あるてまれアスカちゃん劇場´   作:立花アスカの偽猫

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あるてまれアスカちゃん劇場まとめ(351~355)

◆『キャットとチャットって似てるよね』◆

 

「はい、じゃあ今から、スーパーチャットを読んでいきます」

 

 

『さん!』

『ありがとー』

『漢字よわよわきゃっと』

『だからなまえはひらがなにしろっていったのに』

『俺(おれ)はコメントにもちゃんとふりがなしてるぞ』

『あれ、今来たけど配信は終わった感じ?』

 

 

「あ、ごめんね。配信が終わって、今はスパチャ読みながら雑談してるところ」

 

 

『雑談という名のツッコミ中』

『本編はあとでアーカイブで見てくれよな』

『りょ』

『分かりづらいし、スパチャ読み中とか画面に出したら?』

『英語でも表記した方がいいかもしれませんね』立花アスカ✓

 

 

「あ、そうだね。スーパーチャットを読んでます、っと。これでいいかな?」

 

 

『Super cat? What is this?』

『海外ニキが困ってるぞ』

『すごい猫を読んでるってなに?』

 

 

「え? あっあっ、Hを入れるの忘れてた!?」

 

 

『ぽん』

『これは英検燦級』

『すごい猫なんていなかった』

『サングリッシュたすかる』

『H、入れて?』

『これはすごい猫ですか? いいえ、これはだめだめ猫です』

 

 

「ふぅ、これで大丈夫なはず。……はいっ、みんなはなにも見てなかった。いいね?」

 

 

『大丈夫じゃないが?』

『ハイ、ワタシハナニモミテマセン』

『忘れろビームください』

『てか、黒猫自身がえ○ちだから、わざわざCatにHを足さなくても良かったのに』

『猫(Cat)にHを足すとチャット(Chat)、黒猫も淫猫(H+Cat)だからチャット(Chat)。OK?』

『たしかにwww』

 

 

「たしかに、じゃないが???」

 

 

『つまり、俺たちが見てたのはライブ淫猫(チャット)だったんだな』

『F○2?』

『FC○は草』

『い、一般版もあるし(震え声』

『黒猫ならすぐに身バレしそう』

『デビュー日が決まったら教えてね』

 

 

「いや、しないから!?」

 

 

 

 

 

◆『今日の配信はカニかマ○カ』◆

 

「今日は7位以下ならしゃべれない、視聴者参加型マ○カをします」

 

 

『ゲーム音だけになりそう』

『12位にしたら?』

『配信で楽したいだけ説』

『リスナーも7位以下なら無言になろうぜ』

『コメントはしゃべってないからノーカン』

 

 

「あのさぁ。みんな、私が第2回あるてま杯で善戦したの忘れた? もしかして初見さん?」

 

 

『初見です』

『初見多すぎ』

『メンバーシップ歴数か月なのに初見は草』

『善戦した(予選落ち)』

『あれから一度もマ○カ配信してないぞ』

『だって、大会のこと言ったら泣くじゃん』

 

 

「な、泣かないが!?」

 

 

『また泣くぞ。すぐ泣くぞ。ほら泣いた』

『にゃって鳴いたり鳴かなかったりしろ!』

『よしよし』立花アスカ✓

『アスカままー!』

『てぇてぇ』

 

 

「ほ、ほらっ! マ○カやるよ! 参加したい人は、一人一回ずつ、交代で参加してください」

 

 

『はーい』

『シャネルカのニセモノおるやん』

『ツャネルカは草』

『全身緑色はやばい』

『ポ○モン再現とかどうやって作ってるんだよ』

『有名人もおるやん』

『ニセモノのバーゲンセールか!』

『黒猫はもうちょっと似せる努力をしろ』

 

 

「……」

 

 

『いや、しゃべれよ!?』

『あれ、もう7位以下になったの?』

『まじめにゲームするのはいいけど、配信者としてどうよ』

『6位以上になるために黙って配信したら本末転倒なんだよなぁ』

『え、もしかしていまカニ食ってる?』

『カニは草』

『カニ食ってるなら仕方ない』

『今日の配信はカニかマ○カのどっちか』

 

 

「……あっ」

 

 

『あっ』

『7位』

『あぁーあ』

『泣いてもいいぞ』

『黒猫を勝たせたいって名前のくせに最後抜きやがったwww』

『真剣勝負だし』

『たいあり』

『あれ~、おかし~な~。黒猫の名前が6位以内にないぞ~。あれれ~???』

 

 

「……」ドンッ

 

 

『台パンやめなー』

『カニ食うときは静かにしなさい』

『今日はカニを食べる配信になりそうだ』

『じゃあ俺はカニカマで』

『ちくわ大明神』

『家にカニ缶ならあった』

『誰だ今の?』

『なんか寂しい。黒猫のツッコミがないとだめな身体になっちまった』

『てか、そもそも黒猫がこの企画をやるのが失敗だったのでは?』

『それは言わないお約束だぞ』

 

 

 

 

 

◆『6月と言えば?』◆

 

アスカ

「燦ちゃん、6月と言えば?」

 

 

「6月と言えば? ん~、梅雨?」

 

 

アスカ

「そうですね。梅雨でじとじとして、カビとかも気をつけないといけませんし」

 

 

「うんうん。残ったカレーとか、そのまま放置したらカビてたなんて話も聞くし。気をつけないと」

 

 

アスカ

「他に、6月と言えば?」

 

 

「え? あ、あとは、えとえと、あっ父の日!」

 

 

アスカ

「はい、父の日も正解です。この機会に感謝を伝えるのもいいかもしれませんね」

 

 

「……ふぅ、思い出せてよかったぁ」

 

 

アスカ

「でも、まだあるよね?」

 

 

「うえっ!?」

 

