あるてまれアスカちゃん劇場´ 作:立花アスカの偽猫
◆『黒猫、ボイス出せ!』◆
燦
「はい、そんな訳でグッズが出ます。今回のイラストもかわいいから、お前ら買え!」
『どんな訳だよ』
『まぁ買うけど』
『グッズよりもボイス出せ』
『最後に出したの、1年くらい前だっけ?』
『黒猫ボイス出せ』
燦
「さ、再販はしてるし……。新作はまだいいよね?」
『良くないが?』
『あるてま1ボイス販売が少ない女』
『ボイス出したり出したりしろ!』
燦
「み、みんなには言えないけど、私も裏でいろいろと忙しいからさ。だっ台本が、そう、台本を書く時間がないから! いやー、これは仕方ないよね?」
『あれ、運営が台本用意してくれるって聞いたけど?』
『自分で書くライバーと、運営に用意してもらうライバーがいる』
『私でよければ、お手伝いしますよ?』立花アスカ✓
『ほら、アスカちゃんも手伝ってくれるってさ』
『じゃあ、来月はボイス出せるよね?』
燦
「いや、むりむりむり!? 来月は無理だってっ! ほら、6月ってイベントないし。えっと、12月。12月なら出せそうな気がする。うん、12月にしよう」
『言ったな? 約束だぞ』
『12月(今年のとは言ってない)ですね、分かります』
『6か月も期間があるんだし、さぞいいボイスになるんだろうなぁ(ニチャア』
『黒猫は夏休みの宿題をぎりぎりまでやらないタイプだろ、絶対』
『そして前日に慌てて取り組むも終わらず、学校が始まったら持ってくるの忘れたって言い訳するやつ』
『俺じゃん』
『前日に友達の宿題を写す俺の方がえらいな』
『五十歩百歩やぞ』
『黒猫は写させてくれる友達いないもんね。可哀想に』
燦
「いいいいるが!? 宿題だってたくさん写してるし!」
『それはそれでだめだろ』
『じゃあ、他のライバーに台本も写させてもらえば?』
『……私が以前出したボイスの台本を写しますか?』立花アスカ✓
燦
「……写すのはだめ、よくない? うんうん、そうだよね。私もそう思う。いやー、残念だな~。ボイス出したいんだけど、写すのはよくないもんね。ほんとに残念だなー」
『エアコメント読まないでもろて』
『じゃあ自力で書くか頼めよ』
『出す気なくて草』
『#黒猫ボイス出せ』
『これで運営に圧をかけるのはアリだな』
『猫を射んとする者はまず運営を射よ』
『どうせならトレンド1位を目指そうぜ』
『それいいね』
燦
「それで1位になっても嬉しくないんだが!? あっあっ、待って。ボイスの収録ってめんど、じゃなくてすっごい恥ずかしいんだって! ちょっ、だめだって。学業が大変だからって言い訳してサボってるの、運営にバレるから! ほんとにトレンドに載せるのは止めてぇ!?」
『自白してて草』
『いや、結局ただのサボりじゃん』
『トレンド1位おめでとー』
『これが民意だぞ』
『大人しくボイス出せ』
燦
「ぼいす? えっなにそれ、おいしいの? さん、こどもだからわかんない」
『だめだこりゃ』
『ろりボイス助かるけどボイスで出せ』
『ボイスの収録より、お前の普段の配信の方が100倍恥ずかしいと思うぞ』
『いや、存在そのものが恥ずかしい』
『それはある』
『見てるこっちが恥ずかしいもんwww』
燦
「お前らな!? 普通に失礼なんだが!?」
◆『スーパームーン皆既月食』◆
燦
「月が、綺麗だね」
『あっはい』
『そうだね』
『曇ってて見えない』
『えへへ』立花アスカ✓
『今日はスーパームーン皆既月食だけど見た?』
燦
「見たよ! ……テレビ中継でだけど」
『俺も見たよ。ネット記事で前回のやつ』
『草』
『これに関しては天気と観測場所次第だからなぁ』
燦
「てか、スーパームーンとかウルトラムーンとか、次回は12年後とか言われてもピンと来なくない? へぇ、そうなんだって感じだし」
『それを言ったらおしまいだろ』
『あのスーパームーン皆既月食だぞ!? もっと関心持って』
『スーパームーン皆既月食さんに謝れよ』
