あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

81 / 138
あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(346~350)

◆『黒猫、ボイス出せ!』◆

 

「はい、そんな訳でグッズが出ます。今回のイラストもかわいいから、お前ら買え!」

 

 

『どんな訳だよ』

『まぁ買うけど』

『グッズよりもボイス出せ』

『最後に出したの、1年くらい前だっけ?』

『黒猫ボイス出せ』

 

 

「さ、再販はしてるし……。新作はまだいいよね?」

 

 

『良くないが?』

『あるてま1ボイス販売が少ない女』

『ボイス出したり出したりしろ!』

 

 

「み、みんなには言えないけど、私も裏でいろいろと忙しいからさ。だっ台本が、そう、台本を書く時間がないから! いやー、これは仕方ないよね?」

 

 

『あれ、運営が台本用意してくれるって聞いたけど?』

『自分で書くライバーと、運営に用意してもらうライバーがいる』

『私でよければ、お手伝いしますよ?』立花アスカ✓

『ほら、アスカちゃんも手伝ってくれるってさ』

『じゃあ、来月はボイス出せるよね?』

 

 

「いや、むりむりむり!? 来月は無理だってっ! ほら、6月ってイベントないし。えっと、12月。12月なら出せそうな気がする。うん、12月にしよう」

 

 

『言ったな? 約束だぞ』

『12月(今年のとは言ってない)ですね、分かります』

『6か月も期間があるんだし、さぞいいボイスになるんだろうなぁ(ニチャア』

『黒猫は夏休みの宿題をぎりぎりまでやらないタイプだろ、絶対』

『そして前日に慌てて取り組むも終わらず、学校が始まったら持ってくるの忘れたって言い訳するやつ』

『俺じゃん』

『前日に友達の宿題を写す俺の方がえらいな』

『五十歩百歩やぞ』

『黒猫は写させてくれる友達いないもんね。可哀想に』

 

 

「いいいいるが!? 宿題だってたくさん写してるし!」

 

 

『それはそれでだめだろ』

『じゃあ、他のライバーに台本も写させてもらえば?』

『……私が以前出したボイスの台本を写しますか?』立花アスカ✓

 

 

「……写すのはだめ、よくない? うんうん、そうだよね。私もそう思う。いやー、残念だな~。ボイス出したいんだけど、写すのはよくないもんね。ほんとに残念だなー」

 

 

『エアコメント読まないでもろて』

『じゃあ自力で書くか頼めよ』

『出す気なくて草』

『#黒猫ボイス出せ』

『これで運営に圧をかけるのはアリだな』

『猫を射んとする者はまず運営を射よ』

『どうせならトレンド1位を目指そうぜ』

『それいいね』

 

 

「それで1位になっても嬉しくないんだが!? あっあっ、待って。ボイスの収録ってめんど、じゃなくてすっごい恥ずかしいんだって! ちょっ、だめだって。学業が大変だからって言い訳してサボってるの、運営にバレるから! ほんとにトレンドに載せるのは止めてぇ!?」

 

 

『自白してて草』

『いや、結局ただのサボりじゃん』

『トレンド1位おめでとー』

『これが民意だぞ』

『大人しくボイス出せ』

 

 

「ぼいす? えっなにそれ、おいしいの? さん、こどもだからわかんない」

 

 

『だめだこりゃ』

『ろりボイス助かるけどボイスで出せ』

『ボイスの収録より、お前の普段の配信の方が100倍恥ずかしいと思うぞ』

『いや、存在そのものが恥ずかしい』

『それはある』

『見てるこっちが恥ずかしいもんwww』

 

 

「お前らな!? 普通に失礼なんだが!?」

 

 

 

 

 

◆『スーパームーン皆既月食』◆

 

「月が、綺麗だね」

 

 

『あっはい』

『そうだね』

『曇ってて見えない』

『えへへ』立花アスカ✓

『今日はスーパームーン皆既月食だけど見た?』

 

 

「見たよ! ……テレビ中継でだけど」

 

 

『俺も見たよ。ネット記事で前回のやつ』

『草』

『これに関しては天気と観測場所次第だからなぁ』

 

 

「てか、スーパームーンとかウルトラムーンとか、次回は12年後とか言われてもピンと来なくない? へぇ、そうなんだって感じだし」

 

 

『それを言ったらおしまいだろ』

『あのスーパームーン皆既月食だぞ!? もっと関心持って』

『スーパームーン皆既月食さんに謝れよ』

『スーパームーン皆既月食って名前だけでなんかすごいじゃん』

『スーパームーン皆既月食は中二心がくすぐられる』

『てか、ポ○モン混ざってるぞ』

 