 

アスカ

「6月と言えば、ほら、女の子にとって1番大事な行事が抜けてますよ」

 

 

「ちょ、ちょっと待って!? 女の子にとって1番大事な行事? え、行事って、父の日のことじゃなかったの!?」

 

 

アスカ

「もちろん違いますよ。……もー、じゃあヒントです。好きな人同士が……」

 

 

「ん? アスカちゃ、んっ……」

 

 

アスカ

「……えへへっ。誓いのキスをする日、だよ」

 

 

「そ、それって……あぅあぅ。そそそそそっそんな予定は、まっまだなななないから!?」

 

 

アスカ

「……ジューン・ブライドに、してくれないの?」

 

 

「うっ……、そっ、そんな悲しい目で見られても。結婚式は……、で、できっ、………………たらいいね」

 

 

アスカ

「はいっ!!!」

 

 

 

 

 

◆『ごメェーんね』◆

 

 

                              

羊はメェー

パリピはウェーイ

黒猫はだめだメェー

 

ましゅまろ

❒″

 

 

 

「は? だめだめじゃないが???」

 

 

『黒猫もあるてまの非常食になろうぜ』

『あぁーあ、にゃって言わないから』

『黒猫は羊だった?』

『滲み出す混濁の紋章、以下省略。黒羊!』

『間に挟まるパリピwww』

『もっとにゃって言ったり言わなかったりしろ!』

 

 

「容姿端麗、純真無垢、品行方正、才色兼備、えっと、あとは超美少女! ほら、どこにもだめなところなんてないが?」

 

 

『四字熟語たくさん言えてえらい!』

『ん、純真無垢? ……え?』

『あるてまに該当する人物はいない』

『黒猫にあるのは品じゃなくて貧』

『超美少女は四字熟語じゃないぞ』

『そういうところがだめだめ』

 

 

「まったく、私がかわいいからって、いじめたくなる気持ちは分かるけど。小学生じゃないんだし、ほどほどにしとかないと、女の子に嫌われちゃうよ?」

 

 

『好きな子をいじめちゃう小学生男子じゃねーよ!?』

『ごメェーんね』

『黒猫は女の子じゃないからセーフ』

『べべべ別に好きじゃねーし!!!』

『事実を述べてるだけなんだが』

『認めて♡』

 

 

「や、だから認めるもなにも、私にだめなところなんて……。ん、アスカちゃん?」

 

 

『アスカちゃん?』

『匂わせすな』

『どうしたの?』

『配信中に連絡取らないでもろて』

『突発コラボか!?』

『立ち絵出しなー』

 

 

「……え、ポケットにティッシュ? あっ、ごめん!? ……はいはい、気をつけます」

 

 

『草』

『お前こそ小学生じゃねーか』

『洗濯物がティッシュまみれになってお母さんに怒られるやつ』

『懐かしい』

『てか、ミュートし忘れてるぞ』

『やっぱだめだめじゃん』

 

 

 

 

 

◆『等身大のキミが好き』◆

 

アスカ

「ん~」

 

 

「どうしたの? って、デカっ!? え、なにこれ???」

 

 

アスカ

「あ、燦ちゃん。えっと、これは今日届いた、有名キャラクターの等身大のぬいぐるみだよ」

 

 

「あ、うん。見たことあるキャラクターだから、それは分かるんだけど……。え、等身大のぬいぐるみってこんなにデカいの?」

 

 

アスカ

「そ、そうみたいです。私も思ってたより大きくて、置き場所に困ってまして」

 

 

「や、そうみたいって。購入する前に確認しなかったの?」

 

 

アスカ

「えっと、ね。オンラインクレーンゲームで取ったから、その、お恥ずかしながら、ここまで大きいとは思わなくて。……えへへっ」

 

 

「えへへって、かわいく誤魔化してもだめだからね。どうするの、これ?」

 

 

アスカ

「う~ん、返品はできないし、せっかく取れたのにすぐに売りに出すのも可哀想だもんね。……しばらくはクッション代わりか、寝るときの抱き枕代わりにしてみます」

 

 

「……まぁ、それが無難かなぁ」

 

 

アスカ

「あ、そうだ。これから買い物に行かないといけなかったんだ。燦ちゃん、少しの間、お留守番頼めますか?」

 

 

「うん、いいよ。いってらっしゃい」

 

 

アスカ

「はい、いってきます。お留守番お願いね」

 

 

「……それにしても、ほんとに大きいぬいぐるみ。……新入りのくせに、アスカちゃんの抱き枕になれるなんて、羨ましいやつ。このこのっ!」

 

 

ぬいぐるみ?

『い、いたいよー。やめてー』

 

 

「ぴぃ!? しゃ、しゃべったーーーっ!?!?!?」

 

 

アスカ

「……ふふっ」

 

 

「って、アスカちゃん!? もっ、もー! 出かけたんじゃなかったの!!!」

 

 

アスカ

「す、すみません。忘れ物を取りに来たら、その、燦ちゃんが、ふふっ」

 

 

「むぅー」

 

 

アスカ

「ごめんね、燦ちゃん。ぬいぐるみに、嫉妬してくれたんだよね。どうしたら許してくれますか?」

 

 

「……アスカちゃんが、抱き枕になってくれたら。……今回は許してあげる」

 

 

アスカ

「あはっ、そんなことでいいの? じゃあ、今日は一緒に寝よっか」

 

 

「……しょうがないなぁ」

 

 

アスカ

「ふふっ、嬉しそう。……あっでも、抱き枕なんだから、ぎゅって抱き着くだけだからね?」

 

 

「えっ!? うぅ、……ぜ、善処します」

 

 

アスカ

「も、もー。……じゃあ、少しだけ。だからね」

 

 

「うんっ!」

 

 

 

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