『スーパームーン皆既月食って名前だけでなんかすごいじゃん』
『スーパームーン皆既月食は中二心がくすぐられる』
『てか、ポ○モン混ざってるぞ』
燦
「あのさぁ、みんなスーパームーン皆既月食って言いたいだけだよね?」
『だってカッコいいんだもん』
『なんか言いたくなるフレーズ』
『スーパーサ○ヤ人っぽくていいよね』
『スーパームーン皆既月食3が出たときは興奮した』
『スーパームーン皆既月食4? スーパームーン皆既月食5? 知らない子ですね』
『俺はスーパームーン皆既月食ブルー派かな』
『スーパームーン皆既月食2が王道進化っぽくて1番好き』
『スーパームーン皆既月食は邪道。やっぱアルティメットよ』
『黒猫は正しい心を持った皆既月食じゃないから、スーパームーン皆既月食ゴッドにはなれないな』
燦
「正しい心を持った皆既月食ってなに!? てか、スーパームーン皆既月食に、2も3も4も5も、ブルーも、ゴッドもないから!」
『ゴッド(赤色)はあるだろ!?』
『じゃあ、スーパームーン皆既月食ロゼ?』
『ロゼはピンクだった気が』
『なんにせよ、スーパームーン皆既月食のバーゲンセールだな』
『黒猫は身勝手の極意を極めていけばいいよ』
『すでに極めている件』
燦
「は???」
『おおお落ち着け!?』
『そもそも黒猫は穏やかな心も持ってないから、激しい怒りを抱いたところで、スーパームーン皆既月食にすらなれないぞ』
『仮になれるとしたら、燦だから月じゃなくて太陽とか?』
『スーパーサン』
『田舎にあるスーパーみたい』
『草』
◆『記憶にないなら数えられないよね』◆
燦
「今日はアスカちゃんと台詞読みします」
アスカ
「募集はまだ締め切ってないので、リクエストがあれば概要欄のリンクからお願いします」
『台詞読み助かる』
『せっかくだし、リクエストしようかな?』
『黒猫、ボイス出せ』
燦
「はい、現在そのリクエストは受け付けてません。またのご利用をお待ちしております」
アスカ
「あはは。ボイス販売はまだ時間がかかりそうなので、今日のところは台詞読み配信で我慢してくださいね」
『はーい』
『知ってた』
『黒猫だもの』
アスカ
「まずはこちらの台詞です。いくよ、燦ちゃん」
燦
「うんっ! せーのっ」
燦&アスカ
「「デュアル・モニター・ウェブ!」」
燦
「光の配信者、黒猫燦!」
アスカ
「光の配信者、立花アスカ!」
燦&アスカ
「「ふたりはアスねこ!!!」」
アスカ
「闇の力のリスナーたちよ!」
燦
「とっととチャンネル登録しなさい!」
『アスねこがんばれー』
『プリ○ュア?』
『黒猫が光の配信者なのは草』
『闇の力のリスナーって。たしかに陰属性ではあるけど……』
『かわいい』
『チャンネル登録しました』
アスカ
「えへへ。これ、けっこう恥ずかしいね」
燦
「そ、そだね。あーっ、はっずい。……つ、次! 次、いこっ!」
アスカ
「そ、そうですね! 続いてはこちら」
『サイクロン! ジョーカー!』
『カッコかわいい』
『仮面ラ○ダーWとは懐かしい』
『この台詞すき。でも、黒猫には言われたくない』
『黒猫は自分の罪を数えろ』
『黒猫の罪を数える耐久配信? 夜は確実に明けるな』
燦
「私の罪? あぁ、たしかに美少女ってある意味罪だよね。ごめんね、美少女で」
『は???』
『草』
『え、黒猫が美少女? アスカちゃんじゃなくて?』
『最近の罪と言えば、遅刻の件は記憶に新しいけど』
『この間の寝坊は罪じゃないと? ちゃんと謝罪と釈明しろ』
燦
「うぐっ、……記憶にございません」
アスカ
「燦ちゃん、流石にそれは無理があるんじゃ……」
『政治家かな?』
『黒猫に優秀な秘書をつけよう』
『政治家の燦と秘書のアスカの台詞考えてみるか』
『秘書に手を出して問題になりそう』
『アスカちゃん逃げてー!?』
『牢屋からの配信たのしみにしてるね』
燦
「お前らな!? アスカちゃんからも、なにか言ってあげてよ!」
アスカ