 

「あのさぁ、みんなスーパームーン皆既月食って言いたいだけだよね?」

 

 

『だってカッコいいんだもん』

『なんか言いたくなるフレーズ』

『スーパーサ○ヤ人っぽくていいよね』

『スーパームーン皆既月食3が出たときは興奮した』

『スーパームーン皆既月食4? スーパームーン皆既月食5? 知らない子ですね』

『俺はスーパームーン皆既月食ブルー派かな』

『スーパームーン皆既月食2が王道進化っぽくて1番好き』

『スーパームーン皆既月食は邪道。やっぱアルティメットよ』

『黒猫は正しい心を持った皆既月食じゃないから、スーパームーン皆既月食ゴッドにはなれないな』

 

 

「正しい心を持った皆既月食ってなに!? てか、スーパームーン皆既月食に、2も3も4も5も、ブルーも、ゴッドもないから!」

 

 

『ゴッド(赤色)はあるだろ!?』

『じゃあ、スーパームーン皆既月食ロゼ?』

『ロゼはピンクだった気が』

『なんにせよ、スーパームーン皆既月食のバーゲンセールだな』

『黒猫は身勝手の極意を極めていけばいいよ』

『すでに極めている件』

 

 

「は???」

 

 

『おおお落ち着け!?』

『そもそも黒猫は穏やかな心も持ってないから、激しい怒りを抱いたところで、スーパームーン皆既月食にすらなれないぞ』

『仮になれるとしたら、燦だから月じゃなくて太陽とか?』

『スーパーサン』

『田舎にあるスーパーみたい』

『草』

 

 

 

 

 

◆『記憶にないなら数えられないよね』◆

 

「今日はアスカちゃんと台詞読みします」

 

 

アスカ

「募集はまだ締め切ってないので、リクエストがあれば概要欄のリンクからお願いします」

 

 

『台詞読み助かる』

『せっかくだし、リクエストしようかな?』

『黒猫、ボイス出せ』

 

 

「はい、現在そのリクエストは受け付けてません。またのご利用をお待ちしております」

 

 

アスカ

「あはは。ボイス販売はまだ時間がかかりそうなので、今日のところは台詞読み配信で我慢してくださいね」

 

 

『はーい』

『知ってた』

『黒猫だもの』

 

 

アスカ

「まずはこちらの台詞です。いくよ、燦ちゃん」

 

 

「うんっ! せーのっ」

 

 

燦&アスカ

「「デュアル・モニター・ウェブ!」」

 

 

「光の配信者、黒猫燦!」

 

 

アスカ

「光の配信者、立花アスカ!」

 

 

燦&アスカ

「「ふたりはアスねこ!!!」」

 

 

アスカ

「闇の力のリスナーたちよ!」

 

 

「とっととチャンネル登録しなさい!」

 

 

『アスねこがんばれー』

『プリ○ュア?』

『黒猫が光の配信者なのは草』

『闇の力のリスナーって。たしかに陰属性ではあるけど……』

『かわいい』

『チャンネル登録しました』

 

 

アスカ

「えへへ。これ、けっこう恥ずかしいね」

 

 

「そ、そだね。あーっ、はっずい。……つ、次! 次、いこっ!」

 

 

アスカ

「そ、そうですね! 続いてはこちら」

 

 

『サイクロン! ジョーカー!』

『カッコかわいい』

『仮面ラ○ダーWとは懐かしい』

『この台詞すき。でも、黒猫には言われたくない』

『黒猫は自分の罪を数えろ』

『黒猫の罪を数える耐久配信? 夜は確実に明けるな』

 

 

「私の罪? あぁ、たしかに美少女ってある意味罪だよね。ごめんね、美少女で」

 

 

『は???』

『草』

『え、黒猫が美少女? アスカちゃんじゃなくて?』

『最近の罪と言えば、遅刻の件は記憶に新しいけど』

『この間の寝坊は罪じゃないと? ちゃんと謝罪と釈明しろ』

 

 

「うぐっ、……記憶にございません」

 

 

アスカ

「燦ちゃん、流石にそれは無理があるんじゃ……」

 

 

『政治家かな?』

『黒猫に優秀な秘書をつけよう』

『政治家の燦と秘書のアスカの台詞考えてみるか』

『秘書に手を出して問題になりそう』

『アスカちゃん逃げてー!?』

『牢屋からの配信たのしみにしてるね』

 

 

「お前らな!? アスカちゃんからも、なにか言ってあげてよ!」

 

 

