのかな?」
燦
「ん~、……なんとなく?」
アスカ
「そっか、なんとなくかぁ。ふふふっ」
燦
「んにゅ~、きょーのアスカちゃん。おひさまのにおいがする~」
アスカ
「そう、かな? 昨日は天気がよくて、お外で洗濯物を干してたからかもね」
燦
「うへへっ、いいにおいだ~」
アスカ
「あは。今日の燦ちゃんは、一段と甘えんぼさんだね。でも、ごめんね。構ってあげたいのは、やまやまやまこなんだけど。これからお部屋のお掃除しないといかないから……、ね?」
燦
「……やっ」
アスカ
「う~ん、困っちゃったな。でも、お掃除しないとだし……」
燦
「や~だぁ。もっとかまって、かまってほしいにゃん」
アスカ
「っ~~~!? えへっ、えへへっ! しょ、しょうがないなぁ。ちょっとだけ、ちょっとだけだよ」
燦
「んにゃあ、あたまなでて~」
アスカ
「ふふっ、はいはい。こうですか~」
燦
「うにゃ~ん」
アスカ
「にゃでにゃで~」
燦
「ふにゃ~」
アスカ
「ふふふっ、かわいっ」
燦
「んにゃ?」
アスカ
「あは、なんでもにゃいですよ~。はい、ごろごろ~」
燦
「んにゅあ~」
◆『いいもわるいも』◆
ましゅまろ ❒″ |
燦
「いつも見せてるよね?」
『え?』
『それはない』
『記憶にございません』
『捏造しないでもろて』
『残念、それは夢だ』
『いいところなんてあったっけ?』
燦
「あるでしょ!? え、あるよね?」
『か、かわいいところ?』
『あっうん。見た目はかわいいよね』
『かわいいかわいい』
『とっても可愛らしいです』立花アスカ✓
『キミ、きゃわいいねー』
燦
「うんうん、知ってる。で、他には?」
『……』
『♪~(´ε` )』
『いやー、今日はいい天気だったね』
『明日も早いからそろそろ寝ます』
『寝る人おやすみ~』
『黒猫も早く寝ろよ』
燦
「あ、おやすみ~。って、いまあからさまに話逸らしたよね!? ほら、他にもばいんばいんとか、顔だけじゃなくて頭もいいとか、運動神経抜群とか、天使の歌声とか。たくさんあるだろ! ね?」
『なんて?』
『ねって言われても。ねぇぞ』
『話と胸を盛るな』
『自分で言ってて恥ずかしくないの? 引くわー』
『嘘やめなー』
『あなたを詐欺罪で訴えます。理由はもちろんお分かりですね。覚悟の準備をしておいてください』
『かわいいって褒められたんだから、それで満足しとけ』
『二シャネルカを追う者は一シャネルカをも得ずなのです、だぞ』
『シャネルカwww』
『俺の知ってることわざと違うんだけど』
燦
「うっ、たしかにちょっと盛ったけどさ……。そこまで否定しなくても……」
『ちょっと?』
『特盛だったぞ』
『泣かないで』
『言い過ぎてごめんって』
『でも、可哀想はかわいいから仕方ないよネ!』
『黒猫はいじられてるときが一番輝いてると思う』
『同感』
『そこがいいところ』
燦
「そんないいところ嫌なんだが!?」
『だめだめなところがいい』
『しっかりしてる黒猫は黒猫じゃない』
『もっとだめだめでいてくれ』
『だめなところがいいところとか最強じゃん』
『つまり、欠点がないってことじゃね?』
『物は言いようだな』
『よかったじゃん』
『さすが燦ちゃんです!』立花アスカ✓
『さす燦』
燦
「いや、それ褒めてる? 褒めてないよね??? 誤魔化されないからね? てか、そもそも私にだめだめ要素ないんだが!?」
『ちっ』
『気づいちゃったか』
『な、なんのことかなー?』
『ちゃんと褒めてるじゃん!』
『↑アスカちゃんだけだけどね』
『いや、だめだめ要素しかないだろ』
『現実を受け入れてもろて』
『だめなところも含めて好きって言ってるじゃん。それじゃだめなの?』
燦
「だから、だめだめじゃないんだってば!? もぅっ、お前らの目はすじ穴かよ!」
『すじ穴?』
『えちちワード??? BANされるぞ』
『筋穴じゃなくて節穴のことじゃね、たぶん。知らんけど』
『これはぽん』
『黒猫、お前。漢字が……』
『あまり難しい言葉を使うなよ。バカに見えるぞ』
『燦ちゃん……。えっと、今度いっしょにお勉強しようね』立花アスカ✓
『やっぱだめだめじゃん』