「ん~、牢屋の中から配信ってできるのかな?」
燦
「ツッコむところそこじゃないよね!? や、たしかに気になるけど!?」
◆『踊る黒猫(あほう)に見ない黒猫(あほう)』◆
燦
「今日は雑な談をしまーす。と言うわけで、なにか話題ない?」
『考えてきてもろて』
『ほんとに雑だなぁ』
『今日の夜ご飯はなに食べた?』
燦
「今日の夜ごはん? ハンバーグにエビフライ、あとサラダ」
『おいしそう』
『子供が好きそうなメニューだな』
『もしかしてアスカちゃんの手作り?』
燦
「えへへ、それは秘密」
『秘密です』立花アスカ✓
『あっ察し』
『秘密になってないぞ』
『羨ましい』
『黒猫、知ってるか? エビのしっぽってゴ○ブリの羽と同じ成分なんだぜ』
燦
「いまそれ言う必要ないよね!? いやがらせか!」
『地味ないやがらせで草』
『え、マジ?』
『今までしっぽまで食べてたけど、つまり……オエッ』
『ああああくまで成分が一緒なだけだから!?』
『雑学を披露したいなら、もっと役に立つものをコメントしろよ』
『じゃあ、タラバガニはクモの仲間って言うのは?』
燦
「ねぇ、もうお寿司でエビもカニも食べれないんだけど!? どうしてくれるのさ!」
『気にするな。消化しちゃえば全部一緒だ』
『カッパ巻きしか勝たん』
『タラバ以外ならいけるって』
燦
「あぁもう。変な雑学ばっかりコメントすな! ブロック、じゃ間に合わないし……。あっこれなら、ヨシ!」
『あっ』
『ヨシ! じゃないが!?』
『配信にコメントを表示するの止めやがった』
『黒猫、見ってるー』
『つまり、今ならなに言っても大丈夫だな』
『黒猫、好きだぞ』
『今日も推しがかわいいなぁ』
『えへへっ、燦ちゃん大好きっ!』立花アスカ✓
燦
「……ところで、さっきも言ったけど、雑談ってなに話せばいいんだろ? なにか話題を、ってコメント見れないじゃん!?」
『コメントが見えなくて雑談できないのは草』
『おバカわいい』
『見えないようにしたのお前だぞ』
『てか、タラバガニがクモの仲間って話はデマだよね?』
『そうだよ』
『正しくは、クモじゃなくてヤドカリの仲間』
『あぁーあ』
『コメント欄を見てればデマだって気づけたのに』
『ぽんにゃ!』
燦
「だ、大丈夫。コメントが見えなくたって、私ひとりで雑談くらいできるし。取り敢えず、天気の話を……」
『天気デッキは最弱!』
『初手天気デッキを選ぶ時点で雑談は無理なんだよなぁ』
『黒猫、お前はよく頑張ったよ』
『もういい、もういいんだ』
『大人しくコメント見ろ』
燦
「……はい、それじゃあコメント欄が復旧したところで雑談を再開しまーす。……アッハイ。ゴメンナサイ」
◆『五月病はあります!』◆
アスカ
「5月もあと数日で終わりだね」
燦
「そうだね。5月が終わるってことは、6月が始まるってことで。つまり、もう1年の半分だよ。早いよねー」
アスカ
「あっという間でしたね。時間が経つのが早くて、いろいろと計画していたのに、できなかったことも多いですし。燦ちゃんは、なにかしておきたかったことや、できなかったことってありますか?」
燦
「う~ん、なにかあったかな?」
アスカ
「あーすればよかった、こうしておけばよかったって。後悔してることとか、ないですか?」
燦
「ん~、あっ。そう言えば、今年はまだ五月病になってなかった!」
アスカ
「えっと、五月病ですか?」
燦
「うん。だって、五月病になったって言えばあまり怒られずに休めるし。その手は使わないともったいなくない?」
アスカ
「使わないともったいないって。有給休暇じゃないんだから、もぅー」
燦
「えへへっ」
アスカ
「あれ。そう言えば、ゴールデンウィークのときに、五月病を理由に配信を急に休んでいた気が……。でも、まだ五月病になってないってことは、もしかして、あのときは仮病だったんじゃ……」
燦
「……てへっ」
アスカ
「てへっ、じゃないよ。もー、燦ちゃん!」
燦
「ご、ごめんなさ~い!」