アスカ

「ん~、牢屋の中から配信ってできるのかな?」

 

 

「ツッコむところそこじゃないよね!? や、たしかに気になるけど!?」

 

 

 

 

 

◆『踊る黒猫(あほう)に見ない黒猫(あほう)』◆

 

「今日は雑な談をしまーす。と言うわけで、なにか話題ない?」

 

 

『考えてきてもろて』

『ほんとに雑だなぁ』

『今日の夜ご飯はなに食べた?』

 

 

「今日の夜ごはん? ハンバーグにエビフライ、あとサラダ」

 

 

『おいしそう』

『子供が好きそうなメニューだな』

『もしかしてアスカちゃんの手作り?』

 

 

「えへへ、それは秘密」

 

 

『秘密です』立花アスカ✓

『あっ察し』

『秘密になってないぞ』

『羨ましい』

『黒猫、知ってるか? エビのしっぽってゴ○ブリの羽と同じ成分なんだぜ』

 

 

「いまそれ言う必要ないよね!? いやがらせか!」

 

 

『地味ないやがらせで草』

『え、マジ?』

『今までしっぽまで食べてたけど、つまり……オエッ』

『ああああくまで成分が一緒なだけだから!?』

『雑学を披露したいなら、もっと役に立つものをコメントしろよ』

『じゃあ、タラバガニはクモの仲間って言うのは?』

 

 

「ねぇ、もうお寿司でエビもカニも食べれないんだけど!? どうしてくれるのさ!」

 

 

『気にするな。消化しちゃえば全部一緒だ』

『カッパ巻きしか勝たん』

『タラバ以外ならいけるって』

 

 

「あぁもう。変な雑学ばっかりコメントすな! ブロック、じゃ間に合わないし……。あっこれなら、ヨシ!」

 

 

『あっ』

『ヨシ! じゃないが!?』

『配信にコメントを表示するの止めやがった』

『黒猫、見ってるー』

『つまり、今ならなに言っても大丈夫だな』

『黒猫、好きだぞ』

『今日も推しがかわいいなぁ』

『えへへっ、燦ちゃん大好きっ!』立花アスカ✓

 

 

「……ところで、さっきも言ったけど、雑談ってなに話せばいいんだろ? なにか話題を、ってコメント見れないじゃん!?」

 

 

『コメントが見えなくて雑談できないのは草』

『おバカわいい』

『見えないようにしたのお前だぞ』

『てか、タラバガニがクモの仲間って話はデマだよね?』

『そうだよ』

『正しくは、クモじゃなくてヤドカリの仲間』

『あぁーあ』

『コメント欄を見てればデマだって気づけたのに』

『ぽんにゃ!』

 

 

「だ、大丈夫。コメントが見えなくたって、私ひとりで雑談くらいできるし。取り敢えず、天気の話を……」

 

 

『天気デッキは最弱!』

『初手天気デッキを選ぶ時点で雑談は無理なんだよなぁ』

『黒猫、お前はよく頑張ったよ』

『もういい、もういいんだ』

『大人しくコメント見ろ』

 

 

「……はい、それじゃあコメント欄が復旧したところで雑談を再開しまーす。……アッハイ。ゴメンナサイ」

 

 

 

 

 

◆『五月病はあります!』◆

 

アスカ

「5月もあと数日で終わりだね」

 

 

「そうだね。5月が終わるってことは、6月が始まるってことで。つまり、もう1年の半分だよ。早いよねー」

 

 

アスカ

「あっという間でしたね。時間が経つのが早くて、いろいろと計画していたのに、できなかったことも多いですし。燦ちゃんは、なにかしておきたかったことや、できなかったことってありますか?」

 

 

「う~ん、なにかあったかな?」

 

 

アスカ

「あーすればよかった、こうしておけばよかったって。後悔してることとか、ないですか?」

 

 

「ん~、あっ。そう言えば、今年はまだ五月病になってなかった!」

 

 

アスカ

「えっと、五月病ですか?」

 

 

「うん。だって、五月病になったって言えばあまり怒られずに休めるし。その手は使わないともったいなくない?」

 

 

アスカ

「使わないともったいないって。有給休暇じゃないんだから、もぅー」

 

 

「えへへっ」

 

 

アスカ

「あれ。そう言えば、ゴールデンウィークのときに、五月病を理由に配信を急に休んでいた気が……。でも、まだ五月病になってないってことは、もしかして、あのときは仮病だったんじゃ……」

 

 

「……てへっ」

 

 

アスカ

「てへっ、じゃないよ。もー、燦ちゃん!」

 

 

「ご、ごめんなさ~い!」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。